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全米オープンゴルフ 2020年 最終日 !?

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 どうでしょうか?皆さん。

  全米オープンゴルフの難しさを理解できましたか?

 毎年この難易度で開催されているのが全米オープンなのです。そのなかで、コース自体の難易度と相まって優勝スコアが決まるのです。

 このウインクドフットゴルフコースとシネコックヒルズゴルフコースが、ここまで難易度を上げられる程の難コースなのです。

 ブライソンデシャンボー選手を除いて、ほとんど選手がラフの長さと、グリーンの硬さにほんろうされたことは、見てとれたことと思います。

 優勝したブライソンデシャンボー選手の6アンダーは一人だけ飛び抜けていて、プロゴルフ協会のなかで物議をかもし出すことになるはずです。あまりに、パワーが技術力よりも優位になりすぎています。ラフでも320ヤード飛ばしてしまえば問題ない、、なんて見ていてきっと面白くなくなると思います。
 
 2位のマシューウルフ選手がトータルパープレーだったのですが、本来ならマシューウルフ選手のような集中力を保てた人が優勝するべきだと、プロゴルフ協会は今後考えることでしょう。

 もちろん、ブライソンデシャンボー選手は私は大好きですし、尋常ならぬ努力があったことは称賛されるべきです。


 本来なら、集中力と躍動感が最高潮まで引き上げた選手が全米オープンゴルフを制するのです、とコメントをしたかったところですが、ブライソンデシャンボーを見習って、皆さん筋肉トレーニングをしましょう!となってしまうわけにはいきません。

 やはり、ゴルフというのは、スイングのバランス、集中力の持続力、インスピレーション、そして、躍動感を作り出せるのかが大切なはずです。

 ブライソンデシャンボー選手は、とても頭がいいのでゴルフのルールと、ゴルフクラブの抜け穴を見つけて、ねじ伏せてしまっています。心の中で、私はブライソンデシャンボー選手は素晴らしい選手だとは強く思っています。



 あと、、解説のなかでマシューウルフ選手と、ブライソンデシャンボー選手のスイングのことについて、自由で決まり事がないということを言っていましたが、私はそうは思いません。

 必ず、スイングには仕組みがあって、ブライソンデシャンボー選手や、マシューウルフ選手のスイングの中にも理にかなった理論が存在します。

 実際にたくさんの仕組みのスイングが存在するようになったのですが、冷静に分類するとそこまでたくさんの種類のスイングがあるわけではありません。


 そういうことを、研究し続けていくのが私の仕事です。

 一流選手もアマチュアも、スイングの原理原則は同じだということを、絶対に見失ってはいけないのです。


 理にかなっているかどうか?それだけが全てなのです。
 

 

 

 
2020年09月21日 09:32

2020年全米オープンゴルフ 3日目!?

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2020年全米オープンゴルフ3日目。
マシューウルフが首位をキープして、トータルアンダーパーが3人と予想通りの展開となりました。

 世界中の一流選手が束になって挑んでも数人しかアンダーパーでまわれない。そんな異常な難易度のウインクドフットゴルフコース。

 最終日は、マシューウルフ選手次第となりましたが、もしマシューウルフ選手が崩れたら2アンダー前後の優勝スコアになるでしょう。

 パトリックリード選手が後半崩れましたが、きっとウインクドフットゴルフコースでなければ、今頃首位だのかもしれません。
 とても高い球筋でグリーンを捉えたとしても、そこからコロコロボールが転がるぐらい硬いグリーン。どれぐらい難しいのか?を表現してみると、アマチュアのかなりの上級者が本気でやっても、9番アイアンから長いクラブはコーンとグリーン奥に弾かれるぐらいの難易度といえば分かりやすいでしょうか?最近の一流プロゴルファーは打った球筋の高さの最高点から、どれぐらいの角度で落ちるのかも普段の練習で計測しているのは、硬いグリーンでボールを止めるためなのです。

 プロゴルファーになってから本当に難しいのは、飛距離を出しながら高い球筋を打つ技術なのですが、アマチュアの人が普通のコースでパープレーを出すためには全く関係のない世界です。日本人のプロゴルファーはその高い球筋を打つ技術が乏しく、松山英樹選手以外、結果をなかなか出せないのはそういう事情があるためです。

 高い球筋を打つために、間違ったスイング改造をしてしまって第一線のレベルから脱落した日本人選手は数知れず。

 ですが、いつも言うように体格が違うからと言い訳してきた日本人プロゴルファー達は、小柄な体格の海外の選手達が優勝していることを悔しがらなくてはいけません。

 難しいコースで成長すること。そして、スイングのメカニズムをもっと深く研究すること。絶対に諦めてはいけません。


 明日、皆で全力で松山英樹選手を応援しましょう!もし、ここで優勝できたのなら、、日本のゴルフ界の全てが変わることになります。
2020年09月20日 07:02

2020年全米オープンゴルフ 1日目!?

