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ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart5

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 ツアートーナメント選手のスイングとドラコン選手のスイングはどのように違うのでしょうか?

掘り下げてお話ししていきます。

 ドラコン選手達がツアートーナメント4日間競技に参加したらどうなるのか?

 こう仮定してみると問題の答えが浮き彫りになってきます。

 ティショットで思いっきり振ってドラコン専用のスイングで4日間持つのでしょうか?

答えはもう言わなくても分かりますよね。

 ドライバーをめちゃくちゃ飛ばしても、2打目からはツアートーナメント選手と差が出てしまう。

ゴルフはトータルバランスのスポーツです。

 セカンドショット、アプローチ、パターの何かのミスでボギー以上のスコアも打ってしまっていてはツアートーナメント選手にはなれません。

OBを打ったら競技としてその場で即終了。

 絶対にコントロールしていることが大前提のトーナメント選手に対して、ドラコン選手達は4日間の試合では太刀打ちできません。

ゴルフは上がってなんぼの世界。


 実は、ドラコン選手達がプライベートでプレーする時は、かなり控えめに打つことのほうが多く、全力で打つことはまずはありません。

 まず、ボールの行方が飛びすぎて見えなくなることが多いですし、少し曲げてしまうと、隣のホールの人まで簡単に届いて当たってしまいます。

 飛んで曲がるというのはとても危ないですし、皆に迷惑をかけてしまうのです。

 なので、ドラコン競技でないときのドラコン選手達は、何度も打ち直しになってスロープレーになったりしないためにも、曲げると危ないので、迷惑がかからないようにかなり距離を落としてコントロールします、、

 じゃあ、初めから迷惑がかからないなかで、18ホールのなかで使えるドライバーショットを練習すればいい、、というのが競技ゴルフの世界。ドラコン選手でなければ、、バランスよく練習しなくてはいけない。

 やっぱり、スコアメークというものはコントロール出来ていて、再現性のあるスイングがあって初めてできるもの。

 もっと言うと、、やっぱりスコアメークの要はパター!!3メーターぐらいから10メーターぐらいのバーディーパットを4日間で何回入れられるのか?がツアートーナメントの世界。

 トーナメント観戦をしていると、パターが入るかどうか?それを固唾を呑んで見守るのが楽しいわけであって、ドライバーショットはあくまでもコントロールできているかのほうが重要になってくるのがトーナメントの世界。

 自分がプレーしていると飛距離は気になるものですが、観戦している側からするとパターのほうが大切だと感じる。

パターをたくさん入れるってとても大変。

 ドラコン選手のなかには、競技ゴルフで上手く行かなくて、たくさんの種目の練習するのが疲れてしまったからドラコン選手に成った人もたくさんいるのは事実ですし、ドライバーが凄く飛ぶだけではツアートーナメント選手には成れません。

 時として、ドラコン選手の技術が巷で流行ったりしますが、やはり時間が経つと流行りは終わる。

 何故かと言うと、ドラコンの技術というのは諸刃の剣。スイングの安定性、スイングの再現性を結果的にボロボロにしてしまうことのほうが、、多い。

 いやいや、楽に飛ばせられるなら、そのほうが軽く打った時に飛ぶから、飛ばしの練習は意味は有る!
という意見もあります。

ちなみに私もそう思います。

 理想論を言えば、飛ばせるだけ飛ばせるようになったほうが上手くなります。飛ばし方を深く知ることは、結果的にスイングのことを深く理解することになるからです。

 但し、余程の自制心がある人に限ってはという限定的な話しになってしまいますが、、

 飛ばしの練習をして、コントロールを磨いてを交互に練習できる人は、飛ばしの練習は絶対にしたほうがゴルフの極みに近づくことでしょう。

 でも、物凄い振って練習して、その後に軽くリズムカルなコントロールショットをできるようなレベルの練習は元々上級者でないとできませんし、そんなことができるならパープレーでプレー出来ているはずです。

 全力でドライバーを打って練習した後にスイングがめちゃくちゃになった経験はありますか?めちゃくちゃになったまま帰るのではく、軽く打ってスイングを整えてから帰る。めちゃくちゃになった後にスイングを許に戻すことできますか?

 だから飛距離アップの練習はとても怖いのですよね?

 そしてこのテーマの話しの落ちを書いて、このテーマを終わりにしたいと思います。

 ツアートーナメント選手のスイングにあって、ドラコン選手のスイングに無いもの?

それを考えてみたら答えは出てきます。

それは、コントロールと再現性。

ドラコン選手は物理と科学の世界。

 ドラコンはインパクトまでのヘッドスピード、打ち出されたボールスピード、ボールの打ち出し角度、ボールの回転数。

 全身の筋肉を限界まで使い切って、限界ギリギリのなかでの勝負。

 逆に言うと、陸上競技の投擲種目と同じで、毎回良い記録なんて出るわけがない。

集中力や興奮するレベルや心理状態にも左右される。

毎回限界ギリギリで安定なんてするわけありません。

 ツアートーナメント選手のスイングは、まずは同じ球筋が何回打っても打てることが大前提。

 そのためには、少し控えめに、余力を残して、自分のスイングの隅々まで神経を張り巡らしてスイングをコントロールしなくてはいけません。

 そして、、ツアートーナメント選手とドラコン選手の決定的に違う所は、、アプローチ。

 何故?ドライバーを飛ばせても、アプローチは上手くならないのか?

 それは、インパクト以降のクラブのコントロールの技術、考え方が全く違うから!なのです。

 ドラコン選手からアプローチをレッスンして欲しいと思いますか?

 ドラコン選手が上級者やプロゴルファーにアプローチをレッスンしているのを見たことはありますか?

 アプローチはクラブの抜け、クラブの振り抜く方向、クラブの最後の納め方が要です。

 簡単に言ってしまうと、ドラコンはインパクトまで、ツアー競技はインパクト以降のクラブの使い方の世界、といえるわけです。本当はそんなに単純じゃありませんが大きく考えるとそうなります。

 よくドラコン選手の中で、飛ばしに必要なのはインパクトまでで、インパクト以降はどうでもいいというドラコンスイング理論を説いているケースがありますが、4日間のツアートーナメント競技でインパクまでだけを意識してスイングしていたらミスのオンパレードになってしまいます。

 傾斜地からどうクラブを振り抜くのか?疲れてきたり、スイングの調子が悪くなってきた時にもスコアメークをするためには、インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂びを知らなくてはいけません。

インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂び、、、

 クラブの軌道のことをクラブパスといいますが、物凄いスピードになるダウンスイングからフォロースルーのクラブパスと飛んでいくボールを精密に噛み合わせることは簡単ではありません。

 皆さんもドライバーを練習していて、どうやって振ればいいのか?なんで急に思いもよらぬ方向に飛んで行ってしまう時があって、その理由が全く分からない?ようなことは沢山経験してきましたよね?

 闇雲にめちゃくちゃ速く振って、凄いスピードでクラブをボールにぶつけた所で、物凄い勢いで何処かに飛んでいってしまうだけで、ボールをコントロールする感覚は絶対に生まれません。

 コントロールというのは、ダウンスイングからフォロースルーのバランス、振り抜き方の技術ののノウハウを知らなくてはコントロールは出来ません。

それは、皆さん練習してきて分かってはいますよね。

 でも、その振り抜き方の侘び寂びが全然分からない、、練習していてそう思いませんか?

