ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part4
ゴルフを始めてから、ゴルフ場の傾斜地に対してどうやって向き合い、どうやって打てるようになるのかを向き合うことは最も大切な要素の1つです。
ゴルフ場の色々な傾斜地から、スコアメークができるぐらいの平均点スイングが出来ていないのに、フラットな足場でスイングをあれやこれと悩んでしまっていることが、
如何にスムーズに上達する流れから踏み外してしまっているのかを理解し受け入れることが大切です。
もし、傾斜地から大きなミスを頻繁にしているのに、飛距離アップの練習をしたとしても、18ホールの中のどこかで傾斜地にボールが来て、ミスした瞬間に飛距離アップをしたことはスコアとは関係なくなり、そこで試合終了。その日のラウンドはチーンと消化試合になってしまう。思い当たるフシはありませんか?
過度な飛距離アップの練習は、やっぱりある程度ゴルフ場の傾斜地からそこそこ打てるようになってからでないと意味はあまり無いといえます。
私もプロゴルファーをしてきて、ゴルフコーチもしてきて、ゴルフは自然と戦うサバイバルなスポーツだと痛感し、それに対して柔軟に、臨機応変になれることがスコアメークなんだなと勉強してきました。
私のゴルフ人生を振り返ってみると、最初から本番のゴルフ場ばかりで練習できる恵まれた環境でした。
ゴルフを始めて2ヶ月目から試合に出たので、スイングで悩む時間は無く、ただ、とにかくボールを前に進ませて、アプローチとパターを練習する意識しかありませんでした。
スイングで悩んでいる時間があるなら、アプローチやパターを沢山練習して、コースでパーを取れることを先にしなくてはプロゴルファーには成れないと危機感を持って必死で練習していました。
私は趣味でゴルフを始めたわけではく、プロゴルファーに成るためにゴルフを始めたので、
優先順位は、まずは結果だったのです。
本当に毎日のようにラウンドをしていたので、始めたての頃は、ある傾斜地から大きなミスをしてダブルボギー以上のスコアになってしまったら、どうやってそこから、とにかくボールを飛ばせるのかしか頭には無くて、ミスをする苦手な傾斜地に行って、ブンブン音がする素振りをひたすらにしていた記憶があります。
そして、ラウンドの時のケアレスミスの反省は必ずラウンドの後にしていました。
ナイスショットをしたいとか、芯に当てたいとかでは無く、ミスをしてでも泥臭いパーをとるためには、どうすべきだったのか?ばかり考えていました。
もちろん、基礎練習や体幹トレーニングはプロゴルファーを目指していたのですから、しっかりコーチの指導を受けてやっていたことは大前提で、流行りのスイング理論とか、誰々はこうやって打ってるとか参考にしていたら、かえって迷ってしまい、実戦に弱くなると思っていたので、ひたすらにコースの反省をし続けていました。
今思い返してみると、スイングを綺麗にしたいとか、飛距離アップをしたいとかを思うようになったのは、確実にグリーン周りまで泥臭く飛ばせるようになって、スコアも80前後でまわれるようになってからだったと記憶に残っています。
そのようにして膨大なラウンド数年をこなしてプロゴルファーになった私にとって、コーチになってからアマチュアの方達の少ないラウンド数で、どのように工夫したらスコアメークができるようになるのか?
コーチとして本当に悩んで悩んで、ケース バイ ケースの解決法をずっと模索してきました。
上手くならないんです、、傾斜地から打てないんです、、でもラウンドはそんなに多くいけません。
どうすればいいのか?どう工夫をしなくていけないのか?
普通に練習場で練習していて解決すると思いますか?
練習して、コースに行って、練習してコースに行って、、、
今の自分の練習が、コースのための切実な練習ができているんだと自身がありますか?
コースのための実戦に通用する練習がしきれていないのに、流行りのスイング理論なんてやっていませんよね?
→→つづく←←
2023年08月13日 11:33