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 難コース、ウインクドフットゴルフコースにて2020年全米オープンの初日が終わりました。

 ジャスティントーマスが5アンダーで首位となり、以外にもアンダーパーでプレーできた選手が22名となり、主催者側からすると8オーバーで優勝するコンディションにするという計らいは、見事にうち崩された様子です。

 ですが、初日に3オーバー以上打ってしまった選手も多く、いつもの試合よりは難しいということが見て取れますね。

 ジャスティントーマス選手はこのコースのことを、「今までプレーした中で一番難しく、一番好きなコースの1つかもしれない。」とコメントしており、調子が良いのが最近続いているため、このコースを攻略できるのかどうか楽しみにして観戦したいと思います。

 ただ、いつもよりグリーンが硬くなかったので、皆、良いスコアが出せていますが、水を撒く量を減らしていってカチカチになっていくと、アンダーパーでプレーできる選手はほとんどいなくなることでしょう。


 私の別の視点での見解では、やはり2006年で開催された時よりも、ドライバーのテクノロジーが進化してボールが曲がらなくなっていることがスコアに繋がっていることは間違いないと思います。

  あんなに狭いフェアウェイを捉えることができていて、とても深いラフに入っても、ラフに入った時点で、かなり飛んでいるので、2打目が短いクラブで打ててしまっています。
 2006年の時は、もっと2打目は長いクラブで打っていた記憶があるので、タイガーウッズ選手が言っていた、プロゴルファーだけ飛ばないボールでプレーするべきだという意見が、いつの日か現実になってしまうことでしょうね。

 硬くなっていくグリーンのなかで、難コースをどのように攻めていくのか?2日目からも楽しみです!
2020年09月18日 15:28

2020年全米オープンゴルフ 明日開催 !?

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 コロナウイルスの影響でにより、予定より3ヶ月遅れて、明日、全米オープンゴルフが開催されます。同じ、メジャートーナメントのマスターズは開催中止から、11月12日に延期して開催されることになりました。マスターズはまだ決まっていませんが、全米オープンゴルフは無観客で運営されます。

 今回全米オープンゴルフの開催されるコースは、ウインクドフットゴルフコースの西コースになります。世界の名コース100選にも選ばれていて、アメリカでも屈指の高級なゴルフクラブとしてと有名で、プレー代もとても高いことで知られています。
 7477ヤードのパー70というありえないほど長いコースです。コースのイメージとしては、ティーグラウンドに立つと500ヤード先にピンが見えていて、フェアウェイはとても狭く、ラフはかなり長いので、ドライバーを曲げでしまうと2打目が乗らなくなってしまうという難コースです。アンジュレーションもなく、ただただ真っ直ぐで、ピンがずっと見えてしまうのに、フェアウェイが狭いので、精神をすり減らされていきます。あまりに難しいのでいつも優勝スコアが、オーバーパーになってしまうほどです。4日間、忍耐力が問われる耐久戦になるので、誰か優勝するのか予想できません。

 ダスティンジョンソン選手、ジョンラーム選手、ジャスティントーマス選手、ローリーマキロイ選手が今年は主軸にトーナメントが戦われていますが、今回の全米オープンゴルフは、ベテラン勢がベテランの味をだして上位にくるのかもしれません。もしかすると、タイガーウッズ選手が優勝する可能も出てくるので、皆さん、要注意です。


 松山英樹選手も調子が上がっているので、松山英樹選手も優勝候補ですね。
 
 
2020年09月16日 05:11

平常心を養うためには!?

