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ジュラシック木澤さん!2024年日本男子ボディビル選手権優勝おめでとうございます!?

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 私が日々、スイングだけでなくゴルフのトレーニングも研究しているなかで、トレーニングのやり方やメニューの組み方などでとても参考にさせて頂いている、ジュラシック木澤さんが49歳にして日本ボディビル選手権に優勝されました。

 現役30年、日本ボディビル選手権20回目で初の優勝。優勝者としては大幅に最年長記録を更新。というか49歳で現役選手が揃う中での優勝はありえないことです。

本当に感動しました。

 ちなみに私の研究しているゴルフのためのトレーニングは体を機能的に、スポーツの結果を出すためのトレーニングであるファンクショナルトレーニングなので、ボディビルのためのトレーニングは全て参考にすることはできません。

 筋肉の付け方は目的によって大きく変わります。

 ですがジュラシック木澤さんのトレーニングし続ける姿勢だったり、人間の体の限界値はどこまでなのか?を実践で身を持って教えて頂ける稀有な存在です。

 古武術や色々なスポーツのトレーニングを勉強しているなかで、私の中では、ジュラシック木澤さんは特別な存在です。

 一度、興味のある方は「ジュラシック木澤 トレーニング」と調べて見て下さい。

 息をのむような、49歳のトレーニングとは思えないような迫力のある映像を見ることができます。

人間てこれだけのことができるんだ、、と驚くはずです。

 ボディビルというと、馴染みがない人が多いかもしれませんが、肉体の限界に挑み、徹底した食事管理によって体を彫刻刀で彫り込んだ筋肉を作り上げていきます。

 筋肉の大きさだけでなく、筋肉の付き方のバランス、肌の質感、筋肉の影の見え方、全体のアウトラインの輪郭など、ただ鍛えただけでは到達しないような肉体を完成させるのは、どのスポーツよりも過酷な部分もあるのです。

 分かりにくい人は、ファッションショーのモデルをイメージしてください。服が似合うための体格や肉付きを維持するのは大変ですよね。どんな服でも着ると格好よく見える体型を作り上げるには努力が必要です。ボディビルも厳しい審査員に評価してもらうためには、計算して筋肉をつけなくてはいけません。

 ボディビルの大会の2週間前の食事制限を見ていると、ボディビルは想像を超えるほどの忍耐力の世界。ボクシングなどの格闘技と同じぐらいの過酷さです。

 なので、スポーツコーチとしての私は、ボーディビルを競技として行っている人達は住む世界が違うとはいえ、とても尊敬しています。

 半端な人は絶対にできない競技がボーディビルなのです。少しかじってみるかというレベルでは無理な世界。

 私の求める体はゴルフに必要な体なので、筋肉を肥大させることよりも、脳と筋肉が連携することを求めています。

 ですが、どれぐらいまでの強度で、どれぐらいの回数がいるのかは、ファンクショナルトレーニングの世界はまだまだ手探り状態の段階なので、ボーディビルのように限界までやり切っているアスリート達のデータはとても参考になるのです。

 ここまで人の体は耐えきれて、それに対してどれぐらいのことをするのか?

 ゴルフのトレーニングは全てのトレーニングがスイングがしやすくなることを前提としますが、やりすぎても、足りなくても駄目。スイングがしにくくなることは一切しない。

 ゴルフのトレーニングはそういう意味ではとても複雑です。

 ジュラシック木澤さんが49歳で日本チャンピオンになったことは、各スポーツ界にとっても多大なる影響を及ぼすことでしょう。

 色々なトレーニングを勉強するなかで、間違いなく自らを持って証明している人ジュラシック木澤さんには本当に勇気を貰います。


 ジュラシック木澤さんは愛知県在住で、名古屋市港区にジュラシックアカデミーでパーソナルトレーニングをされていますので、気になる人は調べてみてください。

 ちなみに、ゴルフも楽しんでいらっしゃるようなので、ゴルフに必要な筋肉や体の使い方を、いつかじっくりと話す機会があればいいなと思っています。

 今回の大会ゼッケンナンバーが72だったのが面白いですね。

ジュラシック木澤さん本当におめでとうございました!!

 
2024年10月07日 14:37

結局、フェアウェイウッドとユーティリティって何を選べばいいの!?part4

03
  私の本音を言いますと、フェアウェイとユーティリティは既に出来上がってしまっていて、その出来上がってしまっているものの上をいく物を開発するというのは、情熱と奇跡が無くては誕生しないということだと私は思っています。

 同じモデルのフェアウェイウッドやユーティリティを5年、10年と替えずに使い続ける一流プロゴルファが多くいるということがその証拠です。

 フェアウェイウッドとユーティリティはアイアンの開発と同じで、飛距離がうんぬんということよりも、球が上がりやすいこと、傾斜地から打ちやすいこと、球筋をコントロールしやすいかということのほうが大切です。

 良く巷で言われているのが、少し昔の各メーカーの開発者達のほうが、アマチュアゴルフ競技で成績を残している人ばかりだったので、開発者として実戦に生きてくるアイディアを持っていたとも言われています。

いわゆるいい職人が多かったということですね。

 話が少し逸れますが、重要文化財となっている1000年以上もの前の建築物を修復する際に、1000年前の職人さんの技術と職人の心は、今の職人さん達も圧倒されるほどのレベルを誇っていたと言われています。

 やはり、情熱と手間と技術ということに関しては、いくら最新技術と言われていることでも叶わない要素がふんだんにあるわけです。

ゴルフクラブもドライバー以外は同じこと。

 私の私物で、ちょうど20年程前のオリマートライメタルという3番ウッドがあるのですが、、当時、気に入ってずっと使ってたクラブで、今打っても、、今の時代の3番ウッドと同じぐらい飛びます。これが、、本当の事実なのです。


 だからこそ、今使ってるフェアウェイウッドやユーティリティが、もし打ちやすくて悩んでいなければ、無理に買い換える必要はないのです。

 私のように、ミーハーでマニアックな人間が、色々ゴルフクラブを購入して試してゴルフ経済を回せばいいことで、本来、物を大切に使うということは素晴らしいことだということを忘れてはいけません。

 買いたい人は買う、大切に使いたい人は大切に使う。そのバランスで経済が回るわけです。皆、買わなくなったらゴルフメーカーは潰れてしまいますのでそれではいけません。

 私の予想だと、ゴルフクラブは、今後ゴルフ人口の減少とともに価格はかなり高騰していくと思っています。

 だから、そのぶん大切に使いたい人は大切に使えばいい。それが私の考えです。

 もしも、今使っているフェアウェイウッドやユーティリティが、たくさん練習しても打ちやすくならないのでしたら買い換えても良いと思います。

 というよりも、自分に本当にきちんと合っている物を選んでいれば、打ちこなせている、打ちこなせていないということとは関係無しに、これは打ちやすいクラブで練習していて気持ちいい、後は自分の腕のレベル次第、と思えるはずです。

 自分に合っているクラブを選べば、ミスショットしても合ってると分かるのです。

 フェアウェイウッドとユーティリティを買い替える際は、きちんと試打をすること。

 その試打の時に、打ちやすい!気持ちいい!と思えるかどうかを大切にすること!

