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2019年全米オープン明日開催

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 今年の全米オープンは、ペブルビーチ ゴルフリンクスで開催となります。オーガスタゴルフクラブと並び、アメリカでは最高のコースと言われていて、ゴルフの聖地という人もいるようなコースです。パー3の7番ホールと、パー4の8番ホールが有名で、8番ホールのセカンドショットの凄さを観戦してみてください。


 松山英樹、ジョーダンスピースが調子を上げていているので個人的には、この2人をチェックしたいと思っています。正直、このペブルビーチで誰が上位にくるのかは、分かりません。海の側のゴルフ場で海風が強いと風速が10メートルを越えるので、海風のなかでボールをコントロールするということは並みの選手ではできません。海の側のゴルフ場でプレーしてことがある人なら少しは想像できるかと思います。ペブルビーチは、それに加えてグリーンが小さいのです、、、

ペブルビーチ ゴルフリンクスでは6回目の全米オープン開催なのですが、4回目開催の時、タイガーウッズが2位と10打差以上つけて優勝したのを今でも覚えています。


 美しいコースの景色に、松山英樹選手が感動しているとコメントしているというペブルビーチ ゴルフリンクス。風が強くなるかでどうなるかわからない、予想ができないようなコースなので皆さんも、楽しんで観戦していただけらと思います。
2019年06月12日 13:15

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart4

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   速く振れない人は速く振る、速く振れるけど安定しない人は基礎練習に戻る。それを短期間で的確に、周期的に練習していく。


 私の経験上よく思うことは、簡単に楽しむレベルからさらに上達するには、筋力、体力よりも、「練習の段取り」が上手な人のほうが上達すると感じています。仕事でも、勉強でも、ゴルフでも段取りができない人は、成果はでません。ある程度成果がでる段取りが分かるまでは、段取りを素直に教えてもらう必要があるわけです。

 もし、私が別の仕事を始めるなら、流れができている所にいって流れを教えてもらいます。できるだけ、スマートでクリエイティブな流れを持っている人がいたら、私なら、しがみついてでも教えてもらうと思います。ゴルフが上達することを通じて何千回、何万回もトライアンドエラーをして来たことを思うと、教えてもらったほうが効率はいいからです。

  私自身もゴルフを始めた最初から、ゴルフのレッスンを受けていましたが、4日間の試合を戦い抜くプロのスキルが知りたくて、欲しくて、次から次へと短期間でドリルを何十、何百と教えて貰いました。コーチから、パープレーで回らさせてもらったときに、限られた時間のなかで、バランスよく練習することの難しさを強く感じました。


  スイング中に起き上がってはいけない、でも体を速く回す練習をしなくてはいけない。それを、自分でバランスよく練習できる自信がある人は、上達することでしょう。もちろん、体を速く回すということには、様々な要素があって、その様々な要素でさえもバランスよく練習する必要があるわけです。プロゴルファーもコーチをつけるということは、慌ただしい日常のなかで練習のタイムスケジュールを組んでもらうということなのです。上手くいかない時に投げやりになるところを、言われたことをただやるだけでいいということは、とても楽で、頼りになるわけですね。


 そして、とうとう松山英樹選手も「ピート コーエン」というコーチをつけました。きっと、なにをしていのか?分からなくなってきたのだと思います。なにか自分でこだわっていることが強すぎて、次にいけない、、。なにを信じていいのか?わからなくなる。一流のプロ達が皆コーチをつけていることに、目を向けたのですね。

 

  速く振れない人、速く振れるけど安定しない人。練習場に練習に行った時に60分のなかで、練習のドリルを1つだけずっとしていても成長しないということを理解してください。


  1つだけのドリルをずっとしていても「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね。バランスよくです!ずっと、「このドリルは難しいね」と何ヵ月も同じことをしている人がいるとしたら、それは意味を間違えて練習してしまっているか、バランスよく練習できていない証拠です。自信をつけていくということは、短期間でできるということを理解していただけたらと思います。



  ゴルフが上達するということは、本当に難しいことです。
2019年06月04日 07:38

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart3

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 前傾姿勢をスイング中に保持することと、体の回転とヘッドスピードを速くすると前傾姿勢が起き上がってしまう、、。どのように練習すればいいのでしょうか?