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 ゴルフを通じて、とても大切なことだと気づかされること。

 それが、「平常心」。

生きていれば、山あり谷ありがあって、浮き沈みがあって、そのなかで人は学びながら成長していくわけです。


価値観や、生まれてきた環境、体格、性格、そして運によってそれぞれの道を歩いていくのが人生。

そんななかで、生きることが上手になるために必要なことが、「平常心」であって、たくさんのことがあるなかで、上手く行くためにはセルフコントロールが必要不可欠だと気がついてくるわけです。

ゴルフはミスをしたあとに、気持ちを切り替えなくてはいけませんし、ナイスプレーをしたあとに、高ぶる気持ちを少し抑えなくては、同じリズムでスイングをすることはできません。それをプロゴルファーは3日間、4日間ボギーを打たないように平常心を養い続けるのです。


ゴルフだけでなくて、商売でも、人間関係でも、適切な流れを維持するということは、並大抵のことではありません。プロゴルファーのようなスポーツ選手でも、自分で決断していく経営者でも、開発をしていく技術者でも、どれだけ成功したとしても、平常心がなければ数年でその流れが途切れてしまうこととなるわけです。


調子に乗りすぎると、人1人というのはとても弱いものなので、ありとあらゆる事象に飲み込まれていき、その荒波に抗わず、上手に乗りこなしていくために、「平常心」は、必要なことと人は知るのです。


私が、平常心を忘れないために、いつも思い出す小説があります。それが、芥川龍之介先生の「侏儒の言葉」のなかの、ある文章なのですが、少し紹介します。



『侏儒の祈り』

わたしはこの綵衣(さいい)を纏まとい、この筋斗(きんと)の戯を献じ、この太平を楽しんでいれば不足のない侏儒でございます。どうかわたしの願いをおかなえ下さいまし。
どうか一粒の米すらない程、貧乏にして下さいますな。どうか又熊掌(ゆうしょう)にさえ飽き足りる程、富裕にもして下さいますな。
どうか採桑の農婦すら嫌うようにして下さいますな。どうか又後宮の麗人さえ愛するようにもして下さいますな。
どうか菽麦(しゅくばく)すら弁ぜぬ程、愚昧(ぐまい)にして下さいますな。どうか又雲気さえ察する程、聡明にもして下さいますな。
とりわけどうか勇ましい英雄にして下さいますな。わたしは現に時とすると、攀よじ難い峯の頂を窮め、越え難い海の浪なみを渡り――云わば不可能を可能にする夢を見ることがございます。そう云う夢を見ている時程、空恐しいことはございません。わたしは竜と闘うように、この夢と闘うのに苦しんで居ります。どうか英雄とならぬように――英雄の志を起さぬように力のないわたしをお守り下さいまし。
わたしはこの春酒に酔い、この金鏤(きんる)の歌を誦しょうし、この好日を喜んでいれば不足のない侏儒でございます。
⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄⇄



 若い頃には、なんとも思わなかったこの芥川龍之介先生の文章が、たくさんボギーとバーディを取り続けて、流れを維持するということの難しさを知るたびに、私の頭の中で何回も何回も、歌を思い出すかのように無意識に流れ続けてきたのでした。


 調子乗らずに、調子に乗る。この世の中の不条理なアルゴリズムに、第六感も使って、全身全霊で生き抜くためには、才能と運だけでは成功し続けることは不可能だということを、私はゴルフを通じて深く知ることができました。

 ゴルフの試合だけでなく、コーチになってからも、何百、何千と、色々な人達の良くなるような流れを作り続けるレッスンという仕事でも、思考の柔軟性と、平常心を養うこととなったのです。


 上手くいっていていても、どれだけ落ち込んでいても、普通過ぎて退屈なときも、敢えて平常心の姿勢で立ち振る舞えるような人。そんな人がいたら、どれだけの経験を積んで、どけだけ思慮深いのか、と私は、身を引き締めるために、世の中に飲まれないように、見習う気持ちを忘れないようにしています。


 もし、人に対してイライラしたり、練習していてミスをしたときにカッとなったり、とてもいいことがあった次の日にやる気を失うことがあっても、、心を乱すことがあれば、それはまだ大人になりきれていない、未熟者ということです。


 これまでの地球には、1080億人の人が生まれてきて、そして、終わりを迎えたそうです。

 その1人1人がどう思って生きて、どう終わりを迎えたのが?それを想像するだけで奢り高ぶった、へっぽこな私自身は、大きな海の中にできた泡と同じだと、思い知らされ、またそれが私自身にとって、逆に謙虚に慢心しないで生き抜くためのチカラとなっています。



