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初心者編part3:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 100を切るために、必要なことは、
①傾斜からビュンと振れるようになって、傾斜からミスしても転がして前に進めるようになること。
②パー4で2回~3回のショットでグリーンに届いて、パー5では4回でグリーンに届くようになれること。
③3打目の50ヤード以内でグリーンのどこでもいいので、乗せられるようになること。
④パターを2回~3回で確実にカップに入れられるようになること。

 上記の①~④をバランスよく、1年~3年かけて練習することが100を切るためには必須です。

 この条件をクリヤするために、やはりコースで練習していくことが必要であるといえます。スコアを気にせずに、コースに慣れなくては始まらないという気持ちが必要です。練習場だけで、上記の①~④ができるようにはなりません。
 

    一番、悪循環になってしまうのが、、練習場でまっすぐに飛ばさないといけないと考えることです。どれだけ練習場で練習しても、傾斜に慣れるまで振れませんし、まっすぐに飛びません!ミスをして転がしてでも前に行くしか、最初はできない。でも、それでもそこそこのスコアにはなるということが理解できなくては、スコアが良くなることは難しいと思います。

 
    上記の①~④のことができるような、練習プログラムを上手に組めると、凄いショットができなくても100を切ることは難しくありません。上手にこのポイントを抑えて練習すれば、3年以内で100を切れます。

  
    小学生の時の計算ドリルや、漢字ドリルのように簡単なことをコツコツとしたことを思い出してください。ドリルを決められたペースで何年かすると自然と覚えてしまいます。コーチとしての私は本人に無理のないペースを計算しながらレッスンします。もし、自分で練習していくという人は、小学生に勉強を継続して教えるような気持ちで、難しくならないように練習すれば自信が付くことでしょう。簡単なことしか、継続はできません。
大人も子供も、覚えて、身につけるということは同じことなのです。

 そして、長年ゴルフを楽しんでいて100を切りたいのに切れないという人は、練習のプログラムが適正でないだけです。素質があるか?ないか?は関係ないのです。

 勉強や、他のスポーツでも、なんとなく取り組んでいたら成長がないのと同じです。決められた期間のなかで、計算されたプログラム、的確な問題集、練習メニューがなければ身に付くことがないのと同じです。自分で勉強メニューができなければ学習塾に行く人もいます。スポーツに関しては、練習メニューを組んでくれるコーチ、監督の学校に行かなければ、上級者にはなれないのと同じですね。

  もちろん、自分のペースで楽しめて、自己流で趣味として楽しむことは、それはそれで素晴らしいことです。そういう人はレッスンを受ける必要はありません。ただ、早く目標を達成したい人は自己流でやるためには、センスが必要です。運動神経が良くても、ずば抜けたスタミナがあっても、決められた時間のなかで、的確な練習の段取りができる人の方が上達が早いということを理解してください。

 ずっとゴルフをやっていて100を切れないという人は、楽しんでゴルフをできていればそれでもいいのです。もし、本当に100を切りたいのであれば、今回のテーマをしっかりと理解してください。身に付くような練習ができていなければ上達はなかなかしないのです。ただ、練習場に行くだけでは、コースでの実戦応用は対処できないことでしょう。


 コースデビューをしてから、ゴルフを楽しめている人は、楽しめていることを大切にしてください。100を切れるか、切れないかというのは、多少のモチベーションも必要だということと、今回のテーマの要素を理解したなかで、バランス良く練習できるかどうかなのです。


 ゴルフだけでなく、何事も、「覚える!!」ということは同じことなのですね。超本気で覚える時は、、メモとって、復習するということを、しませんか?ゴルフの練習ではメモをすると、練習が面倒くさくなってしまうので、必要ありませんが、覚えようとする気持ちは必要です。


  次回は、中級者編の上達ペースの指標を説明しますね。100を切れるようになってから、男性だと80のスコアでまわれるようになるまで、女性だと90のスコアでまわれるようになるまで。どういうペースで取り組まなくてはいけないか?指標を提示してみます。

ーーつづくーー


  



 
2019年06月24日 11:41

初心者編part2:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 前回に続き、今回はコースデビューをしてからスコア100を切るまでの目安の指標を書き記してみたいと思います。あくまでも指標なので努力しだいでは上達のスピードは早くなります。マイペースで楽しむということが、前提として参考にしてください。

