日本プロゴルフ協会公認・吉田ゴルフスクール|愛知県春日井市・小牧市

日本プロゴルフ協会ライセンスを取得したスペシャリストが質の高いゴルフ指導を行います

Grn

HOME ≫ ブログページ ≫

ブログページ

パターの重要性!!本当に理解していますか!?part3

96654

 経験豊富な上級者になるとパターマットでの練習はとても必要になってきます。


 初心者、中級者はパターの距離感のタッチさえきちんと練習すれば、ボギーやパーが取れてある程度のスコアメークはできるようになることは前回説明しました。

 タッチが分からないのに強めにパターマットでカップに入れる練習をしても、行ったり来たりの往復地獄になるだけ、、

ですが、上級者になると話が違ってきます。

 何故かと言うと、時としてバーディーを取りに行かなくてはいけないからです。

 上級者というと人によって定義が違ってきますが、私の思う上級者の定義はチャンピョンコースのバックティでほぼスコア80を切れる人。

 そして3パットのをほとんどしない人。

 きっちり、しっかりとパターのラインを読み切れる人が上級者であり、ラインを読めるからこそ、そのラインに乗せるためのパター練習をパターマットでしなくてはいけないのです。

 逆に、ラインが読めないのなら何度も言いますが、タッチだけに集中することで解決できます。
 パターのラインを精確に読み切るにはコース経験がとても必要になります。

 パターのラインをどんなシチュエーションでも読み切れるようになるにはどうすればいいのか?

 それはたくさん色々なコースのグリーンで経験を積むことしかできません。

芝の種類、
グリーンの硬さ柔らかさ、
芝の長さ、
グリーンが濡れているのか乾いているのか、
コース設計者のグリーンの起伏の癖。

 プロゴルファーになるためには、膨大な様々な沢山のコースをプレーして、ラインの読みを学ばなくてはいけませんので、とても時間と費用と労力がかかります。
ラインの読み方にセンスがなければプロゴルファーに成れないのですが、成った後のプロゴルファーの世界はパターの巧みさで成績が決まります。
 プロゴルファーのパターが上手いのは、信じられないほどの練習量から成り立っているのですね。

 アマチュア上級者も膨大なラウンド数を経て、経験を積んでラインを読めるようになれば、あとは精密なパターの技術が求められるようになるのです。

 ラインが読めるのなら、パターマットの練習はとても大切。
 ラインが読む自信がないのなら、タッチの練習が先ずは優先すること。

 厳しい言い方になってしまいますが、パターの技術を追求して、パターを真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す!とか、
ボールの位置は私にとってここだ!とか、
私に合うパターを色々買って探さないと!とか、
言っている人に対して私が思うこと、、
 それは、まずはコースでパターのライン読み切れていますか?
 ラインが読めないのに技術的なことを追求してもパターが入るようになるのでしょうか?
なのです。

 パターの3パットが無くならない、入らないと言っている人は、タッチやラインの読み方の練習が足りないからです。パターマットでどれだけ練習しても上級者レベルでなければあまり意味はありません。

 最初にご紹介した、パターの名手である谷口徹プロも、ラインの読みができなければどんなパターにしたって入るわけない。逆にパターなんて、パターのラインの読み方が上手くなるかどうかだけ、ということを語っているのですが、私も全く同感です。

こんな人はいませんか?

 パターはまずは真っ直ぐ転がす練習をしないといけない!!

 こう言っている人は、経験が浅く、ゴルフの試合でいいスコアを出したことが無いという人。

 真っ直ぐ転がす練習をする前に、まずはタッチの練習!そして、ラインを読む練習!
 そして3パットを全くしなくなったら、そしたら真っ直ぐ転がす練習!

 本当の真の上級者であれば、ラインの読み方さえ上手くなければ、どんな打ち方であろうが、どんなパターであろうが、ある程度までのスコアでプレーできることは皆が知っています。
 
 パターを変えたらパターが入るように成るのは、パターのタッチやパターのラインの読み方がきちんと出来ている人であって、パターを変える前にパターの練習を沢山して経験を積まなくてはいけません。

 沢山練習して気分転換とマンネリを防ぐためにパターを変えるのでしたら、パターを変える意味は十分あります。



  何でパターのことを私が書くのをためらってきたのか、理解していただけましたか?




 もちろん!ラインを読めているのであれば、
そのラインのタッチで打つための、
そのラインに乗せるための細かいパターの技術的なアドバスはすることができます。

人によっては、
アッパーに打つ、
ダウンブローに打つ、
ボールを左に置く、
ボールを右に置く、
ボールを遠くに構える、
ボールを近くに構える、
タップ式で打つ、
ゆっくりとストロークで打つ、
グリップの握り方、
アドレスの体のポジション等、、、

 その人のラインの読み方、好み、戦略によってパターのアドバスは皆違ってきます。

 だからこそ、本当のパターをレッスンするためには膨大な時間を使って話し込み、コースで観察して、ラインによってどうズレているのか?を分析しなくてはいけないのです。

パターのストロークが真っ直ぐ引けない、、
パターのストロークが真っ直ぐ出せない、、
と悩んでいて、カップに対して1メーターも強く打ちすぎていたり、弱くなっていたりしているのなら、そもそもパターが上手くなるための上達の順番が間違えてしまっていることになります。

 私の身近な人で、アマチュアの全国大会を優勝したことがある人が、
「アマチュアはタッチを合わせるだけでいい。バーディーパットを入れに行くための練習量なんてアマチュアレベルではしてはいない。」
と言っている人もいるぐらいです。あくまでもこれは、その人の意見ですが、、

 本当に誰にでも入るようになるパターのレッスン書がない理由が、今回の説明で理解していただけたでしょうか?
もしそんなレッスン書があるなら、プロゴルファー達が何百万円でも何千万円でも買うことでしょう。

 年間賞金を5億円10億円稼いでいる超一流プロゴルファーが有名なパター専門のコーチをマンツーマンで年間契約すると、その諸費用が幾らかかるのか?想像してみてください。

 パターのレッスンはそれほどまでにデリケートで、複雑で、超一流プロゴルファーでも悩んでいるのがパターなのです。

 私はコーチとして、パターやアプローチのコーチングレッスンは得意としています。だからこそ、自信があるからこそ、誰にでも当てはまるパターやアプローチのレッスンが無いことを深く経験で知っているのです。

 子供に人生のアドバイスをする機会があったとするなら、どうでしょうか?
 その子の性格や環境ややる気のど具合によって、アドバイスは違いますよね。

それと同じなのがパターのアドバイス。

 その人の骨格、性格、好み、癖によってアドバスが違って、時間をかけて分析して修正していくことが、パターのレッスンだということを、知っていただきたくて今回、思い切って本当の話を書いてみました。

パターは、技術よりもまずはタッチ。

技術よりもラインの読み方が上手くなること。

真っ直ぐ打つ練習をどれだけしたって、ラインが読めなければ意味がないとは思いませんか?

タッチや、ラインの読み方を勉強したい!

