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ゴルフスイングはなんで?こんなにも複雑なのかを理解する!?part3

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 シンプルに上手くなるためのポイント2つ目は、ゴルフスイングを理論的に覚えていくよりも、スイングのリズムを大切にするほうが、ゴルフに悩む時間は少くなるということです。
 
 ゴルフスイングで、最終的にもっとも大切な要素なのがスイングリズム。
 
 どれだけ綺麗なスイングになったとしても、その綺麗なスイングを毎回同じリズムで振れるようになるためには、それなりの訓練が必要です。
 
 アマチュアゴルファーのほとんどが、そのリズムの重要性を理解しないで、スイングのフォームばかり気にして、スイング改造、スイングの見た目を重視していることに私はコーチとして疑問に思います。
 
 スイングのフォームよりも、スイングリズムの大切さを先に理解したほうが、ゴルフが楽になるのに、、
 
 ということなのですが、皆さん、皆さんのゴルフ人生の中で、スイングのリズムだけを大切にして1シーズン以上練習したことはありますか?
 
 
 ゴルフスイングでずっと大きく悩んでいて、練習しても結果に繋がらないと思ってきている人にとっては、スイングのリズムの重要性を見失ってしまっている可能があります。
 
 ゴルフを上達していくなかで、ゴルフスイング理論を練習で覚えていくことと、スイングリズムを大切に練習していくことは違います。
 
 その違いを自分のなかで理解していないのなら、ゴルフをこれから楽に楽しんでいくことは難しい、、
 
 その理由は?
 
 その理由は、、ゴルフスイングというのは複雑すぎて、スイングの1つや2つの箇所を修正したとしても、かえってスイングのバランスを壊してしまうからです。
 
 ゴルフの練習をしていて、皆さんどうでしょうか?
 
 急に分かった!!と何か大切なことに気がついたとしても、そのいい感覚が長く持つことは、、?
 
 ありますか?
 
 無いですよね、、
 
 なぜなら、スイングはものすごい数の大切なポイントがあって、そのたくさんの大切なポイントでのバランスで成り立っているからです。
 
 スイング中の全ての体の部位は、網の目のように全て関係性があって、バランスを保ちあっています。
 
 少しなにかを変えてしまうと、他の部位にも影響をしてしまう。
 
 分かりやすく例えると、ある漫画のキャラクターを描いてみるとします。
 
 そのキャラクターの輪郭を毎回同じように一ミリも狂わずに描くことができますか?
 
 少しでも輪郭が狂ってしまうと、そのキャラクターは違う印象になってしまいますよね。
 
 ゴルフスイングを毎回同じように振るというのは、寸分の狂いもなく漫画のキャラクターを同じように描き続けることと全く同じ感じなのです。
 
 
 スイングを調整するというのは、キャラクターの印象が変わらないように、キャラクターを色々な角度から描いていく感覚にとても似ているのです。
 
 同じキャラクターを斜め前から描く、後ろ斜めの上空から見た角度で描くといった感じで、立体的に認識できる能力が無くては、スイングを調整できません。
 
 だから、スイングは難しいのです。
 
 ゴルフスイングも毎回、空間にゴルフクラブを使って絵を描いているのと同じようなことをしています。
 
 ほんの数ミリ変わっただけで、スイングは別の感覚へと変わってしまうのです。
 
 アマチュア上級者でもプロゴルファーでも、ほとんどの人がスイングが完成した!と思っている人はいません。
 
 常にスイング感覚が変化する中で、どうすればスイングが安定するのかを、沢山の経験の中で対応していくのが、競技ゴルフの妙なのです。
 
 だから、私はいつも、そんな難しいスイング改造なんかで悩むより、質の高い基本練習を大切にしていたほうが、ゴルフを安定して楽しめますよと提唱しているわけですね。
 
 基本を大切にしなくてはいけませんよ!ということは私のブログのバックナンバーのいたるところで書いてきました。
 
 そして、ゴルフスイングのリズムを大切にすること、はその複雑なスイングと向き合っていくなかで、その複雑なスイングをシンプルなものにしていくことができるのです。
 
 なぜなら、ゴルフスイングのリズムを大切にするということは、スイングの微妙なズレや、バランスが変化することによる不調を防いでくれるからです。
 
 なぜプロゴルファー達が、スイングの中でスイングリズムを一番大切にしているかというと、試合では毎回、同じ動きのスイングをすることができないと深く理解しているからです。
 
 毎回同じ動きができないからこそ、スイングのリズムを大切にすることで、長いシーズンの試合を戦い抜くことができるのです。
 
 テークバック、ダウンスイング、フォロースルーで数センチ、数ミリズレただけで5ヤードは簡単にズレてしまう、、
 
 そんなシビアな要素を、リズムを大切にすることでシンプルにできる。
 
 そのスイングリズムを大切にすることと、スイング自体を修正していくことをきちんと分けて考えられなくなると、プロゴルファーでも途端に試合の成績が出せなくなります。
 
 ただ、スイングリズムを大切にして練習していくためには、やはりある程度のスイングの基本が出来ていないと、スイングリズムの練習はできません。
 
 スイングの軸がきちんと出来ていなかったり、力任せに強く振るスイングしかできなくなっていて軽く振れなくなっている場合はスイングリズムの大切さは理解できるようにはなりません。
 