 私がコントロールショットや、アプローチを上級者やプロゴルファーにレッスンするときには、まずは見本として打って見せて、その後に手取り足取り体で教えることを良くします。

 その時に、インパクト以降のクラブの振り抜き方をレクチャーする為には、余程の修練を積んで来なくてはいけません。

例えば、ドラコン選手がレッスンに来たとしますね。

 めちゃくちゃ飛ばせるし、飛ばしの技術は理解していることは重々承知なわけです。

ではアプローチをしてくださいと、ドラコン選手に言うとどうでしょうか?

 ヘッドスピードが速くないアプローチの世界では、ドラコンの技術は全く関係ありませんよね。

そこでドラコン選手に何が足りないのか?というと?

 そうです、クラブを振り抜くヘッドスピードが少なければ少ないほど、インパクト以降の振り抜きかたの技術が必要になってくるわけです。

 いつでもどこでも、気楽に寄せられるアプローチをレッスンするためには、飛ばしの技術とは全く別の世界のリズムとコントロールの世界を研究して学ばなくてはいけないのです。

 この話を聞いても、飛ばしたい、飛距離を伸ばしたいというのでしたら、スコアメークは辞めて飛ばしだけを追求すればいいのです。

それがドライビングコンテスト競技。

スコアが気になる?

それならまずはドライバーを飛ばす前にやることがある。

 リズムやテンポを安定させてコントロールすること、アプローチやパターを先に上手くなること、ある程度体調を管理して健やかな体をキープすること。

 スコアが安定していてゴルフにマンネリを感じてきたら、安定が無くならないように飛距離アップをすること。

 飛距離アップの練習をしていてスコアが悪くなったら、飛距離アップは辞めて、コントロールの練習に戻ること。

 ツアートーナメント選手はパープレー以上の良いスコアでプレーしながら、その中で飛距離を出していくのですが、4日間連続で続く試合の中でドライバーの飛距離を出すということは、とんでもなく大変なことだということは、誰でも想像はできます。

 ごく少数のツアートーナメント選手はドラコン選手の技術を取り入れてみようとすることは無くは無いのですが、同じリズムで同じテンポで精密なコントロールをし続けることのほうが大切だと思っているツアートーナメント選手のドライバーの飛距離の考え方と、ドラコン選手の飛距離の考え方は違うわけです。

 もっと言うと、、4日間パープレー以上でプレーする為には強靭な忍耐力と体力のペース配分とパターのラインを読み切り続ける集中力、精神力が必要なのです。筋力トレーニングだけでは足りない、それ以外のトレーニングも必要なのがツアートーナメント選手の世界。

 一番難しいのが、、パターのラインを読み切り続けること、、

 こうやって、具体的に違いを書いてみると、闇雲にドライバーを飛ばせるように練習してもスコアとは直結しないという理由が分かっていただけたのではないかと思います。

 ちなみに、私のレッスンを受けている方達は私が趣味でドラコンの練習をしていることは有名です、、

 なんでドラコンの練習をしているのか?というと、、楽しいから!そして、、最新ドライバーと最新シャフトのテクノロジーを味わえるから!というだけの理由で独り勝手にドラコンを楽しんでいます。ゴルフクラブオタクの私にとって、最新ドライバーを楽しむために飛距離アップの夢を見ることは絶対に必要なので、こればかりは誰から何を言われようが続けるつもりです。

 ドラコンは怪我したり、スイングの調子が悪くなるから、ゴルフコーチとしては皆さんにおすすめはしません。

 自分は気持ちよく好き勝手にドライバーをぶん回してるのに、人にはスコアメークをして下さいなんて、虫が良すぎる?

 いやいや、私は競技ゴルフをレッスンするコーチなので、どれだけドライバーをぶん回したとしても、いつでもある一定のレベルのコントロールショットはできるように、日々訓練はしています。

 コントロールショットの練習9割、ドラコンの練習1割といった感じで練習しているのですが、それが私の練習の内訳です。

 コントロールができないのに、ドラコンの練習をする?なんてそんなことはしませんし、ありえません。

 ゴルフは色々な角度から考えていくと、結局はパーを取ることが目的のスポーツです。

パーが取れないのに?飛距離アップ?

パーがとれないなら!まずはアプローチとパターでしょ?

 ポールのコントロールが出来ないのに、飛距離アップしようとしてるなんて、、

練習の順番は大切だとは思いませんか?

スコアメークはスコアメーク、飛ばしは飛ばし。

スコアメークして飛ばしたい?

 それなら、どれほどの練習をしなくてはいけないのか?想像をしてみてください。每日でも足りないぐらいになってしまいます。

 そうプロゴルファーの世界になってしまう。每日練習していても一流になれるのは一握り。
ほとんどのプロゴルファーはどうやったら結果が出るのか悩んでいるのです。

それだけゴルフは難しいスポーツ。

 楽しむゴルフで、そこそこのスコアでいいなら、限られた時間のなかでバランスよく練習すれば済む話し。

 私のこのブログを読み返してみれば、そういうことがいっぱい書いてありますので、忘れてしまった人や、読んでいない方は是非とも読み返してみてください。

書いても書いても書き足りない、、

ゴルフのことを書き始めるとどれだけでもかけてしまう。

ゴルフは本当に奥が深いですね。

→→おわり←←

 
2023年10月18日 07:11

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart4

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 ツアートーナメント選手とドラコン選手のスイングの違いは何なのか?

 それは、ツアープロトーナメント選手は3日間、4日間絶対に何があってもスコアが安定していること。

何があっても、、

 疲れてスイングの感覚が乱れていても、
体調が良すぎて振りすぎてしまう時も、
每日每日ラウンドしている中で成績が出なくてモチベーションが下がっている時も、
ある一定のスイングをし続けなくてはいけません。

 どんな時も一定のスイングをするためには、体の体調を整えなくてはいけませんし、スイングのリズムとテンポが安定していることが大前提となるのが、ツアープロトーナメント選手のスイングです。

 とにかくパーか、バーディーを取り続ける。パーか、バーディーを取りながら、スイングの修整をしたり、飛距離を伸ばさなくてはいけません。

 テークバック、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュを常にバランス良くチェックして、同じリズムとテンポで練習し続ける。

 そして本番コースでどんな傾斜地でも、微妙な距離の調整もバランスを保ちながら一定のリズムとテンポでこなしていく、それがツアートーナメント選手のスイング。

 そういうことが安定しているなかで、バーディーを取りに行く時に少しドライバーが飛ばせたら理想だなと思いながらも、リキんでスイングが乱れたらそこで試合は終了になってしまうので、試合の中でドライバーの飛距離を出すことはどれほどの難しい所業なのか?は理解していただけるはずです。

 ドラコン選手のスイングはとにかくヘッドスピードを出すことがまずは最優先。

 なので、たくさんのドラコン選手の理論があるなかで、テークバックからインパクトまでを、全身の筋肉のバネを使って、クラブのシャフトのしなりのバネを使って最大のヘッドスピードを出すというのがドラコンスイングの特徴といえます。

 ドラコン選手達の理論のなかで、テークバックからダウンスイングインパクトまでが飛ばす秘訣の全てと提唱している人が多いのは事実です。
 それに対して元祖ドラゴン選手の先駆けとして有名な安楽拓也さんはドラコン選手特有のパワフルスイングでなく、リズムカルでリキみの無い美しいスイングで数々のドラコン大会を優勝してきたので、今でも人気が絶えないスーパードラコン選手です。
 安楽拓也さんは愛知県出身で、ドラコンプロになる前から私は安楽拓也さんのことを知っていたのでとても身近で尊敬する方です。
 岐阜の長良川沿いにある公園ゴルフクラブ練習場で20年以上前に一緒に一度練習したことがるのですが、8番アイアンで250ヤードの看板に当てていた記憶があります。
 ちなみに安楽拓也さんはトレーニングが好きではないことでで有名で、神から与えられた天然のビックナチュラルボディと卓越したスイングセンスでドラコンチャンピオンになったので、他のドラコン選手達とは違う独特の世界を持っています。