 まず、骨盤が前傾することを深く理解するために基礎練習をする訳ですが、自分で骨盤から背骨が前傾しているということをイメージできまるまで、ハーフスイングで練習していくことになります。いわゆるスイングの下地を作るわけですね。下地を手を抜いてしまってはいいスイングができません。
 
  骨盤から前傾していることがイメージできるようになってきたら、起き上がってもいいから速く振ります。とにかく、ビュンとクラブが風を切る大きな音がするようになるのが理想です。
 
そして、、、また、前傾姿勢を保つ基礎練習をする!


 只これだけです、、。ですが、この練習を繰り返す時に、自己流でやっていると、どちらかの練習に偏ってしまうと、ゴルフスイングが分からなくなってしまいます。ある期間、ある練習量をこなしたら次へ、それを繰り返す。1つのことに囚われて、次のことができなくなる。覚えたことが崩れてしまうことが怖くて、違うドリルができなくなる。その悪循環にさいなまれると、上達をするサイクルが止まってしまうのです。

 トレーニングをするときにトレーナーをつける意味、勉強で先生をつける意味、スポーツでコーチをつける意味は、どれも同じです。自分でやっていてはバランスよく勉強できない、練習できないからコーチをつける分けですね。「コーチ」とはもともと馬車という意味で、目的まで馬車に乗せていくという意味での「コーチ」なのですね。現状に立ちすくんでいるのを、馬車に乗せて目標を達成させるということは、的確なドリルをバランスよく正しい練習量で上達させるということと、同じです。


ーーつづくーー

 
2019年06月04日 06:39

2019年全米女子オープン終了!!

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 2019年全米女子オープンが終了しました。イジョウン6選手が混戦のなか我慢の勝利であるとともに、初日に比嘉真美子選手が6アンダーで回ったことが惜しまれます。
 アメリカの女子ツアーは、とても苦しい状況が続いていて、アメリカでもテレビの視聴率、トーナメントの観客観戦数が低下しています。ゴルフ人口が減っていることと、アメリカの人は自国の選手が強くないとあまり応援しない傾向があります。特に女子プロゴルフは、北欧、東南アジア、韓国、オーストラリアと強い選手が、アメリカ国籍の選手以外に多いため選手の名前を覚えにくいとも言われています。皆さんも、全米女子オープンの選手の名前を観てもほとんどの選手が分からない人が多いのではないでしょうか?強い選手が安定してテレビに映ることが視聴率を取り戻すカギとなります。


  今回は、比嘉真美子選手の活躍のおかげで日本でも興味が湧いて、観戦した人が多いはずです。もともと比嘉真美子選手は完璧とも言えるスイングの持ち主で、男性的なスイングであるとともに、世界に通用する数少ない実力者です。今回開催された、カントリークラブオブチャールストンは6500ヤードでパー71で女性としては距離が長く、日本には全くないほどのグリーンのアンジュレーションと、毛羽だった芝質で、不規則な転がり方をするので簡単にボギーを打ってしまうのです。嘉真美子選手のようにドライバーが飛ばないとパーをとれません。


 女子プロゴルファーは、男子プロゴルファーに比べてランを出すスイングなので、スイングのトップの位置が低く、体の回転仕方もランが出るような回転なので、グリーンが硬くなるとボールを止められなくなります。なので、体格の大きい男性的なスイングをする海外の選手達に、歯が立たないのが続いていました。しかし、比嘉真美子選手、畑岡奈紗選手はスイングが男性的なのでアメリカに通用するのですね。

 また、いつか女子プロゴルファーのスイングと男子プロゴルファーのスイングの違い、レッスンするときにどのようにアドバイスを変えているのか?をブログでも書く予定です。体格に合わせたレッスンをしなくてはいけないので、本当にゴルフスイングのレッスンは難しいことのオンパレードです。男子、女子共に強い選手の分析を続けて、その研究結果を皆さんのレッスンにも生かしていきたいと考えています。


 昔、上田桃子選手が日本で賞金女王になった後にアメリカツアーに挑んだ時がありました。その結果、日本で稼いだ賞金を全て使い果てて帰ってきたと本人が言っていたのを覚えています。ずっと戦い抜いた宮里藍選手、現在アメリカツアーで奮闘中の畑岡奈紗選手がいかに凄いことなのか?を理解して、皆で応援しなくてはいけませんね。

