最新ゴルフクラブに替える時の選び方!?part3
先ずは最近のドライバー選びについて。
これがまた難しい。
どのメーカーのドライバーもそこそこ良い!からです。
その反面、自分がドンピシャに打ちやすいモノも中々見つからない。
だから、前回説明した通り、今まで使っていたクラブにはこういう不満があって、次に求めるものはこう!とちゃんとしたコンセプトを持たなくては選び切ることはできません。
最近のクラブは芯に当たると、試打のデータがどれもそこそこ良く、データだけで選ぶことさえも難しくなってきています。
毎年、毎年、各メーカーが追いつき追い越せと、色々なメーカーの良いところを自社に取り入れているので、正直に言うと技術の飽和状態に来ています。
技術は飽和状態になってはいるものの、やはりメーカーの特色はしっかりとありますし、同じスイングで、同じようリズム、タイミングで各メーカーのドライバーを打ってみると、球筋は各メーカー毎に違っています。
自分の球筋の好みさえ有れば、コンセプトさえあれば、やはり好きなメーカーは自ずと決まってくるものなのです。
今年も、私は全メーカーのクラブをほぼ打ちましたが、どれもそこそこ良い、、その中で自分の好みとなると、、数本に決まってしまいます。
私の去年、今年のドライバーでは、テーラーメイド、タイトリスト、キャロウェイ、ブリジストンが好みでした。あくまでもこれは私の好みでお勧めしているわけではありません。人によって合う合わないは必ずあります。
私は製品の個体差も感じて気にするタイプなので、ドライバーを買ったとしても、同じモデルのものをお店で見つけると試打してみて、個体差として自分が気に入れば前のを売って、気に入ったものを買い替えてしまいます。
本当に拘りたいのなら個体差まで気にしなければ、究極のマイドライバーを見つけることはできません。
こんなことまでするなんて、余程の拘りがなければできませんよね。個体差まで気にするのは、普通はお勧めしません。
私は20年以上もクラブを拘ってきたので、今更、クラブ選びに妥協なんてできなくなってしまいまいました。ゴルフが仕事なので仕方のない話しなのですが、本当に自分に合うドライバーを探すのは大変です。
だから、打ちやすいか?そうではないか?打ってて楽しいか?そうではない?に素直になって選び続けています。
クラブ選びは本当に奥が深い。
そこで、中級者、上級者の方へのクラブ選びのアドバイスは後にして、
全くの初心者だったり、初めて買ったクラブで何年も練習していて他のクラブを打ったことが無い人が、これだけ沢山の製品の中から選び切るのはなかなかできることではありません。
こういう人達に、次に買い替えるとしたら、クラブどんなことを求める?と聞いても答えられるのでしょうか?
そもそも本当の究極のクラブ選びは、色々なメーカーのクラブを打ってみて、芯に当たった時の感触を試してみること。そして、打っていて一番気持ち良いと思えるクラブを選ぶようにすること。
でも、初心者の人はクラブの芯に当てて選ぶなんてできるわけありませんし、初心者でなくても試打で全部クラブの芯で打てる人は限られてきます。
自信のある人でも、疲れてきた時にはクラブの芯に当たらなくなる人がほとんどです。
なので、試打する際に自分のスイングがきちんと出来ていなくて、クラブの芯に当たらない場合は買い替えることを、一時中断することをおすすめします。
前のクラブと、試打しているクラブの性能の差が分からないのに、買い替えるというのは得策ではありません。
試打する時に、せめて何球かに一度芯に当てられるまでは、やはり練習を頑張ることが優先です。
でも、どうしても買い替えたい!そういう人で、何度試打してもどれがいいのか分からないゴルファーへのアドバイスは、自分が振りやすい、打ってて気持ち良いクラブを選ぶことをおすすめします。
私は数え切れないほどのクラブを何十年も試打してきましたが、練習していて振りやすくて、気持ちいいクラブに出会えると、練習するモチベーションが保てますし、上達のペースが早まることを経験してきました。
そんなこと言われても、振りやすくて気持ちいいクラブなんて自分に分かるの?と思う方もいるかもしれませんが、ある程度きちんと練習していて、たまにパチンと芯に当てられる腕前でしたら、大抵は良いか、良くないのかは、分かるものです。
中級者以上のレベルなら、試打をする際に、全力でなく余力を残して軽く試打することができれば、最初の1,2球で自分にあっているのか分かると言われています。
これは本当です。
なんか振りやすい!なんか気持ちいいと思ったのなら、そのクラブで決まり。試打データを取る必要さえありません。生半可に試打データをとってしまうと、他のクラブでたまたまド芯に当たったデータのほうが良いので、そっちを店員さんに勧められてしまいます。
中々芯に当てられない人は、データよりも自分の感覚を大切にすること。
データはあくまでもデータ。感覚が気持ちいいというほうが、データよりも大切なのです。
一流プロゴルファーが新製品のテストクラブを沢山打って、どれだけデータが良くても、データが良いクラブより気持ちいい感覚のドライバーを選ぶというのは事実であり、そういうものであると、アマチュアの皆さんは理解しておく必要があります。
初心者の方や、クラブを買い替えて来なくて全くクラブに無頓着だった人は、データよりも、振りやすい、打感が気持ちいいものを選ぶことを、私はお勧めします。
次は、いよいよ中級者、上級者及び、プロゴルファーのドライバー選びについてです。
とてもマニアックな話しになっていきますが、できるだけ分かりやすく書いていきますので、興味がある人は読み進めてください。
→→つづく←←
2024年07月30日 18:51