 話しをもとに戻しますが、安楽拓也さんの飛ばしの理論は別として、ほとんどのドラコン選手はテークバックからインパクトまでを重視しています。
 もともとツアートーナメント選手達がドラコン競技の打ち方を全て参考にしない理由が求めるスイングの性質が違うからです。

 ツアートーナメント選手達のスイングは一定のリズムとテンポでスイングをいつでも再現できることが大前提で、ピンに対してショットする際に数メーターにつけなくてはいけません。

 そんな精密なスイングに、ドラコン競技のスイングの技術を丸々取り入れてしまうと、スイングの再現性やスイングの強弱のニュアンスか失われてしまいます。

 実は、ローリー マキロイ選手はドラコンの技術を少し取り入れてトーナメントを戦っていると言われていますが、そんなことができるのは超一流選手だけであって、ドラコンとツアートーナメントを融合するなんて夢の話しです。
 ローリー マキロイ選手が皆の憧れのスーパースターであるのは、スイングが綺麗で飛距離も飛ばせるから。
 ローリーマキロイは人知を超えた領域でゴルフをしているということになりますね。多くのファンがいて、プロゴルファーからも憧れている理由は唯一無二だからです。

 ただ、世界のドラコン選手達はローリー マキロイ選手よりも遥かにドライバーを飛ばすわけですが、精密なセカンドショットを打つ必要はなく、アプローチやパターの技術は関係ありません。

 なので、ドラコン選手がヘッドスピードを上げるための練習や、ヘッドスピードを上げるための筋肉トレーニングを、そっくりそのまま、ツアートーナメント選手達がやってしまうと、スイングのテンポやリズムや、アプローチ、パターの繊細さまで失われてしまう可能性が大きくなるのです。

 ツアートーナメント選手達が飛距離アップをするためにスイング改造をして、スイング改造に失敗してツアーで成績が出せなくて戦えなくなってしまったという例が、今までにたくさんあるのは、それほどまでにゴルフスイングの精密さを残しながら飛距離アップをするということが想像を絶するほどに難しいことを物語っているということになります。



→→つづく←←
2023年10月12日 18:26

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart3

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 ドライビングコンテストでドライバーの飛距離を競いあう、ドラコン選手達の求めるスイングは?

 それはとにかく、ヘッドスピードと打ち出されるボールスピードを限界まで上げること。

 ドライバーの飛距離の三代要素は、ボールスピード、インパクト時のボールの打ち出し角度、飛んでいくボールの回転数。

 もちろんドラコン用のスイングを身につける必要はありますが、ヘッドスピード、ボールスピードをまずは極限まで高めなくてはドラコン選手になることはできません。

 ドラコン競技はヘッドスピード58m/sから68m/sの世界。

 ヘッドスピードのことについてあまり知識が無い方へ説明すると、
m/sとはメーターパーセカンドと読み、1秒に何メーター進むのか?という速さの単位です。

日本女子プロゴルファーで40m/s〜45m/s、
日本男子プロゴルファーで48m/s〜53m/s、
アメリカ男子プロゴルファーで51m/s〜58m/s。
アマチュアゴルファーとしては、
女子で31m/s〜38m/sぐらいで距離に換算すると130ヤードから210ヤード、
男子で37m/s〜46m/s180ヤードから260ヤード
の中でゴルフを楽しんでいるという感じです。

 アマチュアゴルファーでプロゴルファーと同じぐらい飛ばせる人は、いわゆる飛ばし屋と飛ばれる人達ですが、前回の回で説明した通りプロゴルファー達は余力を残して精密にコントロールして飛ばしているので、同じ飛距離でも性質が異なります。

 どうでしょうか?ドラコン選手達のヘッドスピードの凄さが少し理解できましたか?

 ドラコン選手達のドラコンの練習の基礎は筋肉トレーニングをしてヘッドスピードをひたすらに上げること。ヘッドスピードを上げきったら、弾道計測器でボールスピードとボールの打ち出し角度とボールの回転数とにらめっこしながらスイング軌道の修整をすること。ヘッドスピードを上げきらなくてはドラコン競技へ参加できません。

 それに対してトーナメントツアープロはアプローチの感覚、精密さを見失わないことが大前提でドライバーの練習をするわけですが、ドラコン選手達のスイング練習はドライバーの一発の距離を求めるので、練習の内容は全く違うわけです。

 もともとゴルフというのはスコアを競うスポーツなので、
そのスコアをの為にアプローチ、パター、バンカー、深いラフからのショット、そして傾斜地からショットをコントロールすることを、まんべんなく隈なく練習しなくてはいけないから難しいわけですが、ドラコン選手は選手としてはドライバーの飛距離だけ練習するので、私は陸上の投擲種目とドラコン選手は同じジャンルのスポーツだなと考えています。

 陸上の投擲種目の選手は体格に恵まれた人しか大会の上位にはいけませんが、ドラコン選手達は、ドライバーという道具を駆使しなくてはいけませんので、そういう意味ではテクニカルな要素もあるのがドラコン競技。

 ただ、結局ドラコン選手も世界大会になると、、体格勝負になってしまい。身長190センチの腕が長くて筋肉モリモリの選手達に、日本のドラコン選手達はため息をつくばかり、、やっぱり陸上筋肉の投擲種目と同じなのか?というのが今の現実です。ハンマー投げの室伏広治さんがドラコン選手をしていたらドラコン世界大会にいけたのでは?と私は想像してしまいます。

 そんなドラコン選手達のスイングのタイプは、

全身筋肉バネ人間になってパワーでねじ伏せるタイプ、

体幹を極限まで鍛え上げて腕やシャフトのしなりで飛ばすタイプ、

スイングの効率が良くバランス良く総合的に飛ばすタイプなど、
ドラコン選手にもタイプが分かれます。

 いづれにしても体幹の強靭さがなくては飛ばしを楽しむことはできませんので、どのタイプでも体幹の強さを持っているかが飛ばしの大前提となります。

 ただ、ドラコン世界大会ともなると全てのタイプを兼ね備えていないと優勝できませんので、ドラコンは奥が深いとも言えますね。

 ドラコン競技の世界記録は、、なんと、、
マイク ドビン選手の551ヤード、、

 マイクドビン選手は身長203センチ体重140キロ。最高ヘッドスピードは、、73m/s。

 なんというか、、ここまでくると陸上競技の投擲種目の金メダルを取るぐらいの身体能力、、

 室伏広治さんみたいな日本人が現れて、ドラコンをしなくては世界のドラコンには通用しないのか?

 
 次回は、トーナメントツアープロのスイングと、ドラコン選手のスイングを具体的にテクニカルな要素を踏まえて説明していきたいと思います。今回はあまり長く説明しても、アマチュアの皆さんは実感しにくいことでしょうから簡単に説明していくつもりですが、皆さんにとってのドライバーのコントロールとパワーの折り合いを理解するためには必要なテーマかもしれませんので、是非とも最後まで読んでいただけたらと思います。

→→つづく←←
2023年10月06日 22:59

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart2

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 ツアートーナメント選手の求めるドライバーの飛距離と、ドライビングコンテスト専門のドラコン選手の求める飛距離の違いって何なのか?

