マスターズ2020年最終日!?
アジア勢としてイム ソンジェ選手が15アンダーで初の2位となり、もともと日本のツアーでもプレーしていたので、日本のプロゴルファー達にとってもマスターズの優勝というものが身近に感じられることとなったのでした。
ダスティン ジョンソン選手の安定したフェードボール、ドライバーがミスショットしたあとの100ヤード以内からのリカバリー、そしてロングパットを寄せる技術。
大きな体格の人というのは、パワーがあっても、4日間体格が大きいぶん、動きを安定させるのは難しいはずなのに、ダスティン ジョンソン選手は、徹底した食事管理とフィジカルトレーナーを付けてのトレーニングで、信じられない程の節制をしていると言われています。
普通なら1年でも続けるだけで困難なことを、ダスティン ジョンソン選手は何年も続けているので、「求道者」と言われています。賞金よりも、記録を作っていきたいと言っていることじたい、何か超越したものを感じます。
私も、若いゴルファーをレッスンしているコーチとして、自分と向き合い続けることをどのように楽しむのか?どれだけ時間がかかっても、正しいことを何年も、何十年もコツコツやるメンタリティの大切さを、手間を惜しまずにレクチャーできるように、ダスティン ジョンソン選手からたくさんのことを学びたいと思います。
人から良く見られたい、お金が欲しい、楽をしたい、ということを超越して、本当にゴルフが好きで、ゴルフができることじたいが何よりも幸せなんだと思えるということは、それなりの哲学を構築しなくては無理です。
世界で1位になるということは、1位になることをしたということです。
ゴルフだけてなく、他のスポーツでも、様々な業種の仕事でも、勉学でも、1位になるということは、1位になるために必要なことを考え、努力したということです。皆さんも自分に当てはめて、ダスティンジョンソン選手のように自分を磨くということを見習ってください。
ただ努力するだけでは駄目です。意味のある努力をするためには!?結果に必ず繋がる努力とは!?
とりあえず何も考えずがむしゃらに努力するというのは誰にでもできますが、努力する方向を、努力する前に計画する努力を惜しんでは、努力する意味は無くなってしまいます。
何も考えずに練習場でひたすらにボールを打つ、ただひたすらにコースをプレーする、むやみやたらにトレーニングをして筋肉をつけてみる。ノープランで頑張っても結果には繋がりません。
努力する前に、、、計画する努力が本当に大変だということから逃げてはいけません。何も考えず、ただひたすらに努力してしまう人は、努力することを一旦止めて、正しく努力するための努力を惜しまないようにしてください。
私はマスターズを見るたびに、マスターズにたどり着いた選手を見ると、この「正しい努力」の大切さをいつも知らしめさせられます。
どんな道々でも、一流を学ぶということは、とても大切なことですね。
2020年11月16日 04:55