 ちょっと良いことがあっても、やる気が無くなってどうでもよくなっても、平常心でいること。

 それができるという人は、思慮深くて、頭のいい人なのだと、私は思います。

 芥川龍之介先生の侏儒の祈りの言葉。私がとても大切にしている言葉です。

 当時、今ほどの情報も娯楽もないなかで、これほどまでに艶があって、楽しさと、憂いと、鋭さを兼ね備えた言葉を紡ぎ出すことができたということに、吐き気がするほどの才能を感じると共に、
本当の天才とはなんなのかということ知らしめられますね。





 
2020年09月12日 04:17

スイングのジレンマシリーズ:スイングのなかで下半身が大切なのが分かっているのに、下半身のテーマを練習していると軸が起き上がったり、ぶれてしまうと感じてしまうのは何故!?part3

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 では、どのように私がレッスンの時に、スイング中の下半身の使い方をレッスンしているのかを簡単に説明してみたいと思います。

 まず、初心者の方。

骨盤を前傾した状態から、スイングを始めることを理解してもらわなくていけないので、
がに股でアドレスして、その状態で往復素振りをしてもらいます。
往復素振りをするときのポイントはまだ他にありますが、今回は骨盤と股関節を意識して、骨盤が前傾したまま、往復素振りができるように、話を進めていきます。
もちろん、正しい動きをやってみせて、真似してもらうことが一番理解できるので、最初の1ヶ月は家でも出来る下半身ドリルをレッスンで指導します。
正直、思うところは、骨盤が前傾したままスイングをしていると理解できるまで、練習場で練習していても、家でドリルをしていてもそこまで変わらないので、理解するまでは必ず下半身の使い方を丁寧に、何度もレッスンすることになります。


ある程度経験を積んできているレベルの方。

ある程度スイングの知識がある人は、骨盤がスイング中に前傾しなくてはいけないことは理解できていると思います。
正確にいうと、アドレスからテークバックしてインパクト直後まで前傾していて、インパクトからフィニッシュで前傾していた骨盤がひっくり返る動きを、骨盤と股関節がどうなっているのかを説明します。

とても難しいテーマのレッスンなので、骨盤と股関節のレッスンのときは、手を抜かず、手間ひまかけて、じっくりレッスンすることになります。

スイングの下半身の練習を重要視してこなかった人は、スイング中に骨盤の回転の運動量がたりなかったり、股関節の使い方を見せてあげて、真似してもらって、
まるで簡単なダンス覚えるような感覚でレッスンを進めていきます。

スイングの下半身の動きを人にレッスンするには、正確に、正しい動きをマスターしている人でないと、スイング中の下半身のレッスンは人に指導することはできません。

そして、ここからが本題になります。


本当に正しい下半身の動きを指導すると、ほとんどの人が、スイング中に横にブレているように感じるのです。

ブレていないのに、ブレているように感じるのはなぜなのか?

鏡や、窓ガラスに映る自分を見ながら、下半身の動きを指導していくと、ブレているように感じるのに、鏡に映る自分の姿はブレていないのです。

それは、背骨を軸として下半身の動きを作っていくと、背骨の前の肋骨や内蔵が、背骨を軸として回転しながら横に移動するからです。

分かりやすくいうと、背中の背骨のどこにでもいいので、ビールジョッキの取っ手をバシッとくっつけるイメージをしてみてください。その取っ手を握って、背骨を左右に回転させると、肋骨と内臓は背骨を中心に、左右に動くはすです。

その肋骨と内臓が動く感覚をブレていると錯覚してしまい、正しく骨盤と股関節を使うレッスンをすると、ブレていると勘違いしてしまうのです。

ビールジョッキでもマグカップでもいいので取っ手を持って手首を支点にしてクネクネしてみてください。コップが左右に動きますが、取っ手とコップの間のところが軸がとなって安定して規則正しい動きができると理解できるはずです。

そのことを理解して受け入れることができたら、後は体で教えるのみです。

歩くことを教える、走ることを教える、ジャンプすることを教える。そしてスイングを教える。

どこの筋肉を使うのか、どこの骨が動いているのか、リアルタイムに私が動かすのを、みながら真似してもらうのです。レッスンを受ける人の間違えた動きを私がわざとしてみてあげて、そこから正しい動きをしてあげる。それを繰り返して見せてあげる。


そうして、数回レッスンを受けると、どのように使うのか立体的に理解していくことになります。
スイングの下半身の動きを正確に伝わるように文章にしてみると、とんでもなく長い文章になることは、皆さん想像がつくでしょうか?もちろん文章にはできるのですが、丁寧に事細かに書いていかないと、ほとんど間違えて覚えてしまうのです。

