前回に続いて、パラダイムAIスモークシーリズについての私見をお話ししています。
人口知能が25万人のゴルファーのデータを100万以上のスイングを元に、どんなフェースがいいのかを5万回以上のパターンをシミュレーションして作り上げた?というのが、今回パラダイムAIスモークシリーズです。
ん?良く聞いてみると25万人の4回のスイングを元にということで、本当は100万スイングではなく、25万人のデータを元にと言ったほうが誠実だったのにと私は思います。
きっと25万人のデータを元によりも、100万のスイングという響きのほうが聞こえが良かったからなのですが、なら、、
10万人のデータを10回ずつとっても100万データになりますし、無理に100万データにする必要は無かったと、私は思います。
まっ!分かりやすいほうがいいですし、キャッチーな広告のためには致し方のないことです。
また、もっと良く考えてみると、、ある程度のレベルで、ある程度きちんと打てている人のスイングデータなら分かるのですが、もし初心者やスイングの基本が出来ていない人のデータまで入っているのなら、そのデータは不要です。
何故なら、ある程度きちんとしたスイングの人達にとっては、きちんとスイングした中での僅かなミスのデータしか必要ないからです。
揚げ足を取ってしまうような言い方になるかもしれませんが、プロゴルファー達にとっては、今までのゴルフクラブの開発の積み重ねこそが途方もない労力と工夫の結晶であり、プロゴルファー達からすると、今、気に入っているドライバーを少し改善してもらえたほうが嬉しいということになります。
きちんと打てていない人のデータなんて関係ありませんけど、、というのが本音であり、そういうことをあやふやにして、25万人と言っていることが、誘導尋問的であり、私からするとそんな言い回しにしなくても良かったのに、、と思ってしまいます。
逆に、4年前より100倍の演算スピードになったスーパーコンピュータを使って、多くのスイングデータを元に、より実戦に、より感覚に訴える改善ができました!とシンプルに謳ったほうが、私には信憑性があります。
この世の中、ビジネスなどにおいても、ビッグデータは多く取られて活用されているのですが、そのデータを、必要な目的に活かすように活用することじたいが難しいと言われ始めているのにも関わらず、、単に100万スイングと言われても、私にはもっと具体的に聞きたいことがあるんですけど、、となるわけです。
100万スイングなんて言葉は胡散臭いだけです。説明文のなかに、サラッと書いてあったほうが私のようなタイプの人間には信用できます。
スーパーコンピュータは凄い、スーパーコンピュータって最強、って他社だってスーパーコンピュータ使えば直ぐに追いついちゃいますよっ!、ってなるわけですから、来年のキャロウェイ社さんの広告には要注目です。
でも!やっぱり!今回のパラダイムAIスモークシリーズは、スーパーコンピュータの恩恵を確実に受けています。とても良い!!
広告の仕方には駄目だししましたが、確かにスーパーコンピュータの利用の仕方は上手くなっているのは、多くの方試打を元に感じています。
が!しかし!!こころからが肝心な話しになるのですが、私がテーラーメイド派だとか、そんなことは関係なく、至ってゴルフクラブ大好き人間による、純然たるゴルフ界全体のために、公平にコメントしていきたいと思います。
それは、、性能は良いよ!結果は認める!試打のデータは間違いなく良いし、良い数字になってる、、
でもね、、打感が硬すぎるのよ!カチンって何?
打つたびに、カチーン。
打感大事じゃないですか?キャロウェイ社さん?スーパーコンピュータって、打感の認識あるんですか?こんな硬い打感、いくら結果が良くても、飽きちゃうんじゃないの?
って言うのが、私の本音。
クラブの打感マニアの私にとっては、ノーマルのパラダイムAIスモークドライバーと、パラダイムAIスモークMAXの打感は、選択肢に全く入りません!となりました。
あくまでも、私にとっては?です。好きな人もいるかもしれません。
でも!ここからが大切な話し。
ノーマルではなく、上級者のトリプルダイヤシリーズだけは!ボモーンって打感が柔らかい!良い!これこれ!
と感じたのです。
なので、私のお勧めは、どうしてもキャロウェイがいいのなら、上級者やハードヒッター以外の方は9度のロフトでもいいのですが、できたら、パラダイムAIスモークトリプルダイヤの10.5度を、スリーブをカチャカチャ変えて、11.5度か、12.5度にして使うこと。
この一択になります。
ノーマルとMAXシリーズなら、前作の普通のパラダイムのほうが、、打感が気持ちいい、、
ヘッドの座りの良さは、、2年前のローグSTのほうが座りがいい、、構えた時のフェースの向きはローグSTが理想、、
打感が気持ちいいほうが、練習は楽しいし、逆に考えると!新品はなかなか手が出なかったけど、中古を待ってました!!という人は、前作のパラダイムシリーズ、ローグSTシリーズ、買い!ですね。
でも、パラダイムAIスモークのトリプルダイヤは確かに良い。打感が気持ちいいって大切です。
スーパーコンピュータに打感の良さとは?とデータをインプットするのは、、まだ出来ていない。結局、そのデータをインプットするのは生身の人間であり、インプットするためのアイディアと、深い経験が問われることになります。
今後の課題として、キャロウェイさんは打感の良さを追求することは、私個人の私見として提案をさせて頂きたいと思います。
ゴルフクラブってデータだけではないんです、、感覚に訴える、気持ちよさ!