 打ちやすい!気持ちいい!と思ったら購入してコースで試してみる。

 コースでも打ちやすい!気持ちいい!と思えたらそれがあなたのパートナーとなります。

 もし、コースで打ちやすい!気持ちいい!と思えない場合は、直に中古ゴルフショップに売却して、選びなおしをすること。

 その工程を踏む気力が無い場合は、安易に買い換えることはお勧めしません。

 それほどまでに、選ぶのが難しいのがフェアウェイウッドとユーティリティなのです。

 好きなだけクラブを提供されるプロゴルファーでさえ、フェアウェイウッドとユーティリティはなかなか替えないのですから、そのことを今回のブログで十分に理解してください。

 ということで、私のお勧めフェアウェイウッドとユーティリティをいくつか思いつくだけご紹介してこのテーマを終わりにしたいと思います。


  ❖フェアウェイウッド

♢キャロウェイの2012年以降のフェアウェイウッド全てのモデル。キャロウェイはX2HOT以降のモデルは全て秀逸です。ウッドで迷ったらキャロウェイと言っても良いほどハズレがありません。後は好みなので気になる人はじっくりと探してください。私個人は初代ローグとエピックスピードが好きです。

♢テーラーメイドのM4。堀川未来夢選手が手放さない名器。M4のドライバーは飛ばないと言われていましたが、フェアウェイウッドは飛ぶし打ちやすい。その時の純正シャフトが良くて、カスタムシャフトにしなくても使えます。

♢テーラーメイドのSIM。これは言わずとしれた一流選手達が手放さない名器。ただ、個体差があるため、きちんと試打してパシンと弾く打感のものを選ぶこと。当たりでないものは、弾く感じが少ないので気をつけてください。※着けるカスタムシャフトも選ぶ必要有り。

♢テーラーメイドのSIM2MAX。合う人にはとても優しくて、打感が気持ち良いのでお勧めです。

♢テーラーメイドの初代ステルス。ステルスプラスではなく、ノーマルのステルスが意外と隠れファンが多い?と私は感じています。初代ステルスは純正シャフトとの相性がとてもいいので、純正シャフトのついているステルスを試打してみてください。

♢テーラーメイドのQI10。松山英樹選手が使用していることからわかる通り、とてもバランスのいいクラブです。今現在、いい値段がついていますので余裕がある人は選択肢に選ぶのも有りです。※着けるカスタムシャフトも選ぶ必要有り。

♢ピンのg425。製品の個体差は激しいものの、当たりを選ぶことができれば最高のフェアウェイウッドです。純正シャフトでもカスタムシャフトでも打ちやすいので、気になる人は試打してみてください。

♢ピンのg430。製品の個体差が少なく、安全牌で行きたいと言う人にはお勧め。私も使用しているフェアウェイウッドですが、シャフト選びで悪戦苦闘中。何故ならどんなシャフトでもそこそこ合うぐらい懐が広い優しい性能を持っていて、逆にどのシャフトが良いのか決めるのに迷います。

♢タイトリストの913以降のフェアウェイウッドのモデル。最近のフェアウェイウッドが全く合わない人は913、915、917の中古を試打してみてください。昔の設計の良さを理解することができるモデルです。球筋の上がりやすさ、打感の良さは秀逸で、中古では安いのに最近のフェアウェイウッドに負けないほどのクオリティをお誇っています。このテーマで説明した通り、タイトリストは伝統と品質に拘っているメーカーです。タイトリストのフェアウェイウッドを使っていて、それに慣れている人はそのまま大切に使って下さい。

♢コブラのキングラッドスピード。ヘッドスピードが速くて自信のある人はこのモデルがオススメ。アイアンのようなコントロールが出来て自由自在に球筋を操ることができます。※着けるカスタムシャフトも選ぶ必要有り。

♢コブラのエアロスピード。純正シャフトのものを試打してみてください。合う人にはめちゃくちゃ飛びます、、が傾斜地からコントロールするにはカスタムシャフトでなくてはいけません。意外と打ったことがない人、多いはず。私の中では隠れた名器。



  ❖ユーティリティ

♢タイトリストの2010年以降のユーティリティ全てのモデル。話しの中にも出できた今平周吾選手か2010年910Hを2024年の今でも使っていることからも分かる通り、タイトリストのユーティリティはツアープロからの信頼が高く、完成度も高いといえます。実は、、私も910の21度を何年もずっと使っていましたが、諸事情により人に譲りました。打ちやすくて、コントロール出来て距離も出る。ユーティリティの技術の進化とは?を考えるならば、このモデルからどう変わったのか?変わっていないのか?を考えると、進化論を考察出来るといえる伝説級のモデルです。ただ、どの年代のモデルも自分に合ったシャフトを挿したらどれも打ちやすいので、綺麗で自分の欲しいロフトが見つかったら試打してみるのがお勧めです。個人的にはTSR2のモデルが好みなので、TSR2の良い個体が見つかったら私も実戦コースで試してみようと思っています。ちなみに私が探しているのは18度のものです。

♢ピンのg425。フェアウェイウッドでもお勧めとして紹介しましたが、ユーティリティも抜群に打ちやすいモデルになります。ユーティリティの場合は個体差は少ないので選びやすいですし、比較的最近のモデルでコスパを重視するならこのモデルは選択肢の中に入れてみてください。出来たら、カスタムシャフトを選んで使うのがお勧めです。

♢ピンのg430。もう値段なんて関係ないから、絶対使いやすいの頂戴と言われたら、絶対にこのモデル。中古市場でも全然値段が下がらないので、なら新品買ったほうが良いんじゃないの?というぐらい人気で、間違いのないモデルです。ピンの中古は値段が中々下がらないので、欲しい人は待っているなら買ってしまうのが得策かもしれません。カスタムシャフトTRハイブリッドを挿してみると、、最強のユーティリティが出来上がります。

♢テーラーメイドのSIMMAXレスキュー。当初、マキロイ選手と松山英樹選手が使って飛びすぎて使えなかった、爆飛びユーティリティ。ユーティリティに飛距離を求める人はこのモデルがお勧めです。私も19度のSIMMAXレスキュー持っていますが、5番ウッドとあまり飛距離が変わらず240ヤードが普通に打てます。ただ、球筋を打ち分けようとする際に、その球筋の回転がかかりきらない時があるのでそれだけが難点。飛距離が出るということは、スピンがかかりにくいということなのですね。でも、合う人には合うと思うので試打してみる価値有りです。

♢テーラーメイドのSIM UDI。これはアイアン型のユーティリティで、松山英樹選手がマスターズに優勝した時に使用していたユーティリティです。プロの中ではこのモデルが好きな人が多く、アイアン型のユーティリティが欲しい人はこのモデルがお勧め。

♢テーラーメイドの初代ステルス。このモデルのフェアウェイウッドも紹介しましたが、このモデルのユーティリティはやり純正シャフトがいいので、興味がある人は純正シャフトのついているものを試打してみることをお勧めします。この初代モデルの隠れファンは意外と多い気がします。

♢キャロウェイのスーパーハイブリッドシリーズ。これは言わずと知れた名器。素材が軽量のチタンなので少し大きめに設計されているため、見た目の安心感は抜群です。ヘッド形状が独特のため好きな人とそうでない人が分かれるる可能有り。とにかく飛ぶので、ユーティリティに飛距離を求める人は選択肢に入れてみてください。純正シャフトがしっかりしているので、上級者でも純正シャフトで良いといかもしれません。エピックシリーズ、パラダイムシリーズのスーパーハイブリッドもお好みになるので気になる人は試打してみてください。

♢キャロウェイの2021年APEX。これはタイトリストのユーティリティ、ピンg430と同じで、競技ゴルフをしている人、球筋を操りたい人には最高にお勧めできるユーティリティです。傾斜地、ラフから等、様々なシチュエーションでイメージ通りの球筋が打てますし、オールマイティな性能を誇っています。石川遼選手がとても気に入っているユーティリティで、成績も上がって来ていることからそういう観点でも注目モデルです。

◇ダンロップのゼクシオ10。ゼクシオは今現在シリーズ13まで発売されていますが、ゼクシオの10代目のモデルのユーティリティがは、実は上級者まで使えるほどの完成度で、知る人ぞ知るモデルです。意外と知らない人が多いかもしれませんが、めちゃくちゃ飛んで打ちやすい。とにかく楽で飛べばいい!という人は一度試してみてください。ちなみに私はたまに、こっそり、18度のこのモデルを使ったりするのですが、230ヤードを軽く打てるので大切に保管してあります。ただ、構えた時のフェースの向きが個体差がとてもあるので、閉じてるように見えない個体を探さないと上級者は使えません。


→→おわり←←
2024年10月02日 10:27

結局、フェアウェイウッドとユーティリティって何を選べばいいの!?part3

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  フェアウェイウッドとユーティリティを選ぶのが難しい、3つ目の理由。