ということで、ほとんどのレッスン書を読んだとしても、ほとんどの人が間違えて覚えてしまって、そこにスイングのシコリが残ってしまっているわけです。

もっというと、日本人プロゴルファーでさえ、この50年、世界の一流選手のフットワークを理解できないまま、時が流れてきてしまったのです。

インターネットや、雑誌では、一流選手はこのようなフットワークをしていた!!とよく説明されていますが、今までの何十年の情報は何だったの??と私はいつも思ってしまっています。




この、スイングのなかで下半身が大切なのが分かっているのに、下半身のテーマを練習していると軸がぶれてしまうと感じてしまうという、ジレンマは本当に根深く、アマチュアゴルファーのなかで浸透していまっています。


本当に今回のことが理解できると、傾斜地から打ちやすくなったり、飛距離が格段にアップしたりと、良いことづくめです。




経験豊富な上級者の人をレッスンしていると、「こんなことは誰も教えてくれなかった。こんなに楽に打てるようになって、飛距離もアップすのに、、早く先生に会いたかった」と言われるのですが、
私自身も、誰もこんなことは教えてくれなかったので、オリジナルとして自分で勉強して研究してレッスンできるようになったわけです。

こういうスイングのジレンマはたくさん存在します。こうやって考え直せば、矛盾が無くなる、、

もっと、スイングのことを研究して、誰もが分かりやすい表現でレッスンができるようにるように、日々、私も研究していくつもりです。


歩くことを、走ることを、ジャンプすることを、スイングすることを文章にするということは、とても、とても難しいことなのです。
 
2020年09月01日 16:14

スイングのジレンマシリーズ:スイングのなかで下半身が大切なのが分かっているのに、下半身のテーマを練習していると軸が起き上がったり、ぶれてしまうと感じてしまうのは何故!?par2

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 ゴルフスイングを作るなかで、下半身の動きを考えるということは、とても複雑です。

 ほとんどのゴルファーが下半身の動きを考えても、考えているなかで頓挫してしまいます。

 先に、何故スイングのなかでの下半身の動きが難しいのか?ズバリ説明しておきます。


 何故?

 それは、1.4秒で終わってしまうスイングのなかで、骨盤を前傾しながら、そのなかで体重の移動を複雑にしなくてはいけないから。というのが、このテーマ答えになります。


 こんな説明されても困りますよね。

 スイングというのは、テークバックからトップオブスイングで1.1秒、ダウンスイングからフィニッシュまで0,3秒で構成されています。

 こんな一瞬のなかで、骨盤を前傾させてながら複雑な下半身の動きを考えてみたとしても、滑かなスイングのために練習していたことが、逆にぎこちないスイングを作ることになってしまい、悪循環になってしまうのです。


 ゴルフのスイングが難しいのは、他のスポーツが得意な人でも、骨盤を前傾しながらスイングをすることなんてしたことがない動きだからです。

 骨盤を前傾してスイングすると下半身を止めてしまい使えない、下半身を動かすと骨盤が起き上がる。そこで、前傾しながら下半身の動きを考えようとすると、考え過ぎてしまった間違えて覚えてしまう。


 では、どうすればいいのでしょうか?


そこで、いつもの恒例の質問返しを皆さんにします。

「皆さんは歩いたり、走ったり、ジャンプすることができます。その時に、どのように下半身を使っていますか?どのように体重移動をしていて、そのときに足首、膝、股関節をどのような角度で下半身を使っていますか?歩いたり、走ったり、ジャンプすることを、分かりやすく言葉にして説明してください。」


 どうでしょうか?説明できますか?

 では、別の質問をします。

「どのように、歩いたり、走ったり、ジャンプできるようになりましたか?覚えていますか?」

 皆さんの答えは、体で無意識に覚えた。というのが答えなのではないでしょうか。


 ということは、、、そうなのです。先に言葉で覚えようとすることじたいが間違いなのですね。

 ある程度ゴルフを楽しめるようになるまでに、下半身の動きは、体で覚えてしまうことがとても大切なのです。それをレクチャーするためには、レッスン書を書いて読ませても、動きを止めて教えても駄目なのです。たくさんレッスン書を読んでいても、ほとんどのアマチュアゴルファーが下半身の動きを間違えて覚えてしまい、本当の自然な下半身の動きを見失ってしまっています。