 
  また、結果の出しきれない女子プロゴルファーがいたら、一度相談に来てください。トーナメントに導いた経験もあるので、力になれると思います。プロゴルフの世界は、勢いとコンセプトがしっかりないと、生き抜くことができません。
 本当にプロの世界は全身全霊で挑むこと、人生を捧げる覚悟がいるということを、プロゴルファー達は自覚して欲しいと思います。

 環境に恵まれて、ただ只ゴルフをしてきた勢いでプロゴルファーになっても、最後の最後は自分のことを自分で解決しなくてはいけません。何故結果がでるのか?出ないのか?を的確に分析をしなくては、ただ練習をしていても変わりません。レベルが上がれば上がるほど冷静な考えのもとに、計算されたマネージメントでプレーされていることを深く理解してください。とにかく練習!では一流にはなれないということを、普段の練習のなかで気づけるかどうか?そこに、賞金を稼ぐためのノウハウがあるのです。

 
2019年06月03日 06:48

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart2

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  スイングのインパクトまでに前傾姿勢が起き上がると、起き上がることによって、右肘をの伸ばす動きがはいってしまいます。その右肘を伸ばさなければ当たらないという癖をつけると、ダウンスイングの起き上がりが治らなくなってしまいます。

 そういう理由から、スイング中にどんどんお尻を先に先に回してフィニッシュをとる前に、一度、スイング中のインパクトの形を理解しなくてはいけません。顔が地面に近づくように、骨盤の前傾を深くして、右肘が曲がったままインパクトの形を大げさにイメージする。このインパクトのイメージが分からないと、ダウンスイングの時に起き上がる悪い癖はとれません。

  フェアーウェイウッドやユーティリティが少し苦手という人は、かなりの確率でダウンスイングで起き上がっているといえます。

 そして、そのダウンスイングで起き上がった癖のまま、スイング中にお尻をどんどん先に回すと、油に水を注ぐような悪循環が発生してしまうのです。

 スイングを覚えていく順番を間違えると、どれだけ練習しても良くならなくなってしまいます。スイングを作っていくなかでは、このように順番を間違えてはいけない要素がたくさんあって、プロゴルファーでも間違った練習をするとスランプになる理由の1つがこれなのです。むやみにスイングバランスを考えないで、ドリルをしてしまうことは、ある意味怖いということを理解していなくてはいけません。

 具体的に、どのように、練習すればインパクトまで前傾姿勢を保てて、かつスイングスピードが速くなるのでしょうか?レッスンのなかでも時間をかけても理解してもらい、手を抜けない要素がこのテーマなのです。

ーーつづくーー


 
2019年05月28日 05:55

2019年全米プロゴルフ選手権 終了

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 2019年全米プロゴルフ選手権はブルックス ケプカ選手が圧勝しました。
 
  ちなみに、ゴルフのジレンマシリーズはこの後の回で続きを載せます。

 この大会ご開催されたコースはベスページ州立公園ブラックコースで行われ、とても有名なパブリックコースとして世の中に知れ渡っているコースです。世界大恐慌の際に景気回復策としてニューディール政策の1つとしてつくられたコースです。去年の全米オープンが開催された、シネコックヒルズゴルフカントリーと並んで、モンスターコースとしてとても有名です。

   ベスページ州立公園ゴルフクラブは、パブリックコースなので誰でも安くプレーできるので、いつも予約がいっぱいだそうです。ゴルフメジャー大会はパブリックコースで行われることが多く、アメリカ、イギリスのゴルフコースは、パブリックでもすごいコースがあるということで、とてもレベルがさまざまな面で高いことが分かりますね。
 

  ベスページ州立公園ゴルフクラブは、ホワイトコース、イエローコース、レッドコース、ブラックコースと4つあり、ブラックコースは、

 「警告:ブラックコースは極めて難しいコースなので上級者のみプレイすることをおススメします」
  という看板が掛けてある程難しいコースです。ドライバーをアイアンショットのようにピンポイントで狙う必要があり、アイアンショットで確実にグリーンをとらえないとボギーになるという、想像を越える難易度です。