  それは、ゴルフクラブの試打テストする環境が整っているプロゴルファーでさえも、なかなか替えられないのがフェアウェイウッドとユーティリティだから、、、です。

  どういうことかというと、フェアウェイウッドやユーティリティは、14本の中では楽に飛んで、傾斜地からも打ちやすくて、球筋が上がりやすくて、ドローやフェードを打ち分けやすいことが求められます。

  この4拍子条件が揃ったフェアウェイウッドやユーティリティを選ぶということは本当に手間がかかり、難しいのです。

  アマチュアの方達のなかでは、ドローやフェードを打ち分ける必要がないと言う方もいるでしょうが、それても、飛んで、傾斜地から打ちやすくて、球筋が上がりやすいフェアウェイウッドやユーティリティでなくてはいけません。

  一流プロゴルファー達のクラブセッティングをみてみると、フェアウェイウッドやユーティリティだけ契約外のメーカーのものを使っていたり、契約しているメーカーのものだけど昔のモデルを使用しいる選手が大多数です。

  なので、選手はメーカーに対して、14本のうち11本だけ契約したりして、残りの3本は使い慣れた別のメーカーのものを使い続けるということをしています。

  メーカー側も、フェアウェイウッドやユーティリティに関しては、どれだけ開発を進めても、選手の好みで使い慣れたクラブには勝てないということを重々承知していますので、14本全て契約しなくてもオッケーにしています。

  ただ、超一流選手達には膨大な契約金を払っていますので、なるべく自社のものを使って欲しいと要望はするようですが、それでも替えない超一流選手もいるわけです。

  ちなみに簡単に例を上げると、松山英樹選手は、ダンロップ社スリクソンと契約していますが、フェアウェイウッドに関してはテーラーメイド社とコブラ社のものを使用。

 タイガーウッズ選手は、5番ウッドだけテーラーメイドのM3という2018年モデルを使用。

 今平周吾選手は、ヤマハ社と契約していますが、フェアウェイウッド2本をコブラ社のもので、ユーティリティは学生の時からタイトリスト社の910Hを使用。ちなみにタイトリスト910Hは2011年モデルなので約13年使用していることになります、、

 堀川未来夢選手は、ブリジストン社と契約していますが、フェアウェイウッド2本をテーラーメイドのM4を使用。


  とこれはあくまでも一例ですが、成績の安定を求めてフェアウェイウッドやユーティリティをあえて替えないプロゴルファーが現実として多いのです。

それは何故か?

 ほとんどの人が言わないその理由。でも敢えて私がその理由を説明していくことにします。

 実は、ユーティリティとフェアウェイウッドの性能は進化しにくく、3番ウッドに関していうとティアップせずに地面からボールを打つことに対して、43インチの長さで、ロフト15度のスペックそのものが、人間の能力の限界をギリギリだと言われています。やはり、3番ウッドはある程度のヘッドスピードが無ければ完全に打ちこなすことは難しいのです。

 だから、3番ウッドが全く打てないという人が多いわけです。

 メーカーとしても3番ウッドの距離を伸ばすために、標準の43インチから少し長くしてみたり、15度を14.5度にしてみたりしても打ちこなせる人がほとんどいない。

 簡単に打てるようにヘッドを大きくしたり、新しいハイテク素材を使ってみたりしても、結局、傾斜地から打つ時に打ちづらくて、元の設計デザインに戻してしまう。

 そういう理由でドライバーは大きくなって来たのに、フェアウェイウッドとユーティリティは大きくなって来ていないわけです。

 今までにもヘッドが大きめのフェアウェイウッドは開発されてはきましたが、プロゴルファーが誰も使わない。大きめのヘッドでは、傾斜地からボールのコントロールが出来ないからです。

 じゃあ、フェアウェイウッドとユーティリティは進化してきていないのかというとそうではなく、実験室のデータの中では確実に少しずつ進化してきています。

 実験室のなかで進化しているフェアウェイウッドとユーティリティを、実戦のコースに持っていくとどうなるかというと?

 地面がフラットで条件の良い所で飛距離のデータが抜群に良いことは間違いないのですが、傾斜地からナイスショットを打つには、色々なスイング軌道で打ち分けることが求められるので、傾斜地だと思ってもない方向に大きく飛んで行ってしまうことになるのです。

 プロゴルファーや競技ゴルフ上級者の場合、どれだけ飛距離が飛んでも、実戦ではイメージした弾道で飛ばなければ、そのクラブは使いません。

 なので、アイアンと同じように一度慣れてしまうと替えられなくなってしまうのが、フェアウェイウッドとユーティリティなのです。

 もちろんその人のスイングタイプや性格、ゴルフ環境にもよりますが、フェアウェイウッドとユーティリティだけは、なかなか替えられないというプロゴルファーが多いのです。

 ちなみに、最近までの私のフェアウェイウッドは、、ずっとキャロウェイの初代ローグでした。それから、何十本と試しに試して、替えられそうなモデルがピンのg430MAXか、テーラーメイドのQI10です。コースの色々な傾斜地からイメージ通りの球筋が打てるので、後はシャフト選びに奔走中です、、
本当は、キャロウェイ初代ローグのフェアウェイウッドのままでも良かったのですが、仕事柄新しいモノも試してみなくてはいけないという理由で試しているだけなのです。

 シャフト選びも、、、難しい、、でもシャフト選びのことはまた別の機会ということにします。

 めちゃくちゃ飛ぶフェアウェイウッドは沢山ありましたが、傾斜地から打ちやすく無ければ意味は無いんです!

 だから、各メーカーのクラブ開発の人達もプロゴルファーの意見を多く取り入れているはずなのに、モデルチェンジの度に物凄い打ちやくすることが出来ずに苦労しています。

  じゃあ、私達、ゴルファーはフェアウェイウッドとユーティリティをどう考えて選べばいいのでしょうか?

 何千種類とある過去のモデル全てから選ぶには、とてつもない労力と時間を要します。だから、選ぶためのルールと考え方が大切になってくるわけですが、もしよければ参考にしていただけたらと思います。

 次はこのテーマのまとめになります。

→→つづく←←
2024年09月26日 17:28

結局、フェアウェイウッドとユーティリティって何を選べばいいの!?part2

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 フェアウェイウッドとユーティリティを選ぶのが難しい理由の2つ目何なのか?

 それは、フェアウェイウッドやユーティリティを試打するときにスイングの調子がある程度良くないと、その試打しているクラブの良さを感じられないということです。

 これは、アマチュアゴルファーの方達にとっては耳が痛い話しなのかもしれませんが、きちんと最後まで話しを聞いて頂けたらと思います。

 普段の練習で、フェアウェイウッドやユーティリティの正しい練習が出来ていて、ある程度いつでもクラブの芯に当てられるレベルになっていないと、新しいクラブに買い換える時に困ってしまいます。

 私のレッスンでは、フェアウェイウッドやユーティリティは確実にボールを前に運ぶことが先決ということで、距離を落として同じインパクトの音がするように沢山練習してもらいます。

 もし、苦手意識があって、上手く打てないからといて、力任せに振って誤魔化してしまっている人は、新しいフェアウェイウッドやユーティリティを選ぶことが難しくなることでしょう。

 6.、7割の軽いスイングで、確実にパチンとさせられるようにならなければ、新しいクラブを試打する時に、そのクラブの打感を味わうことは出来ません。

 一度、腕試しで最寄りの試打が出来るゴルフショップでフェアウェイウッドとユーティリティの試打をしに行ってみてください。

 3.4本選んでみて試打してみると、、その試打の難しさを理解できると思います。

 私は試打し慣れていますので、1時間でも2時間でも軽くパチパチ打って、色々なクラブを味わうことができます。振ったり、軽めに打ったりとじっくりと打感を味合うのは、私にとって至高の時間であり、何十年と試打をし続けてきていてはいるものの、全く飽きることがない作業です。

ゴルフクラブの試打は楽しい。

 やはり、クラブの試打をするなら、普段の練習から試打をするための練習もするべきだなと、ゴルフの仕事をしていて思うことはよくあります。

 フェアウェイウッドとユーティリティを選ぶということは、少し腕前が問われるということをアマチュアの皆さんは自覚して、選ぶためにはきちんと練習をすること!が大切だと私は思います。

 もし、試打をしにいって打感が分からない、、クラブによっての違いが分からないというのでしたら、普段の練習に難あり、ということなります。

 厳しいですが、こういうことを受け入れることが上達の近道であったりするのです。

 でも、打ちやすいのが欲しい、、!という人は、最後に吉田セレクトクラブを紹介しますのでご参考にしてください。

 そして、フェアウェイウッドとユーティリティを選ぶのが難しい、3つ目の理由はプロゴルファー達がトーナメントで使用しているフェアウェイウッドとユーティリティを調べて行くことで分かることなのですが、3つ目の理由はかなり深い理由になります。

→→つづく←←
2024年09月24日 18:23

結局、フェアウェイウッドとユーティリティって何を選べばいいの!?part1

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 今回は最近のフェアウェイウッドとユーティリティの選び方についてお話ししていきます。

 どうでしょうか?