 私が初心者のゴルファーにスイングのなかで下半身の動きをレッスンする時は、言葉にしないで、歩くのを教えるように、無意識に覚えていけるように、レッスンを構成していきます。ある程度、無意識で覚えて楽しめるようになったら、その後にスイングのなかで下半身の動きの奥の深さを伝えるのです。

 私のレッスンを初心者から受けたことがある人は無意識に出できるようになっているので、どのようにレッスンを受けたのか覚えていないかもしれません。まるで、どのように歩けるようになったのか憶えていないかのように、、です。

 私のようなプロゴルファーとして経験を積んで、コーチングを学んで、研究して初めて人にスイングの下半身の動きをレクチャーできるようなります。


 日常生活のなかで、歩いたり、走ったり、ジャンプできるようになった後で、もっと効率よくなるように訓練していくのが、陸上競技なのです。

 ゴルフスイングの下半身を効率よく使えるようにするということは、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりするとを効率よくすることと同じなのです。

 陸上競技をしたことがある人で、より効率的に、歩くこと、走ること、ジャンプすることを、人にレッスンできる人はいますか?そうとう競技と向き合って、記録を何度も更新して、試合で勝ち抜いてきた人でないと、上手にレッスンすることは難しいのではないでしょうか?

 それとスイングを教えるということは、同じなのですね。

  あなたの人生のなかで、もっと上手に歩いたり、走ったり、ジャンプできるようになるために、そのためのレッスン書を読んだことがありますか?本屋さんに陸上競技のレッスン書があったとしても、少しだけです。なぜ、ゴルフだけレッスン書がたくさんあるのか?それは、ゴルフの市場が大きくて儲かるからです。私のゴルフ人生のなかで、本当に分かりやすく、理にかななっている説明で、下半身の動きを書き記したレッスン書は見たことがありません。とても複雑なことを文章にするには、文章にするセンスが必要になります。

 ローリマキロイ選手が、スイングに悩んだことがないのは、無意識にできるように導かれたということです。無意識に覚えるまえに、レッスン書を読んでしまうと、、、無意識にできなくなるのですね。

 日本には、レッスン書がたくさんありますが、それは初心者、中級者にとっては悪害になってしまうことでもあるのです。

 最初は、体で無意識に覚えられるように、練習すること。それができないなら、やっぱりプロコーチのレッスンを受けることが一番なのだということが、今回のテーマで分かったのではないでしょうか?


 次の回で、私がどのようにスイングの下半身をレッスンしているのか?を少しだけ説明してみたいと思います。全部説明することは、たくさんありすぎて少しの説明ではできませんし、直接レッスンで、やってみせて、させてみせて、真似してもらって、コースでできるようにするには、とても労力が必要です。
 
 スイングのなかで下半身の動きを考えるということは、とても、とても奥が深いのです。

→→つづく←←




 
 

 
2020年08月27日 06:19

たくさん練習してはいけない人、してもいい人!?part5

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 時に、私に、「コーチ!気持ちのいいショットが打ちたいです!自分が納得できるスイングにならなくてはゴルフが面白くないので、コースには練習場で自分が納得してからしか行きたくありません。」という人が少なくないのが実情なのですが、どう思いますか?

やっぱりコースで全てナイスショットを打つことはできませんし、ナイスショットを打ってから、傾斜地からのアプローチでひどいミスをしたり、3パットをしてしまっている限り、納得のいくショットを打っても意味がありません。
 
 ショットが曲がって、距離が安定しないから、スコアが大叩きしてしまったという人はゴルフのことをまだ、分かっていない人です。

 どれだけショットが悪くても、ここまでのスコアは出せる、という人にならなくてはいけません。ショットが曲がってからも、リカバリーできるのに、それでもショットを真っ直ぐに打ちたいと思う人は、上級者やプロゴルファーとプレーして、スコアメークを勉強しなくてはいけません。

 練習場にいけば上手くなる。ゴルフ暦が経ってきてきたら、そんな単純なことではないのです。
 
  ピークアウト。一番調子の良いところを通り過ぎて、そこから下降線をたどることを、ピークアウトといいます。正しく練習をしないと、ほとんどの人がピークアウトになってしまいます。
 

  初心者のレベルからある程度までのレベルまでいくためには、コースでアプローチ、パター、バンカー、傾斜地からのショット、アプローチを、実戦で学ばなくてはいけません。

 それでも、フルスイングのショットが完璧になれば良いスコアがでる!と言い張る人は、ゴルフの難しさに打ち勝つことはできないことでしょう。一人だけで練習していても、自分よりも上手な人とプレーして学んで、試合に出て悔しい思いをして、敢えてプロゴルファーからレッスンを受けて基礎を学び直せる人には勝てっこありません。