 そういう本気で上手くなりたいような人は私のレッスンに、いつでも相談しに来てください。

→→おわり←←
2023年11月05日 07:15

パターの重要性!!本当に理解していますか!?part2

243655

 何故パターにおいては技術的なことよりも感覚的なことのほうが重要なのかを説明していきたいと思います。

 分かりやすく言い換えてみると、パターでボールを真っ直ぐ転がす為に技術的なことを練習したとしても、感覚的な距離感の練習しないと3パットは無くならない。
 
 感覚的な距離感を先に練習しないと、真っ直ぐ転がす練習をしてもスコアに繋がらないのです。
 
 そのパターにおいての感覚的な距離感とは何なのか?をまずは説明していきます。


ボール2個とパターを用意してみてください。

 最初に1球目を、パターでボールを大体でいいので50センチを打って転がしてみてください。

50センチというのはドライバーの長さの大体半分です。

 2球目を少しずらして、1球目をより10センチ遠くにパターで打って転がしてみてください。


どうでしょうか?
意外と難しいはずです。これができなければパターの本質を理解できていないことになります。

 このドリルがきちんとできる人は、2メーター以内のショートパットがある程度入れられる人だと思います。この10センチの違いのタッチが分からないとショートパットを確実に入れることはできない、ということを理解しなくては、いつまで経ってもショートパットのカップインの確率は上がることはありません。



 コースに行ったことが無い人が、パターが上手くなるための段階として、グリーンにボールが乗ったら2パットで入れられるようにならなくてはいけません。
 
 ところが、練習用のパターマットでたくさん練習したとしても、コースでは全くそのパターマットの練習の成果がでることは無いのです。

 何故なら、最後のショートパットを沈めるために、ショートパットを入れるための転がるラインを読まなくていけませんし、ショートパットが一番入るためのタッチの強さを実戦で覚えなくてはいけないからです。

 どれだけパターマットで練習したとしても、ラインの読み方なんて分かりませんし、パターマットは強めに打てば入るようになりますが、本番では強めで打って外してしまうと返しのパットがひどく遠くなって、行ったり来たりの往復地獄になってしまいます。

 なので、私は何百人と沢山初心者のゴルファーをコースデビューさせてきましたが、パターンに関してはコースでラインの読み方や、パターのタッチの強さを教えなければ、初心者がパターにとって大切な要素を理解することはほとんどできないのです。

 もちろん、ある程度のパターの基本や打ち方は練習場でもどこでも教えられるのですが、ラインを読んで、そのラインに合ったタッチを理解させるためには本番のコースでしかできるわけないのです。

 だから、私のレッスンを受けている初心者の方達には、なるべく早い段階でコースに連れていってパターの侘び寂びを一度理解してもらうことがベストだと、たくさんのレッスン経験から感じています。

 初心者のゴルファーが、1年間、家でパターマットを練習したところで、ラインを読めるようになるのか?優しいパターのタッチを覚えないと、行ったり来たりの往復地獄が治らないということが理解できるのか?

 私のコーチとしての経験では、初心者にショートパットを入れさせることをレッスンすることは本当にコーチとして難しいことを経験してきているのです。ショートパットもラインを読まなくてはいけないことを理解できるようになって初心者から脱却できる、、

 パターの打つ強さによってもパターのラインの読み方は違います。強く打てばパターのラインは曲がりませんし、弱く打てばラインは曲がるラインになります。

 この強さだと、このライン!とパターのライン読みには決断力が必要です。

 なので、パターマットで練習することより、先程ご紹介した、10センチの違いを打ち分けられるように練習してもらったほうが、初心者や、中級者の方は3パット以上打ってしまうことを解決できるようになりますし、技術的なことよりも、タッチ等の感覚のほうがまずは大切だということが理解できるようになります。

10センチの距離を打ち分けるのに、技術が必要でしょうか?

どうですか?

10センチを打ち分けるのは、感覚だと思いませんか?

 パターマットで真っ直ぐ転がさないと!って強めのタッチでパターマットを練習していたところで、ショートパットの微妙なタッチを理解することは初心者には無理なのです。
 3パット以上をしてしまう人が、どれだけパターマットで練習したところで3パットを解決できないのは、技術の前にタッチを覚えなくてはいけないからです。

 それに対して、コース経験豊富な上級者にとっては、、パターマットの練習はとても大切、、というよりもしなくてはいけないのですが、それは何故かと言うと、、


→→つづく←←

 
2023年11月02日 16:49

パターの重要性!!本当に理解していますか!?part1

61291270b853561bfb965ff606ee45498e59e62d_xlarge
 
 パターのことについて今回は書いていこうと思います。

 パター。きちんと3パットしないで2パット以内でボールをカップに沈められているでしょうか?

 パターの練習はしてますか?


 今までブログで書いてこなかったテーマなのですが、私のブログを読み続けてきた人は、書いていないことに気がついていた人もいたのではないでしょうか?

なんでパターのことを書かなかったのか?

それは、、書くのが、、難しいから、、

 そうです、パターのことを書くことを私は避けてきたのです。

 本音を言ってしまうと、本当の本当は、、パターなんて直接指導レッスンしないと上手く出来ない!と私は思っています。

 何故ならパターが上達するためには感覚的なことと技術的なことで言うと、パターでは感覚的なことのほうが大切な要素が多く、感覚的なことを教えるためにはマンツーマンレッスンでないと教えきれないのです。

 パターのレッスンでタッチやリズムを教えるためには、
やってみせたりして、手取り足取りのマンツーマンレッスンでないと理解しにくいのです。

 絶対に沢山入るようになるパターのレッスン書はありますか?

あるのなら是非ともその本を私に紹介してほしい、、

 私はデーブ ペルツという世界最高峰のパター論をもつパター専門コーチのレッスン書をいくつか購入して読んでみましたことがあります。
 結果、読んでみたところで、最後の最後は感覚的な所が強いパターの世界では、パターの技術的な所を切り詰めて追求したところで、所詮は生身の人間がパターを打つと、体調によって微妙に数ミリずれてしまうのが現実だと思っただけでした。
 所詮はある程度実戦のなかで覚えることがあり、どれだけパターを練習してもパターのラインを読めなければ練習した成果はでません。
 パターのラインの読み方は、、ってコースで直接色々なことを踏まえてレクチャーしなくては教えられるわけありませんよね。

 だから、パターに関しては、感覚のほうが大切になってしまうのです。

 誰にでも効果のあるパターレッスン書が存在しない理由は、パターは技術的なことより感覚的なことのほうが重要であるためです。

 パターの上手な人の話しを聞くと、技術的な話しではなく、感覚的に話すことが多いのはそのためです。

 パターの名手といえば、谷口徹プロ。今までに様々なプロが谷口徹プロのアドバイスでパターが良くなってきているのですが、谷口プロのアドバイスは感覚的です。歯に衣着せぬ毒舌と、鋭い感覚でズバズバとパターのことを語る谷口プロに対してはパターの本質的なことを感じます。

 そんな感覚的な要素が強いパターのことを今回は話していきたいと思います。

 人それぞれであり、マンツーマンでなければ教えられないパターの話をどこまで書けるのか?