 多少は癖があってもいいので、ある程度スイングの再現性があるスイングを身に付けていて、そこからスイングのリズムだけを意識して練習できるようになると、ゴルフが本当に楽になっていくことでしょう。
 
 言わずもがな、、ショートゲームのアプローチやパターが上手くなるためには、はっきり言ってリズムが大切、、というより上手くなるにはリズムだけと言っても過言ではありません。
 
 私のレッスンを受けている方達は、いつも私がデモンストレーションで打った後に、直ぐにマネしてもらうレッスンを受けているので分かると思いますが、ショートゲームのリズムを良くするためには色々な工夫が必要とされます。
 
 それではシンプルに上手くなるための3つ目のポイントである、ミスショットを上手にコースで活用していく考え方を養う、ということを説明していきたいと思います。
 
 ゴルフに完璧を求めすぎていませんか?
 
 完璧を求められるほど、ゴルフの練習量をこなしていますか?
 
 本当に妥協しないで完璧を求めるのなら、毎日、練習しなくては完璧にはなりません。でも毎日練習なんてできる人は限られていますよね。
 
 じゃあ、どう考えていけばいいのでしょうか?
 
 完璧を諦めて、、ミスショットを、、
 
 →→つづく←←
 
 
 
2025年09月16日 18:56

ゴルフスイングで無駄なチカラが邪魔してしまう理由!?part6

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 その人がどのようなゴルフ人生を歩んできたのか?

 どう練習をしてきたのか?

 どこまで上手くなれるのか?

 そういうことをレッスンを通じてコミュニケーションをとりながら、推理して、解析して、その人に合わせてレッスンのプログラムを作り上げていく。

 ゴルフが上手くなるかは、練習していくための練習プログラムが正しいか?で決まります。

 どれだけ努力しても、ある時期から上手くなるための計画的な練習をしなくてはゴルフは上手くなりません。

 、、ゴルフでなくても、他のスポーツでも、仕事でも、事が進んでいったある段階からは同じことですね。

 上手くなるビジョンが見えなくて、闇雲に間違えて練習しても、現状のレベルを固めるための練習になってしまう。

 もし間違えていることを沢山練習したら、、

 成功するためのイメージ、そのイメージを具体的どうやって身に付けていくのか。どんなスポーツはイメージをもっている人から教えてもらって、その教えてもらっている人のイメージ通りになっていくもの。

 だから、当たり前ですが教えてくれる人のレベルまでは上手くなれる。

 だから、教えてもらう人を選ばなくてはいけないのです。

 それは仕事や勉強と同じということを、私は常日頃、今までのこのブログで主張してきました。

 練習していると直ぐにチカラが入るんだよね、、

 なかなかスコアが良くならない、、

 それは、本当の基本を身に付けるための「それ相当の努力と初期投資」をゴルフ人生でしたことがなかったから、、

 なのです。


 基本が出来ていなくて、脱力できるのか?

 良く考えてみると、当たり前すぎるほど、当たり前のこと。

 ただ、練習でボールは沢山打ってきたよ!

 という人で上達できない人は、何かのタイミングでプロコーチのレッスンを受けてみることをおすすめします。

 本当に心からゴルフが上手くなりたいのに、練習代とラウンド代だけが消費されていくのは本当に勿体ない。

 本当にゴルフが上手な上級者や、ゴルフを生業としているプロゴルファーに、チカラを抜いて適当にパチンと打ってみてくださいと言うと、絶対にパチンと適当に打つことができます。

 そのスイング脱力を本当に理解できると、ゴルフはあるレベルまではイージーモードです。

 ただ、プロゴルファーの世界では、さらなる脱力の世界が存在し、その本当の脱力の極みを理解した人達が超一流選手と成り上がる。

 プロゴルファーのなかでも、超一流選手か?そうでないか?

 その差はどこにるのか?


 それが基本のレベル差によって、スイングの脱力のレベルにも差があるということ、私はプロコーチとしてプロゴルファーに指導する仕事もしています。

どうでしょうか?

 脱力の本当の意味が理解できたらゴルフはとても楽になる。

 その脱力の意味を理解するためには、打つ前のアドレス、ボールの位置がきちんとしていないと理解できません。

 今のあなたの、アドレスとボールの位置で、このまま沢山練習するとどうなる?

 本当に今のスイングで、アドレスで、ボールの位置で沢山練習していいのでしょうか?

 このブログを遡ると、もっと深いことが沢山書いてあります。

 全く上達する気配がない方、上達を諦めている方は、じっくりと私の過去のブログを読み返してみてください。

 とても幅広いテーマでブログを書き続けてきました。

 私がスイングの理論やスイングの細かいことをこのブログでなかなか書かないのは、人によってスイングは全く違うから。

 私のレッスンを受けている方たちのレッスンの内容は全て、全部違います。

 何故違うのか?

 それは人によって骨格、筋力が違うから。

 ゴルフが上手くなるためには、上手くなるための練習の順番は人それぞれなのです。

 絶対に皆が上手くなるゴルフレッスン書はこの世に存在しますか?

 ありませんよね。

 何故?無いのか?

