松山英樹選手パリオリンピック銅メダル獲得おめでとう!
2024年パリオリンピックゴルフ競技で松山英樹選手が念願の銅メダルを獲得しました。
4日目の最終日、金メダルのスコッティシェフラー選手、銀メダルのフリートウッド選手、ジョンラーム選手、ローリマキロイ選手、ザンターシャウフェレ選手、トムキム選手と名だたるビッグネームの選手達の戦いが映像に流れたので、ここ最近のゴルフの試合の中でも歴史に残るような戦いだったのではないでしょうか?
試合会場のゴルフナショナルは、2018年のライダーカップの試合会場でもあり、ベルサイユ宮殿の側のゴルフ場です。
まわりに建物が無く、開けた土地なので、風が吹き始めるとコース全体に強く影響し、最高難易度のコースへと変貌します。
ゴルフナショナルは池のあるリンクスコースなので、海外のリンクスコースを多く経験した者でしか決勝に残れないコース。なので、日本人としては松山英樹選手以外の選手にとっては、難しすぎるコースでした。
ドライバーも池の横の狭いフェアウェイをピンポイントで狙わなくてはいけないくて、グリーン横にはいつも池がある。
やはり、1流選手のなかで戦うためには、飛んで曲がらないドライバーと、常に1ピン以内を狙えるアイアンの精度が大前提。
1流選手とそうでない選手を比較すると、体幹の強さ、スイングリズムのレベルの高さ、強烈なメンタルが全く違います。
特に体幹の筋力の強さ。
腕、脚の筋肉は柔らかく、体幹が強い体。
このような体を作り上げるためには、普通のトレーニングだけでは無理です。
骨格筋を単純に鍛えるのではなく、スイングのしやすさを残しながら、脳と筋肉の連携を鍛えていくファンクショナルトレーニングというジャンルのトレーニングをしなくては、1流選手のような体には成りません。
私はコーチとしてこのファンクショナルトレーニングも勉強していて、単純に筋肉を付けるだけだとゴルフスイングが駄目になってしまうことを理解しています。
今の時代は、脳と筋肉の連携を如何に強くしていくのか?というトレーニングをすることが大前提で、下手にいらない筋肉を付けるぐらいなら、簡単ないくつかのスクワットトレーニングと軽いジョギングをしたほうがゴルフに於いては、まだましだということが分かってきています。
トレーニングをした後に、スイングがしにくい。もしそうであれば、そのトレーニングはゴルフには合っていないということになります。
昔ながらの考えでいて、ゴルフの為にトレーニングを頑張っている人は、1流選手が滑らかにスイングをしていることは、多くの工夫がされているということを理解しなくてはいけません。
今回の松山英樹選手の体のコンデショニングは究極的に仕上がっていました。練習だけなくコンデショニングに力を入れていたことが、今回の銅メダルに繋がったのだと私は感じました。本気でメダルを取りに来ていたということですね。
今回の松山英樹選手の銅メダルは、未来の日本ゴルフにとってはかなり大きい功績といえるでしょう。
松山英樹選手は、言葉に言い表せない強さをもっていて、スイングの美しさや、飛距離だけではない、何か違う要素を兼ね備えています。
この言葉に言い表せない何かを、私はコーチして研究し、その研究を今後のゴルフレッスンに活かしていこうと思っています。
軽やかで力強いリズム感。それを4日間続ける集中力と気力、、、人知を超える、超能力、、
スイングを綺麗にとか、飛距離アップとかそんな単純なものでは無い要素。
松山英樹選手、本当に、本当におめでとうございました!!
あなたは日本人の誇りです!
2024年08月05日 06:54