 

 たくさん練習してもいい人というのは、色々大切なことがあることが分かっていて、プロゴルファーや、自分よりも上手な人達が、時間をかけてバランスよく練習してきたことを謙虚に受け入れて、1つ1つ腰を据えて練習できる人です。

 上には上がいることを謙虚に受け入れて、ゴルフができることじたいに感謝できていて、プロゴルファーでもスイングに悩んでいるということを理解しているアマチュアゴルファーは、きっとバランスよく、練習できているはずです。

 

 最後に上達が止まってしまった人に質問しますね。

❛1打目をプロゴルファーに打ってもらって、2打目から自分でプレーする。

❛1打目、2打目を自分で打って、3打目からプロゴルファーにプレーしてもらう。

どちらのほうがスコアが安定しますか?

よく考えて、ただ打ってるだけの練習にならないように、気をつけて練習するようにしてください。

皆さんが「たくさん練習してもいい人」に、成れるように、私は切に願っています。



プロゴルファーは、フルスイングの調子が良いときはたくさん練習して、フルスイングの調子が悪い時には、調子が悪い原因が分かるまでフルスイングは少ししか練習しません。そのぶん、アプローチや、パターや、バンカーや、メンタルコントロールの勉強に時間を費やします。この意味が分かるようになれば、本当の真の上級者になれることでしょう。


 ちなみに、見出しの写真は星野陸也選手のシーズン中の一日のスケジュールです。最低でも1年の中で、8ヶ月間は週に6日、このスケジュールなのです。プロゴルファーがこれだけやっていて、アマチュアゴルファーは、これの、何分の1の練習量になるのでしょうか?

 アマチュアの限られた時間での練習量のなかで、フルスイングだけ練習していることは馬鹿らしいことだとは思いませんか?


 
2020年08月15日 07:33

たくさん練習してはいけない人、してもいい人!?part4

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たくさん練習したほうがいい人はどんな人なのでしょうか?


 それは、ゴルフを始めて間もない人と、練習が上手くいっていて結果に繋がっている人です。

 この2つのケースを説明します。

 やっぱり、ゴルフを始めたばかりの人は、ゴルフの基礎を少しはレッスンを受けて、そこから、男性はスコア100を切るぐらいまで、女性はスコア110を切るぐらいまでは練習すればするほど、上達する実感を誰でも感じられます。おおよそ10ラウンドから30ラウンドで達成できることでしょう。

 ただし、あまりにも自己流すぎて、スイングの基礎を抑えないで、むちゃくちゃに練習してしまった人はゴルフの楽しさを知らずに辞めてしまうことになります。最初は絶対にレッスンを受けることをおすすめします。

 
 また、練習の取り組み方が上手で、スコアに繋げられている人はたくさん練習してもいい人です。

 えっ!そんなこと当たり前でしょ、と思う人はこれから私のいうことを聞いてから、考えてみてください。

 スコアに繋げられている人は、ショット、アプローチ、パター、バンカー、傾斜地からのショット、メンタルコントロールの練習をバランスよく練習できている人です。

 コースに行かないで、練習場だけでバランスよく練習することはできるのでしょうか?

 バランスよく練習できるということは、時にはコースで悔しい思いをして、上級者が楽にプレーしているのを肌で感じて、初めてできるようになるのです。

練習場で少し曲がった、少し距離が落ちたとフルスイングばかり練習していても、結局は、アプローチ、パター、バンカー、傾斜地からのショット、メンタルコントロールを練習しなくては目標となるスコアにたどり着くことはできないことでしょう。

 パー3では2打目から、
 パー4では3打目から、
 パー5で4打目から、
そこから上手になれば、ある程度のスコアなんて簡単に出すことができます。

 こんなこと当たり前なのに、それでもフルスイングばかり練習して、スイングで悩んでしまっている人は、よく考え直さなくてはいけません。

 自分のなかで最低限スコアがまとめられている人は、上級者になるために、フルスイングで悩んでもいいと思います。スコアがボロボロなのに、フルスイングだけ悩んでいるということは、練習内容がおかしくなっているのです。

 