 もし、ドライバーが物凄い飛んでいるからといって、飛んでる人が皆上手く見えてしまう人は、今後の自分のゴルフでの成長が停滞するという、危険な状況だといえます。

 ドライバーが飛んでいる人は皆上手く見えてしまう人は今回のテーマを良く理解しなくてはいけません。

 飛距離の飛ばしにも色々あって、飛んでいるから絶対にいいとは限らないからです。

 ツアートーナメント選手とドラコン選手のドライバー飛距離の性質の違いを知れば、
きっと今後のドライバー練習の参考になることは間違いありません。

 ツアートーナメント選手のドライバーの飛距離はスコアを良くするためのものでなくてはいけません。

 3日間、4日間の試合のなかでOBを打つなんてもってのほかであって、きちんと安定してコントロールされた球筋でなくては飛距離アップする意味は、競技ゴルフにおいては全くありません。

 ツアートーナメント選手のドライバーショットの本質は、ショートアイアンと同じぐらいコントロールされていることです。

 普段の練習では、アプローチやパターの練習が優先で、その次にセカンドショットがピンに対して狙えていることが大前提として、余裕が有る中でドライバーの練習をすることになります。

 ショートアイアンのようにドライバーをコントロール出来ていなければ、ツアートーナメント選手は飛ばしにはいきません。
 OBを打ったら、2つバーディーを取りにいかなくてはいけませんし、フェアウェイにいかなければバーディーは取れなくなります。残り150ヤードの深いラフよりも、180ヤードのフェアウェイのほうが断然有利なのが競技ゴルフだからです。

 ツアートーナメント選手は、コースによっても違ってはきますが原則ドライバーを使わなくてもパープレーでプレーすることができます。

 あくまでもドライバーは安定していなくては、数日間の試合では使い物にならないので、安定してきることが前提として飛距離を出していけるのかがツアートーナメント選手のドライバーショットなのです。

 選手によってはドライバーの練習をしすぎると、ショートアイアンの精度が落ちてしまうので、ドライバーの練習はイメージを確認するだけであまり打たない選手もいるぐらいです。

 一流のプロゴルファーのドライバーショットは、アマチュアゴルファーの方の想像を超えるほど安定して精度が高く、アマチュアゴルファーの100ヤード以内のアプローチ感覚で常に打てなくてはいけません。

 私自身、私的な練習として、ドライバーの練習は、朝一番のティーショットでショートアイアンを打つぐらいの感覚でドライバーが打てる状態にしておくことを、日々の練習では気をつけています。

 なぜなら、プロゴルファーやプロゴルファーを目指すジュニアゴルファーに対してレッスンする際に、質の高いドライバーのレッスンをしなくてはいけないので、そういうレッスンをする時の為に自分で練習しておく必要があるからです。

 俗にいう、ボールを安全に置きに行くドライバーが打てること。

 弾き飛ばしてどこに飛んでいくのか分からないことに対して、計算された安全な球筋を打つことを、ボールを置きに行くと表現することがあります。

 ゴルフボールを手で目の前にポンとボールを置くイメージなぐらいシンプルに楽にドライバーが打てること。トーナメントプレーヤーは想像以上にドライバーを楽に安定して打っているということを、アマチュアの皆さんは理解しなくてはいけません。

 楽に打って男子プロは290ヤード?女子プロは250ヤード?

なんで?

 それは、日々の練習の中で、のミート率を上げる基礎練習、ゴルフクラブを超効率的に使う練習、同じテンポとリズムで打つ練習を、とても長い時間をかけてやってきているからです。

 春から秋の終わりにかけて、ツアートーナメント選手は約8ヶ月間前後の期間、試合を戦い続けるわけですが、フェアウェイを捉え続けながらパープレー以上を前提としてプレーしなくてはいけません。

 ドライバーショットがコントロールできなくなれば、第一線に居れなくなる。

 64から68のスコアを2日間、3日間連続で出さなくては試合の上位に行くことはできません。

 コントロールが大前提のなかで、5ヤードから10ヤードドライバーの飛距離を余計に出さなくては68以下のスコアは中々出ない。

 人知を超えた究極の精密な感覚の世界。それがツアートーナメント選手の世界であり、それを維持することは修験者の如く過酷です。


 コントロールが安定してるのを大前提として、ドライバーの飛距離出すことは、1年の中で、食事、トレーニング、練習プログラム、休養のとるタイミングを徹底することにより、それで初めてできることなのです。

 アンダーパーが連続で出なくなったら引退。スコアという結果を出し続けることはやはり過酷であり、想像を絶するほど日常生活のなかで節制による節制が求められます。

 そして世界の一流の集まるアメリカPGAトーナメントで戦い続けるのなら、さらに努力が必要です。

 ドライバーを精密にコントロールしながら、コントロールが大前提で飛距離を出す。

 それがトーナメントツアープロのドライバーとなります。

 トーナメントツアープロは、ドライビングコンテストのドラコン選手に対してどのように飛ばし方や、スイングの性質が違うのかは、ドラコン選手のお話しを少ししてから、その後に具体的にお話しすることとします。

 ドライビングコンテストのトラコン選手のドライバーショットは、トーナメント選手とどう違うのでしょうか?

説明を続けていきます。

→→つづく←←
2023年10月02日 03:33

ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart1

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(↑ドラコン選手のスイングは真似したら危ない↑)
 
 ドライバーをもっと遠くに飛ばしてみたい、、
自分の体格と筋力から織り成せる限界までの飛距離は、もっと飛ばせるはずなのに飛ばしきれない。
 自分より筋力がないのに、体格も大きくなのに、あの人はなんで?あんなに飛ばせるの?

 自分の今の体格なら、あと2、30ヤード飛びそうなのに、どれだけ練習しても変わらない。

 
 筋力がある人が飛ばせられないのはスイング効率が良くないから。

 筋力が小さい人が飛ばせられないと感じるのは自分の筋力に対しての本当の最大飛距離を定められてないから。やはり飛距離には筋力は少しは必要です。
 ちなみにムキムキになるようなトレーニングではなく、日常でできる5分ほどのトレーニングでも、アマチュアゴルフ平均飛距離までは簡単に飛ばせるようになります。
 この話はいつか機会があったらしてみたいですね。

 ゴルフを趣味として楽しんでいる人の中でドライバーの飛距離に対して不満を持っていて飛ばしきれないと悩んでいる人は数しれず。
 逆に飛距離よりも安定が欲しいという人も無きにしもあらず。

 ドライバーの飛距離を伸ばす為には、色々な方法があります。

 ただ、そのドライバーの飛距離アップには競技ゴルフとしての飛距離アップと、コントロールを犠牲にしても飛ばし切るドラコンとしての飛距離アップがあるのですが、その目的によって練習方法は全く違います。

 今回は、ツアートーナメントプロゴルファーが求めるドライバーの飛距離と、ドライビングコンテスト専門のドラコン選手の叩き出す飛距離の性質の違いを説明してみようと思います。

 私はゴルフコーチとして、ツアートーナメントに求める飛距離の性質と、ドラコン選手の飛距離の性質を深く理解しているので、競技としてのレッスンと、ドラコンとしてのレッスンはしっかりと分けてレッスンしています。

 よくよく考えてみると当たり前のことなんですが、アマチュアゴルファーの皆さんとお話ししてると、競技としての飛距離とドラコンのための飛距離をごちゃ混ぜにして、とにかく飛距離アップ!!と言っている人が多いなと思う機会が多いので、一度ドライバーの飛距離について整理整頓をしてみようと思います。

 今後のドライバー飛距離アップの参考になるかもしれません。

さてさて、、

 ツアートーナメントに求められる飛距離と、ドラコン選手の求める飛距離との違い?
分かりますか?