 練習の頻度は週に1回、1ヶ月に1回コースをプレーすることが前提となります。忙しいくて練習できない人は、素振りをしたり、家で、できる練習メニューでも代用とすることはできます。とにかく、すっかりゴルフのことを忘れてしまうことをしなければいいわけです。コースは気温が寒すぎる、暑すぎる1月~2月、8月、9月は休憩しても構いません。このペースで半年~3年で100を切ることが可能です。また、このペースを保てないのであれば、100を切ることを目標にするより、ゴルフを楽しむ!ことに徹したほうが無理がないのかもしれません。やはり、練習とコースの間隔が空いてしまうと忘れてしまいますし、ある程度のモチベーションは必要です。ゴルフというのは、スコアを良くすることだけが全てではありませんし、お休みの日のリフレッシュという意味であれば自分の中で楽しめたら素敵なことだと思います。

なぜ、これだけ100を切るための差がでるのかは、練習の頻度、一緒にプレーする人の相性、レッスンを受けているかどうか?で差がでるからです。

   半年以内で100を切るためには、練習の頻度は本当は、週に2,3回、ラウンドは月に2回は必要となります。特にラウンドが大切なのは、傾斜から振れるようになったり、アプローチ、パターの振り幅を理解するのはコースで覚えなくてはいけないからです。
  また、一緒にコースをプレーする人が相性がいいことも大切な条件です。上手かどうか?ではなくコースの楽しさを教えてくれるような人とプレーすると、ゴルフに対してのモチベーションがあがります。頼んでもないのに無理やり教えてきたり、嫌な気分になることを言葉や、態度であらわしてくるような人とゴルフに行ってしまうと、ゴルフ場に行く気が無くなってしまうことでしょう。

 やはり、自信が付くまでレッスンを受けたり、プロゴルファーのコースレッスンを受けるのが理想です。

 自分のペースに合わせてもらえるような、一緒にゴルフ場に行ってくれる友達や、パートナーがいて、この中でレッスンに通うことができたら完璧な環境といえます。


 次回のブログは、初心者編最後のブログとなります。中級者編、上級者編は順番に説明していきますので、興味のあるかたはお待ち下さいませ🙇

 

ーーつづくーー
  


  




 
2019年06月24日 09:51

初心者編part1:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 ゴルフを始めてから、どれぐらいのペースで練習すると、どれぐらい上達するのか?想像がつかない人が多いのではないでしょうか?今回は、あくまでも目安として書き記してみたいと思います。

 ちなみに、上達するスピードは個人差があるのは当たり前ですし、比べるものではありません。趣味として上手に楽しめることが大切であって、競技ゴルフとしてでないかぎり自分のペースを見つけることが最優先です。その自分の目標のスコアは、どのペースでしなくてはいけないのか?その指標をあくまでも目安として提示してみます。


 初心者、中級者、上級者、セミプロ級、プロゴルファーとレベルを分けることができます。私はコーチとして、それぞれのレベルをそれぞのペースで現在レッスンを進行していますが、練習の頻度などによって上達のスピードをコントロールしています。プロゴルファーの上達指標はとても難しく、話し始めると長くなるので今回は割愛します。


 まず、初心者の上達の指標です。



 ①練習の頻度②本番のコースの回数③基礎体力④ゴルフを一緒にする人のレベル。

 の違いで、指標をつくることができます。


  コースデビューするために1ヶ月~3ヶ月は必要なのですが、そのためには週に1回は練習が必要となります。週に2、3回できたら理想ですが、忙しい人は、よほど無理しないとこなすことは難しいので、無理のないペースで楽しむことが大事です。「覚える」ということは、勉強や仕事と同じなので、レッスンに行いくだけでなんとかなると思って気を抜いてやってしまうと、上達するのに時間はかかってしまいます。ゴルフはやはりスポーツなので、楽しめるまでは頑張って練習を継続しなくてはいけません。皆さんの人生なかで、知識や技術が身に付いた経験、を良く思いだして、それとゴルフが上達するのは同じだということは理解していてください。

 そして、プロゴルファーのレッスンを受けると上達スピードは何倍も早くなります。アマチュアの上級者でも、スイングの癖が強い人のほうが多いので、プロのレッスンでなくては、かえって上達の妨げになることもあります。上手に練習プログラムを作るには、よほどの経験がいるので、レッスンを受ける際は良く選んでください。また、レッスンには相性もあるので、お試しでレッスンを受けると良いでしょう。他のスポーツでコーチングを受けて上達した経験が有る人は、レッスンに来ることが多いのは事実です。上達するのに効率があがるということを、身をもって知っているからです。

練習を始めてからコースに行くための期間の目安としては、
①ゴルフクラブを「ビュン」と音がさせられるようなるかどうか?
②アプローチの振り幅を少し覚えているかどうか?
③パターのボールの転がるスピードをある程度覚えているか?

