意味のある、有意義な、練習をしたい。
でも、何をしていいのか分からずに、とりあえず練習する。
ある程度までは上達するけど、あるところからは上達が停滞する。そんな時にどうすればいいのか?
例えば、勉強や仕事ならどうしますか?勉強で成績が上がらない、仕事で業績が低迷する。
今までの成績が上がらないこと、業績が上がらないことを、我慢して続ける。
とにかく我慢。
どうでしょうか?意味のないことを我慢していて成長するでしょうか?
私なら我慢しないで、とりあえずどのようにしていくのか?を計画し直します。もちろん、現状にとても満足していているのなら別ですが、、
計画し直す時に何を頼りに、考えていくのか?
その道々でいい経験をしてきた人を探し出して、意味のあったこと、無駄だったことを参考にして、自分の目標にあったように経験者からのアドバイスを組み換える。
本当に感が良くて、頭が働く人なら、たくさんある情報のなかから、「この情報は今の私には関係ない。私はこれぐらいの方が、私の日常ペースにあっている。」と選択できるのですが、そんなことを全ての人ができるわけではありません。
なぜなら、自分にとって価値のある情報を選ぶ時に、この情報を選ぶと1ヶ月後、半年後はこうなっていると、想像のシミュレーションができなくてはいけないからです。
レベルの高いところまで勉強して身につけるには、限られた時間の中で、ペース配分をして記憶しなくてはいけません。いつまで、ここまで覚えて、次はここまでやる。レベルの高い所を目指すなら、集中を高めて濃縮して記憶していかなくてはいけません。
計画もせず、どのように身に付いていくのか?シミュレーションせずに、なんとなく机に座って、なんとなく勉強する。なんとなく選んだ問題集を、なんとなく解き進める。
ペース配分ができていないので、いろいろな分野をバランスよく勉強することができなくて、実力がつかない。
もしくは、このことを会社経営で例えてみると、、、
業績が上がらない。もしくは低迷する。
そんな時に、経営者が、会社のシステムや、今後の見通し、1年先、3年先の経営のシナリオを熟考せずに、今までのマンネリした仕事を変えずに我慢して続ける。
純利益は上がらずに、売上だけ伸ばそうとする。売上高総利益率が低いまま、経営を続けても、会社は成長しません。
そんななか、自分はボケーっとして、部下や、社員に鞭を打って馬車馬のように働かせる。その場しのぎなだけで、なにも変えない。現状維持だけでいいと思っていては、経営は右肩下がり。時代の流れに取り残されてしまう。
では、勉強でも会社経営でも効率を上げるには?どうすればいいですか?
当たり前ですが、
上手くいっていっているケースを参考にする、
専門家に相談する、
圧倒的な膨大な時間を費やし、努力して、トライアンドエラーをして、試行錯誤する。
やはり、深く勉強し続けることは大前提です。
気がつきましたか?ゴルフの練習も同じです。
間違えたこと、意味のないことを我慢して続けていても、間違いなく成長はしません。
成長する人は、我慢をする前に、その我慢が本当に正しいのか?を熟考します。本当に感のいい人は、ビジョンが決まるまで練習すらしません。
とりあえず、我慢して続けてみよう。こんなことは時間がもったいないだけです。
本当に意味のあることを探す、我慢すると決められるまで探す。この「探す」ことを面倒くさがって、なんとなく我慢して続ける。
意味のない努力を我慢して続けるのに、探す努力は面倒くさくてしない。こんなバカなことして
は時間がもったいないだけです。
本当にずっと続けて努力していきたいということは、最初が肝心です。
計画して、シナリオを立てて、シミュレーションする。
努力する時間がもったいなくならないように、しっかりと「探す」ことをしてください。
本当の上級者のなかでも上級の人は、間違った練習をするぐらいなら練習を中断します。間違ったことを続けたら、間違ったことをまたもとに戻すことが面倒くさいからです。
ゴルフの練習内容を決めるときに、その練習ドリルは本当に価値があるのか?
レッスンを受けると決めるまえに、レッスンをするコーチがどのような経験をしていて、どのように人を導いているのか?リサーチする。本当に、自分の貴重な時間を託してもいいのか?調べる。
この、探して、調べることを怠って、なんとなく練習してレッスン受ける。そして、なんとなく続ける、、
練習場の効率を上げるには、やると決めるまえの準備がとても大切なことは、言うまでもないことですね。
勉強でも、仕事でも、他のスポーツでも意味のあることをしてきた人には分かることです。
もし、成功体験を経験したことがない人のは、導いてもらう前に、よく調べる!ことです。
なんとなくやってみて探すのはダメですよ。探して、自分のなかで確信してからやるのが大切です。なんとなく見たもの、見つけたものをやってみるというのは、ギャンブルのようにリスクがともないます。
もし、命に関わることや、本当に痛くて痛みが取れないようなときに、いいお医者さんを調べようとしませんか?それぐらい、調べてみてから、練習の方針を決めなくては、ほとんど努力が報われることはありません。
なんとなくしてみても、なんとなく終わる。今までの人生のなのなかで、なんとなく終わったことはありませんか?
私の仕事は、プロゴルファーや上級者や初心者に、効率のよい練習を、その人のモチベーションに合わせて、練習を組み換える仕事です。努力すればするほど、効率が悪いことにストレスを感じるようになって、レッスンに来る。私のレッスンに来る人は、本当にリサーチしてから来る人ばかりです。だからこそ、全力でレッスンをしなくてはいけないと、いつも自分を律しています。
「風林火山」
はやきこと風の如く、
しずかなること林の如く、
しんりゃくすること火の如く、
動かざること山の如し。
この、動かざること山の如しができなくて、せかせかと行動してしまっていては、意味のあることを探すことはできません。
動かずに、山のようにどっしりと、計画して、シナリオを立てて、シミュレーションをしないのに、風のように、林のように、火のように物事はすすまないのです。
2020年07月29日 06:54