グリーン周りのアプローチは何で難しいの!?part6

ある程度アプローチの基本を学んだ人が、毎日、練習場だけでアプローチを練習している人と、毎日、ゴルフ場をプレーしている人と、1年後はどちらの方がアプローチは上手くなるのか?
答えを言う前にほとんどの人が分かっていたと思います。
毎日ゴルフ場をプレーしている人をのほうが上手くなるに決まっていますよね。
でも何で毎日ゴルフ場をしている人の方が、上手くなるのか具体的に考えみて欲しい。
良く考えてみると、ゴルフ場でのグリーン周りのアプローチは、18ホールしか無いのですから多くてアプローチをするのは18回ぐらいなので、18球だけの練習をするだけになります。
〘プロゴルファーの場合は、バーディを取らなくてはいけないので、パー3の1打目、パー4の2打目、パー5の3打目もアプローチとして考えるのですが、それはまた別の話し、、今回はこのことについては割愛します、、〙
18球までしか毎日打たないゴルフ場場のほうが、毎日150球アプローチの練習をするよりも上手くなってしまうのは何故?
それを考えられない人はアプローチは上手くなりません。
毎日のように練習場でアプローチをした経験がある人は分かると思いますが、あるレベルからは練習場ではアプローチは上手くならないようになります。
その理由は、アプローチというのは毎回、寄せる距離は違いますし、打つ所の傾斜や、上り下り、芝の長さの違い、芝が濡れている乾いている、グリーンの硬さの違いなどで、アプローチの振り幅を変えなくてはいけないからです。
簡単に言うと状況判断をして、それに対して振り幅を修正する能力を鍛えなくてはいけないということになります。
そういう能力を鍛えていくことが、アプローチでは大切になりますし、私のゴルフコーチとしての仕事でもあります。
だから、アプローチのレッスンをするならできればゴルフ場のコースでレッスンしたい、、それが私のコーチとしての本音。
何故ならば、状況判断ができるようにレッスンして、それに対してアプローチの振り幅を修正するレッスンをしなくてはいけないからです。
良く考えてみてください。
どれだけアプローチの打ち方の技術で悩んでいてそのことが理解できたとしても、結局、本番コースでアプローチの振り幅やボールの転がっていくスピードの感覚を覚えるのは全く別だということ。
アプローチが上手くなるということは、そういうことだと深く理解しなくてはいけません。
ゴルフコースでのアプローチの振り幅がむちゃくちゃになっていて、打つ前の素振りのイメージからアプローチが寄る感じがしないケースが多い。
だから、練習場でもアプローチの打ち方の基本技術を教えることはもちろんしますが、それだけではアプローチは完全には寄せられません。
状況によってどんな振り幅で、どんなタッチで、どんなボールの転がり方をするのか?を修正しなくてはアプローチは寄せられないのです。
この話を聞いてから、じゃあもっと練習場でアプローチの練習をひたすらにする!と思って頑張っとしても、コースで状況判断をして、それに対しての振り幅を適切に感性を出して寄せられるようになる努力をしなくては、あるレベルからはアプローチの練習にならないのです。
感性が働かなくなるアプローチを練習場で固めてはいけません。
良く私が例える話しとして、英語を話せるようなることと、アプローチが寄せられるように成ることは同じと皆に言っています。
英語の単語と文法をいっぱい勉強して6年間覚えたとしても、英語を話す練習をしなくては英語は話せるようにはなりませんよね?
アプローチも技術やバリエーションを覚えても、コースで毎回違う状況になる実戦での練習をたくさんしなくては寄るようにはなりせん。
英会話というのは予測が立てられないなかで臨機応変に自分の知識の中で意思を表現するということ。
アプローチもどんな距離が残って、どんな状態の芝で、グリーンが硬いのか柔らかいのか変化がある中で、それらに対して臨機応変に自分の意思に基づいてイメージしてアプローチの振り幅を決めなくてはいけない。
英会話が上達することとアプローチが上達することは全く同じ。
ゴルフ場を毎日ゴルフ場をプレーするということは英会話の練習をするということ。
練習場で毎日練習するということは、英単語と文法を覚えるということ。
どちらが実戦的な実力がつくのかは明白ですね。
こういうことを深く理解して、アプローチの練習をしていかなくてはアプローチは上達できません。
何故、グリーン周りのアプローチが難しいのか?理解できましたか?
次回はこのアプローチのテーマのまとめをして終わりにしたいと思います。
→→つづく←←
2025年04月08日 16:40