次に、プロゴルファーがプロゴルファーとして活躍するために必要なことは、トーナメントへの出場するための資金繰り。
そして、今までゴルフでかかった経費や生活費等、収入と支出のキャッシュフローの把握することの大切さ。
簡単に言うと、これからどれだけお金が必要で、今までにどれだけ使ってきたのかをしっかりと把握しなくてはいけないということ。
私は日本のプロゴルファーが世界で活躍できない理由として、このプロゴルファーとしての資金繰りとキャッシュフローの把握が、若い年齢の時に出来ていないからだと思っています。
お金のやり繰りの大切さを知らないからこそ、お金の大切さを見失い、お金を稼ぐことへの必死さが足りなくなってしまう。
試合をこれだけ出ると、これだけの経費がかかるということを正確に把握してますか?
1試合にかかる試合の経費はかなりのものです。ベテラントップシード選手になるとチームで動くので、その経費は莫大です。
それを具体的に理解して、プロゴルファーとしての道を展望していく。ツアートーナメントを戦うプロゴルファーは、賞金を稼いで、スポンサーから援助してもらっている個人経営者でもあるのに、資金のやり繰りを勉強していないなんて、プロゴルファーとして成長することは難しいのです。
残念ながら、、本当の現実として、ツアートーナメントのシード選手のほとんどのプロゴルファーが裕福な家柄で生まれて来ていて、親の財産の援助によって、プロゴルファーとしての流れに乗っていることが多いのが実情です。だから、金銭感覚が乏しい。
というより、ゴルフをすること事自体がお金がかかりますしある意味それは仕方のないことです。プロゴルファーになるまでに、物凄いゴルフプレー費がかかります。
もちろん、とんでもなく頑張って一度きりのチャンスをものにして、企業スポンサーがついて、そのまま実力者シード選手になるプロゴルファーもいますが、それは一握りの選手です。ゴルフをすること自体がお金がかかるのでスポンサーの協力が無くては、裕福で無い限り普通はできません。
スポンサーが付く実力と、流れが無ければ、スポーツ選手はそもそも生活していくことは無理です。
本来ならスポーツ選手はスポンサーが自分につかなくなれば引退です。
他のスポーツであればこういう一度きりのチャンスをものにした者だけがスポーツ選手として居続けることができるというのが当たり前のことなのですが、ゴルフはとても異質でプロゴルファーになれば何歳に成っても試合に出るための資本金を個人で持ってさえいれば引退することなく、チャレンジできるのです。
なので、他のスポーツを引退した年配のスポーツ選手が、ゴルフの世界に来てチャレンジしてみようとするケースが居間までにあったわけです。そこからプロゴルファーとして成功することなんてそうそう有るわけ無く、そんな甘くはないプロゴルファーの世界ですが、資金繰りさえできてしまえば、チャレンジはできてしまうのです。
ゴルフ以外でのスポーツではあり得ない話しですよね。プロゴルファーの選手生命が他のスポーツに比べて比較的に長いのはこういう理由があるためです。
逆に言うと、プロテストが受かって、プロゴルファーに成ったとしても、そこから資金繰りをどうするのかが大変なわけです。お金がとてもかかる、、
そして、私が言いたいことは何か?というと、ベテランシード選手として安定するために、世界て活躍するために、どれだけ頑張って、どれだけ試合の経費に投資していくのかという人生設計をプロゴルファーとしてできているのか?ということです。
プロゴルファーに成りたい!!とにかくプロゴルファーに成りさえすれば!と我武者羅に頑張ったとしてプロゴルファーになっても、プロゴルファーになってからの資金繰りがどれほど大変なのかを誰かが教えてあげなくては、プロゴルファーになってから路頭に迷うことになってしまいます。
プロゴルファーの皆さんなら分かりますよね。プロゴルファーに成りたい?本当に?本気の本気でなければ、、プロゴルファー生活は大変だよって、、
運良く裕福な家に生まれてきて、親がプロゴルファーになるまでと成った後の試合のための経費を出してもらえたとしてシード選手になったとしても、選手として賞金をどれほど稼げば自分に投資された分の元を取れるのか?
元を取った後に親孝行ができるのか?