では、説明していきます。

→→つづく←←
2023年09月26日 06:40

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part10

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 話しをCさんタイプの説明に戻します。

 もし、Cさんタイプの人がレッスンに来たら、心を込めて数年先のための基礎の練習をきちんとレッスンすることから始めます。
 
 ある程度、基礎ができたら、その基礎だけで実戦でどれだけ通用するのかを知ってもらうレッスンに変えます。
そして、基礎的な練習だけで最初の立てた目標をクリアできることを知ってもらうのです。
 
 基礎がきちんと身につくと、そこから調子が安定して長くゴルフが楽しめることを理解してもらいます。

 本当の基礎ができているので、上達の先が見えないほどに、ゴルフを楽しめるようになるのです。

 そこからの楽しみ方は人それぞれ。性格や、ゴルフの環境も関係しますから、楽しければそれで良し。

 そんな中で一番の上達の敵が、余計な情報と、アドバイス。

 上手くなって行く過程のなかで、その余計な情報やアドバイスを振り払っていくことが、レッスンにおいては何よりも大切なのです。

 レッスンをしていて1つのテーマを克服して改善するのに、数週間、数ヶ月かかるのに、その取り組んでいる時に違うことをしてしまうと、全てが中途半端になってしまいます。

 なので、今、私のレッスンを受けている人達には、インターネットでのレッスン動画や、他の人のアドバイスはなるべく影響を受けないように、レッスンで取り組んでいることに集中するようにお願いしています。

 もしゴルフレッスンを受けるのなら、こういうことを注意しないと、レッスンの意味は全くなくなってしまうのでそのことは知っておくべきです。

 Aさんタイプ、Bさんタイプも最後の最後は余計な情報や、アドバイスによって、自分にとっての一番いいゴルフを見失うことになります。
 せっかく良くなっていたのに、なにが良いのか分からなくなる。自分の良さを見失う。

 Aさんタイプ、Bさんタイプ、Cさんタイプで10年後に誰が一番上手くなりやすいか?
分かりましたね。

 コースで打ちやすいスイングを身につけることは、至難の業です。

 さらに、その練習して身につけたスイングを本番コースでの傾斜地で打てるようにしたり、振り幅、強弱を覚えていくほうがさらに大切だということを忘れてはいけません。

 自己流で、多すぎる情報のなかで、多くの人からアドバイスを貰って、今、一生懸命に練習をしても上達する兆しが見られない人は、今回のテーマを是非とも参考にしていただきたいと思います。

 本来は、覚えなくてはいけない最低限の基礎をきちんと身につけること。

 ある程度のレベルになったら実戦でできることを優先すること。

 沢山練習していって何年も経つと、手間をかけたなりの結果にしかならないことを深く理解して、その手間をかけたなりの結果を受け入れ楽しむこと。

 ゴルフを楽しみ続けるには、人と比べないで、自分のかだいと向き合うことが一番大切です。

 自分より上手な人は沢山います。上手いか上手くないかだけで見てしまう人は、嫉妬妬みで業に呑まれてしまうことでしょう。

 上手くなるにはプロセスが大切で、結果だけ見ていても仕方ないのです。

 上達に手間をかけた人に対して、なんで上手いんだろなんてトンチンカンなことを思わないこと。
 凄い上級者の人達は、時間をかけて手間をかけたからこそ上手くなっているのですから、自分のかけた手間なりの結果と比べても仕方ありません。
 人と比べないようにすれば趣味としてはずっとハッピー。

自分と向き合うこと。

 そして、楽しい趣味としてではなく、本気の競技ゴルフをするのなら、、試練の道を歩むことになります。苦しさ、挫折を乗り越えられることを喜びとする者が、競技ゴルフの真髄を味わうことができます。

競技ゴルフは究極の忍耐力勝負の世界。

私はそんなドMな競技ゴルフが大好き、、


 ゴルフ場で打ちやすいスイングになりたいのであれば、溢れすぎた情報を参考にスイングを作っても、沢山の人からアドバイスをもらいすぎても、ゴルフ場で打ちやすくなることは、なかなか無いことが、今回のテーマで分かっていただけたでしょうか?

 私が普段の多くのレッスンをしてくうえで、エンジョイハッピーゴルファーのレッスンと、燃え盛る炎の中で極限の集中力を試される競技ゴルフのレッスンをきっちりと分けてレッスンしているのですが、それは当たり前のことですよね。
 そのことをきっちりと最初に分けてレッスンしていくなんて当たり前なのに、楽して競技ゴルフをかじってみようかなってゴルファーが来たのなら、どちらか決めてからでないとレッスンを始めることができません。
 競技ゴルフの場合は、、練習量、ラウンド数、生活の中でできる必要なトレーニングも必要になるので、競技ゴルフをしたい人はそのことは理解しておくべきです。

 私は、エンジョイゴルフも、競技ゴルフもどちらも大好きで楽しいことを知っています。生活がかかっているプロゴルファーでないのなら、どっちでゴルフを楽しんでも自由に決まっています。

 プロゴルファーや、プロゴルファーを目指すジュニアのレッスンはアマチュアゴルフと別世界の話。そんなレッスンも私はプロコーチとしてこなしていますが、プロコーチとしてきちんと分けてレッスンをするようにしています。

 エンジョイゴルフと、競技ゴルフ、プロゴルファーになるためのゴルフ。

どのゴルフで楽しんでいますか?


 コースで打ちやすいスイングといっても、それぞれのレベルによって話しは違ってきます。

 ただなんとなく練習して、最近ずっとマンネリで上達度しなくなったな、、という人は、今回のテーマで頭のなかを整理してみて、それからきちんと自分なりの練習を組み立て直すことをおすすめします。

 もし、私のパーソナルレッスンに興味がある人は一度初回レッスンだけ受けてみて、お話しに来てください。レッスンというのは人と人との相性もありますし、受けるからには少しの期間は、練習プログラムが実戦で機能するまでに時間がかかります。そのことを理解していただけている人でしたら、お問い合わせいただけたらと思います。

 直に上手くなる!なんて嘘八百、少しの努力は必要に決まっています。

 ゴルフはスポーツなのですから、他のスポーツだって同じですよね。

 パーソナルレッスンはプロとしての仕事をきちんとしますので、そこは安心してください。

 私はきちんとレッスンに来る人には、きちんとレッスンすることをモットーにしています。

 私はゴルフがとても大好きで、ゴルフの楽しさを、人それぞれのケースに合わせて楽しくレッスンすることを、今も研究勉強しているプロコーチです。

 こんな内容のブログを書いていますが、こんなこと書く私の気持ちを理解していただける方はきっと私のレッスンを気に入っていただけるはずです。

 ゴルフ場で打ちやすくならない練習だけはしてはいけませんので、良く考えて意味のある練習ができるようになることが大切だと、私は思います。

 練習場専用の練習のためだけの練習でなく、コースで打ちやすくなるような練習。

できていますか?


→→おわり←←

 
2023年09月19日 06:46

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part9

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 Cさんタイプの説明をするまえに、一生懸命にやっていた趣味などを、何で辞めてしまうのか?飽きてしまうのか?を考えてみようと思います。

 前回の回の質問を皆さんなりに考えてみていただいたでしょうか?

では、私の考えをお話ししていくことにします。


なんで辞めてしまったのか?飽きてしまったのか?

 それは上達が止まって楽しく無くなったから、
勝てなくなるから、
評価が上がらないから、
だからやる気が無くなって飽きてしまう。

では、それはなぜなのか?

 それは、結果的に合理的な理に適った技術を身につけられなかったから。

 では、何故合理的で理に適った技術を身につけられなかったのか?