 それは人によって上手くなる方法が違うからです。

 ただ皆のスイングに共通している重要なキーワードが、今回説明した「脱力」ということは誰も否定できないこと。

 だから「脱力」は大切。


 そんな複雑で奥が深いことを、人によってどう伝えて行けばいいのかを、研究し勉強する毎日を過ごしています。

 感覚的なことを人に正しく理解してもらえるようにするには、とんでもない労力が必要とされます。

 沢山時間を使って、ありとあらゆる方法で、色々な角度から表現して相手に伝える。それでも人によって感じ方が違うので、正確に伝えられるまで、理解するまで焦らずに、丁寧に、思いを込めて伝える。

 だから、スイングを人に教えるということは素人ではなかなかできることではないのです。

 私はゴルフの専門家のコーチとして理解してもらえるまでは絶対に諦めません。

 どれだけ、運動が苦手な人でも、イップスになってしまった人でも!!

 本当にゴルフは奥が深いですね。

→→おわり←←
2025年08月23日 04:37

ゴルフスイングで無駄なチカラが邪魔してしまう理由!?part4

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 私が初心者を教えるうえで何を大切にしているのか?というと

 それは、

◇その人がゴルフの練習をどれだけできるのか?

◇どれぐらい上手くなりたいのか?

◇基礎体力や筋力、関節の可動域はどれぐらいなのか?

 こういうことを、きちんと把握して初心者にレッスンを進めていくことはとても大切です。

 このポイントを抑えて初心者はレッスンをすすめていかないと、上達してゴルフを楽しめるように導くのは難しい。

 ゴルフはとても難しいスポーツなので、限られた練習時間の中で、自分にあった練習をしていかないと全然上達することがなきません。

 今やインターネットでどう練習していけばいいのかを調べたとしても、情報が溢れすぎていて何をしていいのか分からなくなる。

 なので、初心者には目的にあった練習メニューをきちんと作ってあげないと、ほとんどの人が上手くなる実感が沸かなくてゴルフを辞めてしまうのです。

 ゴルフ以外のスポーツをきちんと頑張ってきた経験のある人は、スポーツが上達する過程を自身の経験で理解しているので、あっという間に上手くなるというケースは稀にあります。

 スポーツが上手くなるコツや過程は、何かのスポーツをきちんとやったことがある人はある程度は知っていて、短期間に沢山練習して結果を出してしまいます。

 定期的に練習しなければ、練習で覚えた感覚は忘れていうからです。

 逆にスポーツをやってこなかった人は、ある程度きちんと練習していかないと、技術が身につく感覚が分かっていないので、ゴルフの上達はなかなか出来ません。

 初心者と言っても、そういう色々な人生を歩んで来ている訳ですから、何からレッスンしていくのかは皆違います。

 初心者を教えて、最短で目的のレベルまで引き上げるには、コーチとしての経験とレッスンのセンスが大きく問われます。

 私は沢山のゴルフレッスンをしてきた経験があるので、競技ゴルフのレッスンだけでなくそういうレッスンにも自信があります。

 ある程度、復習練習をしていただけるのでしたら、きちんとゴルフを楽しめるように成長させることは必ずできます。

 その人の目的、練習量、体力に応じて、どこを目指すのかをきちんとお伝えして、その目指すレベルまで、きちんとレッスンを進めていけば必ず必然的に上手くなっていきます。

、、、そして、その初心者を具体的にレッスンしていくうえで、本当に難しいのが、「脱力の大切さ」なのです。

 スイングの無駄なチカラを抜けるようになれば、楽に簡単にボールを打てるようになる。

 でもその脱力の大切さ理解してもらうことは本当に難しい。

そのためには??

何からレッスンをするといいのでしょうか?

→→つづく←←
2025年08月08日 07:29

2024年秋から2025年に発売されたドライバーのどのモデルが評価されているのか?part4

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 何故、テーラーメイド社の今年のQi35コアモデルがトーナメントプロ達に受け入れられにくくなっているのか?

 それは、、球筋の操作が出来ない、、フェードとドローの打ち分けがしにくいのです。

 あまりに性能が高くなりすぎて、慣性モーメントを大きくして直進性が良くなり過ぎた結果、自分の思い描いた球筋とは違うかたちで、イメージとは違う球筋で安定してしまう。

 つまり、凄く安定はしているけど、この感じならこう飛んでいくよねというのとは違う球筋になる。その球筋がきちんと毎回出るからいいけど、なんとなく違和感がある。


 もっと分かりやすく言うと、アイアン、ユーティリティ、フェアウェイウッドは色々な傾斜から打つので、色々な球筋を打てなくてはプロは使いません。

 フラットな傾斜のないところでめちゃくちゃ飛ばせる、飛び系のアイアンを、プロゴルファーが使わないのは、傾斜地からコントロールできないから。

 Qi35コアモデルはどちらかというと飛び系アイアンのような位置づけに寄せてしまったので、球筋をある程度はコントロールしたいプロゴルファーからは今回は保留にしますと答えを出されてしまったのです。

 私の印象としては、アイアンからフェアウェイウッドのイメージしている球筋でQi35コアモデルを打つと、自分のイメージとは全く違う球筋が、同じように安定して出てしまう。