 ちゃんと練習を深く考えられる人は、限られた時間のなかでフルスイングで悩んでいるぶんだけ、アプローチも、パターも、バンカーも、傾斜地からのショットも、同じぶんだけ練習しなくてはいけないと、計画が立てられている人です。

 プロゴルファーでも、プロテストに合格してから一人前になるまでに、気が遠くなるなるほどの練習をするわけですから。

 プロテストに合格したあとに、どんな練習をしていいのか分からないプロゴルファーがたくさんいるほどです。

 それなのに、アマチュアゴルファーは勉強をしながら、仕事をしながら、家の用事をしながら、バランス良く練習しなくてはいけないのに、フルスイングのことばかり考えているなんて、あるレベルから上達するわけないのです。


 →→つづく←←
2020年08月14日 21:43

たくさん練習してはいけない人、してもいい人!?part3

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 ゴルフを始めて、30ラウンド以上はしていて、ある程度練習していて、目標としていた現実的なスコアが出ず、1ヶ月以上、スイングに不安があったり、練習がつまらなくなっていたら、そのまま練習してしまうとスイングのスランプになることは確実です。

 「ただ練習していれば、必ず上達する。」ということは、ゴルフを始めて3年経ってしまった人には当てはまらなくなってきます。

「努力は嘘をつかない。」この言葉を、私は信じていません。

 間違った努力は嘘をつきますし、裏切ります。どれだけ練習しても、間違えたことを1万球打っても、あるレベルから、上達はしません。どんどんひどくなって、収拾がつかなくなってレッスンに来る人は数知れず、だからです。

もちろん、正しく努力した者は、努力が報われることは間違いありません。


 間違えた努力をしたくない、無駄な練習をしたくないからこそ、一流のプロゴルファーもコーチをつけるのです。

では、上達しなくなってしまった人はどうすればいいのでしょうか?

 私が、現役で試合に出ていたときに一番怖かったこと。それは、上達しないことです。毎日練習して、ラウンドして、結果がでない。それを防ぐ為に私がしたことは、とにかくプロゴルファーの側にいること、自分より上手な人とプレーする、そしてコーチングを受けることです。

 私は、一人で黙々と練習して上達する自信はありませんでした。自分に才能があるとは思わなかったですし、才能がないならどうすればいいのか?上達が止まることが怖かったので、一人で練習していて間違えてしまわないように、常にプロの目線でチェックしてもらっていました。



 たくさん練習しても上達する実感がない人は、そこから一人で練習していても上達をすることが難しくなります。

例外として、信じられないほど練習をやりきれば、上達するかもしれません。毎日休まず練習して、癖を固めきる!!荒行ですね。


 まずは、今の気になってやっている練習を辞めて、冷静に自分を分析しなくてはいけません。

 正しく上達するために、分析するためには?


それは、
本当に上手な人とプレーしてもらう。

試合や、コンペにたくさん出て、実戦と向き合う。

信頼のおけるプロゴルファーコーチのレッスンを受ける。


これが本当の上達の近道です。


間違えて一人で10万球打っても、スランプはひどくなることでしょう。

そして、一番悪循環になってしまうのは、上級者でもない人のアドバイスを受けることです。上級者の定義としまして、バックティーで楽に70代のスコアでプレーできる人とします。

これは、本当に上手になりたい人は気をつけなくてはいけません。

その、アドバイスを受けた人のレベルまでで上達するのが十分な人は、アドバイスを受けてもいいと思います。でも、いつかは本当の上級者になりたいと少しでも思う人は、アドバイスを受ける人のレベルを見極めることも、自己責任です。


 安定したスコアにしたい人は、間違えた練習をたくさんしてはいけません。ゴルフには、アプローチも、パターも、バンカーも、傾斜地も、メンタルコントロールもあるのです。
 
 真っ直ぐに打てるようになりたいと思って、自分でスイングを修正したとしても、ゴルフ場での現場では、3打目からがスコアに直結していることは当たり前ですよね。

  ある程度のスコアが出なくなっていて、アプローチと、パターの練習のほうが、結果に繋がりるのに、なぜスイングをメインに、ずっと、悩んでいるのでしょうか?

  ゴルフ場にも行かないでスイングだけ悩んでしまっている人は、練習場でスイングを作り上げても、アプローチ、パター、バンカー、傾斜地からはまた別の練習をしなくてはいけないということに、気がつかなくてはいけません。



では、たくさん練習してもいい人は?

どのような状況の人なのでしょうか?


→→つづく←←


 
2020年08月13日 16:07

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