で、デビューするまでの期間を決めます。

「ビュン」とクラブを振って、風をきる音がすることができるようになってから、4回~12回の練習で、コースで楽しめるぐらいの、ゴルフスイングを作ることができます。基礎体力がある人は最初から速く振れることがありますが、そういう人は正しい基本練習を覚えると早くコースデビューができます。間違えて練習してしまうと、簡単なスイングで楽しめるはずなのに、かえって不安になってしまうので、基礎体力がある人は自己流は危険だということを知っていてください。

 「ビュン」と音ができない人でも、練習のなかで、コツを掴むと、必ず音がするようになります。4回~12回のレッスンで音がするようになります。いくつかの練習ドリルをバランスよくこなしていくと、筋力がない人でも必ず音がするようになります。音がするようになってから、そこから4回~12回の練習でコースデビューすることが可能です。

  特例として、運動が得意!他のスポーツでしっかりと基礎体力を付けた!と自信のある人は、、実は、、身の回りのゴルフをする人のレベルでどこまで上達するのか決まってしまいます。これは、中級者編、上達者編の時に説明しますが、自信のある人ほど、プロゴルファーのレッスンを受けることをお勧めします。私のレッスンの経験でも、信じられないほどのスピードでいいスコアで回ってしまった人も複数人いました。無駄なことをしなければ、あっという間に上級者になってしまうケースもありえるのです。

次回は、コースデビューしてから100を切るまでの目安を提示してみたいと思います。
ーーつづくーー
2019年06月21日 08:28

2019年全米オープン 3日目

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 全米オープン3日目。ゲーリーウッドランドがトップのまま最終日を迎えることになりました。ジャスティンローズ、ブルックスケプカ、ルイ ウーストハイゼン、ローリーマキロイ。どの選手が追い上げるのか?注目です。

  ちなみに、ゲーリーウッドランドは大学までバスケットに励んでいたのですが、それからゴルフに転向して一流選手の仲間入りをした選手です。彼はマイケル・ジョーダンを崇拝していることで有名です。アメリカでは、このような選手が意外と多く、アメリカではプロゴルファーになるための環境が整っていることがわかります。誰でも出場できるミニツアーが豊富なので、タフに試合をこなすことができたなら実力をつけることができるのです。日本では試合数が少ないのと、出場するのに制限があるために、ゴルフのレベルのピラミッドの底辺が弱いのです。

 松山英樹選手が「ピート コーエン」のレッスンを受け始めて、全米オープンでのスイングと球筋を観て分かることは、いままでと比べてインサイドアウト気味にスイングを修正して、球筋が右に行くようにしたのが分かります。フェードの曲がり幅を少なくしてキャリーを増やすという目的と、引っかけるミスを根絶することが目的だと推測されます。振ったときに大きく引っかけるよりも、僅かに右に行くようにするシステムにしておいたほうが、リスクを少なくして振れるからです。ジャスティンローズも同じような修正をして成功していることから、松山英樹選手がとんでもなく飛躍する可能性を、今回の全米オープンで感じることができました。



 ペブルビーチ ゴルフリンクス。一度でもプレーしてみたいと、観戦する度に思います。風が吹いたらどれだけ難しいのか、考えるだけでワクワクしますね。
2019年06月16日 16:52

2019年全米オープン 2日目

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 2日目、調子のいいマキロイ選手が、変幻自在なショットを駆使して上位に来ているのが注目するところです。マキロイ選手のファンが多いので、決勝2日間は世界中のパトロン達がマキロイがどんなプレーをするのか?を楽しみに睡眠不足になることが想像できますね。

