アプローチは何故?飛距離アップより多くを語られないのか?part1
ゴルフを真剣に練習していくなかでとても大切なアプローチ。
アプローチさえ上手ければスコアメークは簡単にできるようになることは、私のレッスンを受けている方や私の過去のブログを観ている人は嫌という程理解していることでしょう。
よくよく考えてみるとアプローチって何??
本当に楽で安心できて寄せられるアプローチって何なのでしょうか?
私はゴルフを始めた当初は、かなり練習の環境が良かったため芝の上からアプローチの練習ばかりしていた記憶があります。
プロゴルファーに絶対になりたい!いち早くパープレーでまわりたい!って強く思っていたので、アプローチばかりを練習していたわけなのです。
パープレーでまわりたいと考えた時に、全てパーオンさせてグリーンを捉えられるようになりたいと考えるのは馬鹿げています。全部パーオンできるわけありませんよね。だから私は初心者のころ、アプローチの練習を死ぬほどやりました。
全部パーオンしたことありますか?
初心者のためにパーオンというワードを説明すると、ショットしてボールがグリーンに乗って2パットでパーになるときのことをパーオンといいます。パー3は1打目、パー4は2打目、パー5は3打目でグリーンにボールを乗せられたらパーオンです。
初心者の人は真っ直ぐに飛ばさないといけないからまずはフルスイングの練習をしてコースに行こうとしますが、ゴルフ場の傾斜地から全く打てず、とにかくミスしながら進んで、グリーンの側までやっとの思いで来たと思ったら、往復ビンタでグリーンの端から端を行ったり。
30ラウンドぐらいしてようやく気がつくのは、本番のコースでフルスイングのショットをコントロールすることは計り知れないほど難しいということです。全部パーオンできるレベルまでにどれぐらいの練習量がいるのか?300ラウンド?1000ラウンド?筋力が強くて、たくさん練習すれば全部パーオンできるかもしれませんが、そんなことするよりアプローチが上手くなるだけでパープレーでプレーできてしまいます。
ゴルフを始めてから数年間でスコアがどんどん良くなる人はフルスイングの練習はほどほどにしてアプローチとパターを練習しようという人だけなのですが、何故かほとんどのゴルファーがフルスイングばかり悩むことになるのです。
何故ならアプローチで悩みたくても、本番のコースでは1回勝負。アプローチはチカラでごまかせないし、ちょんちょんと打つアプローチは、シンプルな動きの中でも繊細な動きが求められる。
とにかくクラブフェースをボールに当てるので精一杯。
なんとなく当てて、なんとなくグリーンにボールを乗せる。
アプローチを優先して練習するといいことだらけなのに、それを知らないし誰も教えてくれない。
結局、何をしていいのか分からないからフルスイングを練習してしまう。そして、アプローチのスキルアップは後回しになっていく、、、
そしてフルスイングだけ悩む癖がついてしまい、アプローチとパターはなんとかなるからと自分を騙してスイング理論に溺れていくことになるのです。
アプローチが先に上手になりさえすれば、ゴルフは簡単になるのに、、、
でも、アプローチはシンプルな動きなのでどうしていいのか?何が正解なのか?どれだけ練習しても理解できない。
実際、何故アプローチは簡単そうにみえてとても難しいのか?
何故なのか?深く考えてみたことはありますか?
ちょんと打つだけなのになんでピタッっと寄せられないのでしょうか?
全部寄せられたらとてもいいスコアが出るのに、なんでフルスイングを先に悩んでしまうのでしょうか?
→→つづく←←
2022年11月13日 12:25