 それは、正しい技術を身につけるための基礎という土台がきちんとしていなかったから。

 きちんとしたものに、きちんとしたことを重ねていかなければ、いつかは重ねても剥がれ落ちる時期がきてしまいます。

だから基礎って大切なのですね。

 年数が経てば経つほど、その基礎の質、覚えた基礎が理に適っているのかで、年数が経ってからもそこから上達するかどうか?、成長するのか?が決まってしまいます。
 あと、もう1つ大切なことがあるのですがこの話しを読み終えた時に理解出来ているはずです。
 もう1つ大切なこと?

もっと分かりやすく例えましょう。

 世界中からどんなチームを組んできても、どんな機材を持って来てもいいので、決められた同じ形のティッシュペーパーと同じぐらいの大きさの積み木を縦に積み上げていく大会があったとしまします。

優勝償金は100億円。大会の期間はまるまる1週間。

 積み上げて30秒キープできたところまでを記録とし、この後崩れても何度でもやり直しができるとします。

 もちろん1つ1つの積み木は精密に少しの歪みもない全て同じ形の立方体と仮定します。

 積み木を縦に積み上げる場所は、土、小石の荒れ地。もちろろん自然の大気の風も少し吹いている環境です。

 積み上げるための土台も自分達で整地して設置しなくてはいけません。土台の素材は木の板でも、鉄の板でもなんでも構いません。荒れ地の上に直接積み上げてももちろんオッケー。

では、どういういったチームが優勝するのでしょうか?


Aチーム
とにかく平坦そうな場所に木の板を置いて、何度も何度も体当たりで積み上げてくチーム。
崩れたらとにかくやり直すことを繰り返す。

きっとこのチームは一週間あるのにもかかわらず、最初の数時間で崩れてしまうパターンが決まってきて、数日経つと諦めてしまうことが予想されます。


Bチーム
ある程度きちんと水平器を使って土台を作って、時間をかけてゆっくり、ゆっくり丁寧に積み上げていくチーム。少し手先が器用で、体力、気力、集中力は人並み以上の人が集まったチームがこのBチーム。

きっとこのチームは一週間あるうちに、何回か積み木を崩して、何回目かに数日かけてかなり積み木を積み上げていくことになるでしょう。
でも、かなり積み上げたときに、ほんの僅かな風によって、あっーー!!くそーー!!バシャーーんと高く積んだ積み木が崩れ去ることが予想されます。


Cチーム
優勝償金100億を狙って、世界中からその道のエキスパートを集めてきたチーム。

構造計算する人、精密に水平を測る機械のスペシャリスト、世界中の世界遺産を何年も何年もかけて修復している職人の鏡のような積み上げ係りの職人。
そして、、、自然の風から積み木を防ぐための壁を即座に作り上げていくその道のプロ。

 きっとこのチームは、積み木を積み上げる前の土台作りに数日かけることでしょう。
 超精密に1ミクロンも違わない水平を測りだし、磨きに磨いた鏡のような鉄の板をその上に置くまでに時間をかける。

 そして、土台ができたら積み上げるプロが時間をかけて積み上げていく。
そして、そして、積み上げるのと同時に風を防ぐための周りの壁も作り上げていく。

 どこまでも積み上がる積み木は一週間経っても、積み上げている最中で時間終了となることも予想されます。

はい、どのチームが優勝するでしょう!?

ってC チームに決まってますよね。

こんなの当たり前です。


 では、これをAさんタイプ、Bさんタイプ、Cさんタイプに置き換えてみてください。

 その中でも、Cチームが土台を作るのに時間をかけたことが、ゴルフのなかでは基礎の練習。
経験豊富な職人が積み上げるのが、経験豊富なコーチがレッスンしていくということ。
 そして、何よりも風を避ける壁を作る作業が何よりも大切。
 その風を避けることが、ゴルフだと余計な情報やアドバイスを避けることと同じになるのです。
 この例えのなかの風というのは、余計な情報やアドバイスのことの例えだったのです。

 以外と、この風を避けることと同じである、余計な情報、アドバイスを避けることがきちんとできる人が少ないのが、ゴルフの世界。

 どれだけ丁寧に積み重ねても、手間ひまかけても、それを崩してしまうのが吹き荒れる風、そう、余計な情報やアドバイスなのです。

 凄く活躍していたプロゴルファーが、突如調子を崩すしてしまって、成績が低迷して、成績が戻らないケースはよく聞く話です。
その理由の多くが余計な情報と余計なアドバイス。

 私は、プロコーチとしてそのような、調子を壊してしまって戻らなくなってしまった一流選手に何が大切だったのか?と深く考えてきました。
 輝かしい未来が途端に陽炎のように消えてしまうという、とても残念でもったいない出来事が多く起こってきてしまいました。
 そういうことを考えた先に私の辿り着いたコタエは、その人その人の良いところ、いい癖を守ってあげることが一番大切だということ。
 余計な情報や、アドバイスを聞いてしまうと、自分の良いところ、直してはいけない良い癖のまでも、直そうとしてしまう。
 そういうときに、優しく諭すように、無理に変えないで、そのままいつも通り、自分らしく戦えばいいんだよと、語りかけることが一番大切なのではないかと思うのです。


それでは、話しをCさんタイプの説明に戻しますね。



→→つづく←←
2023年09月14日 07:57

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part8

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 Aさんタイプ、Bさんタイプの人に対して、
Cさんタイプの人の説明をしてこうと思います。

 ゴルフを趣味として楽しむなら、Aさんタイプ、Bさんタイプでも十分に楽しめます。
 
 ですか、5年後、10年後になるとどのようになっていくのかは、多くのアマチュアゴルファーと、コーチとして向き合ってきた私からすると、どのタイミングで上達がしにくくなり、息切れしてしまうのかが想像できてしまうのです。
 
 厳しいこと言うよね、って思う人がいたら、
そんな人に質問したいと思います。

人生の中で、10年以上長く楽しんでいる趣味はありますか?

 どうです?一生懸命にやったスポーツや楽器、その他の趣味。ある程度やって、やりきって飽きてしまった、楽しくなくなったということが、人生の中での経験はありませんか?

 学生の時にやっていた部活のスポーツや楽器や絵画、演劇、啓蒙活動。ゲームが好きならゲーム、読書でも構いません。成人してから始めた趣味でもオッケーです。10年以上楽しめていることは?ありますか?

どうでしょうか?

 長く楽しむって、なかなかできることではありませんよね。

 今になって、その頑張ってきたこと、やってきたことを、なんで辞めてしまったのか?飽きてしまったのか?を考えてみてください。

 このことを解決しなければ、その辞めてしまったこと、飽きてしまったことと、
ゴルフが同じになってしまうのではないでしょうか?

解決しないと、ゴルフもいつかは飽きてしまう???

 ん!?あっ!!Cさんタイプの説明をする前に少しの間、皆さんに、皆さんなりにこのことを考えてもらうことにしましょう。

そうしましょう。

コタエは1つではありません。

少しだけでいいのでこのことについて考えてみてください。

なんで辞めてしまったのか?なんで飽きてしまったのか?

せっかく頑張ったのに、、趣味として楽しみ続けたら良かったのに、、

→→つづく←←
2023年09月09日 22:45

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part7

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 前回の回で、Aさん、Bさん、Cさんのそれぞれゴルフに取り組む姿勢のコメントを、書いてみましたが、どのタイプに当てはまりましたか?