 日本の選手達は、癖の強い難しい世界のコースで何故太刀打ちできないのでしょうか?もっともっと全身全霊で世界に立ち向かう姿を見せてくれる選手が現れることを、日本国民全員が願うところです。もちろん、松山英樹選手は誰もが認める一流の選手なのですが、ゴルフに一途で、ゴルフのことしか考えず、小さくまとまらず、ゴルフに誠実な選手がもっと誕生して欲しいものです。一流になるには「一本道」な人生を送れた者にだけ権利が与えられる訳です。余所見をせずに、一本道。誰にでもできるわけではないことですが、スーパースターになるためには、色々なものを我慢して犠牲にしなくてはなり得ないのです。

 海外の難しいコース、一流選手とプレーして打ちのめされると、「パワーが違う」と思ってしまう日本人選手達。実は筋力の差出はなく、難しいコースを回り続けるとそれに対応したスイングになっていくということに気づいて欲しいと思います。スイングのコンセプト自体が違うのです。もし、それに興味のあるプロゴルファーがいたら直接お話ししますので、いつでもオファーくださいませ。眠ってる力の出し方を引き出すことがきっとできると思います。今あるもののなかで、できること!早くそれに気づくだけなのです。全力素振りでヘッドスピードが男子プロで57m/s以上、女子プロで47m/sは欲しい、最低ラインです。一流男子選手は、ボールを打つときで57m/s出すことができるのですが、けして筋力だけではないということを知らなくてはいけません。


 さてさて、世界の一流選手達のジェントルマンな、たち振る舞いを、世界で一番美しいコースで、美しい所作でプレーする勇姿を、しっかりと観戦していきたいですね!
2019年06月15日 18:56

2019年全米オープン明日開催

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 今年の全米オープンは、ペブルビーチ ゴルフリンクスで開催となります。オーガスタゴルフクラブと並び、アメリカでは最高のコースと言われていて、ゴルフの聖地という人もいるようなコースです。パー3の7番ホールと、パー4の8番ホールが有名で、8番ホールのセカンドショットの凄さを観戦してみてください。


 松山英樹、ジョーダンスピースが調子を上げていているので個人的には、この2人をチェックしたいと思っています。正直、このペブルビーチで誰が上位にくるのかは、分かりません。海の側のゴルフ場で海風が強いと風速が10メートルを越えるので、海風のなかでボールをコントロールするということは並みの選手ではできません。海の側のゴルフ場でプレーしてことがある人なら少しは想像できるかと思います。ペブルビーチは、それに加えてグリーンが小さいのです、、、

ペブルビーチ ゴルフリンクスでは6回目の全米オープン開催なのですが、4回目開催の時、タイガーウッズが2位と10打差以上つけて優勝したのを今でも覚えています。


 美しいコースの景色に、松山英樹選手が感動しているとコメントしているというペブルビーチ ゴルフリンクス。風が強くなるかでどうなるかわからない、予想ができないようなコースなので皆さんも、楽しんで観戦していただけらと思います。
2019年06月12日 13:15

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart4

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   速く振れない人は速く振る、速く振れるけど安定しない人は基礎練習に戻る。それを短期間で的確に、周期的に練習していく。


 私の経験上よく思うことは、簡単に楽しむレベルからさらに上達するには、筋力、体力よりも、「練習の段取り」が上手な人のほうが上達すると感じています。仕事でも、勉強でも、ゴルフでも段取りができない人は、成果はでません。ある程度成果がでる段取りが分かるまでは、段取りを素直に教えてもらう必要があるわけです。

 もし、私が別の仕事を始めるなら、流れができている所にいって流れを教えてもらいます。できるだけ、スマートでクリエイティブな流れを持っている人がいたら、私なら、しがみついてでも教えてもらうと思います。ゴルフが上達することを通じて何千回、何万回もトライアンドエラーをして来たことを思うと、教えてもらったほうが効率はいいからです。

  私自身もゴルフを始めた最初から、ゴルフのレッスンを受けていましたが、4日間の試合を戦い抜くプロのスキルが知りたくて、欲しくて、次から次へと短期間でドリルを何十、何百と教えて貰いました。コーチから、パープレーで回らさせてもらったときに、限られた時間のなかで、バランスよく練習することの難しさを強く感じました。


