100を切るために、必要なことは、
①傾斜からビュンと振れるようになって、傾斜からミスしても転がして前に進めるようになること。
②パー4で2回~3回のショットでグリーンに届いて、パー5では4回でグリーンに届くようになれること。
③3打目の50ヤード以内でグリーンのどこでもいいので、乗せられるようになること。
④パターを2回~3回で確実にカップに入れられるようになること。
上記の①~④をバランスよく、1年~3年かけて練習することが100を切るためには必須です。
この条件をクリヤするために、やはりコースで練習していくことが必要であるといえます。スコアを気にせずに、コースに慣れなくては始まらないという気持ちが必要です。練習場だけで、上記の①~④ができるようにはなりません。
一番、悪循環になってしまうのが、、練習場でまっすぐに飛ばさないといけないと考えることです。どれだけ練習場で練習しても、傾斜に慣れるまで振れませんし、まっすぐに飛びません!ミスをして転がしてでも前に行くしか、最初はできない。でも、それでもそこそこのスコアにはなるということが理解できなくては、スコアが良くなることは難しいと思います。
上記の①~④のことができるような、練習プログラムを上手に組めると、凄いショットができなくても100を切ることは難しくありません。上手にこのポイントを抑えて練習すれば、3年以内で100を切れます。
小学生の時の計算ドリルや、漢字ドリルのように簡単なことをコツコツとしたことを思い出してください。ドリルを決められたペースで何年かすると自然と覚えてしまいます。コーチとしての私は本人に無理のないペースを計算しながらレッスンします。もし、自分で練習していくという人は、小学生に勉強を継続して教えるような気持ちで、難しくならないように練習すれば自信が付くことでしょう。簡単なことしか、継続はできません。
大人も子供も、覚えて、身につけるということは同じことなのです。
そして、長年ゴルフを楽しんでいて100を切りたいのに切れないという人は、練習のプログラムが適正でないだけです。素質があるか?ないか?は関係ないのです。
勉強や、他のスポーツでも、なんとなく取り組んでいたら成長がないのと同じです。決められた期間のなかで、計算されたプログラム、的確な問題集、練習メニューがなければ身に付くことがないのと同じです。自分で勉強メニューができなければ学習塾に行く人もいます。スポーツに関しては、練習メニューを組んでくれるコーチ、監督の学校に行かなければ、上級者にはなれないのと同じですね。
もちろん、自分のペースで楽しめて、自己流で趣味として楽しむことは、それはそれで素晴らしいことです。そういう人はレッスンを受ける必要はありません。ただ、早く目標を達成したい人は自己流でやるためには、センスが必要です。運動神経が良くても、ずば抜けたスタミナがあっても、決められた時間のなかで、的確な練習の段取りができる人の方が上達が早いということを理解してください。
ずっとゴルフをやっていて100を切れないという人は、楽しんでゴルフをできていればそれでもいいのです。もし、本当に100を切りたいのであれば、今回のテーマをしっかりと理解してください。身に付くような練習ができていなければ上達はなかなかしないのです。ただ、練習場に行くだけでは、コースでの実戦応用は対処できないことでしょう。
コースデビューをしてから、ゴルフを楽しめている人は、楽しめていることを大切にしてください。100を切れるか、切れないかというのは、多少のモチベーションも必要だということと、今回のテーマの要素を理解したなかで、バランス良く練習できるかどうかなのです。
ゴルフだけでなく、何事も、「覚える!!」ということは同じことなのですね。超本気で覚える時は、、メモとって、復習するということを、しませんか?ゴルフの練習ではメモをすると、練習が面倒くさくなってしまうので、必要ありませんが、覚えようとする気持ちは必要です。
次回は、中級者編の上達ペースの指標を説明しますね。100を切れるようになってから、男性だと80のスコアでまわれるようになるまで、女性だと90のスコアでまわれるようになるまで。どういうペースで取り組まなくてはいけないか?指標を提示してみます。
ーーつづくーー
2019年06月24日 11:41