 安定はしている。でもアイアンからの流れでティーショットが打てないのは少し違和感がある。

 また、ハードヒッターがQi35コアモデルに硬めのカスタムシャフトをつけて打つと、、少し捕まりが良すぎて左に引っかかる時がある、、

 マキロイもQi35コアモデルを使った試合は球筋がよく左に引っかかっていた、、

 トータルのバランスでいうと、前作Qi10ノーマルモデルのほうが素直で設計のバランスが上手かったということになります。

 新しくしようとして、何かを無理に変えていくことが必ずしも良い方向に行くとは限らない、、

 電化製品でも、車でも、服などのファッションも同じですよね。

 前のモデルのほうがいいよね、なんで変えちゃったんだろ、、って良くある話しです。

 ということで、私がテーラーメイドQi35シリーズの中で選ぶとするなら、Qi35LSになります。

 QI35LSは球筋を打ち分けるための操作性もいいですし、クラブヘッドの座りやフェースの見え方も抜群。10.5度を選べば誰でも打てますし、テーラーメイドが好きな人はとてもおすすめです。

 コリン モリカワ選手がQi35LSを選んだ理由が私には凄く理解できます。5年前のSIMドライバーから今に至るまでに、ようやく気に入ったモデルが見つかったと言っていたと彼は言っていましたが、打ってみたことが無い人は一度試してみる価値は大アリです。

 次はコブラのお話し。

 私が今年絶賛していたゴブラのDSアダプトはどうだったのか?

 本音で評価します。

→→つづく←←
2025年06月25日 08:19

ゴルフの上達のためには素振りが大切なんて当たり前!?part6

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 今回の反省素振りが大切だということの要点をまとめてみると、、

 コースへ行って、次のコースに行くまでの間に数回ちょっと練習に行くぐらいなら、毎日素振りをしてコースの反省点を忘れないようにしたほうが確実に上達していくということ。

 要するに、いかに自分にとって大切な課題や反省点をコースからコースまでの間に繋げることができるのか?が一番大切なのです。

 だから次のコースに行くまでちょっとしか練習場に行けないなら、毎日10分でも反省素振りをしたほうが全然いい。

 例えば、ある歌の歌詞を覚えて2週間後に何も見ずに歌ってください、というなら次のどちらが上手に歌えると思いますか?

 週に1回のペースで2回、60分だけ歌の練習をする。

 毎日10分だけ2週間、歌の練習をする。


 人の記憶メカニズムとしては毎日少しだけ練習したほうが確実に安定して覚えられることは当たり前のこと。

 その歌の練習を毎日10分するのと、素振りを毎日10分するのは同じ。

 コースで出来なかったことをどうすれ良かったのかを反省しながら素振りをする。

 コースで良かったスイングを思い出して素振りをする。

 それを10分だけ毎日する。


 ある上達レベルまで辿り着くまでは、コースで出来なかったことを次のコースで出来るように繰り返えさなくてはいけない時期がある。

 ただ練習場に行ってなんとなく打つけだけだと、コースで必要な感覚が薄れていって、「練習のための練習」になってしまう。

 「練習のための練習」になってしまった瞬間に、次のコースに行ったとしても、また芝生の上に立った時に頭が真っ白になってしまう。

 そうなるぐらいなら、ただ練習場に行くよりも、反省素振りをしたほうが遥かにマシです。

 そして、その反省素振りを続けていると練習場では気が付けないような沢山のことに気がつくことが出来ます。

 私は色々なコースを思い浮かべて素振りをするのが大好きです。

 コーチという仕事をしていますので、練習場には毎日のように行きます。でも、必ずしも自分の為の練習をしてボールを毎日打ちたいとは思いません。

 何故なら、コースの良い感覚が薄れてしまうからです。

 コースの良い感覚を忘れないようにするためには、私はどちらかというと練習場でボールを打つことよりも、反省素振りの方を大切にしています。

 今となっては、目的や意図がなければ、そんなに練習でボールを打ちません。


 その反省素振りを続けて20年以上。

 その効果の神通力といったら想像を絶する程です。

 何故なら、コースで素振りを思い出すだけで安心に包まれるから。

 コースで打つ前に普段の素振りを思い出す。

 正しい素振りを何年も続けないとコースで素振りを思い出すことは出来ません。

 素振りを思い出せばある程度なんとかなるようになったのはかなり楽です。

 もちろん、ある上達レベルからでは素振りだけでは上達できなくなりますが、それは私のブログのバックナンバーに嫌と言うほど書いてきました。

 今回は練習する時間が無いという方がメインのテーマですが、なんとなく練習場へ行っている人で、コースに行くと練習していることが真っ白になるなら一度練習場より素振りを多くしてみてください。

 ほんの少しでもいいから、コースの反省素振りを5分でも毎日続けること。

◇コースをプレーして、このタイプの傾斜で大きなミスをした、、

◇次に同じタイプの傾斜から打つ時に、ナイスショットでなくていいから、せめてこれぐらいのショットを打ちたい。そのショットをイメージして素振りをする。

◆凄い軽く振って凄い気持ち良く飛んだショットがあった。

◆その時のショットを思い出して、リキまずに何度も素振りをする。

 そして、次のコースではその素振りを思い出すだけ。

 そうすると、どんな効果が出るのか?