 ドライバーに関しては知識がある程度ある人でも、フェアウェイウッドやユーティリティについて自分なりの拘りを持っている人はいますか?

 いざ、フェアウェイウッドやユーティリティを買い替えようとしても、何を選んでいいのか分からないし、結局、いくつか試打しても今使っているほうが慣れてるから、とりあえず買い替えは辞めておこうとなってしまう事が多い。

 新製品モデルから過去に発売された中古まで、全てのモデルからフェアウェイウッドやユーティリティを選ぼうにも数がありすぎて分からないし、どれがどういうふうに良いのかもわからない。

じゃあ、どう選べばいいのか?

 そのフェアウェイウッドとユーティリティの選び方説明していきたいと思います。

 雑誌やインターネットから、フェアウェイウッドやユーティリティの性能や評判を勉強して、いくつか買い換えるモデルをピックアップしたとします。

 そして、そのピックアップしたモデルの試打をしにいくと、、、室内の試打室では、それぞれのモデルの良さが分からない、、

それは何故なのか?

その理由を順番に説明していきますね。

まず1つ目。

 それは、室内試打室だと打感が感じにくい為に、きちんとした評価が出来ないということです。

 ドライバーに比べて、インパクト時の打球音が小さいため、室内で音がこもってしまい打感を感じるには相当の経験が必要とされます。

 意外と知られていないのが、打感は音だけで決まるということ。

 音が耳に届いて、その後に脳がその音を打感として認識しているのです。

 その証拠に耳栓をつけてボールを打ってみると全く打感が分かりません。もし興味がありましたら、ドラッグストアやコンビニエンスストアで耳栓が販売されていますので、一度試してみることをお勧めします。

 私は耳栓をつけて練習したことは何度もありますが、全く打感が感じられないので、自分の体の動きに集中できて別の意味でいい練習になることを経験として知っています。

 逆にいうと、耳栓をして練習をすると、どんなクラブでも同じに感じてしまうのでよほどの修練を積んでいないと何が良いのか悪いのか分からなくなります。

 だから、室内で試打した時に音がこもってしまうと、打感が感じられなくて、何がいいのか?分からない?となるのです。

では、どうすればいいのか?

 それは、何らかの手段で、フェアウェイウッド、ユーティリティをレンタルして、屋外の練習場か、ゴルフ場にで打ってみるしか性能の良さを知ることは出来ないのです。

 屋外でインパクトの音がこもらないで抜けると、途端に打感が感じられるようになります。

 そのために、試打クラブをレンタルしたりする手間が嫌で面倒くさいから、アマチュア上級者やプロゴルファーもあまり替えない人が多いということになります。

これが現実なのです。

 よく聞く話しなのが、たまたま友達のクラブをコースで打ってみて良かったからそれに替えた、ということがプロゴルファーの中ではあるある話しなのですが、ゴルフ場で人のクラブをいつも打たせて貰うことなんてプロゴルファーかアマチュア上級者しか出来ませんよね。

 だから、普通は試打クラブをレンタルするしか方法はありません。

こう言うと、やっぱり面倒くさいってなりません?

 なので、フェアウェイウッドやユーティリティを替えるということは、余程のモチベーションが無いと、買い換え切れないのです。

 ちなみに、私は、、ゴルフがお仕事なので、普通では打たないぐらいの数のフェアウェイウッドとユーティリティを打ってきました。

 そんな私でも、自分にあったフェアウェイウッドとユーティリティを選ぶのはかなり難しいのです。

 そんな経験をしてきている私のおすすめフェアウェイウッドやユーティリティは話しの後のほうでしますので、興味のある人は最後まで御覧ください。



 フェアウェイウッドとユーティリティを選ぶのが難しい理由その2は?

→→つづく←←
2024年09月17日 07:31

シンプル コンクルージョン

12092901
  夏の終わりの真っ青な空に

   見渡す限りの世界を
    端から端まで繋ぐ
      飛行機雲を
  飽きもせずに
    掠れる最後まで
     眺めていた

    人が一生懸命に生きて
    生き終えて残る
     レガシーと飛行機雲は
      全く同じだということに

        ふと気がつくと

     胸の中の
     深い底なしの
       黒なのか白なのか分からない
        チカチカした
        ココロの巨大な空間に

       何か淋しくて
       それでいて少し懐かしくて
       胸がキュンとするような
        優しい温かい
          通り風が駆け抜けて

         私の中の
          迷いや
          憂いが
         すっと流されて

       無感情というべきなのか?
       三昧の境地に至ったというのか?

     生きていくことは
     雄大な時の流れに
     身を任せればいいだけと

        ほっと巨大な大木に
        寄り添っているような
          安心感に包まれる


      さてさて

     心穏やかに
    誰にも迷惑をかけずに
    プラプラと流されるのも
    悪くはないのだが

       やはり

    生きていることを
   せっかく生まれてきたのだから
   よく味わいたいというのは

      身に余る贅沢なのか?

      禅の世界を覗いてみると
       この世は無常だと
        何度も何度も
        語りかけてくる


      そう、、、もちろん
       無常なのは理解します

        しますが、、

       少しだけ納得がいかない

               ことが、、

        私には出来てしまった


      生まれてくると
      生きようとするプログラムが
       私達には組み込まれていて

      息を止めようとしても
      呼吸をしようとするし

     心臓は最後の最後まで
     鼓動を止めようとはしない

      人としてなら人として
      犬としてなら犬として
      猫ならば猫として

       最後まで生きねばならない

      人里離れている
       山の上の
        90弱いの
          ある老人が

        どこまでも純粋に
        どこまでも正直に
         生きてきて

       言った一言が
          私の全てを貫通させた


      「生きるまでは
          生きねばいかんのでねぇ
       こればかりは
           しょうがない、、」

   この言葉の重さと
   簡潔さには
   恐れ入りました、、と

     90弱いの女性が
      気丈に
       独りで生と戦う姿を見て

    ふとなんの予告も無しに
          右の目から
            すーっと涙の筋が
              通った後に

           涙?
         悲しかった?
        感動したのか?
       いや、、そうではない、、

      荒んで干からびていた
      ココロを洗うための
       涙だと気がついた
           時に
       私のなかの全ての迷いが
    
     飛行機雲が深い空の中で消えるかと如く
        パッと消えて無くなった



         生きるということは

            深い

      深すぎて言葉に表せないのかと
               思っていた

        そんな
       我が人生への無力たるや、、
    諦めのような
    間違えてしまった悟りのような
    精神の心臓麻痺になりかけていた
         私に


      この女性が上手に言い現した
          言葉が
        電気ショックとなって

         私の心臓は再び
        強く鼓動を打ち始めた

       霞んでいた世界がクリアになり
    大空の大気を深く吸い込める感覚が
       久方ぶりに戻った、、


         禅の世界は
         素晴らしく
         そして恐ろしい

       意味を深く理解すれば
       不安や恐れが無くなるが
       一つ間違えてると
       暗い闇の中に閉じ込められる

     この世の全ての真実と現実を
    受け入れなさいと
    悟されていく
          それが禅の世界

      自分という小さな存在を
      どうすることも出来ない
    巨大とも言い表せない
       それよりもさらに大きな流れに
          身を任し
           集中し
          無になり
       全ての感情と連鎖から
       解放されることを
           訓練し続ける

        自分の為ではなく
        人の為でもなく

      あるがままを受け入れて
      それに逆らわないこと

     ココロを穏やかにして
     仕方のないこと
     どうすることも出来ないこと
       を全集中で瞑想し
       受け入れて流すこと

   そして死を
     誰の迷惑もかけずに
        静かに穏やかに待つこと、、


           ん?

