自分の内面と向き合い続けるということは、すごく難しいことです。
ゴルフが上達するということは、自分と向き合い続けるということです。
上手くいっているときは、練習も楽しいですし、ゴルフをしたくてしょうがなくなる。
上手くいってないとき、練習にマンネリしている時は、練習するかどうか悩む末に、練習から逃げ出したくなる。でも、練習しないとなにも始まらない、、と、逃げ出したい自分に戦うことになるわけです。
ですが、、逃げ出したい気持ちを抑えて、無理やり練習していても、上手になるためのきっかけ「インスピレーション」が起こらず、ただボールを打ってるだけで、いたずらに時間だけが過ぎてしまう。
私が、今まででどれぐらい練習してきたのか?省みたことがあって、そのときに算出した練習量が、練習してきたボール打球数は430万球以上。ゴルフ場のラウンド数は4000ラウンド以上でした。1日に2000球、11時間ぶっ通しで練習したこともありますし、1日2ラウンドを続ける日々もありました。
思い出せば、思い出すほどゴルフしかしてないような気がします。これは幸せなことなのか?苦行だったのか?
そして、それに対してよく考えることは、その練習量は本当に必要だったのか?今の自分のレベルに来るまでに、もっと効率よくできなかったのか?その「反省」と、「後悔」が、私自身の、自分との向き合うことの1つでした。自分のしてきた練習の3分の1、5分の1の練習量でも、効率よく練習すれば今の自分のレベルになれたのではないか?と「反省」と「後悔」をしているわけです。
タイムスリップをして、20年前の昔の自分にレッスンをしにいきたい!そうすれば、今頃、マキロイと肩を並べてテレビに映っている、、かもしれません。というのは、私の妄想なのですが、実際に私はゴルフレッスンなら自信はあるのです!?
どのように練習して、どのようにトレーニングをして、食事の取り方、そしてどのように、自分と向き合えばいいのか?効率よく過ごしたい。
そしてそのなかでも、一番難しいことが、楽しむ気持ちを持ち続けることでした。
皆さん、どうでしょうか?今までで、楽しんできたこと、好きになったことを、楽しみ続けて、好きで居続けられていますか?
もし、飽きてしまったり、諦めてしまったことがあるというのは、自分との向き合いかたが上手ではなかったのかもしれませんね。
飽きてしまった時に楽しくしてくる人が周りにいたり、悩んでいるとき上手に導いてくれる人が、その時にいたら!?どうだったのか?
その楽しくしてくる人や、導いてくれる人が、自分と向き合っている時のもう一人の自分になるということ。それが、経験とともにできるようにならなくてはいけません。難しいことです。
仕事を頑張って自分の地位を高めたり、お金を稼いだりすること。
勉強を頑張って立派な学校に入って、立派な仕事につくこと。
スポーツを頑張って、人から尊敬されたい。
自己実現の達成の欲求を満たそうとすることも悪くはありません。
私も、「人からきれいなスイングですね」と言われたら、木に登ってしまいますし、お金も嫌いではありません。
ですが、そんなことよりも大切なこと。自分と向き合って、「楽しみ」や「トキメキ」を忘れないために、どのように考えて工夫するのか?のほうが大切なことなのでは?と私は考えます。
どれだけお金を持っていても、どれだけ高い地位についたとしても、最後の最後は自分と死ぬまで向きあわなくてはいけないのです。自分とちゃんと向き合えて、自分に正直に、自分のことが好きになれる努力をできた人は、人生の最後はどれだけ幸せなことだろうと想像すると、何が大切なのかが分かってくる気がします。「お金持ちだから幸せとは限らない?!」といわれたりするのは、自分の内面と向き合う努力と、お金を稼ぐ努力は、全く別だということなのかもしれません。
どんな時でも楽しむチカラ、どんな時でも逃げずに向き合うチカラ。
頑張っていても、楽しめていないのでしたら?最後はどうなってしまうのか?は目に見えていますね。
私の母は、頑固で、バカ正直で、欲がなく、そんな母に対して、「なにが面白くて生きてるのか?」と若僧の自分は思っていました。ですが、あることをきっかけとして見方が変わったのです。
愛犬が危篤状態になった時に、主治医の獣医さんが「もうどちらにしろ、長くはないので、このままにしましょう。手術も保険がきかないのでとても掛かってしまいます。」と母に言ったときに、母が、「苦しんでいるので、できるかぎりのことをしてください。手術をしてください。」と、
手術が終わり、3日後に愛犬は天国にいってしまいました。
頑固で、人の話を聞かない母と思っていたのが、本当は、本当に大切なことと向き合っている人で、なんのためらいもなく手術を選んだことを、私は誇りに思うのです。
目先の欲に眩んで、ずる賢い私。母のようにバカ正直になれるように、自分ともっと向き合わなくてはと、反省の毎日です。
そんな母は、質素に、頑固に、今もひっそりと楽しそうに生活しています。
2020年02月10日 05:33