 下手に練習場でなんとなく練習するよりも、反復素振りのほうがコースでは鮮明に反省の課題を思い出すことができて、スキルアップしていく実感が湧くことでしょう。

 日々が忙しい人が、たまになんとなく練習場に行って打つだけでは、コースで上手くなっていく感覚が薄れていってしまうだけ。

 

 なんとなくたまに練習するぐらいなら、コースの反省を忘れないように毎日10分素振りのほうが遥かに上手くなる。

 練習というのは、結果へ繋がるように練習しなくてはいけせまん。

 ただなんとなく練習して、なんとなくスイング改造をしてしまうと、コースの実戦的な感覚が無くなってしまう。

 実戦的な感覚が無くなるような練習をする癖をつけるぐらいなら、コースの感覚をずっと意識して素振りをして、コースに行くほうが遥かに上手くなります。

 なんとなく練習していて上手くなるのか?

 それは、自分のゴルフの歴史を見つめ直してみればわかること、、

努力は必ず報われる?

私はいつもコーチとして皆にこう言います。

 「どんなに努力をしても、間違えた努力は残酷なほどに意味はない。ただ間違えた努力は、間違えた努力をしてはいけないということが分かるという意味では意味があるかもしれない。正しい努力をしないと時間と労力が本当に勿体ないのです。正しい努力をするための努力が出来るようになること。」

 ゴルフ歴はとても長いのに、全く上達していないという人を私はとても沢山レッスンしてきました。

 結果に、上達に繋がるように練習していくことは本当に難しいのです。


 頑張るのなら、正しい努力を!

 正しい努力をするためには??

  どうする?!

→→おわり←←

 
2025年06月08日 06:40

矢野仁貴君2025年度中部アマチュア選手権優勝!?

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 2025年中部アマチュア選手権を私のコーチング受けている矢野仁貴君(東北福祉大)が優勝することができました。

 開催コースは岐阜県多治見市のスプリングフィールドゴルフクラブ。

 4日間で、68、69、71、70 の10アンダーと4日間全てアンダーパーでプレー出来たので今回の優勝は色々な意味で矢野仁貴君には大きな意味を持つ優勝となりました。

 矢野仁貴君は、今年から東北福祉大学のゴルフ部に入部し、1年生から団体戦メンバーのレギュラーに選出され、大学春季団体戦で大学として過去最少スコアを出していた流れでの、中部アマチュア選手権優勝でした。

 ドライバーの飛距離は平均310ヤード前後、ショットメーカーで才能溢れるゴルファー。

 今現在、これから世界で戦うために必要なことを少しずつ学んでいる最中です。

 もしよければ、これからの矢野仁貴君を応援してください。

 私自身はコーチとして、矢野仁貴君のこれからを色々な面で全力でサポートしていく所存です。
2025年05月25日 06:53

ロールズプロトアイアン∶テーラーメイド社からマキロイモデルのロールズプロトアイアンが短期間だけ注文受注していることを知ってますか?

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 ローリーマキロイ選手は2025年のマスターズを優勝することによって、4大メジャー大会全て優勝するというキャリアグランドスラムを達成しました。

 その記念として、マキロイ選手の栄誉を称えるためにテーラーメイド社が粋な計らいをしている最中なのですが、皆さんテーラーメイド社が何をしているのか知っていますか?

 今現在、2025年5月12日。

 実は、、後、今日から11日間の5/23までマキロイが2017年から使い続けるプロトタイプのアイアンを受注できるのです!!

 これはギアマニアからすると、よだれ出てくるような代物、、

 しかも、しれーっと大きく世間に告知をしないで静かにテーラーメイド社のホームぺージで受注されているので、知らない人が多いはず、、

 そう思って、こんなプロトタイプのアイアンを手に入れる機会は滅多にないわけですから、皆様にお知らせしようと思い立ったわけです。

 ちなみに、マキロイモデルということで、ハードスペックなのは間違い無いのですが、受注する際に、ロフト、ライ角、シャフトの長さ、シャフトの種類が選べるので、そこをちょちょっと工夫さえすれば、アマチュアゴルファーでも使えるに変身させることができます。

  私のレッスンを受けている方で、そのカスタムを知りたいかたはそっとお教えしますので、こっそりと聞いて頂けたらと思います。

以下、テーラーメイド社のホームぺージ内を抜粋

※※※ローリー・マキロイは、2017年に #チームテーラーメイド に加入してから、同じアイアンセットを愛用している。それは「RORS PROTO」アイアン。マキロイはその約8年間で、18回のPGAツアー優勝を果たし、2度の年間王者と悲願のキャリアグランドスラムを達成した。

 彼の功績を称え、5月9日から5月23日 の期間限定(*)で、あなただけの「RORS PROTO」アイアンを手にするチャンス!※※※


 欲しい人、悩んでいる人は検討の価値あり!