  スイング中に起き上がってはいけない、でも体を速く回す練習をしなくてはいけない。それを、自分でバランスよく練習できる自信がある人は、上達することでしょう。もちろん、体を速く回すということには、様々な要素があって、その様々な要素でさえもバランスよく練習する必要があるわけです。プロゴルファーもコーチをつけるということは、慌ただしい日常のなかで練習のタイムスケジュールを組んでもらうということなのです。上手くいかない時に投げやりになるところを、言われたことをただやるだけでいいということは、とても楽で、頼りになるわけですね。


 そして、とうとう松山英樹選手も「ピート コーエン」というコーチをつけました。きっと、なにをしていのか?分からなくなってきたのだと思います。なにか自分でこだわっていることが強すぎて、次にいけない、、。なにを信じていいのか?わからなくなる。一流のプロ達が皆コーチをつけていることに、目を向けたのですね。

 

  速く振れない人、速く振れるけど安定しない人。練習場に練習に行った時に60分のなかで、練習のドリルを1つだけずっとしていても成長しないということを理解してください。


  1つだけのドリルをずっとしていても「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね。バランスよくです!ずっと、「このドリルは難しいね」と何ヵ月も同じことをしている人がいるとしたら、それは意味を間違えて練習してしまっているか、バランスよく練習できていない証拠です。自信をつけていくということは、短期間でできるということを理解していただけたらと思います。



  ゴルフが上達するということは、本当に難しいことです。
2019年06月04日 07:38

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart3

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 前傾姿勢をスイング中に保持することと、体の回転とヘッドスピードを速くすると前傾姿勢が起き上がってしまう、、。どのように練習すればいいのでしょうか?

 まず、骨盤が前傾することを深く理解するために基礎練習をする訳ですが、自分で骨盤から背骨が前傾しているということをイメージできまるまで、ハーフスイングで練習していくことになります。いわゆるスイングの下地を作るわけですね。下地を手を抜いてしまってはいいスイングができません。
 
  骨盤から前傾していることがイメージできるようになってきたら、起き上がってもいいから速く振ります。とにかく、ビュンとクラブが風を切る大きな音がするようになるのが理想です。
 
そして、、、また、前傾姿勢を保つ基礎練習をする!


 只これだけです、、。ですが、この練習を繰り返す時に、自己流でやっていると、どちらかの練習に偏ってしまうと、ゴルフスイングが分からなくなってしまいます。ある期間、ある練習量をこなしたら次へ、それを繰り返す。1つのことに囚われて、次のことができなくなる。覚えたことが崩れてしまうことが怖くて、違うドリルができなくなる。その悪循環にさいなまれると、上達をするサイクルが止まってしまうのです。

 トレーニングをするときにトレーナーをつける意味、勉強で先生をつける意味、スポーツでコーチをつける意味は、どれも同じです。自分でやっていてはバランスよく勉強できない、練習できないからコーチをつける分けですね。「コーチ」とはもともと馬車という意味で、目的まで馬車に乗せていくという意味での「コーチ」なのですね。現状に立ちすくんでいるのを、馬車に乗せて目標を達成させるということは、的確なドリルをバランスよく正しい練習量で上達させるということと、同じです。


ーーつづくーー

 
2019年06月04日 06:39

2019年全米女子オープン終了!!

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 2019年全米女子オープンが終了しました。イジョウン6選手が混戦のなか我慢の勝利であるとともに、初日に比嘉真美子選手が6アンダーで回ったことが惜しまれます。
 アメリカの女子ツアーは、とても苦しい状況が続いていて、アメリカでもテレビの視聴率、トーナメントの観客観戦数が低下しています。ゴルフ人口が減っていることと、アメリカの人は自国の選手が強くないとあまり応援しない傾向があります。特に女子プロゴルフは、北欧、東南アジア、韓国、オーストラリアと強い選手が、アメリカ国籍の選手以外に多いため選手の名前を覚えにくいとも言われています。皆さんも、全米女子オープンの選手の名前を観てもほとんどの選手が分からない人が多いのではないでしょうか?強い選手が安定してテレビに映ることが視聴率を取り戻すカギとなります。