では説明してきたいと思います。

→→つづく←←
2023年10月28日 23:01

パーフェクトワールド

31115184

     何をしたいのか?

    何をやり遂げたいのか?

 この2つの言葉の違いを理解しているのか?

   どうだろう?

 そのことを理解出来ていないのなら、、

  きっと人生の本当の素晴らしさを
     体験出来ていないのかもしれない

     何かしてみたい、、

       何かしたい、、

     それだけの言葉では駄目
      全然駄目、、
    満ち溢れる情熱のエネルギーが足りない

      それじゃあ

       その何かの楽しさを

    その何かの素晴らしさを

     理解もできずに

    飽き終えてしまうだろう

  誰もが同じ時間を生きていて

    人間という体を通じて

  物事を見て
      感じて
        覚えて
          吸収して

   それを
  そのまま表現してみたり
   アレンジしてみたり
    オリジナルに変えてしまったり

  その人が作り出した
  様々な世界というものは
   本来は自由で無限で
 色鮮やかでまだ見ぬ可能性で
        溢れている

             のに、、

     なんで、、
      なんで!
       どうして!!

  まだ成長するであろう自分の可能性を
    止めているのか?

   あなたにとっての理想の世界は
    あなたが勝手に思うがままに
    想像して創造していけば
    出来上がるものなのに

  今は?止まって休んでいる?

       ん?

  誰かが邪魔するから?

  疲れるし面倒くさい?

  自分には才能がない?

  生まれつきの性格や体型が、、?

  夢を見る力を見失った?

  もう諦めて
  流れるがままに
  この世は運次第で

    年をとったら
    後は
    命が終えるのを
    ただ待って

  それが運命だと
   自分の気持ちを押し殺して
    心を石にして
     我慢して生きていくのか?

      そんなの、、

         いけない、、

  
       やめて!

      もったいない、、

   

     私が教えてあげる


    あなたにしかできないことは
     必ず絶対にある

     絶対にあるのは絶対

  あなたにしかできないことがあるのに

  見つけれないのか?

  なんでか?わかる??


    なんでか?

  それはあなたがあなたにではなくて

  人に
  他人に
  評価されなければ価値が無いと
  勘違いしてるから

  何か物にお金を代償として
  もらわなければ
  価値が無いと
  達成感が感じられないと
  決めつけているから

 人の評価なんて
   お金なんて
    そんなことを気にしてたら
    見つけられない

    自分が
    自分に
     対して

   自分のことを好きになれて
   自分で自分を楽しませられて
   自分のことを自分に評価される

   結局は、、

   自分のことをいつも見ているのは
      自分

   やっぱり自分には嘘はつけない

      だっていつも自分が見てるから

   人の評価とか
   お金がどうのこうのって

   そんなことじゃなくて

   あなたにしか!できないこと!
   あなたにとって大切なこと

     あるよね

  何かを心底大切にするとか、、

  自分に守れるものを守るとか、、

  壊れてしまったものを治すとか、、

       モノやココロ、、

  自分の世界は誰にも邪魔することはできない

   目を閉じてごらん

   そこに描く夢の世界はあなたが消さなければ

    誰も消すことはできない


    あなたしかできないこと、、

     それをやり遂げる、、

   人に評価されようとしないこと、、

    お金持ちに成ることではない、、


   目を閉じて広がる創造しうる世界は

    誰も邪魔することはできない


    不遇にも傷ついた子供達も

    治らぬ病に絶望をみる人も

    お金や名誉に腑抜けにされた者も

   ホントウの優しくて温かい平和な世界は

   目を閉じれば

   自分の中にあるということを

    気がついて欲しい

        と私は願う

   人にじゃない
    遠い何処かにじゃない

   内なるココロにある世界

  
     私には恐れはない

    私を罵ろうとも
  その言葉に言霊がないのなのなら
   私には聞こえない

 誰も私の世界を壊すことはできない

   生きうる限り

   私は私の世界を描き続けようぞ

     誰のためでなく、、

  
   生きることの切なさを

     イノチの不思議を

       味わうために

     ココロの中は自由だということを

        忘れないで

      
2023年10月28日 00:12

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart5

02ee24ad607a66218f978ff8fcd7e126_1
 ツアートーナメント選手のスイングとドラコン選手のスイングはどのように違うのでしょうか?

掘り下げてお話ししていきます。

 ドラコン選手達がツアートーナメント4日間競技に参加したらどうなるのか?

 こう仮定してみると問題の答えが浮き彫りになってきます。

 ティショットで思いっきり振ってドラコン専用のスイングで4日間持つのでしょうか?

答えはもう言わなくても分かりますよね。

 ドライバーをめちゃくちゃ飛ばしても、2打目からはツアートーナメント選手と差が出てしまう。

ゴルフはトータルバランスのスポーツです。

 セカンドショット、アプローチ、パターの何かのミスでボギー以上のスコアも打ってしまっていてはツアートーナメント選手にはなれません。

OBを打ったら競技としてその場で即終了。

 絶対にコントロールしていることが大前提のトーナメント選手に対して、ドラコン選手達は4日間の試合では太刀打ちできません。

ゴルフは上がってなんぼの世界。


 実は、ドラコン選手達がプライベートでプレーする時は、かなり控えめに打つことのほうが多く、全力で打つことはまずはありません。

 まず、ボールの行方が飛びすぎて見えなくなることが多いですし、少し曲げてしまうと、隣のホールの人まで簡単に届いて当たってしまいます。

 飛んで曲がるというのはとても危ないですし、皆に迷惑をかけてしまうのです。

 なので、ドラコン競技でないときのドラコン選手達は、何度も打ち直しになってスロープレーになったりしないためにも、曲げると危ないので、迷惑がかからないようにかなり距離を落としてコントロールします、、

 じゃあ、初めから迷惑がかからないなかで、18ホールのなかで使えるドライバーショットを練習すればいい、、というのが競技ゴルフの世界。ドラコン選手でなければ、、バランスよく練習しなくてはいけない。

 やっぱり、スコアメークというものはコントロール出来ていて、再現性のあるスイングがあって初めてできるもの。

 もっと言うと、、やっぱりスコアメークの要はパター!!3メーターぐらいから10メーターぐらいのバーディーパットを4日間で何回入れられるのか?がツアートーナメントの世界。

 トーナメント観戦をしていると、パターが入るかどうか?それを固唾を呑んで見守るのが楽しいわけであって、ドライバーショットはあくまでもコントロールできているかのほうが重要になってくるのがトーナメントの世界。

 自分がプレーしていると飛距離は気になるものですが、観戦している側からするとパターのほうが大切だと感じる。

パターをたくさん入れるってとても大変。

 ドラコン選手のなかには、競技ゴルフで上手く行かなくて、たくさんの種目の練習するのが疲れてしまったからドラコン選手に成った人もたくさんいるのは事実ですし、ドライバーが凄く飛ぶだけではツアートーナメント選手には成れません。