 2019年の全米プロゴルフ選手権は、来年通りの重々しい雰囲気で少し玄人好みの大会なので、ゴルフが好きでないとずっと観ていられない、詫びさびがあるような大会です。毎年必ずテレビで放映されていますが、毎回欠かさずに観ている人はよほどのゴルフ通です。
 毎回、丸山茂樹さんの解説が、アメリカを生き抜いた経験を通して語られるので、とても勉強になりますね。

 ケプカ選手の独走状態で迎えた4日目、ダスティンジョンソン選手が猛追してとても最後までハラハラする展開となり、見応えは十分でした。

  この2人のスイングは「ボウガン」タイプのスイングで、丸山茂樹さんもこれからはこのスイングが主流となると言っていましたが、私もコーチとして研究しているスイングです。弓矢を放つように、シンプルにボールを飛ばすので、習得するとどんな難コースでも関係なくバーディがとれるようになります。丸山茂樹さんは、手打ちのようでパワーがないとできないと解説していましたが、それに対しては私は違う意見を持っています。手打ちではなく、体の大きな筋肉を使いかたがキーポイントで、ブログでも少し説明はしてきました。
 ちゃんと体の使い方、クラブの使い方を分析すると誰でも「ボウガン」タイプのスイングは体感することができます。日本人にはできない、と言ってしまったら夢はないですよね。私は、このように海外の選手は特別だと考えるのは日本ゴルフ界の悪い風習だといつも思います。日本人選手でもできるし、スイングの学びかたが違うということを、日本人プロゴルファー達は気づかなくてはいけません。


 また、ブログでも、レッスンでもこういう一流選手のスイングを解説して、取り入れられる要素をどんどん書いていくつもりですが、私には関係無いと思わないで、興味をもって皆さんに見て欲しいです。


  ケプカ選手は、今回の4日間は本当に「パーフェクトヒューマン」でしたね。人間はここまで凄いことができるんだ!と驚かされました、、、彼はサイボーグなのでしょうか、、?
2019年05月20日 10:06

スイングのテークバックを間違えると、、距離が伸びない!?part4

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 本当に正しいテークバックを作ることが難しいもう1つの理由は、テークバックしてトップオブスイングまでに、フェースの向きがひっくり返るからです。以前に「フェースのディレクションチェンジ」の説明をしたことがありますが、このことがとても複雑な要素となります。テークバックでは、フェースが下を向いていて、トップオブスイングでは、フェースが上を向いている。そのフェースがひっくり返ることが、フェースのディレクションチェンジです。
 この、「フェースのディレクションチェンジ」がないとスイングに遠心力が発生しないので、飛距離がでないのです。軽く振っていても飛距離が出る上級者やプロゴルファーは、正しいテークバックからダウンスイングで上手に遠心力を感じてスイングできているのです。
 そして、フェースの向きがひっくり返るポイントを鏡で見ながら、自分で作ることができなくては、どれだけ練習しても、すぐにスランプになってしまうことになります。特に、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティなどの長いクラブは、このフェースのディレクションチェンジが間違えてしまうと、苦手になってしまいます。逆に、正しくテークバックからダウンスイングを覚えことができたなら、あまり練習しなくてもある程度は安定してしまうというのが現実なのです。私のブログのバックナンバーで「フェースのディレクションチェンジ」のテーマを見ていただくと、難解な言葉の羅列になっています。本気で説明すると、誰も読みたくないような難しいお話になってしまうわけです。本当のスイングのテークバックがほとんどの人が分からない理由が、いくつもの複雑な要素が、実際にあるからなのです。
 ドライバーが苦手な人は、どれだけ練習しても苦手で、ドライバーが好きな人はあまりドライバーを練習しないということが起こってしまうのです。
 どれだけ練習をしても、間違えて覚えてしまうとスイングが成就ことはありません。なので、よく頑張って上級者になると、最初にレッスンを受けておけばよかった、、と思ってしまうのです。自己流で上級者になるためには、信じられないほどのドライアンドエラーを繰り返し、打てなくなっても諦めずに練習しなくてはいけません。そこで、いいコーチについて最初に習っておけば、何分の1、何十分の1の練習量で済んだのにと、途方もない努力をしてきたことに後悔してしまうのです。