 P730をマキロイの好みに作り直した、ロールズプロトアイアン。4/1インチフェースが長くなっているので、少しだけ芯が広くなっているそうです。

 私は買うか、、買わないか、、というと、、それは皆さんのご想像にお任せ致します^⁠_⁠^

 
2025年05月12日 13:25

グリーン周りのアプローチは何で難しいの!?part7

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 私はゴルフコーチとしてアプローチやパターのレッスンがとても得意で自信を持っています。

 何故なら、ショートゲームに関しては、アプローチの技術や理論を教えることよりも感性を豊にするレッスンを大切にしているから。


 アプローチの状況によって、こういう時は、こんな振り幅で、ボールはここに落としてからこうやって転がっていくんですよ、と私がやってみせて、真似してもらって、どう違うのかを、手間を惜しまずに、焦らずに、きちんと相手に伝えていくことを数え切れないほどの人にレッスンしてきました。

 アプローチやパターの感性を豊にするためにはマンツーマンで肌で、体で感じて理解してもらうのが最も有効で理想的です。

 本やインターネットで感性を養うためのプログラム文章で人に伝えるとなると、途方もないプログラムの量になることでしょう、、

 歌や楽器が上手くなりたい人に本やインターネットで教えきれるのか?

 本やインターネットのレッスンでアプローチが上手くなれないのは、前にも言った通り、歌と楽器が上手くなるプロセスとアプローチが上手くなるプロセスが同じだから。

 もちろん、私はプロコーチなので、プロゴルファーにもアプローチのレッスンをします。

 プロゴルファーにどんなアプローチのレッスンをするのかを想像できますか?

 プロゴルファーは皆アプローチは上手い??

 いえいえ、プロゴルファーでもアプローチの上手さのレベルはあります。

 プロゴルファーは、プロゴルファーになってから世界中のコースをプレーしてアプローチの感性を磨いていかなくてはいけません。

 グリーンの硬さ、芝の種類と長さ、湿度、によってアプローチの距離感違いますし、プロゴルファーはそれに対応してどんなところからも2メーター以内に寄せなくてはいけない。

 そして一流選手たちはそのアプローチの感性がずば抜けています。

 成績を出し切れないプロゴルファーがいるとしたら、独りで練習していてもレベルアップは出来なくて、そういう一流選手達と一緒にプレーしてそういう感性を磨く必要があります。

 結局は、プロゴルファーになってもアマチュアゴルフと同じで、自分よりもレベルが高い人と練習して、試合を共にしないと感性を磨くことはできないのです。

 私はそういうアプローチの感性とは何なのかをコーチとして常日頃研究しています。

 アプローチが上手い人ってどんなふうになればいいの?

 それは、アプローチを柔らかく寄せられるようになること。

 柔らかく寄せる。

 人から見て柔らかいアプローチですねと言われるようようになるためには?

 どんな練習プログラムを作ればいい?

 そんな柔らかいアプローチになれるように工夫しなくては、アプローチはある段階からは全く上達しなくなる。

 アプローチが柔らかく寄せられるようになることこそが、上手くなるために必要な本当の現実の話し。

 柔らかい優しい歌を歌えるようになるには?

 演劇の台本を覚えて、観る人が感動して優しい気持ちになるようなセリフを喋るためには?

 どう練習すればいいのか?

 それとアプローチが上手くなることは全く同じということを理解して、それを養っていく。

 どんな所からも寄せられるアプローチが出来るようになった人は感性を養うことの重要性理解している人。

 私はゴルフコーチでもあり、アプローチを柔らかく寄せられるようにしていくゴルフの演出家でもあります。

 動きが硬いアプローチを柔らかくするためにどう演出しなくてはいけないのか?

 そのためのプログラムを作り、柔らかく寄せられるように指導していく。

 ただ、練習場でアプローチの打ち方で悩んで闇雲にボールを打ってもあるレベルからは上達はしません。

 本番コースで毎回違う距離感や、アプローチの落とし場所から転がる距離までの経験を沢山積まなくてはアプローチなんて上手くなっていきません。

 アプローチの巧さとは実戦経験と感性の豊かさを積み重ねていくこと。ある程度上手くなれば、ただ練習場でボールを打っていてもアプローチに関してはほとんど意味がないのです。

 コースになかなか行けないような人はアプローチの練習のメニューを余程工夫しなくては、アプローチのスキルは上がらない。

 いつまでたってもアプローチが寄せられないのなら、どうすればいい?

 ただ、同じ距離をひたすらアプローチした所で意味は有るのか?

 よく考えて、練習をしていかなければ時間と練習代がもったいない、、

 アプローチが上手くなるには、距離感の感性を表現できるようになること!アプローチをする寄る!というイメージが溢れていなければいけない。

 怖い、不安と思いながらゴルフをしているなら、それは怖さと不安を膨らませている。

 如何にその悪循環から抜け出せるような練習プログラムを練習できるのか?が大切です。

 この現実から目を逸らさないようにして練習するようにしてください。

 上級者やプロゴルファーまでもがアプローチのレッスンに来る理由が理解出来たのではないでしょうか?