 時として、ドラコン選手の技術が巷で流行ったりしますが、やはり時間が経つと流行りは終わる。

 何故かと言うと、ドラコンの技術というのは諸刃の剣。スイングの安定性、スイングの再現性を結果的にボロボロにしてしまうことのほうが、、多い。

 いやいや、楽に飛ばせられるなら、そのほうが軽く打った時に飛ぶから、飛ばしの練習は意味は有る!
という意見もあります。

ちなみに私もそう思います。

 理想論を言えば、飛ばせるだけ飛ばせるようになったほうが上手くなります。飛ばし方を深く知ることは、結果的にスイングのことを深く理解することになるからです。

 但し、余程の自制心がある人に限ってはという限定的な話しになってしまいますが、、

 飛ばしの練習をして、コントロールを磨いてを交互に練習できる人は、飛ばしの練習は絶対にしたほうがゴルフの極みに近づくことでしょう。

 でも、物凄い振って練習して、その後に軽くリズムカルなコントロールショットをできるようなレベルの練習は元々上級者でないとできませんし、そんなことができるならパープレーでプレー出来ているはずです。

 全力でドライバーを打って練習した後にスイングがめちゃくちゃになった経験はありますか?めちゃくちゃになったまま帰るのではく、軽く打ってスイングを整えてから帰る。めちゃくちゃになった後にスイングを許に戻すことできますか?

 だから飛距離アップの練習はとても怖いのですよね?

 そしてこのテーマの話しの落ちを書いて、このテーマを終わりにしたいと思います。

 ツアートーナメント選手のスイングにあって、ドラコン選手のスイングに無いもの?

それを考えてみたら答えは出てきます。

それは、コントロールと再現性。

ドラコン選手は物理と科学の世界。

 ドラコンはインパクトまでのヘッドスピード、打ち出されたボールスピード、ボールの打ち出し角度、ボールの回転数。

 全身の筋肉を限界まで使い切って、限界ギリギリのなかでの勝負。

 逆に言うと、陸上競技の投擲種目と同じで、毎回良い記録なんて出るわけがない。

集中力や興奮するレベルや心理状態にも左右される。

毎回限界ギリギリで安定なんてするわけありません。

 ツアートーナメント選手のスイングは、まずは同じ球筋が何回打っても打てることが大前提。

 そのためには、少し控えめに、余力を残して、自分のスイングの隅々まで神経を張り巡らしてスイングをコントロールしなくてはいけません。

 そして、、ツアートーナメント選手とドラコン選手の決定的に違う所は、、アプローチ。

 何故?ドライバーを飛ばせても、アプローチは上手くならないのか?

 それは、インパクト以降のクラブのコントロールの技術、考え方が全く違うから!なのです。

 ドラコン選手からアプローチをレッスンして欲しいと思いますか?

 ドラコン選手が上級者やプロゴルファーにアプローチをレッスンしているのを見たことはありますか?

 アプローチはクラブの抜け、クラブの振り抜く方向、クラブの最後の納め方が要です。

 簡単に言ってしまうと、ドラコンはインパクトまで、ツアー競技はインパクト以降のクラブの使い方の世界、といえるわけです。本当はそんなに単純じゃありませんが大きく考えるとそうなります。

 よくドラコン選手の中で、飛ばしに必要なのはインパクトまでで、インパクト以降はどうでもいいというドラコンスイング理論を説いているケースがありますが、4日間のツアートーナメント競技でインパクまでだけを意識してスイングしていたらミスのオンパレードになってしまいます。

 傾斜地からどうクラブを振り抜くのか?疲れてきたり、スイングの調子が悪くなってきた時にもスコアメークをするためには、インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂びを知らなくてはいけません。

インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂び、、、

 クラブの軌道のことをクラブパスといいますが、物凄いスピードになるダウンスイングからフォロースルーのクラブパスと飛んでいくボールを精密に噛み合わせることは簡単ではありません。

 皆さんもドライバーを練習していて、どうやって振ればいいのか?なんで急に思いもよらぬ方向に飛んで行ってしまう時があって、その理由が全く分からない?ようなことは沢山経験してきましたよね?

 闇雲にめちゃくちゃ速く振って、凄いスピードでクラブをボールにぶつけた所で、物凄い勢いで何処かに飛んでいってしまうだけで、ボールをコントロールする感覚は絶対に生まれません。

 コントロールというのは、ダウンスイングからフォロースルーのバランス、振り抜き方の技術ののノウハウを知らなくてはコントロールは出来ません。

それは、皆さん練習してきて分かってはいますよね。

 でも、その振り抜き方の侘び寂びが全然分からない、、練習していてそう思いませんか?

 私がコントロールショットや、アプローチを上級者やプロゴルファーにレッスンするときには、まずは見本として打って見せて、その後に手取り足取り体で教えることを良くします。

 その時に、インパクト以降のクラブの振り抜き方をレクチャーする為には、余程の修練を積んで来なくてはいけません。

例えば、ドラコン選手がレッスンに来たとしますね。

 めちゃくちゃ飛ばせるし、飛ばしの技術は理解していることは重々承知なわけです。

ではアプローチをしてくださいと、ドラコン選手に言うとどうでしょうか?

 ヘッドスピードが速くないアプローチの世界では、ドラコンの技術は全く関係ありませんよね。

そこでドラコン選手に何が足りないのか?というと?

 そうです、クラブを振り抜くヘッドスピードが少なければ少ないほど、インパクト以降の振り抜きかたの技術が必要になってくるわけです。

 いつでもどこでも、気楽に寄せられるアプローチをレッスンするためには、飛ばしの技術とは全く別の世界のリズムとコントロールの世界を研究して学ばなくてはいけないのです。

 この話を聞いても、飛ばしたい、飛距離を伸ばしたいというのでしたら、スコアメークは辞めて飛ばしだけを追求すればいいのです。

それがドライビングコンテスト競技。

スコアが気になる?

それならまずはドライバーを飛ばす前にやることがある。

 リズムやテンポを安定させてコントロールすること、アプローチやパターを先に上手くなること、ある程度体調を管理して健やかな体をキープすること。

 スコアが安定していてゴルフにマンネリを感じてきたら、安定が無くならないように飛距離アップをすること。

 飛距離アップの練習をしていてスコアが悪くなったら、飛距離アップは辞めて、コントロールの練習に戻ること。

 ツアートーナメント選手はパープレー以上の良いスコアでプレーしながら、その中で飛距離を出していくのですが、4日間連続で続く試合の中でドライバーの飛距離を出すということは、とんでもなく大変なことだということは、誰でも想像はできます。

 ごく少数のツアートーナメント選手はドラコン選手の技術を取り入れてみようとすることは無くは無いのですが、同じリズムで同じテンポで精密なコントロールをし続けることのほうが大切だと思っているツアートーナメント選手のドライバーの飛距離の考え方と、ドラコン選手の飛距離の考え方は違うわけです。