 もちろん、ゴルフの楽しみ方には正解は無く、普段の生活のリフレッシュになっているのでしたら、趣味ゴルフとしてはそれが理想です。
 競技としてのゴルフでなければ、楽しさを味わえてることに勝るものはありません。ストレス発散のためのゴルフ!という目的も大アリのアリです。

 また、A、B、Cのどれにも当てはまらないDタイプの人だったとして、のんびりで、ゴルフによって皆とのコミュニケーションを楽しんでいる人は、それは素敵なことですが、急に上手くなりたい、スコアを良くしたいと思っても、上手くなりたいのでしたら努力は必ず必要になります。
 練習もせず、努力しないのにスコアが良くなる方法はありません。練習しないで楽しむだけのゴルフの人は、スコアを良くするゴルフは努力が必要なんだと必ず頭の中できっちりと分けるようにしてください。
 少し打ちやすくなった、少し飛ぶようになった、なら、ちょっとしたことでできますが、
そのことをパーやボギーに繋げるためには、やはり、練習とラウンドが必要です。

覚えたことを活かすということは、大変です。

 あなたの人生で、きっちりと勉強して覚えたコトはありますか?その覚えたことを活かしきる!ってできていますか?

それと同じことです。

話しを戻します。

 Aさん、Bさん、Cさんの体力は成人の平均的な体力と仮定します。

まず、それぞれの思いで3年練習したとします。

 最初の3年は、要領の良さや、体格の大きさ、性格によってゴルフの上達の差が出ます。
また、当たり前ですが練習場に行く回数によっても差が出ます。
せっかちな程、最初は!、、結果は出ます。最初は、、

 最初数年はAさん、Bさんタイプがスコアが良くなる傾向があり、
Aタイプのせっかちなうさぎさんと、
Bタイプのしたたかなうさぎさんと、
Cタイプの忍耐強くて聡明なカメさんなら、
せっかちなうさぎさんと、したたかなうさぎさんが最初は飛び抜けることになります。

 5年た経つと、Aさんタイプは急いで上手くなった分、固めていけないスイングの癖も固めてしまうことになるのでスコアが伸び悩む可能性がでてきます。
 自分がどういう癖があるのか?その癖の直し方は?と自己流練習で色々やってしまうと、直してはいけない良い癖まで直してしまって何が何だか分からなくなり、迷子になってしまうのです。
 Aさんタイプの人がレッスンに来ると、、、やはり基本からレッスンすることになります。そして、少し基本が理解できるとまたベストスコアの続きが見れるようになるのです。
 えっ!?基本からなんて、、と思ってしまった人はAさんタイプの可能がとても高いのかもしれません。
 本当の基本を理解させすれば中上級者まであっと言う間に上達できるのに、せっかちに思い立つまま、色々試してしまうと、良いもの悪いもの区別が分からなくなるのです。

 5年経ったBさんタイプは順調にスコアがよくなり、ゴルフに対して時間をかけて成長していくことを味わえていることは間違いなくできていて、確実なタイプです。
 
 自己流の趣味としては理想と言えるタイプで、練習して、コースに行って、反省して、分析して、練習する。結果に繋がることを優先もできて、そんな素晴らしいプロセスを踏めているなら成長は絶対にするに決まっていますよね。
自己流ゴルファーの鏡になるようなタイプです。

 ただ、Bさんタイプの人が本気の競技ゴルフを始めるとなると、、プロゴルファーみたいに上手い人がゴルフ大会上位にからず何人か居て、その超上級者に憧れを抱くようになります。
 Bさんタイプのようにきちんとマメに練習できていれば、ゴルフを始めて5年、10年経つとかなり上手く成ることは容易に想像できます。
 皆からは「上手いですね」と褒められるようにも成り、趣味としての目的を成就します。が、、、ある一定数のBさんタイプの人は、やはり超上級者への憧れが強くなって、自分も更に登りつめたい気持ちが強くなり、練習量をとにかく増やすことで、憧れの超上級を目指そうとします。
 いいペースで自分に合った練習ができていたのに、無闇矢鱈に無計画で練習してしまうと、自分には合わない間違えた練習をしてしまってせっかく自分のペースで楽しめていたゴルフを崩してしまうケースがとても多いのです。

 ある程度上達してきて、あるレベルから的確な改善点を見つけるということは、かなり難しくなります。

 あるレベルからは、自分に合ったこと、合っていないことを見極めないと、せっかく培ってきた自分なりの自分にあった技術が、合っていない練習をすることよって、スゥーッと消えて無くなるのです。

 一流プロゴルファーでも、合っていない練習をしてしまって自分のスイングを見失って成績が出なくることがあるのは、ゴルフトーナメントを見続けている人には理解できるのではないでしょうか?



 私のレッスン経験の中では、競技ゴルフを本気になって迷子になったBさんタイプのゴルファーがレッスンに訪れる頻度は多く、真剣に悩んで、どうにも解決できなくて、レッスンを受ける決意をするわけです。

 ゴルフを自己流でやってきた習慣がついていて、そこから人の話を聞いて修整するということは、本当に覚悟が必要となります。

 どうでしょうか?素直な人と、頑固な人。頑固な人がレッスンに来ることがあるでしょうか?

実は、来るケースがあるのです。

 何故なら、絶対に達成したい!!という目的を頑固に立てたからこそ、本当に本気で結果に向き合ってきていて、数年スコアが良くならないのなら、頑固な自分を押し殺しても、背に腹は代えられないという気持ちで、あえて素直になる改心をしてからレッスンに来るのです。

 どれほどまでに、悩めば改心ができるのか?
本当にゴルフが好きだからこその話しです。

 それほどまでに、ゴルフは難しく、ゴルフには魅力があるということですね。

 だからこそ、私はそういう覚悟をしてレッスンに来ていることは重々承知して理解しているので、レッスンで一番初めにお会いした人には良く悩みを聞いて、どんな練習をしてきたのか、どんな頻度でラウンドに行っていたのか、によって練習のプログラムを組み直すのです。

とてもデリケートな作業になります。

 伸び悩むということは、練習の内容が偏ってしまっているわけですから、良い所は無くならない程度に練習してもらって、ウィークポイントを解決するドリルをするという、専門家による練習プログラムをその人の練習量に対して組み直します。

 俗に言う、「改めて素直になることの難しさ」は皆さんも日時生活のなかで理解していることでしょう。

 本当に心から成長したいのなら人の話を聞く素直さが無くてはなにも理解できませんよね。

 でも、人にはエゴがあって、アイデンティティがある。

 意味があるように成長するということは、エゴとアイデンティティとどう向き合うのか?ということと言い換えることもできますよね。

 自己流で頑張ってきた人がレッスンに来て思うことが、「一番初めに、きちんとした基礎を習うべきだった、、でも最初からそれを理解してやる勇気が無かった。最初から本当の基礎を知っていたらどれほど楽だったことか、、」ということなのです。

 ということで、Cさんタイプの人の話しは次の回でお話しします。最初はAさんタイプ、Bさんタイプの人に負けていたのに、Cさんタイプの人が5年経つと、、

10年後に誰が上達することになるのか?もう分かりましたね。

→→つづく←←
2023年09月02日 12:54

ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part6

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 ゴルフが本当に上手くりたいのでしたら、まずは目標スコアを安定させることが最優先に練習していかなくてはいけません。

 スイングを良くしたい、

 綺麗なスイングを作りたい、

という目的だけだとスコアは全く安定しません。

  何故ならどれだけスイングを良くしても、本番コースでは、ほとんど思う通りにはなりませんから、思う通りにいかない中でどうやってスコアメークをするかどうかを学ぶことのほうが、スイングを作るより先に覚える必要があるからです。

  ミスは絶対にするという前提で、アプローチとパターでリカバリーしてパーとボギーをとる。

  スイングというものは複雑で、上級者でも、プロゴルファーでも完成はしません。この世の中でスイングを完成させているプロゴルファーはいない。それほどまでにスイングというものは複雑で難しいのです。

  その完成しないなかで、今はこのあたりで折り合いをつけておく。そして、その折り合いをつけたスイングで少しはスコアメークをしておかないと、どんなスイングが実戦で打ちやすいのかが、ずっと分からなくなってしまいます。