ーーつづくーー
 

  

 
2019年05月05日 23:26

スイングのテークバックを間違えると、、距離が伸びない!?part3

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 プロゴルファーのテークバックからダウンスイングを鏡を見ながら真似してみてください。自分のスイングと違和感が無ければ、真の上級者といっても過言ではありません。もちろん、正しい構えのバランス、正しいグリップの握りかたができていることが前提なのですが、それが今回のテーマのポイントの1つとなります。

 元々、正しい構え、正しいグリップを理解することはとても大切なことですが、レッスンの時に強引に直してしまうことはありません。少しずつ、丁寧に、慎重に直さなければ全く打てなくなり、自信を無くしてしまうことになります。
 何故なら、「構え」と「グリップ」は、それぞれのスイングの癖と、綿密に結合しているので、スイングを直しながら、「構え」と「グリップ」を直していかないと、違和感が強くなりすぎて打てなくなってしまうのです。

 レッスンがとても難しいのは、「スイング」も「構え」も「グリップ」を短期間で、「打ちやすい!」「いいインパクトの音になる!」「距離がでた!」「前より、筋肉の使い方が具体的に感じられるようになった!」などを実感させながら、勢いで直していかないといけない所なのです。

  2ヶ月以上打ちにくかったり、モヤモヤするような修正は、もともと間違えて覚えてしまっている可能性が強いわけですね。昔から日本では、「スイングを直すのは我慢が必要で、半年、1年は我慢」という風潮があったりしますが、それはレッスンのノウハウが確立していないことの表れで時代遅れの考え方です。プロゴルファーでさえも勘違いして、間違ったことを続けてしまい調子が戻らなくなることも、現実として起こっているのです。強かった選手が輝きを失うのは、間違った我慢してしまい、元にも戻せなくなるからです。

 鏡でプロゴルファースイングを真似できないこの1つは、最初から間違えているので、間違えた所から急に正しいテークバックをすることはできないというのが理由です。


 よく考えてみると、変則的な構えから美しいスイングになることはありえませんよね。骨格、筋肉のつきかたも、関係はありますが、自分にとって理想なスイングを求めるうえでは、諦めてはいけません。打ちやすくて、安心感のあるようなスイングに、誰でも修正は可能です。

  ですが、急に本人が納得しないで、強引にスイング動画を撮りながら、こうなってるから、こうなおして!!とレッスンしたところで、拒絶反応が出てしまい打てなくなるだけなのです。急に動画を撮って、これが証拠だから直しなさい!というレッスンをしてしまっているコーチがいるのなら、レッスンとして成り立ってはいないので、レッスンのやり方を考え直す必要があります。本当にいいレッスンというのは、本人に打ちやすい!と言わせなくてはいけないので、様々な観点、知識、コミュニケーションがいることを、コーチとして自覚してください。


 難しい問題を、「家族や、友人を説得して納得してもらう」ことと同じぐらい、スイングの修正を納得してもらうことは難しいということなのです。説得するのが面倒くさいから、コミュニケーションをとらないということは怠慢なだけなのです。

次に、もう1つの鏡を見ながらプロゴルファーのテークバックからダウンスイングを真似することが難しい理由を説明したいと思います。


ーーつづくーー
 
2019年04月29日 06:53

スイングのテークバックを間違えると、、距離が伸びない!?part2

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 ゴルフスイングのなかで、とっても難しい「テークバック」。

 なぜ、正しいテークバックはどれだけ練習しても理解できないのでしょうか?