 もっと言うと、、4日間パープレー以上でプレーする為には強靭な忍耐力と体力のペース配分とパターのラインを読み切り続ける集中力、精神力が必要なのです。筋力トレーニングだけでは足りない、それ以外のトレーニングも必要なのがツアートーナメント選手の世界。

 一番難しいのが、、パターのラインを読み切り続けること、、

 こうやって、具体的に違いを書いてみると、闇雲にドライバーを飛ばせるように練習してもスコアとは直結しないという理由が分かっていただけたのではないかと思います。

 ちなみに、私のレッスンを受けている方達は私が趣味でドラコンの練習をしていることは有名です、、

 なんでドラコンの練習をしているのか?というと、、楽しいから!そして、、最新ドライバーと最新シャフトのテクノロジーを味わえるから!というだけの理由で独り勝手にドラコンを楽しんでいます。ゴルフクラブオタクの私にとって、最新ドライバーを楽しむために飛距離アップの夢を見ることは絶対に必要なので、こればかりは誰から何を言われようが続けるつもりです。

 ドラコンは怪我したり、スイングの調子が悪くなるから、ゴルフコーチとしては皆さんにおすすめはしません。

 自分は気持ちよく好き勝手にドライバーをぶん回してるのに、人にはスコアメークをして下さいなんて、虫が良すぎる?

 いやいや、私は競技ゴルフをレッスンするコーチなので、どれだけドライバーをぶん回したとしても、いつでもある一定のレベルのコントロールショットはできるように、日々訓練はしています。

 コントロールショットの練習9割、ドラコンの練習1割といった感じで練習しているのですが、それが私の練習の内訳です。

 コントロールができないのに、ドラコンの練習をする?なんてそんなことはしませんし、ありえません。

 ゴルフは色々な角度から考えていくと、結局はパーを取ることが目的のスポーツです。

パーが取れないのに?飛距離アップ?

パーがとれないなら!まずはアプローチとパターでしょ?

 ポールのコントロールが出来ないのに、飛距離アップしようとしてるなんて、、

練習の順番は大切だとは思いませんか?

スコアメークはスコアメーク、飛ばしは飛ばし。

スコアメークして飛ばしたい?

 それなら、どれほどの練習をしなくてはいけないのか?想像をしてみてください。每日でも足りないぐらいになってしまいます。

 そうプロゴルファーの世界になってしまう。每日練習していても一流になれるのは一握り。
ほとんどのプロゴルファーはどうやったら結果が出るのか悩んでいるのです。

それだけゴルフは難しいスポーツ。

 楽しむゴルフで、そこそこのスコアでいいなら、限られた時間のなかでバランスよく練習すれば済む話し。

 私のこのブログを読み返してみれば、そういうことがいっぱい書いてありますので、忘れてしまった人や、読んでいない方は是非とも読み返してみてください。

書いても書いても書き足りない、、

ゴルフのことを書き始めるとどれだけでもかけてしまう。

ゴルフは本当に奥が深いですね。

→→おわり←←

 
2023年10月18日 07:11

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart4

hqdefault (1)

 ツアートーナメント選手とドラコン選手のスイングの違いは何なのか?

 それは、ツアープロトーナメント選手は3日間、4日間絶対に何があってもスコアが安定していること。

何があっても、、

 疲れてスイングの感覚が乱れていても、
体調が良すぎて振りすぎてしまう時も、
每日每日ラウンドしている中で成績が出なくてモチベーションが下がっている時も、
ある一定のスイングをし続けなくてはいけません。

 どんな時も一定のスイングをするためには、体の体調を整えなくてはいけませんし、スイングのリズムとテンポが安定していることが大前提となるのが、ツアープロトーナメント選手のスイングです。

 とにかくパーか、バーディーを取り続ける。パーか、バーディーを取りながら、スイングの修整をしたり、飛距離を伸ばさなくてはいけません。

 テークバック、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュを常にバランス良くチェックして、同じリズムとテンポで練習し続ける。

 そして本番コースでどんな傾斜地でも、微妙な距離の調整もバランスを保ちながら一定のリズムとテンポでこなしていく、それがツアートーナメント選手のスイング。

 そういうことが安定しているなかで、バーディーを取りに行く時に少しドライバーが飛ばせたら理想だなと思いながらも、リキんでスイングが乱れたらそこで試合は終了になってしまうので、試合の中でドライバーの飛距離を出すことはどれほどの難しい所業なのか?は理解していただけるはずです。

 ドラコン選手のスイングはとにかくヘッドスピードを出すことがまずは最優先。

 なので、たくさんのドラコン選手の理論があるなかで、テークバックからインパクトまでを、全身の筋肉のバネを使って、クラブのシャフトのしなりのバネを使って最大のヘッドスピードを出すというのがドラコンスイングの特徴といえます。

 ドラコン選手達の理論のなかで、テークバックからダウンスイングインパクトまでが飛ばす秘訣の全てと提唱している人が多いのは事実です。
 それに対して元祖ドラゴン選手の先駆けとして有名な安楽拓也さんはドラコン選手特有のパワフルスイングでなく、リズムカルでリキみの無い美しいスイングで数々のドラコン大会を優勝してきたので、今でも人気が絶えないスーパードラコン選手です。
 安楽拓也さんは愛知県出身で、ドラコンプロになる前から私は安楽拓也さんのことを知っていたのでとても身近で尊敬する方です。
 岐阜の長良川沿いにある公園ゴルフクラブ練習場で20年以上前に一緒に一度練習したことがるのですが、8番アイアンで250ヤードの看板に当てていた記憶があります。
 ちなみに安楽拓也さんはトレーニングが好きではないことでで有名で、神から与えられた天然のビックナチュラルボディと卓越したスイングセンスでドラコンチャンピオンになったので、他のドラコン選手達とは違う独特の世界を持っています。

 話しをもとに戻しますが、安楽拓也さんの飛ばしの理論は別として、ほとんどのドラコン選手はテークバックからインパクトまでを重視しています。
 もともとツアートーナメント選手達がドラコン競技の打ち方を全て参考にしない理由が求めるスイングの性質が違うからです。

 ツアートーナメント選手達のスイングは一定のリズムとテンポでスイングをいつでも再現できることが大前提で、ピンに対してショットする際に数メーターにつけなくてはいけません。

 そんな精密なスイングに、ドラコン競技のスイングの技術を丸々取り入れてしまうと、スイングの再現性やスイングの強弱のニュアンスか失われてしまいます。

 実は、ローリー マキロイ選手はドラコンの技術を少し取り入れてトーナメントを戦っていると言われていますが、そんなことができるのは超一流選手だけであって、ドラコンとツアートーナメントを融合するなんて夢の話しです。
 ローリー マキロイ選手が皆の憧れのスーパースターであるのは、スイングが綺麗で飛距離も飛ばせるから。
 ローリーマキロイは人知を超えた領域でゴルフをしているということになりますね。多くのファンがいて、プロゴルファーからも憧れている理由は唯一無二だからです。

 ただ、世界のドラコン選手達はローリー マキロイ選手よりも遥かにドライバーを飛ばすわけですが、精密なセカンドショットを打つ必要はなく、アプローチやパターの技術は関係ありません。

 なので、ドラコン選手がヘッドスピードを上げるための練習や、ヘッドスピードを上げるための筋肉トレーニングを、そっくりそのまま、ツアートーナメント選手達がやってしまうと、スイングのテンポやリズムや、アプローチ、パターの繊細さまで失われてしまう可能性が大きくなるのです。

 ツアートーナメント選手達が飛距離アップをするためにスイング改造をして、スイング改造に失敗してツアーで成績が出せなくて戦えなくなってしまったという例が、今までにたくさんあるのは、それほどまでにゴルフスイングの精密さを残しながら飛距離アップをするということが想像を絶するほどに難しいことを物語っているということになります。



→→つづく←←
2023年10月12日 18:26

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart3

image001-12-1024x591
 ドライビングコンテストでドライバーの飛距離を競いあう、ドラコン選手達の求めるスイングは?

