真の上級者になるために必要なこと!?part9

真の上級者達の平常心を養う練習とはどんな練習なのか?
どんな時もいつも同じスイングリズムで打つ練習とは?
皆さんはいつもどのような練習をしていますか?
◇スイングを良くしようとスイングを修正している。
♢とにかく芯に当ててナイスショットを打とうと必死。
もし良いスコアでプレーしたことがない人が、ずっとこういう練習ばかりをしているのなら、本番コースでは18ホールで安定することは無いでしょう。
何故なら、本番コースでは緊張と興奮で交感神経と副交感神経のバランスが変わるので、どれだけ理想を求めたスイングを練習したとしても、その練習の感覚で振れることはまずありません。もし同じ感覚で振れるならとっくにパープレーでプレー出来ているはずです。
沢山練習しても本番コースで打ちやすくならない!
ならどうする?
ゴルフに限らず、人生の中で緊張するといつも通りに出来なくなる経験はしてきているはず。緊張しても出来ることを練習しなくてはいけないのに、何故か緊張したら出来なくなるのに理想を追い求めたくなる。
何で?スイングを良くしたり、芯に当てることの練習をするなんて当たり前じゃないの?と思った人は要注意です。
もちろん既に、沢山良いスコアでプレーしたことがある人は、理想を求めてスイング改造をしても問題ありませんし、理想は持たなくてはいけません。
上級者になると一番難しいことはモチベーションを保つこと。なので理想が無くては逆に駄目です。
ただ、いつまでたっても良いスコアが出ない人はこの後に紹介する練習をしなくてはいけません。練習というよりメンタルコントロールの訓練というべき内容ですが、とても大切な練習です。
その練習はどうやってするのか?
それは、ミスショットに点数をつける練習です。
本当は私の競技ゴルフレッスンの企業秘密なのですが特別に少しだけレクチャーさせて頂きます。
ミスショットに点数をつける目的は、ナイスショットを打とうとしないメンタルを養うためです。
ナイスショットを打とうとしない?
そもそもナイスショットを目指すのが練習じゃないの?
どういうことかと言うと、はなからナイスショットはしないという前提から、どうやってミスショットでゲームを進めていこうか、という発想なのですが、これは真の上級者達は皆出来ています。
出来なければ調子が良くない時に良いスコアなんて出る訳ありません。
調子が悪い時にスコア70台でプレーするということは、ナイスショットが無い状況でコースマネージメントを徹底するということ。
ミスショットが出ても動じずに、淡々とパーを拾っていく。そのためのメンタルタフネス的な練習ドリルをご紹介します。
ここではこの練習ドリルを分かりやすく点数ではなく、
◯マル △サンカク ☓バツで表すことにします。
点数でつけたい人は、この話を理解出来て応用できるなら、自分なりの点数にして練習してください。
では、最初にドライバーの練習で説明していくことにします。
ここで一切技術的なことは考えてはいけません。
もし技術的なスイング修正をしたいなら、この練習、メンタルトレーニングと混同しては絶対にいけません。
なぜなら、今現状のスイングで出来ることを訓練する練習なので、技術的なことを考えてしまうと感情のコントロールができなくなり意味がないからです。
少し体を温めるぐらいの素振りをしてください。
そして、コースのティショットをイメージして、コースでいつも行っているルーティンがあるならそのルーティンを同じようにして打つこと。
ルーティンがない人はコースをイメージするだけで大丈夫です。
ボールを打ち始めるにあたって、ナイスショットを打つ意識ではなく、ミスショットの採点をします。
チョロやドひっかけ、ドスライスでのOBになるようなものはバツ。
ナイスショットではないけどOBにならずに、そこそこのショットならサンカク。少しぐらい曲がっても、芯に当たらなくてもオッケー。
ナイスショットで芯に当たって気持ちいいショットはマル。
そして、一番大切なのはサンカクだと言い聞かせて練習する。
実はこのサンカクを打ち続ける意識がメンタルコントロールに繋がるのです。
バツは論外ですが、マルも駄目。
ナイスショットが何で駄目なのか?
それは本番コースではマルのショットなんて、相当な経験を積まなくては意識的にできるわけないからです。
本当の真の上級者達はこのことを多くのラウンドから理解し、実践し、絶不調の中で良いスコアを沢山出すことができます。
サンカクを打ち続ける意識が確率を生み、サンカクを大切にすることで欲をコントロールすることができるのです。
本気で上手く成りたい人は、この練習ドリルを3ヶ月間すること。と言うよりもしなければ真の上級者に成ることは絶対に有りません。
ゴルフ場のラウンドも出来るだけ行って、本番コースでサンカクを打ち続けてみると何故か良いスコアでプレーできるようになる。
皆さんのラウンド経験の中で、ナイスショットが無いのに良いスコアだった事はありませんか?