 敢えて詳しく書くことを、ブログでしなかった理由が今回のテーマで理解していただけると思います。どれだけ練習しても、「テークバック」で悩んでしまうのは、、やはりしっかりとしたスイングコンセプトが無くてはいけません。


 
 上級者の方をレッスンしているときに、鏡の前に立ってもらって、鏡を見ながら、「あなたの理想とするテークバックからインパクトまでを、ゆっくり、スローモーションで私に見せてください。」と、私が言ったとします。そして、実際にボールを打つときと寸分の狂いもなく同じようにできる人は、、全くいません。もし、いるとしたらとんでもないレベルのゴルファーといえます。

  ゆっくり鏡を見ながらスイングを作ることができないのは、テークバックから間違えてしまうからなのですが、その理由を知るとスイングが恐ろしいほど難しい要素をもっていることが分かります。ちなみに、体の固さは関係ありません。固ければ固いなりに正しいスイングフォームがあるからです。

 私自身あまり動画を撮ることはお勧めしていないのですが、動画を撮りたい人は、まずは、正面と後方から鏡でみて、好きなプロゴルファーのスイング連続写真を何度も何度も繰り返し真似をしてください。寸分の狂いもなくです。体が固い人でも、体が動く範囲のなかで真似はできます。

  ここで、気づくことは、ゆっくりで鏡を見ながら立体的に体、腕、クラブ、フェースの向きを、プロゴルファーと同じようにするのは、信じられないほど難しいのです。
 風景を写真のように写実するかのごとく、書道のお手本を見ながら全く同じように書き写すように、体全体でスイングをコピーする。その作業を試みないで、動画を撮ったところで意味はありません。分析のしようがないからです。

 そして、テークバックからダウンスイングを理解するために、絶対に間違えてはいけないこと!それは、テークバックのためにテークバックをするわけでなく、コースで上手に打てるようになるために、ヘッドスピードをあげるために、繊細なタッチでアプローチするためにテークバックするということです。
 アマチュアの方のほとんど、プロゴルファーでさえも、テークバックのためのテークバックになってしまい、スイングのテークバックとダウンスイングでの切り返しで固くなるように練習してしまうのです。

 そこで、ブログのバックナンバーでも説明した「フェースのディレクションチェンジ」というフェースの複雑な動きを、ちゃんと理解しなくては一生、本当のスイングを理解することはできません。テークバックからダウンスイングにかけて、意味のあるように、腕、クラブ、フェースの向きをコントロールすることはプロゴルファーでさえも悩みどころとなります。

 実際のレッスンで、鏡を見ながら手取り足取り、テークバックとダウンを作ってあげると皆、「えっ!こんな感じなの!?」と言うのですが、鏡に映るスイングはプロゴルファーと同じスイングなので、違和感があっても、格好いいと思えれば直そうとする気持ちが湧き出てくるのです。そして、、じゃあ、私の手助け無しでチェックしてくださいというと、、???できないくなる、、なぜなのでしょうか?

ーーつづくーー
2019年04月20日 12:18

スイングのテークバックを間違えると、、距離が伸びない!?

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 マスターズが終わると、、あまりの技術と、パワーと、集中力のレベルの高さに圧倒されて、放心状態になってしまいます。毎年、マスターズロスになるわけです。私も、遊びで300ヤードを飛ばすことはできるのですが、緊張したなかで、難しいコースで飛ばせと言われても、、なかなかできることではありません。私は、176センチで体重が81キロで、ちょうど、セルヒオ ガルシアと同じ体格をしているのですが、ガルシアのような迫力のある球筋はなかなか打てません。ちなみにガルシアと私は同じ年です。ガルシアより、私のほうがお腹が出ているから飛ばないというわけではないのです。

 
 私自身、現在コーチ業に専念しているなかで、スイングがどんどん進化していくことを、自分の体で飛距離実験してもいるのですが、昔より遥かに飛ばせるようになっているのは事実です。そのなかでも、「テークバックの考え方」、スイングの切り返しの時のパワーの生み方が全く変わってきているのを、自分の体で実感して、レッスンにも生かしています。

 体格がよくても、どれだけ練習してもコースで飛ばない、、という人はスイングの癖の限界がきているワケですが、私がレッスンをたくさんこなしているなかでほとんどの人、99%以上の人がテークバックから間違えてしまっていることを痛感しています。本当に飛ばすためのテークバックとはどういうことなのでしょうか?


 マスターズをみていると、誰もが、ドライバーが飛んで曲がらなくなっていることを確認しているはずです。なぜ、アマチュアの人はどれだけ頑張ってもそれが出来ないのでしょうか?けして、体力、体格が原因ではありません。やはり、正しいスイングなら、誰もが一流選手のスイングを垣間見ることは可能なのです。

ーーつづくーー
2019年04月16日 09:03

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