  今回は、比嘉真美子選手の活躍のおかげで日本でも興味が湧いて、観戦した人が多いはずです。もともと比嘉真美子選手は完璧とも言えるスイングの持ち主で、男性的なスイングであるとともに、世界に通用する数少ない実力者です。今回開催された、カントリークラブオブチャールストンは6500ヤードでパー71で女性としては距離が長く、日本には全くないほどのグリーンのアンジュレーションと、毛羽だった芝質で、不規則な転がり方をするので簡単にボギーを打ってしまうのです。嘉真美子選手のようにドライバーが飛ばないとパーをとれません。


 女子プロゴルファーは、男子プロゴルファーに比べてランを出すスイングなので、スイングのトップの位置が低く、体の回転仕方もランが出るような回転なので、グリーンが硬くなるとボールを止められなくなります。なので、体格の大きい男性的なスイングをする海外の選手達に、歯が立たないのが続いていました。しかし、比嘉真美子選手、畑岡奈紗選手はスイングが男性的なのでアメリカに通用するのですね。

 また、いつか女子プロゴルファーのスイングと男子プロゴルファーのスイングの違い、レッスンするときにどのようにアドバイスを変えているのか?をブログでも書く予定です。体格に合わせたレッスンをしなくてはいけないので、本当にゴルフスイングのレッスンは難しいことのオンパレードです。男子、女子共に強い選手の分析を続けて、その研究結果を皆さんのレッスンにも生かしていきたいと考えています。


 昔、上田桃子選手が日本で賞金女王になった後にアメリカツアーに挑んだ時がありました。その結果、日本で稼いだ賞金を全て使い果てて帰ってきたと本人が言っていたのを覚えています。ずっと戦い抜いた宮里藍選手、現在アメリカツアーで奮闘中の畑岡奈紗選手がいかに凄いことなのか?を理解して、皆で応援しなくてはいけませんね。

 
  また、結果の出しきれない女子プロゴルファーがいたら、一度相談に来てください。トーナメントに導いた経験もあるので、力になれると思います。プロゴルフの世界は、勢いとコンセプトがしっかりないと、生き抜くことができません。
 本当にプロの世界は全身全霊で挑むこと、人生を捧げる覚悟がいるということを、プロゴルファー達は自覚して欲しいと思います。

 環境に恵まれて、ただ只ゴルフをしてきた勢いでプロゴルファーになっても、最後の最後は自分のことを自分で解決しなくてはいけません。何故結果がでるのか?出ないのか?を的確に分析をしなくては、ただ練習をしていても変わりません。レベルが上がれば上がるほど冷静な考えのもとに、計算されたマネージメントでプレーされていることを深く理解してください。とにかく練習!では一流にはなれないということを、普段の練習のなかで気づけるかどうか?そこに、賞金を稼ぐためのノウハウがあるのです。

 
2019年06月03日 06:48

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart2

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  スイングのインパクトまでに前傾姿勢が起き上がると、起き上がることによって、右肘をの伸ばす動きがはいってしまいます。その右肘を伸ばさなければ当たらないという癖をつけると、ダウンスイングの起き上がりが治らなくなってしまいます。

 そういう理由から、スイング中にどんどんお尻を先に先に回してフィニッシュをとる前に、一度、スイング中のインパクトの形を理解しなくてはいけません。顔が地面に近づくように、骨盤の前傾を深くして、右肘が曲がったままインパクトの形を大げさにイメージする。このインパクトのイメージが分からないと、ダウンスイングの時に起き上がる悪い癖はとれません。

  フェアーウェイウッドやユーティリティが少し苦手という人は、かなりの確率でダウンスイングで起き上がっているといえます。

 そして、そのダウンスイングで起き上がった癖のまま、スイング中にお尻をどんどん先に回すと、油に水を注ぐような悪循環が発生してしまうのです。

 スイングを覚えていく順番を間違えると、どれだけ練習しても良くならなくなってしまいます。スイングを作っていくなかでは、このように順番を間違えてはいけない要素がたくさんあって、プロゴルファーでも間違った練習をするとスランプになる理由の1つがこれなのです。むやみにスイングバランスを考えないで、ドリルをしてしまうことは、ある意味怖いということを理解していなくてはいけません。

 具体的に、どのように、練習すればインパクトまで前傾姿勢を保てて、かつスイングスピードが速くなるのでしょうか?レッスンのなかでも時間をかけても理解してもらい、手を抜けない要素がこのテーマなのです。

ーーつづくーー


 
2019年05月28日 05:55

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