 どれだけ上手くなっても、感性を磨く鍛錬は必要なのです。

 もし、ゴルフに関することや、アプローチやパターでお困りの際はいつでもご相談ください。吉田ゴルフスクールのホームページからいつでもお問い合わせできますので、一度、話しをしてみたい人はご連絡ください。

 ゴルフは本当に奥が深い。

 だから私はまだまだゴルフを研究して、豊な表現でゴルフを表してしていきたい。

 そのためにも私も感性をもっと磨いて、表現力を色々な分野のプロフェッショナルから学んでいく気持ちで一杯でいます。

 学ぶ気持ちを大切にする。

 それは良く生きるということ、、

 人生の中でまだ成長できることがあるなんて素敵なことです。

 そう思いませんか?
 

→→おわり←←
2025年04月13日 14:41

グリーン周りのアプローチは何で難しいの!?part6

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 ある程度アプローチの基本を学んだ人が、毎日、練習場だけでアプローチを練習している人と、毎日、ゴルフ場をプレーしている人と、1年後はどちらの方がアプローチは上手くなるのか?

 答えを言う前にほとんどの人が分かっていたと思います。

 毎日ゴルフ場をプレーしている人をのほうが上手くなるに決まっていますよね。

 でも何で毎日ゴルフ場をしている人の方が、上手くなるのか具体的に考えみて欲しい。

 良く考えてみると、ゴルフ場でのグリーン周りのアプローチは、18ホールしか無いのですから多くてアプローチをするのは18回ぐらいなので、18球だけの練習をするだけになります。

 〘プロゴルファーの場合は、バーディを取らなくてはいけないので、パー3の1打目、パー4の2打目、パー5の3打目もアプローチとして考えるのですが、それはまた別の話し、、今回はこのことについては割愛します、、〙

  18球までしか毎日打たないゴルフ場場のほうが、毎日150球アプローチの練習をするよりも上手くなってしまうのは何故?

 それを考えられない人はアプローチは上手くなりません。

 毎日のように練習場でアプローチをした経験がある人は分かると思いますが、あるレベルからは練習場ではアプローチは上手くならないようになります。

 その理由は、アプローチというのは毎回、寄せる距離は違いますし、打つ所の傾斜や、上り下り、芝の長さの違い、芝が濡れている乾いている、グリーンの硬さの違いなどで、アプローチの振り幅を変えなくてはいけないからです。

 簡単に言うと状況判断をして、それに対して振り幅を修正する能力を鍛えなくてはいけないということになります。

 そういう能力を鍛えていくことが、アプローチでは大切になりますし、私のゴルフコーチとしての仕事でもあります。

 だから、アプローチのレッスンをするならできればゴルフ場のコースでレッスンしたい、、それが私のコーチとしての本音。

 何故ならば、状況判断ができるようにレッスンして、それに対してアプローチの振り幅を修正するレッスンをしなくてはいけないからです。

 良く考えてみてください。

 どれだけアプローチの打ち方の技術で悩んでいてそのことが理解できたとしても、結局、本番コースでアプローチの振り幅やボールの転がっていくスピードの感覚を覚えるのは全く別だということ。

 アプローチが上手くなるということは、そういうことだと深く理解しなくてはいけません。

 ゴルフコースでのアプローチの振り幅がむちゃくちゃになっていて、打つ前の素振りのイメージからアプローチが寄る感じがしないケースが多い。

 だから、練習場でもアプローチの打ち方の基本技術を教えることはもちろんしますが、それだけではアプローチは完全には寄せられません。

 状況によってどんな振り幅で、どんなタッチで、どんなボールの転がり方をするのか?を修正しなくてはアプローチは寄せられないのです。

 この話を聞いてから、じゃあもっと練習場でアプローチの練習をひたすらにする!と思って頑張っとしても、コースで状況判断をして、それに対しての振り幅を適切に感性を出して寄せられるようになる努力をしなくては、あるレベルからはアプローチの練習にならないのです。

 感性が働かなくなるアプローチを練習場で固めてはいけません。

 良く私が例える話しとして、英語を話せるようなることと、アプローチが寄せられるように成ることは同じと皆に言っています。

 英語の単語と文法をいっぱい勉強して6年間覚えたとしても、英語を話す練習をしなくては英語は話せるようにはなりませんよね?

 アプローチも技術やバリエーションを覚えても、コースで毎回違う状況になる実戦での練習をたくさんしなくては寄るようにはなりせん。

 英会話というのは予測が立てられないなかで臨機応変に自分の知識の中で意思を表現するということ。

 アプローチもどんな距離が残って、どんな状態の芝で、グリーンが硬いのか柔らかいのか変化がある中で、それらに対して臨機応変に自分の意思に基づいてイメージしてアプローチの振り幅を決めなくてはいけない。

 英会話が上達することとアプローチが上達することは全く同じ。


 ゴルフ場を毎日ゴルフ場をプレーするということは英会話の練習をするということ。

 練習場で毎日練習するということは、英単語と文法を覚えるということ。

 どちらが実戦的な実力がつくのかは明白ですね。

 こういうことを深く理解して、アプローチの練習をしていかなくてはアプローチは上達できません。

 何故、グリーン周りのアプローチが難しいのか?理解できましたか?

