2025年ピン新作ドライバー G440
ピンは前作よりも良いモデルが開発されないと新作を発売しないというポリシーがあるので、テーラーメイド社、キャロウェイ社が必ず1年毎に発売するのに対して、いつ発売されるのか分かりません。
でも、今回テーラーメイド社とキャロウェイ社と発売時期を重ねてきたのはかなりの自信の表れだといえますね。
新作ドライバーの情報の開示とともに、ピン社のホームベージで性能を事細かに載せてありますので、気になる人はG440とインターネットで調べてみてください。
ざっと性能面を言うと、今回は特に飛ばしに拘っているということ。
これは過去のピン社のドライバーのことに精通している人なら驚くようなことなのですが、何故飛ばしに拘っていることが驚くことなのか?
それはピン社はとても打ちやすく安心感があって曲がらない。その分少しだけ飛距離を何年も犠牲にしてきた開発経緯があるからです。
他社のドライバーと何度も打ち比べてみると、5ヤードから15ヤードどうしても飛ばなかったものを、追いつかせたということなのです。
ホーゼル、フェースの軽量化により、重心の位置を更に下げて最適化し曲がらない性能のままに飛距離アップを実現しました。
全てのモデルでクラウン部分がカーボンパーツを採用されたことも低スピン化に貢献しています。
いざ試打室で全モデルを打ってみると、、打感が重い、、ヘッドがインパクトに当たり負けしていない!最初の数球で試打データをみなくても飛ばせるクラブに変貌したことは明らかな新たな感触で理解することができました。
何か足りない感覚があったものを充足できて、中身が詰まった重々しい打感になった。質が向上したという感じです。
後、クラブの座りがとても良くなってるので構えやすい。これは人気がでるクラブの最重要ポイントなので、興味のある人は試打をしてみることをおすすめします。
ただ、冷静に考えてみると、ルールで反発係数の規制が入っているのですから、特別飛ぶということでなく、他社が限界ギリギリまで飛距離を伸ばしてきたことに対して追いついたということ。
でも打ちやすい、曲がらないというドライバーだったのに、飛距離が加わるということは、やっぱり開発のコンセプトとしては新しい風をゴルフ界に吹かせることは間違いないのないことでしょう。
また、少ししてからテーラーメイド社、キャロウェイ社、ピン社、タイトリスト社の最新モデルの詳しいインプレッションを実戦コースでの使用を重ねてからしたいと思います。
それぞれのメーカーの良さがあり、性能は大きく変わらなくなってきているなかで何が違うのか?
アマチュアの皆さんは、全てをコースで試打することは難しく、試打をするための時間、体力もなかなか無いという方も多いかと思います。
例えて言うなら、、自動車。
最近の自動車はどのメーカーも壊れにくく燃費もいい。
でも、乗っていて楽しいか?利便性がいいか?満足感があるか?ということを人の口コミを沢山調べてから購入するのが自動車というもの。一度購入すると何年も乗らなくてはいけない、、
ゴルフクラブのドライバーも自動車と同じ。
でも、最近のゴルフクラブのインプレッションはどれもいいからお好みでお選びください、、って当たり障りのないものばかり。
パンチがあって、切れのあるゴルフクラブのインプレッションが少なくなってきていると私は感じてきます。
私も25年間以上も多くのクラブをコースで使用してきていますので、その経験をもとに2025年上半期のドライバーを少し辛口で、少し経ってからインプレッションしてみたいと思います。
本当にドライバーの性能はとても良くなりました、、でも、その性能を詳しく理解して、打ちこなして、味わうためには、ゴルフスイングの技術が高くないとできません。毎回芯に当てられて、フェード、ドローを打ち分けられなくては本当のインプレッションなんてできません。
私はゴルフコーチでもありプロゴルファーでもありますので、その観点でインプレッションしてみたいと思います。
2025年01月17日 07:36