 それはとにかく、ヘッドスピードと打ち出されるボールスピードを限界まで上げること。

 ドライバーの飛距離の三代要素は、ボールスピード、インパクト時のボールの打ち出し角度、飛んでいくボールの回転数。

 もちろんドラコン用のスイングを身につける必要はありますが、ヘッドスピード、ボールスピードをまずは極限まで高めなくてはドラコン選手になることはできません。

 ドラコン競技はヘッドスピード58m/sから68m/sの世界。

 ヘッドスピードのことについてあまり知識が無い方へ説明すると、
m/sとはメーターパーセカンドと読み、1秒に何メーター進むのか?という速さの単位です。

日本女子プロゴルファーで40m/s〜45m/s、
日本男子プロゴルファーで48m/s〜53m/s、
アメリカ男子プロゴルファーで51m/s〜58m/s。
アマチュアゴルファーとしては、
女子で31m/s〜38m/sぐらいで距離に換算すると130ヤードから210ヤード、
男子で37m/s〜46m/s180ヤードから260ヤード
の中でゴルフを楽しんでいるという感じです。

 アマチュアゴルファーでプロゴルファーと同じぐらい飛ばせる人は、いわゆる飛ばし屋と飛ばれる人達ですが、前回の回で説明した通りプロゴルファー達は余力を残して精密にコントロールして飛ばしているので、同じ飛距離でも性質が異なります。

 どうでしょうか?ドラコン選手達のヘッドスピードの凄さが少し理解できましたか?

 ドラコン選手達のドラコンの練習の基礎は筋肉トレーニングをしてヘッドスピードをひたすらに上げること。ヘッドスピードを上げきったら、弾道計測器でボールスピードとボールの打ち出し角度とボールの回転数とにらめっこしながらスイング軌道の修整をすること。ヘッドスピードを上げきらなくてはドラコン競技へ参加できません。

 それに対してトーナメントツアープロはアプローチの感覚、精密さを見失わないことが大前提でドライバーの練習をするわけですが、ドラコン選手達のスイング練習はドライバーの一発の距離を求めるので、練習の内容は全く違うわけです。

 もともとゴルフというのはスコアを競うスポーツなので、
そのスコアをの為にアプローチ、パター、バンカー、深いラフからのショット、そして傾斜地からショットをコントロールすることを、まんべんなく隈なく練習しなくてはいけないから難しいわけですが、ドラコン選手は選手としてはドライバーの飛距離だけ練習するので、私は陸上の投擲種目とドラコン選手は同じジャンルのスポーツだなと考えています。

 陸上の投擲種目の選手は体格に恵まれた人しか大会の上位にはいけませんが、ドラコン選手達は、ドライバーという道具を駆使しなくてはいけませんので、そういう意味ではテクニカルな要素もあるのがドラコン競技。

 ただ、結局ドラコン選手も世界大会になると、、体格勝負になってしまい。身長190センチの腕が長くて筋肉モリモリの選手達に、日本のドラコン選手達はため息をつくばかり、、やっぱり陸上筋肉の投擲種目と同じなのか?というのが今の現実です。ハンマー投げの室伏広治さんがドラコン選手をしていたらドラコン世界大会にいけたのでは?と私は想像してしまいます。

 そんなドラコン選手達のスイングのタイプは、

全身筋肉バネ人間になってパワーでねじ伏せるタイプ、

体幹を極限まで鍛え上げて腕やシャフトのしなりで飛ばすタイプ、

スイングの効率が良くバランス良く総合的に飛ばすタイプなど、
ドラコン選手にもタイプが分かれます。

 いづれにしても体幹の強靭さがなくては飛ばしを楽しむことはできませんので、どのタイプでも体幹の強さを持っているかが飛ばしの大前提となります。

 ただ、ドラコン世界大会ともなると全てのタイプを兼ね備えていないと優勝できませんので、ドラコンは奥が深いとも言えますね。

 ドラコン競技の世界記録は、、なんと、、
マイク ドビン選手の551ヤード、、

 マイクドビン選手は身長203センチ体重140キロ。最高ヘッドスピードは、、73m/s。

 なんというか、、ここまでくると陸上競技の投擲種目の金メダルを取るぐらいの身体能力、、

 室伏広治さんみたいな日本人が現れて、ドラコンをしなくては世界のドラコンには通用しないのか?

 
 次回は、トーナメントツアープロのスイングと、ドラコン選手のスイングを具体的にテクニカルな要素を踏まえて説明していきたいと思います。今回はあまり長く説明しても、アマチュアの皆さんは実感しにくいことでしょうから簡単に説明していくつもりですが、皆さんにとってのドライバーのコントロールとパワーの折り合いを理解するためには必要なテーマかもしれませんので、是非とも最後まで読んでいただけたらと思います。

→→つづく←←
2023年10月06日 22:59

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart2

big_4649073_202002270916438003451

 ツアートーナメント選手の求めるドライバーの飛距離と、ドライビングコンテスト専門のドラコン選手の求める飛距離の違いって何なのか?

 もし、ドライバーが物凄い飛んでいるからといって、飛んでる人が皆上手く見えてしまう人は、今後の自分のゴルフでの成長が停滞するという、危険な状況だといえます。

 ドライバーが飛んでいる人は皆上手く見えてしまう人は今回のテーマを良く理解しなくてはいけません。

 飛距離の飛ばしにも色々あって、飛んでいるから絶対にいいとは限らないからです。

 ツアートーナメント選手とドラコン選手のドライバー飛距離の性質の違いを知れば、
きっと今後のドライバー練習の参考になることは間違いありません。

 ツアートーナメント選手のドライバーの飛距離はスコアを良くするためのものでなくてはいけません。

 3日間、4日間の試合のなかでOBを打つなんてもってのほかであって、きちんと安定してコントロールされた球筋でなくては飛距離アップする意味は、競技ゴルフにおいては全くありません。

 ツアートーナメント選手のドライバーショットの本質は、ショートアイアンと同じぐらいコントロールされていることです。

 普段の練習では、アプローチやパターの練習が優先で、その次にセカンドショットがピンに対して狙えていることが大前提として、余裕が有る中でドライバーの練習をすることになります。