 次回はこのアプローチのテーマのまとめをして終わりにしたいと思います。

→→つづく←←
2025年04月08日 16:40

グリーン周りのアプローチは何で難しいの!?part4

scottie-cheffler
 私がゴルフをしてきて、ゴルフをレッスンするようになって、アプローチに於いて意味を間違えると最も危険な表現だと思う言葉があります。

 アプローチ技術、アプローチレッスンにでの深い闇のある言葉、、


 それは、「ダウンブローで打て」という表現です。

 ダウンブローに打つとは、ダウンスイングでのクラブがボールに当たる時の角度を鋭角にして入れるという表現です。

 分かりやすく言うと、クラブが上から下に動いている最中にボールを打ちなさいということ。

 この表現が多くのアプローチイップスのゴルファーを作り上げてきたと、私は強く思っています。

どうですか?

 ミスをしたらもっとダウンブローで打たなくちゃ!?って思って練習してませんか?

 もしそう信じて練習しているのであれば、、芝が枯れて薄くなっている時、雨で芝が濡れている時、体が疲れている時に、アプローチでクラブが地面に刺さってしまって、アプローチが怖くなっているはずです。

 ダウンブローを信じすぎて練習を続けていると、チャックリ病になってしまう可能性がとても高くなります。

 チャックリ病とは、ダウンスイングからインパクトにかけて、クラブが地面に刺さってボールに当たらなくなる病気。打ったボールが目標へ進まなくなる。

 このチャックリ病になってしまうと、ほとんどの人がグリーン周りからのアプローチが怖くなってしまい、治そうと思っても治らなくなる怖い病気です。

 、、そもそも、別にダウンブローで治さなくてもいいのに、ダウンブローアプローチを打たないといけないと思ってしまうのか?

 それは、たまにアプローチでボールの手前をダフったり、直接ボールに当たりすぎてトップしてミスをした際に、もっと鋭角に、上からクラブを入れたらミスは解決すると思ってしまうから、、

 そのクラブ軌道を鋭角にしてミスを治そうとすることがとても危ない。

 何故ならアプローチのミスはダウンブローにすることで、一時的に対処療法として治りますが、ダウンブローが強すぎるとインパクトが優しく打てなくなり、アプローチの距離感がむちゃくちゃになってしまう。

 そして、ダフる度にもっとダウンブローに、鋭角にとなって、クラブが地面に突き刺さるようになってしまうのです。

 これがチャックリ病の始まりになってしまい、チャックリ病が怖くて競技ゴルフができなくなってしまう。

 そういう、チャックリ病で苦しんできた競技ゴルファーを私は沢山レッスンで治してきました。

 上級者になってからのチャックリ病になってしまう人はかなり多いのです。何故なら、もっと上手くなるためにもっと練習をするようになる。

 そして、間違えたアプローチ練習をしてしまう、、

 良く考えてみてください。

 アプローチのミスを治すための解決方法は、ダウンブローで上から打つだけなのでしょうか?

 いいえ、ダウンブロー以外の方法で、もっと沢山の解決方法は沢山あります。

 例えば、

 アドレスやボールの位置を見直す。

 軸とクラブヘッド関係性を大切にして綺麗な往復軌道で振れるようにイメージし直す。

 体とクラブの全体の動きをバランスよくリズミカルになるように練習して固い動きにならないように訓練する。

 トレーニングで身体の歪みを修正して滑らかに体が動くようにする。

 等、アプローチのミスを治すためには、沢山の解決があります。

 それなのに、もっとダウンブローで打つ!と練習してしまうと、優しいリズムでアプローチが打てなくなり、ダウンブローに打ち続けることでインパクト時に頭が目標方向に突っ込む癖ができてしまい、さらにダウンブローが強くなって、さらに地面に突き刺さるようになってしまうのです。

 ダウンブローばかりを練習して柔らかいアプローチで寄せられるようにはならない、、


 だから、私はダウンブローに打ちなさいというレッスンが好きではありません。

 アプローチが得意になって、スピンを多めにかけるときに、たまにはダウンブローで打つ時もあるよね、という感じでレッスンでダウンブローという言葉を使う時はあります。

 ミスをしたからもっとダウンブローに!なんてレッスンしたら、チャックリ病への道を歩ませてしまうだけですから、ダウンブローという言葉を私はレッスンで使いたくはないのです。

 ちなみに私がレッスンをしてきた初心者の方やジュニアゴルファーでチャックリ病になる人はひとりもいません。

 上手くアプローチのレッスンを進めていくと、ダフったり、トップしたりするミスが全く怖く無くなって、アプローチの距離感や振り幅のことだけを考えられるようになり、悩むことは無くなります。

 もちろん、アプローチを全部寄せてワンパットが出来るレベルになるには、それなりの経験が必要ですし沢山の練習が必要です。

 でも、その経験を積んでいく過程のなかでチャックリ病になってしまうと、アプローチが怖い!しか頭では考えられなくなるので、如何にチャックリ病になることが怖いかが分かりますよね。

 ダウンブローで打つ!という練習ドリルはチャックリ病をかなりの確率で誘発してしまう危険性があることを、深く理解しておく必要があります。

 私も時と場合によってはダウンブローで打つことはしますが、必要な時以外は普通に楽に寄せるアプローチをするようにしています。何故なら、クラブが地面に刺さってしまう癖をなるべくつけたくないからです。

 では次にアプローチが上手くなるために本当に必要なことは何なのか?を話して行きたいと思います。

→→つづく←←
2025年03月30日 08:02

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