           否!

     Because that's what I think.....

         悟りの境地へ達っせない者達には
        なんか暗くて
        なんか冷たくて
        暗く見えてしまう
            所もある
          禅の世界

   、、って辛い修行をやり遂げなければ
      理解できないようなことを

      難しく教え諭すことには

     私は禅の世界に
     完全を見出だせない

    修行を終えたものだけが
     見える世界?
      そんな世界なんて
       ほとんどの人が理解できない
             じゃないか!



    そんな難しいことじゃなくて
    誰にも分かりやすくて
    素敵に理解してもえらえば
         いいなら

    人に命に優しくなれたら
      それで
       良いんだよ

        っていうことで
           イインダヨ

       で良くないですか?
          お釈迦様


    ただ我慢して
    謙虚に生きてるだけじゃなくて

    温もりを知らない子犬に
      リボンをつけてあげる
         とか、、

    悲しくて立ち上がれない人に
        ココロを込めて
       歌を歌ってあげるとか、、


    頑張っている人を
        応援して
       一緒に涙するとか、、

    どれだけ辛いことが
      我が身に起こっていても
     夢をみる子供達の前では
    楽しそうに大きく夢を語るとか、、




    優しい世界を自分で作り上げていく



     凄いことなんてでなくていい
     自分にとってでいい

     少しでも優しくなれるように

    自分なりに努力するだけ


  私は知っている、、

   禅の世界で脱落したものの
     欲深さを、、

   退屈そうに
  禅を説く
    高層の禅の先生達を、、

     結局は
      欲や
     退屈に
     負けてしまうぐらいなら

    シンプルに
     「優しさ」を
     「優しく成れること」を
       努力するほうが
       皆には分かりやすい

      私は、、そう想う


       生きて無になる
       ことを受け入れる
      だけが人生の全てではなく

    何も無いところから
     アイディアが生まれる
        不思議

     何も無いところから
    生まれる
     誰も聞いたことが無かった
       ココロを震わす歌


    ふとした瞬間に
  相手のココロがなごむ
    気の利いたジョーク


    見ているだけで幸せを感じる
   ような素敵なキャラクターを
      新しく思い付き描き表すこと

  そんな無から生まれた
      これだけの
    不思議なコト達を

  お釈迦様はありありと
     想像できたのでしょうか


     人に
      命に
       優しくするために
       生まれてきた
       アイディアや
           歌や
        デザイン




     楽しいだけを追求してしまうと
     人は欲深いものだから
     人を傷つけてしまうこともある

     だから
     自分を律し
     厳しくすることは
       とても大切


    でもほっとする優しさを
    大切にすることも
    同じぐらい大切

      あれも駄目
       これも駄目
      我慢して
       欲を捨てなさい
          なんて、、

     自分を律するなかで
     優しさは大切にする

     優しさから生まれたものを
         みんなで共有する

      それが禅を学んでいる最中の
        私の想いついた
         アイディア


    アインシュタインの言った言葉に
  
   「6歳の子供に説明できなければ理解したと
                 は言えない」
        
         という言葉がある

      私はその言葉を大切にしてきた

   6歳の子供に私はこう説明したい

    「人に優しくなれる努力をしなさい。
    それが君の人生の中で一番大切なこと」

    優しさで人のココロが温かくなる
       ことを一番大切にしていく

     それが私の人生の中で
     沢山のことから
      私が理解した
         アイディア

     どれだけ辛いことがあっても
      ココロが苦しくたって

        人に優しくできる
         強い精神力を
         学び鍛えていく


       良く生きるとは?
       どんなものなのか?

         その哲学を

       6歳の子供達に
      楽しく分かりやすく
         説明できる人に

        私は成りたい


        よく生きるとは?
         どんなものなのか?

        あなたはどう説明する?
2024年09月13日 22:53

最新ゴルフクラブに替える時の選び方!?part9

matsuyama

 ♢最近の国内メーカーのドライバーは?どうなのか?

 男女合わせて日本のトーナメントプレーヤーの実態はどうなのかを見てみると、日本メーカーのドライバーが海外ブランドに対してどういう立ち位置なのか?が分かります。

 認知度の高いプロゴルファーで国内メーカーのドライバーを使用しているプロゴルファーを挙げてみます。


 ♢ダンロップ社は、松山英樹選手、稲森佑貴選手、掛川有人選手、小祝さくら選手、青木瀬令奈選手、などその他多数。

 ダンロップ社は松山英樹選手のネームバリューで、販売世界戦略に成功して潤沢なゴルフの為の資本金を持ち合わせているので賑わっていますね。ダンロップのスリクソンシリーズのドライバーは海外一流選手にも使用されていますなので、国内メーカーでは飛び抜けて頑張っています。

 やっぱりメーカーの看板を背負う選手はとても大切ですね。

 スリクソンZX5ドライバーは製品の性能の個体差が大きい傾向があるので、興味のある人は中古ショップで色々打ってみて、自分にとって打感が良いものを選ぶことをオススメします。いい個体の製品を見つけられたら海外ブランドに全く負けない強い球筋を手に入れられることでしょう。

 製品の個体差については、また違うブログでお話しすることにします。

 ♢ブリジストン社は、宮里優作選手、比嘉一貴選手、古江彩佳選手、吉田優利選手。

 ブリジストン社は、稼ぎ頭の堀川未来夢選手がドライバーをキャロウェイにスイッチしてしまったことは、かなりの痛手。それに対して、古江彩佳選手が今年世界メジャーを取ったことで、世界の名だたる有名な女子プロゴルファーが使用してもらえたらいいのですが、ドライバーに関しては少し淋しいのが現状です。

 ちなみに、今年ブリジストンから発売されたB1STドライバー、B2HTドライバー、B3MAXドライバーの完成度は高く、どの海外ブランドのドライバーもバッとしたものが見つからないという人は、試してみる価値ありです。

 古江彩佳選手の世界で一番曲がらないドライバーショットを支えるドライバーであることから、良い製品であることには間違いありません。打感がとても良いドライバーです。

 ブリジストンのボールがタイガーウッズ選手を始め、世界一流選手にも使用されていますので、ブリジストン社はボールでゴルフ部門全体の売上を維持しているといえます。




 ♢ミズノ社は、時松隆光選手、今年の国内メジャーである日本プロ選手権を優勝した杉浦悠太選手、そして女子プロはシード上位選手はおらず、これからの活躍するであろう若手が数名。

 一時は、原英莉花選手や西郷真央選手、服部真夕選手などスター選手がこぞって使用していましたが、海外ブランド製品に流れて行ってしまい淋しい状況となってしまいました。

 もともと、ミズノ社はアイアンの完成度が高く、アイアンの歴史を辿ると元々は世界でトップクラスのブランド力を誇っていたのですが、ミズノ社はの主軸はやはりベースボール。ゴルフ人口減少と共に、プロゴルファーへのツアーサポートも縮小されてしまいました。

 意外と知らない人が多いのですが、ミズノのST-Xドライバー、ST-Zドライバーは合う人にはとても飛ぶドライバーと言われています。気になる人は中古ショップで見かけたら一度打ってみることをおすすめします。

