ゴルフの練習で一番大切なこと!?part6
普段の練習していくうえで、スイングとグリップ、アドレスの裏表の関係のバランスを変えないようにして、自分で良い方向へ修正するためには?どのようにすればいいのでしょうか?
ゴルフの練習をしていて自分のスイングとグリップ、アドレスを良い方向へ導くということは、良く考えてみると、とても難しいことが分かります。
自己流で、自分なりに試行錯誤してきたタイプのゴルファーは、最初になんとなく練習したスイングが基準になっていることが多いので、良くも悪くもスイングの癖を取るということは
なかなか出来ることではありません。
私がこのことについてよく例える表現として、自分の書く「文字」と「スイング」は同じということを皆さんには知って頂きたいと思います。
子供の頃に、見本の「あいうえお」を元にして誰もが平等に、文字を習ってきている訳ですが、その「あいうえお」も書いてみると、皆、それぞれの字の癖があるわけです。
例外としては「あいうえお」を習う時に、きちんと、正確にしつけられながら覚え込ませられたのなら、見本通りの字になっていることでしょう。
ここで意見が分かれます。
「イヤイヤ、字なんて読めて識別できさえすれば綺麗に書く必要は無いよ。」
それに対して、
「文字を綺麗にかけることは素敵なことだし、文字を綺麗にかけることは自分のアイデンティティに関わるから大切なことだと思う。」
どうでしょうか?
私は、どちらも正解で、どちらも自分なりのポリシーがあれば全く問題無いことだと思います。
、、、これを今回のゴルフのテーマに置き換えてみると?
そうです、スイングとグリップ、アドレスも同じこと。
最初にきちんと、良いスイングを熟知した人から習わないと、必ず癖が出ます。
で?その癖に何が問題があるのか?
そうですね、自分のポリシーさえあって、その癖を理解し、癖を好きになることができれば何も問題ないのです。
ただし、良い癖の場合は!に限ります。
「あいうえお」の文字の場合、読めれば癖があっても問題ありません。読め無ければ?問題ありです。
スイングとグリップ、アドレスに関してはどうなのか?
まず、自分にとって心地よくて、良い音のインパクトがしていれば、癖があっても問題ありません。そして、全部真っすぐ飛ばなくても、余程OBになるぐらい曲がらなくて、前に飛べばオッケー。
それがゴルフにおいては、字が読めさえすればオッケーと同じこと。
実は、ゴルフの上級者にはこのように癖が強くても、自分にとって気持ちの良いスイングが出来ていれば問題無いという人が、とてもたくさん居ます。
といより、本当に美しいスイングの人は逆にに稀で、自分の癖を大切にしている人ばかりなのです。
私は、自分の癖を受け入れて、自分にとって気持ちの良いインパクトを大切にしている人は素敵なゴルファーだと思っているので、ご自身が癖を大切にしているなら、その癖はレッスンでは治しません。
でも、、治せるところがあれば、もっと練習が気持ち良くなるのなら、治していくこともします。
だから、上級者へのレッスンは膨大な経験が必要なのです。
話を戻します。
良くない癖の場合は?練習していて楽しくなくて、良いインパクトの音が安定しなくて、チョロや、シャンクや、どヒッカケがたまに出てしまうのなら、その癖は治さなくてはいけません。
そこで、ここからが今回のテーマの大切な所となるので、きちんと理解できるように、きちんと読んでください。
結局、最初から綺麗なスイングとグリップ、アドレスを習っていないのなら、絶対に癖は誰だってあるわけですね。先程、説明した通りです。
もし、自分でスイングとグリップ、アドレスを修正していくとするならば、自分の癖を受け入れることがとても大切です。
これが一番大切で、難しい。
自分の癖って見た目が良くなくて、なんか嫌!
って単純に言っている人は、まず上手くなることはありません。
何故なら、治してはいけない癖と治していい癖の区別がつかずに、むちゃくちゃに修正してしまうからです。
自分が気持ちよくて、良いインパクト音がしていれば、癖は多少あっても良いのです!
もし、本当に癖を治すなら、専門のプロコーチに時間をかけて治してもらうしか方法はありません。癖を治すということは簡単ではありません。
◆誰々から癖を指摘されたから気になってしまったから言われたままに治してみる。
◆インターネットで見たレッスン動画を、無計画に試してみたくなった。
◆練習していて気持ちいい感じがないけど、自分なりの練習を何ヶ月もしている。
どれも、かなり危ない行為で、せっかく良かった、良い癖だったのに、その癖を治してしまうと路頭に迷うことになりかねません。
樹海の森の奥に迷う、カオスの世界へ誘われると言い換えてもいい程の行為です。
自己流で上級者へ成れるゴルファーは、自分の癖を理解し、大切にしています。
だから、人の意見や、インターネットレッスンを参考にすることを怖がり、そして自分の良い癖を守るのです。
そして、ここからがポイントです。
自己流でも上手く成れる人の特徴は?
今までの話しでも分かるかもしれませんが、
敢えてまとめていきます。
それは、自分にとって気持ちの良いスイングを探すこと。
「探す」ことが大切。練習というのは自分にあったものを「探す」ということ。
練習しなくちゃ、練習しないと上手く成れないと焦って練習しても良いことはありません。
その自分にとって気持ちの良いスイングの探し方を、次回説明して今回のテーマを終わりにしたいと思います。
→→つづく←←
2024年07月03日 15:40