スイングのアドレス(構え)の重要性 part3
①アドレスにはいる前に、毎回同じルーティン(所作)を決めること。
②同じグリップの握り方をすること。
③打てる、打てないに関わらず、どのような球筋を打ちたいのかを自分なりに決めること。
④自分の体格にあったゴルフクラブを選ぶこと。(シャフトの長さ、ライ角があっていること。)
が、大切なことでした。これを順番に説明していきたいと思います。少し長い説明ですが、頑張って読んでみてください。
上記①の、同じルーティンでアドレスをしなくてはいけない理由とは、ルーティンを守らなくては足のスタンスとボールの距離が一定にならないからです。よく考えてみると、アドレスするときに前傾姿勢の角度や、膝の曲げる角度や、右肘の曲げる角度、右肘の前後の位置が同じでないと、スタンスとボールとの位置は変わってしまいます。
練習していて、ふと思いもよらないミスをしてしまう時に、スタンスとボールの位置が数センチ変わることによってミスが起こってしまうことが、ミスの本当の理由なことが多いのです。
アドレスとボールの位置を治せば済むことなのに、スイングがどうのこうのと修正してしまうと、ミスの理由が分からなくなり、複雑になってしまいます。
では、早速、簡単にルーティンを説明します。(面倒くさがらずしっかりと、読んでくださいね!スイングは本当に難しいので、せめてアドレスはしっかりと!です。)
*ボールを打つ前に、ボールから少し離れる。
*クラブを持った状態で直立した姿勢で、両腕を上から下ろして、胸の上に腕が乗るように構える。
その際にまだ、直立した姿勢を保つ。腕が胸に乗っている状態でより、肘と肘を寄せるように締めると理想的です。
クラブが水平になるように構えて、毎回クラブと腕の角度が135度を目安に同じになるようにする。また、右肘の曲げる角度もこの状態のときに、意識して同じにしておかないと、前傾姿勢をしようとするときに、前傾姿勢が安定しなくなります。
ここまでがアドレスで前傾姿勢をする前のルーティンです。ここまでしないと、同じアドレスはできません。何度も何度も同じアドレスができるように訓練しないとプロゴルファーでもスランプになってしまうのです。次に、前傾姿勢をする時のルーティンを説明します。
*直立した状態ですべきことを確認したら、首筋が背骨と直線になるように気をつけて、膝を軽く曲げ、お尻を後ろに空き出すように、股関節から前傾をします。
プロゴルファーでも様々なアドレスをしますが、体型も関係するので、自分の体型にそっくりなプロゴルファーのアドレスを参考にしてみるのもよいでしょう。鏡を使って、プロゴルファーのアドレスそっくりに真似してみると膝の角度、股関節の角度がある程度理解できます。
ベテランの人は、かえって膝と股関節の角度が曲げ過ぎている人も多いので、よく理解してチェックしてください。
*アドレスが完成したら、前傾したまま腕と胸を締めたまま、左右対象に回してみます。その際に回しやすければ、正しいアドレスと言えます。脇を閉めても、回転しやすいアドレスでなければ手打ちのスイングなってしまいます。
脇を締めると、打ちにくいという人は、アドレスがずれてしまっていることになります。
*最後にアドレスが少しも変わらないように、そーっとスタンスとクラブヘッドの距離が変わらないように、ボールのところへクラブのヘッドを合わせます。
クラブのヘッドを合わせる時に、数ミリでも最初に作った、スタンスとヘッドの距離が変わっては、毎回同じアドレスをすることはできません。
この、ヘッドをボールに合わせる時に、雑になってしまうと全て「水の泡」になってしまいます。
以上が、アドレスを毎回同じにするための最低限のルーティンとなります。簡単なことですがしっかりとルーティンを守らないとすぐにアドレスが崩れてしまいます。上級者になると、もっとチェックポイントができますが、ある程度楽しむためには、ここまでのルーティンで大丈夫です。
アドレスのルーティンを確認しないで、連続でボールを間髪いれずに打ってしまう人は、本当の練習をしているとはいえません。
ただ、ボールを打つだけでは上達はしないのです。
次のブログで、上級者のためにアドレスのルーティンの捕捉をします。難しいテーマですが、スイングで悩む前にすることがあるということを、しっかりと理解しなくてはいけません。ほとんどアマチュアが綺麗なアドレスができていないのは、何故なのでしょうか?少しでも雑にアドレスをすると、アドレスはすぐに錆び付いてしまうのです。
ーーつづくーー
2019年10月29日 15:44