 ♢ヤマハ社は、今平周吾選手と藤田寛之選手が支える日本メーカーですが、今平周吾選手が常に日本ツアーで上位争いをしている為に、競技ゴルフをしているゴルファーからはいつも注目を集めています。

 谷口徹選手、藤田寛之選手の時代から、開発陣の人達が熱く、凄く良い製品を作り続けているヤマハ社ですが、今平周吾選手が7年前から116ドライバーというモデルからドライバーを試合で使わなかった為に、アマチュア競技ゴルフの人達からは今平周吾選手が替えないなら、他のブランドを試してみるか、、という風潮が続いて来ていました。

 そして、いよいよ去年の秋に発売された、RMX VD Rシリーズに今平周吾選手が乗り換えたことによって、このモデルからヤマハの評価が大きく上がり、ゴルファークラブを深く追求している人達が実戦で試す機会が増えてきて、少し盛り上がって来ています。

 もともとヤマハは楽器やモータースポーツ関連に主軸をおいているメーカーなので、他のメーカーと少し雰囲気が違っていて、マイペースなメーカーといえます。モータースポーツが好きな人は、ヤマハ一色でクラブセットからキャディバックを揃えるととても格好良いので、好きな人は参考にしてみてください。

 今年発売される、インプレスシリーズドライバーの前評判が高いので、試打クラブが用意されたら早速試打してみたいと思っています。

 ♢国内メーカーのドライバー最後は横浜ゴム社のプロギア。プロギアといえば、、森田理香子選手と谷原秀人選手。

 ひと昔前は、イケメンプロゴルファー矢野東選手がプロギアを盛り上げていましたが、時代の流れと共に契約選手が減り、一度、ツアートーナメントから身を引いた森田理香子選手、ホンマゴルフから移ってきた谷原秀人選手と淋しい現状になっています。

 ここ最近、横浜ゴム社のプロギアがパッとしなかったのは、2016年のRS-Fドライバーが反発係数の規定値を超えて違反してしまい、翌年2017年から最近までプロギアのファンが離れてしまったからなのです。

 2016年賞金王になった池田勇太選手が、そのRS-Fを使用していて物凄く飛距離が出ていたために注目を集め過ぎた結果、規定値よりも違反していることが判明したのでした。

 しかしながら、横浜ゴム社はタイヤ部門での潤沢な収益があるためゴルフの市場での収益が減っても、諦めずにコツコツと製品開発を続けることが可能でした。

 2017年から今年まで約8年間、私は横浜ゴム社プロギアが真面目にゴルフクラブ作りをしてきていることを、見てきて知っているため、個人的には影ならが試打を続けてきました。

 2022年に発売された、RS JUSTシリーズはとても良い製品で、相性がハマる人にとっては最高のクラブとなり、ようやくプロギアはゴルフ市場から認められる存在へと復権したのです。

 谷原秀人選手がホンマゴルフから契約フリーになったときに、色々なドライバーから、このRS JUSTドライバーを選んだということも性能の高さを証明したとも言えますね。

 そして、、今年6月にRS Xシリーズが発売され、森田理香子選手がツアー復帰した際に、大会でのドライビングディスタンス1位となり、新製品の飛距離性能の高さを日本全国に知らしめた結果、売れ行きが好調となり、横浜ゴム社の開発者達もようやく報われたのでした。

 RS Xシリーズのドライバーは3種類あって、試打してみるとその3種類中でどれかに合うように企画されていて、とても面白いドライバーです。

 私にはRS X-Fが合っていて、打感も良く、データも良く、海外ブランドと全く遜色ない打ち味で、一流契約プロに使わせたら、さらに売れるのにと感じたほどでした。

 ただ、正直に言うと前作のRS JUSTのほうが打感や操作性など総合的には好みなので、気になる人は前作と新作の両方を試打してみると面白いと思います。


 
 はい、これでドライバーの話は終わりになりますが、海外ブランドメーカーに対して、日本国内メーカーが押されていていることが分かったと思いますが、性能面では国内メーカーは海外ブランドに追いついてきたことは間違いありません。

 ただ、海外の超一流選手が使っていて、アメリカツアーで性能を証明されたものを使いたいという心理が市場には働いているために、国内メーカーがどれだけ頑張っても、超一流選手との契約まで漕ぎ着けなければ海外ブランドに勝つことはできません。

 松山英樹選手と契約しているダンロップは国内メーカーで飛び抜けています。

 各国内メーカーも、若手の選手を育てて海外で活躍できるようにしていかなければ日本メーカーの未来に期待は持てません。

が!しかし!!よーく考えてみると!?

 世界市場でアメリカ製品メーカーが存在しているのに対して、後は日本メーカーだけ、、

 他の国は?マニアックなメーカーなら少し存在していますが、ほとんど存在しません。

 何故?アメリカを除いて、日本だけこんなにゴルフメーカーがあるのか?不思議ではありませんか?

 その理由は、戦後の日本はアメリカから影響を大きく受けたからです。その影響を受けながら、高度経済成長期の中でゴルフが流行り、日本人特有の繊細な気質もあり、これだけのゴルフメーカーが生まれてきたということは、世界でも類を見ません。

 これだけ小さい国日本が、戦後の焼け野原から現在にかけて世界経済の主軸になっていることは経済学の観点から見ても驚くべきことであって、日本のゴルフメーカーが発展してきた歴史を深く研究すれば、日本の国、日本人の特色がまた別の観点から理解されるかもしれませんね。こんなにゴルフメーカーが生まれたのは、世界中でアメリカと日本だけというのは面白い話しです。

 とりあえず、ドライバーに関してはここまでにしておきます。

 ドライバーにはロマンがあり、ドライバーを拘ってみると本当に楽しい世界が広がります。

もちろん、ゴルフはスコアが良いことが一番大事。

でもゴルフの楽しみ方は人それぞれです。


 私は、私にとっての究極のドライバーをこれからもずっと追い続けるつもりです。

 コントローラブルで、打感が良くて、飛ぶドライバー、、、

 これだけ何千と試打してきても、もっと理想を探してしまう。奥が深すぎますね。



 次のテーマとして、フェアウェイウッドとユーティリティに関して、誰もあまり話さないようなことを書いて行きたいと思っています。

 ドライバーに関しては色々と話題にされる事が多いのに、フェアウェイウッドやユーティリティに関しては細かく言う人が少ない。

それは何故なのか?

 そういうことを踏まえて、題名を「最近のフェアウェイウッドとユーティリティって何を選べばいいの!?」と設定して話していこうと思います。


→→終わり←←

 
2024年09月05日 17:23

最新ゴルフクラブに替える時の選び方!?part8

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 ドライバーに関しての残りのブログは、コブラ社と日本メーカーのドライバーについてです。


♢コブラ社ドライバーについて興味がある人は他社メーカーに対して少ないのかもしれませんね。

 今年発売されたコブラ社のダークスピードを試打したことがある人はいますか?

 もし試打したことがあるのでしたら、かなりのゴルフギアに探究心がある方だと思います。

 デザインがまっ黒で格好よく、デザインだけなら全てのドライバーの中でダントツに格好いいと言う人が多かったのは事実です。

格好いいけど、買うとなると躊躇する。

何故か?

 それは、前回のモデルエアロジェットから今作ダークスピードに関しては、飛距離に全振りしてきたからです。

 方向性が良くするとか、トーナメントで優秀な成績を収めるためにとかでなく、世界ドラコンチャンピョンであるカイル バークシャー選手の意見をふんだんに取り入れ、飛ばしに関して追求してきたのが、ダークスピード。

 その結果、デザインが格好いいし、飛ぶかもしれないけど、芯を外してミスした時のリカバリーのことを考えたり、疲れていて体調が良くなくて振れない時のことを考えてみると、買う勇気が無い!という人が多かったのではないでしょうか?

