ゴルフ上級者はどのようなことで悩んでいるのか!?part9
ゴルフのために準備した体になっていないけど、練習はしたい。
でもスイングの癖がつくのは嫌だ!
努力もそこまではできない、けどゴルフはしたい。
ゴルフの楽しさ知りたい!!
そんなおいしい話しがあるわけない!!
ゴルフはスポーツだ!!
スポーツなんて努力したなりだろう!!
なんて言うふうには書きはしません。
でも、間違えたスイングでたくさん練習してはいけません。
間違えたことはどれだけ練習しても間違えたままなのですから。
ただボールを打っていても、間違えていたら意味はありません。
どうすればいいのか?
今の現状の体力や体の柔軟性に応じて、無理なくコンパクトにパチンといい音がするようにすれば、特に特別なトレーニングをしなくても楽しい練習はできます。
きちんと打てるようになるまでは、下手な癖がつかないように、無理のないコンパクトなスイングで練習しないと、後々、後悔します。
体力がない人はゴルフの練習で体力がつくまで、時間をかけてでもパチンと芯に当てる音を覚える必要があります。
芯に当てる癖をつけなくては、何も始まりません。
ゴルフの練習の難しいところは、
癖がつかないように、ゴルフに適した体になるまで、控えめに基礎練習をし続けること。
普通に練習していると、練習場で振っている人につられて振ってしまいます。正しいスイングでないのに訳もなく振っては、練習が積み重なることはありません。
だから、運動経験がない人、体力が無い人がゴルフをしたいのなら、最初だけでもレッスンを受けることを特におすすめします。
初心者のゴルファーが力任せにスイングをしている練習の風景を見ていると、私は心が痛くなります。体幹の強さが無いのに、振ってしまうとスイングの動きが複雑になりすぎて、収集がつかなくなってしまいます。
そしてそのスイングを固めてしまうと、軽く振りたくても振れなくなる。
もはやそのスイング状況は、カオス。
カオス状態になってしまったスイングでレッスンに来る人は少なくありません。
本音で言うと、何もしないで真っ白な状態で来てもらったほうが教えやすいですし、自己流で練習したぶんだけ、治すのが大変になってしまいます。
でも何をやっていいのか分からずに、自分で練習するのですから、ある意味しょうがないことです。
でもいけない癖はなるべくつけないほうがいい。
自己流でもずっと練習していると余裕がでてきて、スイングのあれこれを考えるようになります。
考えれば考えるほど、どれだけ練習しても、なんで自分の思ったとおりのスイングにならないの?と自己流で手当たり次第インターネットレッスンでスイングを変えようと試みる。
でも、スイングは筋力や柔軟性による、骨格通りのスイングにしかならないですし、
最初の頃の練習のやり方でついた癖はいい意味でも良くない意味でも残ります。
だから、一番最初の頃が一番大事なのですね。
私が普段、気楽に趣味にしたいゴルファーがレッスンに来たときにどのようにしてるのか?を説明します。上級者の人のコンディショニングの話は実は、この話の中にヒントがあるのでよく聞いてください。
スポーツというものは楽しみ方や、努力の仕方、手間のかけ方で練習の内容は違います
なんで自己流で上手になれる人が少ないのか?
それは、練習のプログラムを上手に組めないからです。
ただ、ボールを打てば上手くなる?ゴルフそんなに簡単ではありません。
自己流でも上手く練習プログラムが組める人は、余程上達のための思考能力が高いといえますが、そんな人は数年でシングルプレーヤーの上級者になってしまいます。
そんな人でも結局は上達の壁にぶち当たって、私の元へ、さらに綿密に計算された練習プログラムを組んでほしいと依頼に来たことがあるゴルファーは沢山います。
エンジョイの人でも、本気の競技ゴルフの人でも、まず大事なこと。
それは、目標をどこにするか?です。
あなたの目標は?
と聞くと、ほとんどの人はなんとなくこう、いつかはこれぐらいしか答えられないのですが、
それでは練習のプログラムは組めません。
そして、月にどれぐらい練習しますか?
目標のためのトレーニングやコンディショニングをするモチベーションはありますか?
月にどれぐらいラウンドに行けますか?
それに対して、もともとの体力、柔軟性、体幹の強さに応じて、的確に練習の内容を決めていくのです。
トレーニングやストレッチをしなくても、怪我をしないで楽しく打てるスイングをレッスンして、振らなくてもいい音がするようなインパクトがするようにスイングをその人の筋力、可動域に応じて作っていきます。
数ヶ月すると、インパクトの音が安定してくるのと同時に、ゴルフに必要な筋力や柔軟性が練習でついてくる。
そして、その人の目的に合った楽でたのしいスイングが出来上がって、レッスンが一段落するのです。
それが、私の仕事。私はゴルフの練習のプログラムをその人の目的に応じて、その人の身体的な能力を見て、計算して組んでいくことができます。
どんな仕事でも同じですよね。プログラム、段取りが一番大切。段取り悪ければ、グダグダになります。仕事が進みません。
目的に応じて、人の能力を見定めて、適材適所に人を配置して、一人一人に仕事の段取りを覚えてもらう。その人のやる気や、能力に応じてやってもらう仕事の内容や、量を見定める。
それができるのなら、仕事は上手くはかどることでしょう。
私はゴルフに関しては、一人一人に的確に練習の内容を指示することができます。
そして、目的、目標が高ければ高いほど大切なのが、身体的なコンディショニング。
上級者の人達が、一番上達するためにプログラムを組めないのが、体のコンディショニングのトレーニングやストレッチなのです。
プロゴルファーとアマチュア上級者との一番の差は、実は体のコンディショニングに取れる時間であって、プロゴルファーは体のコンディションが悪ければ、練習はしないでトレーニングやコンディションを整えることをします。
ある部分の筋力が落ちてしまえば、そのぶんだけスイングは乱れます。
体中の関節の可動域が十分にほぐされていなければ、スイングなんてそのぶんだけ動かなくなるのですから、ほぐされていることが大前提です。
スポーツにおいて一流と二流の差は、体の差。
一流に成れないで終わってしまう人は、どこか詰めが甘い。以外と体のコンディションの整え方に成績の差が出てしまうのです。
でも、これはプロの話しであって、アマチュアゴルファーが、プロゴルファーのトレーニングやコンデショニングをすることは無理です。
とてもきついトレーニングや、沢山時間をかけてコンデショニングをするなんて、ゴルフが仕事でもない限りやりきることはできません。
プロゴルファーだって、それを続ける気力が無くなって試合を引退するのですから。
じゃあ、アマチュアゴルファーがプロゴルファーのトレーニングやコンデショニングに対して、どれぐらいのことをすればいいのでしょうか?
プロゴルファーへのゴルフの指導に対して、アマチュアゴルファーへの練習の指導をどれぐらいまでにするのか?
普段の私の仕事はこの采配を取ることなのですが、その見極めは膨大な経験が無くては采配を取ることはできません。
では、最後にアマチュア上級者が最後の最後に伸びやむ理由である身体的なコンデショニングを、具体的にどのようにして指示しているのかを話して終わりたいと思います。
→→つづく←←
2023年05月21日 06:38