 ショートアイアンのようにドライバーをコントロール出来ていなければ、ツアートーナメント選手は飛ばしにはいきません。
 OBを打ったら、2つバーディーを取りにいかなくてはいけませんし、フェアウェイにいかなければバーディーは取れなくなります。残り150ヤードの深いラフよりも、180ヤードのフェアウェイのほうが断然有利なのが競技ゴルフだからです。

 ツアートーナメント選手は、コースによっても違ってはきますが原則ドライバーを使わなくてもパープレーでプレーすることができます。

 あくまでもドライバーは安定していなくては、数日間の試合では使い物にならないので、安定してきることが前提として飛距離を出していけるのかがツアートーナメント選手のドライバーショットなのです。

 選手によってはドライバーの練習をしすぎると、ショートアイアンの精度が落ちてしまうので、ドライバーの練習はイメージを確認するだけであまり打たない選手もいるぐらいです。

 一流のプロゴルファーのドライバーショットは、アマチュアゴルファーの方の想像を超えるほど安定して精度が高く、アマチュアゴルファーの100ヤード以内のアプローチ感覚で常に打てなくてはいけません。

 私自身、私的な練習として、ドライバーの練習は、朝一番のティーショットでショートアイアンを打つぐらいの感覚でドライバーが打てる状態にしておくことを、日々の練習では気をつけています。

 なぜなら、プロゴルファーやプロゴルファーを目指すジュニアゴルファーに対してレッスンする際に、質の高いドライバーのレッスンをしなくてはいけないので、そういうレッスンをする時の為に自分で練習しておく必要があるからです。

 俗にいう、ボールを安全に置きに行くドライバーが打てること。

 弾き飛ばしてどこに飛んでいくのか分からないことに対して、計算された安全な球筋を打つことを、ボールを置きに行くと表現することがあります。

 ゴルフボールを手で目の前にポンとボールを置くイメージなぐらいシンプルに楽にドライバーが打てること。トーナメントプレーヤーは想像以上にドライバーを楽に安定して打っているということを、アマチュアの皆さんは理解しなくてはいけません。

 楽に打って男子プロは290ヤード?女子プロは250ヤード?

なんで?

 それは、日々の練習の中で、のミート率を上げる基礎練習、ゴルフクラブを超効率的に使う練習、同じテンポとリズムで打つ練習を、とても長い時間をかけてやってきているからです。

 春から秋の終わりにかけて、ツアートーナメント選手は約8ヶ月間前後の期間、試合を戦い続けるわけですが、フェアウェイを捉え続けながらパープレー以上を前提としてプレーしなくてはいけません。

 ドライバーショットがコントロールできなくなれば、第一線に居れなくなる。

 64から68のスコアを2日間、3日間連続で出さなくては試合の上位に行くことはできません。

 コントロールが大前提のなかで、5ヤードから10ヤードドライバーの飛距離を余計に出さなくては68以下のスコアは中々出ない。

 人知を超えた究極の精密な感覚の世界。それがツアートーナメント選手の世界であり、それを維持することは修験者の如く過酷です。


 コントロールが安定してるのを大前提として、ドライバーの飛距離出すことは、1年の中で、食事、トレーニング、練習プログラム、休養のとるタイミングを徹底することにより、それで初めてできることなのです。

 アンダーパーが連続で出なくなったら引退。スコアという結果を出し続けることはやはり過酷であり、想像を絶するほど日常生活のなかで節制による節制が求められます。

 そして世界の一流の集まるアメリカPGAトーナメントで戦い続けるのなら、さらに努力が必要です。

 ドライバーを精密にコントロールしながら、コントロールが大前提で飛距離を出す。

 それがトーナメントツアープロのドライバーとなります。

 トーナメントツアープロは、ドライビングコンテストのドラコン選手に対してどのように飛ばし方や、スイングの性質が違うのかは、ドラコン選手のお話しを少ししてから、その後に具体的にお話しすることとします。

 ドライビングコンテストのトラコン選手のドライバーショットは、トーナメント選手とどう違うのでしょうか?

説明を続けていきます。

→→つづく←←
2023年10月02日 03:33

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart1

hqdefault

(↑ドラコン選手のスイングは真似したら危ない↑)
 
 ドライバーをもっと遠くに飛ばしてみたい、、
自分の体格と筋力から織り成せる限界までの飛距離は、もっと飛ばせるはずなのに飛ばしきれない。
 自分より筋力がないのに、体格も大きくなのに、あの人はなんで?あんなに飛ばせるの?

 自分の今の体格なら、あと2、30ヤード飛びそうなのに、どれだけ練習しても変わらない。

 
 筋力がある人が飛ばせられないのはスイング効率が良くないから。

 筋力が小さい人が飛ばせられないと感じるのは自分の筋力に対しての本当の最大飛距離を定められてないから。やはり飛距離には筋力は少しは必要です。
 ちなみにムキムキになるようなトレーニングではなく、日常でできる5分ほどのトレーニングでも、アマチュアゴルフ平均飛距離までは簡単に飛ばせるようになります。
 この話はいつか機会があったらしてみたいですね。

 ゴルフを趣味として楽しんでいる人の中でドライバーの飛距離に対して不満を持っていて飛ばしきれないと悩んでいる人は数しれず。
 逆に飛距離よりも安定が欲しいという人も無きにしもあらず。

 ドライバーの飛距離を伸ばす為には、色々な方法があります。

 ただ、そのドライバーの飛距離アップには競技ゴルフとしての飛距離アップと、コントロールを犠牲にしても飛ばし切るドラコンとしての飛距離アップがあるのですが、その目的によって練習方法は全く違います。

 今回は、ツアートーナメントプロゴルファーが求めるドライバーの飛距離と、ドライビングコンテスト専門のドラコン選手の叩き出す飛距離の性質の違いを説明してみようと思います。

 私はゴルフコーチとして、ツアートーナメントに求める飛距離の性質と、ドラコン選手の飛距離の性質を深く理解しているので、競技としてのレッスンと、ドラコンとしてのレッスンはしっかりと分けてレッスンしています。

 よくよく考えてみると当たり前のことなんですが、アマチュアゴルファーの皆さんとお話ししてると、競技としての飛距離とドラコンのための飛距離をごちゃ混ぜにして、とにかく飛距離アップ!!と言っている人が多いなと思う機会が多いので、一度ドライバーの飛距離について整理整頓をしてみようと思います。

 今後のドライバー飛距離アップの参考になるかもしれません。

さてさて、、

 ツアートーナメントに求められる飛距離と、ドラコン選手の求める飛距離との違い?
分かりますか?