確実に飛ぶドライバーなのに、買う人が限られてくる。

 一般的に求められる本当のドライバーの性能は飛距離だけではなく、ミスショットをある程度カバーしてくれながら、飛ぶドライバー。

 コブラ社の今作ダークスピードは、格好いいし、飛ぶ。でも、ミスに優しくないというイメージ。

 ダークスピードシリーズの中でも、ロースピンモデルのLSは、ドラコン競技専用と言っていいほどの尖った性能だったのは、世界ドラコンチャンピョンのカイル バークシャー選手のアドバイスが入ったからでしょう。

 逆に一般の人に対して使いこなせないという先入観が入ってしまいました。

 コブラ社の契約選手筆頭のリッキー  ファウラー選手の調子が上がらず、抜けたデシャンボー選手の次に入ってきたゲーリー ウッドランド選手が今年の始めに脳の手術をして一時戦線離脱したことで、今年のダークスピードは思いのほか売れないという事態に陥ってしまい、プロゴルファーの宣伝効果というのは想像よりも遥かに売り上げに影響するんだと痛感させられたコブラ社。

 コブラ社はもう一人、有名なプロゴルファーとの契約が決まれば、本当は素晴らしい性能なんだと一般ゴルファーに知らしめることができるはずです。

 ちなみに、前作エアロジェットシリーズは、当りの個体を探すとめちゃくちゃ打感が良く飛びますので、とてもお勧めです。中古でも物凄いお値打ちになっているので興味がある方は試打してみてください。以外と、、純正シャフトとの相性がよくて、ノーマル、MAX、LSの中ではノーマルがお勧めです。去年の私の最高飛距離355ヤードを出せたのもエアロジェットノーマルでした。

 コブラ社はもっと宣伝さえしっかりすれば、もっと皆に使ってもらえるのに、、といつも、いつも思います。

 コブラ社のドライバーもヘッドの個体差が大きいので、気になる人は中古ショップでたくさん試打してみてください。

 コブラ社のドライバーの当りの個体はとても打感が柔らかく、そうでないものは打感が硬く感じますので当たりか、そうでないかは直ぐに分かります。

 コブラ社の中古はコスパがいいので当たりヘッドを探せた人は超ラッキーな人です!

コブラ社の当たりの個体ドライバーは飛びますよ。

→→つづく←←
2024年08月29日 16:47

最新ゴルフクラブに替える時の選び方!?part7

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♢次はタイトリスト社のドライバーについてです。

 ここ最近のタイトリストのドライバーは円熟味を増して、総べての性能面において総合得点が高い素晴らしいドライバーです。

 2022年の9月に発売されたTSR2ドライバーは、色々なクラブ評論者に褒め称えられ、美しいデザインとヘッドの顔、座りの良さ、打感が見事に調和され、完璧なドライバーとして世の中のゴルファーに認定されています。

 でも?何故?タイトリストのドライバーはテーラーメイド社やキャロウェイ社やピン社のように、日本の全てのゴルファーに認知されにくいのでしょうか?

 それは、タイトリスト社のマーケティング戦略によるものなのです。

 ちなみにアメリカ本土のPGAツアー登録選手の中で一番使用率が高いドライバーは?知ってますか?

それは、タイトリスト社なのです。

知らなかった人は意外と多いのではないでしょうか?

 もちろん知っていた人もいるかとは思いますが、競技ゴルフをきちんと楽しんでいたり、ゴルフトーナメントツアーをいつも観戦しているような、本当に、三度の飯よりゴルフが大好きな人達なら分かっていたことかもしれません。

 日本の男子トーナメントでも、タイトリスト社はかなり使用されていているのですが、何故かクローズアップされない。

 こういうことから、クラブメーカー界のある構図がみてとれます。

それは宣伝広告の戦略です。

 テーラーメイド社とキャロウェイ社は新製品に対して、自社の資本金から莫大な宣伝広告費を当てています。

何故か?

 それは、テーラーメイド社とキャロウェイ社は、市場での売り上げナンバー1を目指して競っているからです。

 ここ数年、その競い合いが恒例化し、その競い合いがゴルフ市場を賑わせて経済を回しているので、もしテーラーメイド社とキャロウェイ社が売り上げ競争を辞めてしまったら、ゴルフ市場は見るも無惨に大きく衰退していくことでしょう。

 そしてテーラーメイド社とキャロウェイ社は、大きな売り上げの利益から超一流プロを契約選手を瀑台な契約金で囲って、それにより消費者への自社製品のクオリティを宣伝アピールし、更に売り上げを伸ばしていく、循環型の経営方針を継続しているのです。

 最近は、テーラーメイド社と契約している、マキロイ選手、シェフラー選手、コリン選手に対して、キャロウェイ社はジョン ラーム選手が契約選手として抜けることになり、勢力図の力関係が押されていましたが、ザンダー シャウフェレ選手が年間メジャー2勝を上げることによって盛り返してきています。

 全英オープン最中の爆風の中で正確無比にコントロールしたシャウフェレ選手のおかげで、キャロウェイ社は自社製品の性能の素晴らしさをアピールできました。あの爆風のなかでアンダーパーを出すなんて、、信じられませんね。

 それに対して、タイトリスト社は1935年に創業されてから過酷な競争を強いられるPGA選手達をサポートし続けてきて、その実績と経験によって確かな製品を作ってきました。

 新性能がこうだ!とか新しい素材がどうだ!とかよりも、私達のトーナメントで培われた実績と経験の安心が欲しいゴルファーはお買い求めくださいと、常に謳っているメーカーなのです。

 私のタイトリスト社に対して個人的な意見を言いますと、、

 もし私が現役選手として、試合に望むのならばきっとタイトリスト社を選ぶだろうと思っています。

何故か?

 それは、クラブを選ぶことに時間と労力を使うより、自分の腕を磨くことに時間を使いたいからです。

 ハッキリいいますと、1年毎に新製品がでるテーラーメイド社とキャロウェイ社の製品は、いちゴルファーとして、いち消費者としてはとても楽しく、ワクワクしますし、ゴルフ市場の発展に置いては絶対に必要です。

が、その反面、契約選手側の立場としては辛いものがあります。

 1年かけてようやく馴染んで来たクラブなのに、次の新製品を使わなくてはいけないプレッシャーはかなりのストレスに成り得るのです。

 超一流選手は何億円という契約金を貰えるので、1年毎に替えるのは仕方のないことだと思います。

 もし替えたくなのであれば、契約をどこにもしないでフリーになればいいだけのこと。何故、契約をするのかというと莫大な契約金があるからです。

 でもそれは海外の超1流選手の話しであって、ほとんどの選手は契約金はそんなに大きくなく、クラブ用品の支給のみという契約選手ばかりです。

 慣れたクラブを使い続けて成績に繋げたい。これが選手達の本音。でも、契約メーカーにも貢献なくてはいけない。そのジレンマとの葛藤をどう考えるのかは、それぞれの選手の考え方のによります。

 あまりこのことを詳しく話すのは、色々な規定に反しますので辞めておきますが、最近になってメーカーサイト契約を結ばないフリーの選手が増えているのはこのためです。

 ゴルフクラブ選びの大変さ、そして選んでから馴染むまでの期間のことを考えると、慣れたものを3年から6年は最低でも使いたい。

それが大体の選手としての本音なのかもしれません。

 私のテーラーメイド社とキャロウェイ社に対しての意見として、自動車がマイナーチェンジとフルモデルチェンジするぐらい期間をゆったりと設けて、マイナーチェンジの場合はクラブを置いた時のフェース向きを変えず、デザインと僅かな調整のみにして、フルモデルチェンジの場合は大体的に設計を変えるということを、明確にして欲しいと思っています。

 新モデルの度にクラブの座りとフェースの向きが変わってしまうのだけは、選手としてかなり辛いものがあるということを忘れないで欲しいと願うばかりです。

 そのことを理解して、選手ファーストに向きあっているメーカーが、タイトリスト社。

 選手の感覚や好みを優先して、選手からあまり大きく変えないで欲しいと言う意見を誠実に守っているメーカー。

 クラブのデザインや、フェースの向きがタイトリスト社は独自の拘りがあって、2010年に発売された、910シリーズから今のモデルに至るまで本当にどのモデルも素晴らしい出来栄えです。

 その910シリーズのドライバーを私は今でも保有していて、球にドライビング計測してみるのですが芯に当たると300ヤード以上飛びますし、打感は最高です。芯を外すと今はクラブより20ヤードぐらい距离は落ちますが、それでも性能は十分です。

 ゴルフを始めるにあたってゴルフを本気で取り組みたい人は、あるレベルに到達するまでは2010年以降の中古のタイトリストで揃えるのも、とてもおすすめです。

 エンジョイの方はスコア90、本気の競技の方はスコア80を切るまでは最新クラブの性能とかはあまり関係ありません。たくさん練習して、たくさんゴルフ場に行って経験を積むなかで、10年前までの中古でも、最新モデルでも上達するスピードはそこまで変わりません。あるレベルから、上達しなくなった時に初めて、最新クラブの性能の恩恵を受けることができるのです。

 もし私が選手としてバリバリ活動しているのなら、練習やトレーニング、そして試合などやることが多く、きっとクラブ選びをしている余裕はありませんので、タイトリストを選ぶと思います。

 ここ最近のタイトリストのドライバーの良さはどんなもので、他社とどう違うのか?

