中級者編part4:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!
ゴルフ人口のなかで、女性の割合が約17%と少ないのが実情です。他のスポーツに比べて圧倒的に比率が少ないために、女性が上達するうえで練習する環境が、男性に比べて不利になることは否めません。
また、平均的な基礎体力が男性と女性では大きく違うので、パーオンすることがとても難しく、よほど訓練しなければパーを沢山取ることができません。
ということで、女性は「90」のスコアをコンスタントに切れるようになったら、上級者とします。男性は「80」をたまに、切れたら上級者としましたが、女性の場合はハードルを下げた下げたぶんだけコンスタントに出すということを条件とします。
①パー3では2打目、パー4では3打目、パー5では4打目で確実にグリーンに乗せられるようになること。
②18ホール全部ボギーで「90」になるということを認識して、ボギーペースでプレーするうえで、ダブルボギー1つにつき、パーを1つ取らなければいけません。ダブルボギーまで打ってしまったのなら、それについてしっかりと反省して練習するように心がけること。
私が、女性ゴルファーにラウンドレッスンを沢山してきた経験から言うと、本当にパーオンさせることが難しいのが実情です。パー4の2打目で傾斜地から、しっかりと150ヤード以上飛ばせるようになるのは本当に努力が必要です。
なので、50ヤード以内のアプローチを確実にグリーンに乗せられるように訓練していくのですが、やはり傾斜からや、ラフから乗せられるようにするには、実戦のコースでしか上達しません。練習場でどれだけ練習しても、ちょっと油断すると半分も飛ばないようなアプローチのミスになってしまうということを踏まえて、アプローチの振り幅を覚えていきます。
ショットに関しては、フェアーウェイウッドやユーティリティで、傾斜地からでも距離が落ちないようにスイングスピードを上げなくてはいけません。練習場で練習しているときに、どんなミスをしても、前に行くミス、転がってでもグリーンの側までいく、スイングスピードが必要です。ドライバーでヘッドスピードが「35m/s」以上が目安となります。女性が「35m/s」以上のスピードを出すということは本当に努力が必要です。
以上が、女性中級者の指標と、上達するための練習のポイントとなります。
上級者になるためにはダブルボギー以上のミスを簡単に出してはいけません。時にはOBになってしまってダブルボギー以上を打つこともありますが、しょっちゅうOBになってしまうのでは、練習の仕方が良くないだけです。
飛距離が出てもアプローチ、パターが苦手。アプローチ、パターは何とかなっているけど、飛距離か出せない。全体的に良くなっているけど、必ず大叩きするホールがある。等、人によって上級者になるためには、練習のメニューが違ってきます。
長年、ゴルフを楽しんできて上達志向が高いのに、上級者になれない人は、練習の仕方をコースでの反省点から上手に分析して、その分析に対して練習のメニューが組めていないだけです。中級者から上級者になるための指標に対して、向き合って練習するようにしてください。
次回から、上級者編です。何度も同じことを言いますが、もともと自分なりに楽しめていて、マイペースでいいのなら今回のテーマは関係ありません。上級者編、セミプロ編は厳しい現実を書き記していきますが、そこまでのレベルを求めていない人は、関係ないけど、そんな感じなんだと興味本位で読んでいただけたらと思います。
意味のある練習をして、結果に繋げるということは本当に、本当に大変なことですね。
ーーつづくーー
2019年07月09日 19:34