では、説明していきます。

→→つづく←←
2023年09月26日 06:40

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part10

db44cfa140719335b1cf47f92987ce9875887cb5_xlarge

 話しをCさんタイプの説明に戻します。

 もし、Cさんタイプの人がレッスンに来たら、心を込めて数年先のための基礎の練習をきちんとレッスンすることから始めます。
 
 ある程度、基礎ができたら、その基礎だけで実戦でどれだけ通用するのかを知ってもらうレッスンに変えます。
そして、基礎的な練習だけで最初の立てた目標をクリアできることを知ってもらうのです。
 
 基礎がきちんと身につくと、そこから調子が安定して長くゴルフが楽しめることを理解してもらいます。

 本当の基礎ができているので、上達の先が見えないほどに、ゴルフを楽しめるようになるのです。

 そこからの楽しみ方は人それぞれ。性格や、ゴルフの環境も関係しますから、楽しければそれで良し。

 そんな中で一番の上達の敵が、余計な情報と、アドバイス。

 上手くなって行く過程のなかで、その余計な情報やアドバイスを振り払っていくことが、レッスンにおいては何よりも大切なのです。

 レッスンをしていて1つのテーマを克服して改善するのに、数週間、数ヶ月かかるのに、その取り組んでいる時に違うことをしてしまうと、全てが中途半端になってしまいます。

 なので、今、私のレッスンを受けている人達には、インターネットでのレッスン動画や、他の人のアドバイスはなるべく影響を受けないように、レッスンで取り組んでいることに集中するようにお願いしています。

 もしゴルフレッスンを受けるのなら、こういうことを注意しないと、レッスンの意味は全くなくなってしまうのでそのことは知っておくべきです。

 Aさんタイプ、Bさんタイプも最後の最後は余計な情報や、アドバイスによって、自分にとっての一番いいゴルフを見失うことになります。
 せっかく良くなっていたのに、なにが良いのか分からなくなる。自分の良さを見失う。

 Aさんタイプ、Bさんタイプ、Cさんタイプで10年後に誰が一番上手くなりやすいか?
分かりましたね。

 コースで打ちやすいスイングを身につけることは、至難の業です。

 さらに、その練習して身につけたスイングを本番コースでの傾斜地で打てるようにしたり、振り幅、強弱を覚えていくほうがさらに大切だということを忘れてはいけません。

 自己流で、多すぎる情報のなかで、多くの人からアドバイスを貰って、今、一生懸命に練習をしても上達する兆しが見られない人は、今回のテーマを是非とも参考にしていただきたいと思います。

 本来は、覚えなくてはいけない最低限の基礎をきちんと身につけること。

 ある程度のレベルになったら実戦でできることを優先すること。

 沢山練習していって何年も経つと、手間をかけたなりの結果にしかならないことを深く理解して、その手間をかけたなりの結果を受け入れ楽しむこと。

 ゴルフを楽しみ続けるには、人と比べないで、自分のかだいと向き合うことが一番大切です。

 自分より上手な人は沢山います。上手いか上手くないかだけで見てしまう人は、嫉妬妬みで業に呑まれてしまうことでしょう。

 上手くなるにはプロセスが大切で、結果だけ見ていても仕方ないのです。

 上達に手間をかけた人に対して、なんで上手いんだろなんてトンチンカンなことを思わないこと。
 凄い上級者の人達は、時間をかけて手間をかけたからこそ上手くなっているのですから、自分のかけた手間なりの結果と比べても仕方ありません。
 人と比べないようにすれば趣味としてはずっとハッピー。

自分と向き合うこと。

 そして、楽しい趣味としてではなく、本気の競技ゴルフをするのなら、、試練の道を歩むことになります。苦しさ、挫折を乗り越えられることを喜びとする者が、競技ゴルフの真髄を味わうことができます。

競技ゴルフは究極の忍耐力勝負の世界。

私はそんなドMな競技ゴルフが大好き、、


 ゴルフ場で打ちやすいスイングになりたいのであれば、溢れすぎた情報を参考にスイングを作っても、沢山の人からアドバイスをもらいすぎても、ゴルフ場で打ちやすくなることは、なかなか無いことが、今回のテーマで分かっていただけたでしょうか?

 私が普段の多くのレッスンをしてくうえで、エンジョイハッピーゴルファーのレッスンと、燃え盛る炎の中で極限の集中力を試される競技ゴルフのレッスンをきっちりと分けてレッスンしているのですが、それは当たり前のことですよね。
 そのことをきっちりと最初に分けてレッスンしていくなんて当たり前なのに、楽して競技ゴルフをかじってみようかなってゴルファーが来たのなら、どちらか決めてからでないとレッスンを始めることができません。
 競技ゴルフの場合は、、練習量、ラウンド数、生活の中でできる必要なトレーニングも必要になるので、競技ゴルフをしたい人はそのことは理解しておくべきです。

 私は、エンジョイゴルフも、競技ゴルフもどちらも大好きで楽しいことを知っています。生活がかかっているプロゴルファーでないのなら、どっちでゴルフを楽しんでも自由に決まっています。

 プロゴルファーや、プロゴルファーを目指すジュニアのレッスンはアマチュアゴルフと別世界の話。そんなレッスンも私はプロコーチとしてこなしていますが、プロコーチとしてきちんと分けてレッスンをするようにしています。

 エンジョイゴルフと、競技ゴルフ、プロゴルファーになるためのゴルフ。

どのゴルフで楽しんでいますか?


 コースで打ちやすいスイングといっても、それぞれのレベルによって話しは違ってきます。

 ただなんとなく練習して、最近ずっとマンネリで上達度しなくなったな、、という人は、今回のテーマで頭のなかを整理してみて、それからきちんと自分なりの練習を組み立て直すことをおすすめします。

 もし、私のパーソナルレッスンに興味がある人は一度初回レッスンだけ受けてみて、お話しに来てください。レッスンというのは人と人との相性もありますし、受けるからには少しの期間は、練習プログラムが実戦で機能するまでに時間がかかります。そのことを理解していただけている人でしたら、お問い合わせいただけたらと思います。

 直に上手くなる!なんて嘘八百、少しの努力は必要に決まっています。

 ゴルフはスポーツなのですから、他のスポーツだって同じですよね。

 パーソナルレッスンはプロとしての仕事をきちんとしますので、そこは安心してください。

 私はきちんとレッスンに来る人には、きちんとレッスンすることをモットーにしています。

 私はゴルフがとても大好きで、ゴルフの楽しさを、人それぞれのケースに合わせて楽しくレッスンすることを、今も研究勉強しているプロコーチです。

 こんな内容のブログを書いていますが、こんなこと書く私の気持ちを理解していただける方はきっと私のレッスンを気に入っていただけるはずです。

 ゴルフ場で打ちやすくならない練習だけはしてはいけませんので、良く考えて意味のある練習ができるようになることが大切だと、私は思います。

 練習場専用の練習のためだけの練習でなく、コースで打ちやすくなるような練習。

できていますか?


→→おわり←←

 
2023年09月19日 06:46

日本プロゴルフ協会公認 吉田ゴルフスクール

ご予約はお問い合わせホームから

春日井王子ガーデン・東海地区校

奥の深いゴルフのはなし

モバイルサイト

吉田ゴルフスクールスマホサイトQRコード

吉田ゴルフスクールモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!