意識や行動を変えることからスコアを良くする!?part3
前回までの話しのなかで、私の設問に対して
相手の悩みを考えないで答えた人をAタイプ
何も考えないで読み進めた人をBタイプ
設問自体がおかしくて悩みの内容が書かれていないからアドバイスができないと思った人はCタイプ
として話しを進めていくことにします。
私が日々、何十年も色々な人にゴルフのレッスンをしてきて、本当に難しかったこと。
それは、教えて欲しい人の性格やモチベーションも考慮して、その人レッスンしている人を満足させながら上達させることでした。
本当にゴルフレッスンは難しい、、
そもそも、レッスンに来る前にどれだけゴルフをしてきたのか?
そしてどのレベルまで進んで来たのか?
によってもアドバイスが違いますし、レッスンの進め方も違う。
そこで、私が一番大切にしてきたこと、、
それは、結果に繋げること。
結果に繋げるために、どうレッスンを進めて行くのか?
それを考え続けて、初心者から上級者、プロゴルファーまでレッスンを沢山行なって来ました。
昔の新米のプロコーチに成り立てのころは、Aタイプの人のように、こちら側の考えを一方通行でアドバイスをしてしまうことをしていたので、レッスンで上達させようにも、相手の不満が募り、時として来なくなってしまう人もいました。
レッスンをしようにも、プロゴルファーとして競技に出ていた頃の感覚が強く残りすぎていて、自分が上手く打てなかった頃の気持ちを忘れてしまっていたのです。
どんな簡単なことでも、理解するまでは出来ない。そういうことをすっ飛ばして、小難しいレッスンメソッドをレッスンしても、身につくわけありません。
上手くレッスンで伝えられないことにとても悩み、どうすれば良いのか?をとても勉強、研究しました。
気が遠くなるほどのトライアンドエラー。何事も経験を積むこと。自分が上手くなることより、人を上手くするほうがもっと難しい、、、
まず、自分がどのように上達したのか?
スコアが、100を切って、90を切って、80を切って、72でプレー出来て、そこからプロゴルファーのための練習をしてきたことを、事細かくメモに書いて思い出してみる。書いてみると途方もない膨大な量になってしまい、これをどう伝えるべきなのか?悩んでみたり、、
他のスポーツのコーチで結果を出しているコーチングを学んでみたり、、
プロゴルファーもプロゴルファーに成ってから、スイングで悩んでいることに対して、沢山の一流選手とそうでない選手を比較して研究してみたり、、
そして、たくさんのレッスンをこなして行くうちに、スポーツのコーチングというのは経験とコミュニケーション能力と観察力とリーダーシップの発揮の仕方で、コーチングのレベルが決まることを理解することができてきたのです。
Aさん、Bさん、Cさんのそれぞれのタイプにどのようにレッスンを進めて行くのか?
同じレッスンをしても誰かが上手くなり、誰かが上手くならない。だから同じレッスンをしても駄目。
ただ、レッスンに来るということは、初心者なら何をして良いのか分からないから来るのであって、ゴルフ経験者は上手くなりたくてもこれ以上、上手くならないから来ている訳であって、上手く成りたいという気持ちは皆同じです。
そこで、私はAさん、Bさん、Cさんタイプと、タイプ別にレッスンの進め方を変えるように工夫するようにしました。本当はもっとタイプは分かれますが、今回は分かりやすいように3タイプに分けることにします。
まずレッスンを進めて行く際に、レッスンを受けて上達するまでに最初に約束してもらうのが、レッスンでやってきたことを必ず次のレッスンまでに復習すること。
習ったことを復習しなくて、頭の中に習ったことが記憶されるわけありませんから、復習は当たり前です。
覚えなくてはいけないことを何も思い出さなくて、考えなくて、1.2日の間を頭の中が真っ白になっていたら忘れてしまいます。
記憶する、身に付けるということは何度も思い出すこと。
復習は絶対です。復習しなければ上手くはなりません。何事も覚える!ということは努力が必要です。そうですよね?
でも練習場に行って練習して復習してもらうのではなく、家でも、仕事場でも数分の僅かな時間だけでも思い出すだけでいいのです。
もちろん、1、2回は練習場に行って練習はして欲しいですが、忙しい人は練習場に行く暇がないので仕方ありません。
でも、練習場に行けなくてもレッスンを思い出そうとするか、しないかは忙しいことは関係ありませんよね。心がけの問題です。
練習場にいけませんでした、、ではなく、教えてもらったことを、家で何回も思い出すことはしてきました!でいいのです。
家でもできることを、レッスンのときにお伝えして、それはやってきてもらう。
復習することは大前提として、レッスンを進めていく。
ここでレッスンの進め方がタイプ別に分かれるのです。
→→つづく←←
2023年12月24日 21:20