ゴルフ場での傾斜地から上手に打てないのは何故?part7
普段、練習場では普通に打てるのに、傾斜地から打てない人の共通点は?
それは、傾斜地から上手に打つためのアドレスとボールの位置が大きく間違えてしまっている。これが現実です。
逆に傾斜地からのショットは、スイングうんぬんは関係なく、アドレスとボールの位置さえ正しければ大きなミスは出にくくなります。それなのに、アドレス、ボールの位置を正そうとしない。
どれだけスイングのことで悩んだとしてもアドレスとボールの位置を間違えてしまっているので、絶対的に打てるようにはなりません。
そして、このことで厄介な要素は、間違えて覚えてしまったアドレスやボール位置に対して、正しいアドレスやボール位置をレッスンすると、違和感を感じてしまうことなのです。
正しいのに違和感を感じる。
どう思いますか?厄介ですよね。
正しいことを間違ってると思っていて、間違えたことを正しいと思っている。それを自分でどうやって治せるというのでしょうか?
そして、そのことを何ラウンドも何十ラウンドと続けてしまう。
間違ったまま、ラウンドしてしまうと間違えたことがそのまま固まってしまいます。傾斜地から苦手意識がついてしまうと本当に厄介なことになります。
自分で練習していると結局、傾斜地でミスしたことへの改善しようとしないでフラットな打ちやすいところでのスイングばかりを練習してしまうのです。
そういう違和感を私のレッスンでは受け入れてもらうことを進めていくのですが、傾斜地からのレッスンはコーチとしての腕が問われます。
本人には違和感があることを説得して納得させて受け入れてもらわなくていけないからです。結局打ちやすくならなくてはいけませんので、コーチのレッスンの腕次第になってしまいます。
上級者やプロゴルファーへのコースレッスンというのは、スイングよりも、まず正しくアドレスをしてきるのか?ボールの位置は正しいのか?
それを数センチ、数ミリの誤差を指摘して調整していく作業になります。アドレスが間違えているのに、スイングをレッスンすることはありません。
プロゴルファーはアドレスの重要性は経験のなかで深く理解しているので、そういうことを見抜いてくれるコーチを選ぼうとします。
プロコーチとして、プロゴルファーへアドレスのアドバイスをするためには、数多くの一流選手のアドレスを勉強して記憶する必要があります。体型やスイングによってアドレスは違いますから、皆に絶対にコレだ!!というアドレスはこの世の中にはありません。
初心者にはある程度はアドレスの定形しているレッスンも通用しますが、上達してきて、あるレベルの時期からはスイングのタイプによってアドレスは人によって違ってきます。
それが傾斜地ともなると、、もっと複雑な話しになります。
稲見萌寧選手はアドレスを完璧にすることを大切にしているとコメントをしています。一流選手がコーチをつける理由の1つが客観的にアドレスをチェックしてもらうことなのです。
でも、よくよく考えてみてみると、何で傾斜地から苦手な人は間違えてアドレスして、ボールの位置もおかしな場所に置いてしまうのでしょうか?
それは、やはり自己流だからです。
本当なら一番最初に傾斜地からの正しいアドレスとボールの位置を教えてもらわなくてはいけません。
自己流の人は、なんとなく傾斜地で一番最初に打ったときのアドレスとボールの位置が基準になってしまっているので、
その基準をしっかり直さないと苦手な傾斜地からは打てるようにはなりません。
なので、ゴルフはコーチングを受けたり、綺麗な基礎を身に着けた上級者とゴルフをしない限り、必ずアドレスやボールの位置の癖はついてしまいますので、身近な人のゴルファーのレベルで最終的な自分のゴルフのレベルが決まると言えるのです。
自己流である程度上手くなった後は、どんどん上手くなるということは、試合に出て格上のプレーヤーから常に学び続けるか、プロコーチのレッスンを受ける以外方法はありません。
その証拠として、、あるレベルの時期からスコアが変わらなくなる。それは、自己流での限界がくるからです。
最初が肝心要、、でもゴルフを楽しむということは上級者になることだけではありません。癖を楽しむのもゴルフの楽しみ方の1つなのは、間違いのないことです。
自己流で頑張るのも、悩むのも、楽しいことの要素です。楽しいのでしたらオールOK。
でも、上手くなりたい。
傾斜から上手に打てるようになりたい!!
ベストスコアを大きく更新したい!!
じゃあどうすれば、どうやって練習して、コースの傾斜からのショットを克服すればいいのでしょうか?
→→つづく←←
2022年07月04日 22:30