までをきちんと考えなくては、プロゴルファーという職業が自分の仕事として成り立っているのか?と疑問に思えてきてしまうことでしょう。
実際に、子供をプロゴルファーさせて引退まで面倒をみたけど、お金がかかっただけだった。プロゴルファーとして生計を立てられるようには成れなかった。これほどのお金を使うのであれば、他の道もあったな、、と言っている人を私は知っています。
厳しいですが、プロスポーツは結局は実力が有るか、無いかだけ。勝負の世界ですから当たり前。
そして、皆を魅了するほどの技を磨き、皆から応援してもらうために、人生をかけて、全身全霊で、二度と登れない坂道を勢いで突破するぐらいの強い気持ちで、プロゴルファーの生活を送れるのか?
ツアーシード選手として安定して、そこから世界に羽ばたくまでに燃え上がり、燃え尽きるまで戦う覚悟があるのか?
それが本来のプロスポーツ選手としてのプロゴルファーとしてのあるべき姿、心構えです。
プロゴルファーになってから日の目を見無いプロゴルファーや、一度シード選手から落ちてしまったプロゴルファーが、そこから活躍するということがどれほどのことなのかを、理解し把握してもらうために、私はこのような内容を書くことを決めたのです。
これからこれだけの試合に出る、そのために必要な費用はどれぐらいで、試合の賞金だけでプロゴルファーとして生計を立てられるようになるには、どれほどの実力が必要なのか?
その賞金だけで生計を立てられるような実力をつけるためには、どれほどの練習やトレーニングがいるのか?
プロゴルファーとしての資金繰りを計画できて、そこで始めて本当のプロゴルファーとしての必要な努力ができるようになるのです。
プロゴルファーはとても魅力のある職業です。でも、プロゴルファーとして稼ぐことができるようになるためには本当に努力が必要です。
もし、プロゴルファーに成って、今、夢を追いかけている最中のプロゴルファーがいるとしたら、プロゴルファーの資金繰りをきちんと勉強し計画し直すことが大切です。
でなければ、本当の成功するための努力なんてできる訳ありません。
プロゴルファーでなくても、どんな職業でも同じ。
具体的な将来のビジョンがあって、それ対して計画していく。どういうことをして、どれぐらいお金がかかるのか?そしてどれぐらいの期間で結果になるのか?
そもそも論として、成功するための実力や人としての魅力があることが大前提です。実力、魅力を日々謙虚に磨いていることは大前提。
プロゴルファーはプロゴルファーとしての実力があるからこそ、その実力に人生の全てをかけるのですよね。
やはり人生をかけてプロゴルファーとして生計を立てるようになることは容易ではありません。
一流に成り上がるためには、中途半端な努力では無理です。
成り上がるためには、ゴルフに没頭すること。ゴルフに全てをかけること。ゴルフバカになることです。
ゴルフバカに成るためには、ゴルフに関係ないこと以外にお金を使わないこと。
ゴルフに関係することにはおしみなく投資すること。
そのためにプロゴルファーとしての資金繰りをしっかりと把握すること。
たまたま、試合で大きく賞金が稼げた!
やった!たまには贅沢しよう!
はまだ早い。
稼いだ賞金は、これからの試合の経費のためにとっておこうが正解。そこで贅沢をしたら成功のためのチャンスは無くなってしまいます。
試合だけの賞金で、引退した後の生活のためのお金まで稼ぐにはどれだけの試合に出続けなければいけないのか?
そこまで考えて本当のプロフェッショナルなのではないですか?
そして、本当に成功したいのであれば、皆から試合に出るための資金繰りを応援してもらうために、自らアピールする必要があります。
これだけ練習を頑張ってるんです!!
私には成功するだけの素質があるんです!!
私の未来に投資してください!!
死にものぐるいで試合を戦います!!
どうでしょうか?こう言えるほど、今!頑張れていますか?プロフェッショナルということはスポンサーに対してこういうことをアピールできることを言うのですよ。
スポンサーがつかなければスポーツ選手はやってはいけません。
別のお仕事の人達は、色々なところからお金を借りて、そのお金を死にものぐるいで増やすことをしているのです。それって凄いプレッシャーですよね。
それに対して、試合でお金を減らしていくだけというのは恥ずかしくないですか?