調子が悪かったのに何でこんなに良いスコア何だろう?
その理由がこの紹介した練習ドリルで深く理解できるようになります。
いやいや理解出来なくては真の上級者には成れないのです。
いつでもナイスショットを打てるのか?
1年間ベストコンディションでプレーすることができるのか?
よく考えてみてください。
出来ますか?
出来ないならどうする?
サンカクを敢えて打つ練習を戦略的にする。
人生の中で理解することは難しいこと。
それは、人生のなかで控えめで無理をしないで淡々と信念を持って行動を続けていくことが結果的に大きな成果を生むということ。
付け焼き刃で突貫的で焦っている中での練習では直に剥がれてしまうメッキを身に着けようとしているだけになることも理解できますよね。
でも何故か?ゴルフの練習ではコースで出来ないような難しくて理想が高い練習をしてしまって、コースでは直に練習で身につけたメッキが剥がれてしまう。
ゴルフに限らずどんな道々のプロフェッショナルは、たくさん練習したこと、訓練したこと以外、実戦の場では絶対にしません。
何故なら自分が訓練して理解している想定の範囲内のことなら大きな損失にならず、長期的に必ず成功に導くからです。
サンカクを練習で打ち続けるというのは、プロフェッショナルの基礎中の基礎とも言える練習。
スイングを綺麗にしたい、飛距離アップを沢山したい、、
その気持ちは誰よりも良く理解します。
何故なら毎日、毎日私は色々なゴルフで悩んでいる人をレッスンしているからです。
でも良く考えてみてください。
ずっとゴルフをしてきて、スイングを綺麗にしたい!飛距離アップをしたい!と頑張って来て、スコアメークがいつになっても出来ないなんて、、カッコ悪いと思いませんか?
ある程度、我慢してサンカクのショットでスコアメークをして、結果を出して、カタチにしてから!それから!綺麗なスイングを作ったり、飛距離アップをすればいいとは思いませんか?
頑張っているのに結果に繋げられないのは、結果に繋げるというとは少しの我慢が必要だということを再認識する以外方法はないのです。
私がいつも上級者やプロフェッショナルに対して言うことは、結果に成らないということは結果に成ることをしていないだけ。結果に成るということは結果に繋がることが出来たということ。
私の仕事はスイング理論をレッスンするだけではなく、スイングだけでない色々なことでゴルフの結果を出させること。
スイングの技術、理論はもちろん大切です。
でも、スイング技術、理論を身につければ上手く成ると信じている人がいるとしたら、ゴルフはそんなに浅いものでは無いということを深く理解しなくてはいけません。
何故?上達にはメンタルの強さが必要なのか?
何故?
最強のメンタルの持ち主というのは、いつでも何処でも謙虚な人のことを言う、、メンタルの強い人は謙虚さをきちんと実践できている人。
人によって態度を変えているようならお話しになりませんし、それはニセモノの謙虚さ。
いつでも何処でも裏表がない謙虚な人になる自身はありますか?
サンカクをいつでも何処でも打ち続ける強靭なメンタルを身につけるためには、欲深い自分との戦いだということが分かりさえすれば、いつか真の上級者に成れる日が来るかもしれません。
あなたの周りにゴルフの真の上級者はいますか?
真の上級者になるにはスイングを完成させるだけでは成ることができません。
心技体をバランスよく鍛えていく。
練習しているときにカーっとなって感情的に成っているならば、、感情的に成った瞬間にその日の練習は終わってしまっている。
本当に上手くなるということは、冷静と情熱の間に居続けるということなのです。
マルでもなくバツでもなくサンカクを打ち続けるメンタルを養い続けること。
ゴルフはそういう練習をしなければけして上手くなることはありません。
絶対に、、
私のレッスンには多くの真の上級者も来ていますが、今回の内容のテーマは完全に理解して実戦できている人達です。
きっと、こんなこと当たり前だよねって思っているでしょう。
何故ならいつも良いスコアでプレーしているからです。
それでもレッスンに来ている理由は?
その理由が想像できますか?
その境地が理解できたなら、それこそ真の上級者と言えるでしょう。
→→おわり←←
2025年02月15日 07:30