  悩んでスイングを作り上げている最中に折り合いをつけてスコアメークをすることと、
スイングを完成させることを優先して、こだわりすぎて結果に繋げることができないことの違いが分かる人は、結果に繋げられる人。

  ゴルフだけでなく、仕事でも勉強でも結果に繋げることは同じ。
 
 上手く行かないなかで何かのかたちにしていく。

 理想ばかり言って、結果に繋げられない人は、結果に繋げるための色々な要素の折り合いがつけられない。

 スコアメークができないゴルファーは、とりあえずスイングを綺麗にしておけばいい、とりあえず何かの練習ドリルをしておけばいい、と実戦に繋げるための努力や工夫を怠ってしまっていてスコアにならないのです。
ただ、練習場に通っていたらいつかはスコアが良くなるだろうなんて考えでは、折り合いや工夫をしないかぎりコースでは打ちやすくなることはないのです。

 英語は喋れないけど、もっと単語と文法を覚えたらいつかはしゃべられるようになるだろう、、、どうですか?単語と文法だけを覚えて上手く話せるようになりますか?
英語を喋るための練習と、文法を覚えるのはどう違いますか?
 
 それと、実戦のためのスイングを作るのは、全く同じなのです。
  
 ただ練習場に沢山行きさえすれば上手くなるという考え方と、学校に行って英文法を6年間しっかり覚えたら喋られると考えるのは同じ。
実戦のためのトレーニングは、別にしていかなくては実戦で役に立つ実力はつかないのです。

 完成はしてないけどスコアメークはできる折り合いをつけたスイングと、
理想を求めた究極のスイングと違う2つのスイングを同時に作っていくのが、
プロゴルファーの世界なのですが、スイングの折り合いを作れず、究極のスイングを求めすぎると、プロゴルファーでも成績がガタ落ちになるのです。

 今までに、結果が出なくなってしまったプロゴルファー達は、上手くいないなかでも結果を残せるような折り合いをつけたスイングと、
自分にとっての妥協しない究極のスイングが混合してしまい、スコアの折り合いをつけられなくなってしまったのです。
 だから、一人で練習するより、冷静な判断をするコーチをつけたほうが結果的に対して折り合いがつけられるので、スポーツ選手として息が長くなるわけです。

結果を出しながら、改善する。結果を出しながら究極を求める。


 一人だけで沢山練習している時に気をつけ無くてはいけないのが、コースではできないような難しいスイングの練習をしないこと、
飛距離ばかり気にして実戦のための練習をする習慣が無くならないようにすること、
と言ったように練習場のための練習場だけでしか出来ないスイングを練習しないようにすることです。

 私は、ダブルボギー以上はほとんど打たない。結構パーはとれる。ボギーを減らすためにショット力を上げなくてはいけない!というレベルの人は、今回のテーマのお話しは聞かなくても、自分できちんと練習できて来た人です。
バランスよく練習しなくては、こういう事はなかなか言えることではありません。

 そうでない人は、今の練習を続けていても今のまま。実戦のためのトレーニングはまた別でやらないといけない。

 練習の内容を余程工夫しなくては、スコアという数字は変化しません。

 スコアの良し悪しは、練習の内容の点数と置き換えて考えてみること。

 単調な練習では点数が悪くなり、バランス良く練習すると点数が良くなる。

 勉強や仕事の効率を上げるのも同じこと。バランスが大切。


 スコアが良くないなら、練習のバランスが良くないということだから、スコアが良くなることから逆算して練習すること。

 スコアが良くなることを切実に考えているのなら、難しいスイングの技術なんて後回しになるはず。

 スコアが良くなることから逆算して練習するのと、コースに行ってみなければ打てるかどうか分からない練習するのと、
何が違うのか?どのように練習の内容が変わるのか?

 人は自分のことだと理解できないことでも他の人のことだと客観的に、冷静に理解することがあります。
ある一説では、専門家やその道のエリートでも自分のことになると、チンパンジー並みの判断しかできなくなるという研究結果もあるそうです。自分に対して冷静に判断することは専門家でもなかなかできない。
だから、分からないことでも、別の例に例えると客観的になり分かりやすくなります。

 Aさん、Bさん、Cさんと分けて、特徴的なそれぞれの練習の考え方を分かりやすく書いてみます。
 最初は別の人だと思って読んでみて、後から自分がどれに当てはまるのか考えてみる。そうすると、自分のことを客観的に見つめられるようになるきっけになるかもしれません。


 Aさん
「オレは中途半端が嫌いで、やるからには極めたいタイプの性格をしてるんだよね。時間がかかってもいいから1から順番にきちんとスイングを作り上げていく覚悟はできている。例えスコアに直に繋がらなくても、綺麗なスイングでないとオレ、嫌だから、綺麗なスイングが出来上がるまではスコアはお預け。意外と、オレ忍耐力結構あるし、上手くなる気しかしない。人の可能性なんてインフィニティ。趣味なんだし、究極的に理想を求めるマインドがないとゴルフなんて飽きちゃうよ。
でも、月に1回しかゴルフには行けねえ。その分、練習は仕事の後とか、休みの日にいっぱいするから、絶対に上手くなること決定。めちゃくちゃ練習場には行ってる。早く綺麗なスイングになって、ドライバーも皆が驚くほどのビックドライブ実現したい。
ん?そういえばゴルフ初めてから3年経ってた。なんでコースだと練習してることが全くできないんだろ。不思議。でもオレは綺麗なスイングが再優先。この哲学、絶対に曲げねえ。もっと練習場でめちゃくちゃボール打てば、いつかはオレ覚醒して、光輝くと思う。」

Bさん
 「私は効率を求めるタイプ。無駄なことを頑張るのは好きではないので、結果に繋がることばかり練習したいと、日々、効率的に工夫をしています。無駄なことをしないためには、コースになるべく行って、出来なかったことをいっぱいメモして、その実戦での問題点の解決を再優先に取り組むようにしています。次のラウンドでスコアメークに繋がることが練習では大切。上達の効率を上げる為には小さなミスは後回しで、大きなミスをしたところだけ反省する。アマチュアは日々の生活のなかで練習時間は限られているしね。限られた時間のなかで実戦的な練習を続ける毎日。でも自己流だからスイングの癖が残る。いつかは綺麗なスイングをしてみたいなぁー。自己流には限界があるのだろうなぁー。」

Cさん
 「オイラは何をしても中途半端。体は丈夫で少しはチカラあるけど、どんくさいし、自分では何もできない。何か言われないと、自分からは何もしないタイプだから、1人で練習場で練習しても上手くなる自信は少しもない。覚えも悪いから、誰か教えてくれるゴルフの先生をきちんと見つけて、ゆっくり何年もかけてマイペースでやりきるつもり。オイラにはなにもとりえはないけど、決めたことは長く続けることならできるから、コツコツ先生の言われた通りにやる。言われたことはちゃんとやるから、できたら優しくて怒らないゴルフの先生がいいな、、、長く教えてもらうなら間違いの無いゴルフの先生を選ばないといけないから、まずは練習より先生探しを頑張ってみる。どうやって探すんだろ?オイラ、本当にゴルフ大好きだし、ゴルフしか楽しみないから、ゴルフに関してだけは言われたことはきちんとやる!と覚悟はしっかりとした。もし良いレッスンがあるなら、そこに投資してみよう。どうせなら、プロゴルファーや上級者も沢山教えてる先生にしてみようかな、、、」

 どうでしょうか?
この3人の3年後、5年後、10年後で誰が一番上手くなっていると思いますか?

→→つづく←←
2023年08月25日 07:16

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