もし裕福で家族から支援してもらってきてプロゴルファーになっただけで、プロゴルファーとして稼いでないのなら、今までに支援してもらってきた以上を稼がなくては、人生としては赤字。
それでは駄目です。厳しいですが、ただの道楽者と言われても仕方ありません。道楽者と言われたくなければ、死にものぐるいで頑張ること!
プロゴルファーだからって何年も稼げないのなら、地に足をつけて稼いでいる方達のほうが立派だと私は思います。
お金の大切さを知るために、資金のやり繰りをもっと勉強しなくては、本当の努力はできませんよ。
稼いだお金を何に投資して、そのために何の経費を削減するのか?
プロゴルファーだから試合のための資金、体のコンデショニングのための資金は必要ですが、それ以外は必要ない。
プロゴルファーは修験者のごとく、成功を勝ち取り成り上がるためにゴルフを磨くだけ。
その資金を稼ぎながら、試合の結果を出す。
結果がでなければ、賞金を稼げなければ引退。
資金のやり繰りを勉強しなくては、何に投資をするのか?どれぐらい頑張らなくてはいけないのかが明確になることはありません。
年間を何十試合を戦わなくていけない。
プロゴルファーは本当に資金がかかる職業です。
もし、あなたがプロゴルファーを目指すジュニアの子の親であるなら、今からきちんとお金の管理の大切さ、無駄遣いしない生活習慣も徹底しないと、プロゴルファーとしては成功しません。
ただ、練習させてゴルフ場でプレーさせていればいいと考えている親に一言。
あなたが新しい会社を立ち上げて、そのための資金を捻出して、それをずっと運営していくことと、プロゴルファーしてやって行くことは同じですよ、ということ。
海外では子供に大人に成ってからのお金の管理、運用の仕方をきちんと教育のなかで教えています。
日本人全体が、このお金の管理と運用や経済に対しての知識である、金融リテラシーが低いのと、プロゴルファーが世界で活躍できない理由は綿密に関係していると、私は強く思います。
もし、、プロゴルファーとして数億円賞金で稼げることができたら、資産運用さえできれば、、人生は安泰なのに、、
そこまで理解して、成功を夢見なければ稼いだ賞金は、浪費癖により直に無くなってしまうことでしょう。
私も今、プロゴルファーとして、プロコーチとして、いち社会人として金融リテラシーを勉強し直していますが、早い段階でこういうことを深く学んでいれば、もっと良かったと後悔しています。
プロコーチになってから色々な分野のお仕事の人とたくさんお話しする経験を積むことができたのですが、プロゴルファーも他のお仕事も極めれば極めるほど、大変さは同じであると学ぶことができました。
プロゴルファーは専門家。
専門家として成功するのはどんな仕事でも、皆同じこと。
プロゴルファーの皆さん、1人の社会人として、色々と勉強して学ぶことと、プロゴルファーとして立派になることが比例していることは、当たり前です。
プロゴルファーになりさえすれば何とかなる、、わけではなく、プロゴルファーに成ってからのほうが何倍も大変だという1つの理由が、資金のやり繰りがきちんとできるようにならないといけないからです。
安定するまでゴルフのためだけのストイックな生活が送れるのか?
結局は、本当に!心から!ゴルフのことが好き!であれば、プロゴルファーとして練習してラウンドをできているだけで幸せなはずです。
スーパースターの野球選手である大谷翔平のようにストイックになれるか?
松山英樹選手も大谷翔平選手のようにストイックです。
ゴルフのために何を犠牲にするのか?
その犠牲にしたことの対価報酬として、プロフェッショナルとして成功するのです。
今の自分に甘えがないかどうか?しっかりと自問自答して、本当にプロゴルファーとしてやってくのか?いけるのか?を極限まで追い込んで考えてみなければ、多くのプロゴルファーのなかで勝ち上がることはできません。
では次に、プロゴルファーとしてどうスイングと向き合っていかなくてはいけないのかを説明していきます。
自分のスイングを見失ってしまっているなら続きを読みすすめてください。
→→つづく←←
2023年11月24日 22:17