 それは、ドライバーに飛距離を求めるのではなく、アイアンやフェアウェイウッドのようにコントロールして、ボールをコースに置きに行くスタイルの人に向いているのがタイトリストのドライバー。

 アイアンを操作するように、イメージ通りの球筋でドライバーを打ちたい人向け。

 タイトリストのドライバーを使っている人は、5ヤード10ヤードの飛距離アップより、如何にアイアンと同じで、自分のイメージ通りに飛んでくれるのかしか興味が無く、コースマネージメントに徹している人達ばかりです。

 こう打ちたい!と思う球筋を具現化してくれるので、タイトリストが好きな人はある程度ボールをコントロールできる人でないと、その良さは深く理解できないかもしれません。

 それに対して、テーラーメイド社、キャロウェイ社、ピン社は、そのドライバー独特の球筋がある程度決まっていて、その決まっている球筋にこちらが合わせるといった感じです。

 良くも悪くも、アイアンとドライバーの球筋の統一性が無く、ドライバー専用の球筋を科学的に追求している感じなので、どれだけデータが良くてもアイアンとは違う技術やスイングが多少なりとも求められます。

 でも、科学的にそれによって5ヤードから10ヤード飛ぶことになる。

 その5ヤードから10ヤードよりもアイアンとの統一性を求めるのなら、タイトリストになる。

 というふうに説明すると、タイトリストの良さが理解できるかもしれませんね。

 ちなみに2024年8月に発売される、タイトリストGTシリーズ。

 やはり、、今までのタイトリストのコンセプトから外れず、構えた感じは大きく変化は無し。フェースの色が白っぽくなり、フェースが見えやすく構えやすくなった感じで、ヘッドのフォルムはすこーし違うだけ。

 大きな変化は無いように見せて、打音、打感をソフトに変化させたり、今の時代に沿ってボールが飛んでいく弾道に対してスピンの最適化されていたりと、前作よりもデータ上は確実に進化させている所がさすがタイトリスト。渋い!
 
 クラブの上部クラウンがポリマー素材になっているため、その分余剰ウエイトを自由にウエイトコントロールできたので、今までと打ち味が大きく変わっています。ポリマー素材とは、いわゆる強化プラスチックのことですね。ポリマー素材というのは斬新な発想で、カーボンではないところがさすがタイトリスト社。

 ちなみに私は発売された3種類の中ではGT3ドライバーの試打計測値がかなりよく、自分の持っているエースドライバーと同じ飛距離がでました。



欲しい、、

→→つづく←←
2024年08月20日 16:49

最新ゴルフクラブに替える時の選び方!?part6

02

♢次はPINGのドライバーについてです。

 このメーカーについては、人によってはとても意見が分かれるメーカーといえます。

 何故かと言うと、ピン社のドライバーの飛距離に関しては本当に300ヤード飛ばす飛ばし屋の人からすると、他のメーカーよりも少し飛ばないという意見があるからです。

 これは、公にはなっていませんがゴルフクラブメーカーに精通している人には有名な話しなのです。

 本当に300ヤード以上飛ばす人達には、インパクトの瞬間にヘッドの上部がグニャッと「たわむ」感覚があるのですが、最近のピンのドライバーはその飛ばし屋の人達からすると、「たわみ」過ぎて、後10から20ヤード飛ばせるはずなのに、飛ばしきれないという感じがあると言う人がたくさんいます。なので、ピンの契約しているハードヒッターの選手はロフトを7度、8度と立てて使っているのですが、インパクトの時にヘッド上部がたわむとインパクトの瞬間にロフトが寝て、ロフトが増える現象を理解してロフトを立てているのです。

 ドラゴン大会では、ピンドライバーを使う人はほとんどおらず、テーラーメイド、キャロウェイ、コブラ、そして地クラブメーカーを使用していることから、ピンのドライバーは、スーパーハードヒッターからするとヘッドがたわみ過ぎてしまうことがドラコン大会のクラブメーカー使用率から分かります。

 ただ、これはスーパーハードヒッターの話であり、逆に言うと300ヤード前後までなら最高に良いドライバーですよ!ということになるのでスーパーハードヒッター以外には関係のない話しですよね。

 2年前の2022年11月に発売された、g430LST、g430MAXドライバー、今年発売されたG430 10K MAXドライバーに関しては、全て良いドライバーだと私は思います。

 ただ、打った時の打音が独特であることから、ヘッドの個体の差が激しく、多くのヘッドを試してその中から決めないといけないので、そのことを知らないとピンドライバーに満足することができないかもしれません。

 ピンのヘッドは、個体の製品の差によって驚くほど打感と打音が違うので私はg430シリーズのドライバーを3つコースで使ってみましたが、最後の当たりヘッドを見つけるまで、色々な中古ショップで沢山のピンドライバーを試打した経緯があります。

 何故、そこまでして当り個体のピンg430LSTドライバーを探したのかというと、楽で安心感があるからです。後、個体当たりヘッドで練習しているとめちゃくちゃ打感が気持ちいい。


 実践コースで、練習していない時でも、スイングの調子が良くない時でも、g430シリーズドライバーを使用すると気が楽です。

 テーラーメイド、キャロウェイ、コブラのメーカーに比べると、ここ一発のビックドライブロマン砲が出ない代わりに、いつも同じ球が簡単に出るというイメージなのが、ピンドライバーの良い所。

 逆に言うと、一発の飛距離が無くて、刺激が足りないと感じる人は物足りないかもしれません。

 なので、私は飛距離を楽しむ時は、テーラーメイド、キャロウェイ、コブラで、楽をしたい時はピンドライバー、超本気で試合に望むならタイトリストと言った感じでメーカーによってクラブをえらんでいます。


 ちなみにg430 10K MAXドライバーを一度使ってしまうと、これほどまでに曲がらないドライバーは今のところ他にはありませんので、飛距離を求める以外の理由では、他のドライバーに変えられなくなってしまいます。

 飛距離が出る出ないは別として、もしこのドライバーで曲がってしまうというのなら、、ご自身のスイングに問題があること決定です、と言わざるおえないほどの直進性を誇っている10K MAX。

 エンジョイゴルフで楽をしたい人、競技するで安定を求める人にはうってつけのドライバーです。

 ピン社のクラブが好きな人は、ピンドライバー以外のメーカーが少し難しいと感じていて、中々変えられないという人が多い気がします。

 個体差が大きい中で大当たりのヘッドを見つけられた人は、打感が気持ち良くて練習が楽しくて仕方ないはずです。

 次に発売されるモデルがどんなコンセプトになるのかとても楽しみです。

もし今後、ピン社が飛距離性能へ開発を全振りしたら、末恐ろしいドライバーが出来上がることになる予感がします。

 毎年、毎年新製品がどうのこうのと気にするのが好きではない人にとっては、ピン社の製品は2.3年毎にスローペースで発売されるので、そういう点でもおすすめなメーカーです。

→→つづく←←
2024年08月15日 08:51

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