何か良いよね?何これ?言葉にできないけど良い。そういう名作のゴルフクラブ達は数知れず。
本当はそういう、名作のゴルフクラブのデータ、重心位置とか、重心度、フェース角等を、全部データにってそのことを、スーパーコンピュータで解析してみました!というのも面白い。なんで、人から好かれていたのか?それを解析する。
あっ!このアイディア、各メーカー様。使って頂いて構いませんよ、って言っても、どんなデータを打ち込むのか?それを全て打ち込むなんて気の遠くなる作業になりますので、とても難しい理想論的な話しになってしまいますね。
テーラーメイド社さんのQi10シリーズは今年は全部良い。
それに対して、パラダイムAIスモークはトリプルダイヤだけ良い。
ちなみに、私のレッスンの生徒さん達はこの意見を既に聞いているので、このアドバイスに従って購入して、コースで使っていますが、やっぱりいい!
買われた皆さんの話しを聞いてると、飛んでるし、スコアも例年より、少し良いスコアが出でいる、、気がします、、
本当?本当なの?ってレッスンで話しを聞いている限りでは、5ヤードから10ヤード飛んでる!感じはあります。
元々、私はスイング調整屋さんなので、まずは、スイング!ということは譲れないので、スイングが良ければ、何でも打てるし、スコアなんて良くなるに決まっているというのが本音。
でも!新製品を使うと、脳みそがリフレッシュされる!ココロがワクワクする!というのは、心理学的にも、生理学的にも、なきにしもあらず。
私は、新製品、大好きです。
あと、生徒さんから、ピンシャフトのG430MAX 10Kは?コーチ忘れてない?と言われたのですが、
確かに、、誠に申し訳ございません。私、忘れておりました。
言い訳をさせて頂きますと、G430シリーズは去年に出で、めちゃくちゃ良い!私もG430 LST持ってますが、凄くいい!打感も良い!
ピン社とタイトリスト社は毎年、毎年は新製品は出さないのですが、何故か?G430 10Kをぽんっと発売してきたのは、テーラーメイド社とキャロウェイ社に売り上げを置いていかれないようにするための戦略とも考えられます。
なので、G430MAX 10Kも試打してみて、良さを感じられる人にとっては、購入リストの選択肢に入ります。
ただ、ピン社のドライバーは、シャフトに左右される傾向が強く、シャフト選びは特に大切です。もし、試打される場合は、シャフト何にするのか?のほうが大切かもしれません。
ピン社は、純正シャフトのラインナップがとても多いので、それを選べる気力がある人にとっては、試打してみる価値は大いにアリ!です。
ということで、2024年の上半期に発売されるドライバーについてお話ししてみましたが、、
が!!しかし!
性能は良くなっていることは間違い無し!きちんと練習して、きちんとしたスイングの人にとってみては、とても有難い恩恵を受けることでしょう。
ただ、性能が良く成れば成る程、スイングの改善しなくてはいけない所が見えなく成っていく、、
そして、フェアウェイウッドやユーティリティやアイアンも練習していくと、結局ゴルフは14本を上手に使えてナンボの世界。
私、個人の意見としまして、最新モデルのドライバーはいくら買ってもいいとは思うのですが、沢山ドライバーを買ってしまう人は、1本だけニュートラルな少し難し目のドライバーもずっと所有しておいて、普段の練習はそれを練習をして、スイングの調子が良くなった時に最新モデルのドライバーを使う。
そして、ドライバーの調子がおかしくなってきたら、ニュートラルな難し目のドライバーに戻る。
そうしないと、スイングの微妙なズレを感じられなくなってしまいます。性能が上がりすぎると、そのズレに対して鈍感になっていくというデメリットもあることを、スイングを作っている最中の人は理解しておかなくてはなりません。
これがアマチュアゴルファーにとってみて、本当は長い目で見た時に理想的な練習スタイルになり、直ぐに買い替えてしまうタイプの人にはお勧めです。
本当に上手くなってスコアが80を頻繁に切れるのであれば、1本に絞ってもいいとは思いますが、まずはスイングの基本、ゴルフの腕前を上げることが、スイング修正屋の私にとってみたら優先でしょ?と心から思います。
ドライバーの性能が上がることは素晴らしいことですが、もともとのゴルファーとしての腕前を錆びつかせてしまっては、本末転倒です。
現代社会、便利に成れば成る程運動不足になって、結果的に病気になってしまう、、のと少し似てますね。昔の不便だった時のほうが、国民の平均体力はあったということは事実です。
とはいうものの、やっぱり新製品に興味を持って使ってみるのは趣味としては悪いことではありません。
というか、私も新製品ばかりに興味を持っていて、いつも試打ばかりしています。
でも、私はゴルフの基礎練習は沢山しますし、筋力、体力も日々鍛えています。
たまに、自分の持ってる10年前以上のモデルでも練習しますし、結局、体調が良くて、スイングが仕上がると、昔のモデルでも芯に当たると300ヤード以上は飛ぶわけです。
ゴルフの基礎練習をしっかりとして、それから新製品を買うこと。
そういうことをしないと、せっかく買っても良さが分からないということになるかもしれませんね。
ゴルフは腕があればどんなクラブでも打てる。でも、自分のご褒美にこっこり買う、、って思て買うのが理想的。
だと、私は思います。
あー、今年は何本ゴルフクラブを買うのだろう、、
新製品の試打はやめられませんな、、
ということにことで、私の2024年上半期のゴルフクラブについての私見を終わりにしたいと思います。
スイングが出来ていれば、どのメーカーも良い、、って言うのが、本当の本当の話しなのかも、、!?しれませんね。あとは好みの話し、、なのかな??
→→おわり←←
2024年02月21日 18:24