結果に繋がる意味のある練習をするには?!part3
たくさん試合で優勝して、たくさんの経験を積んだタイガーウッズも、コーチの力を借りないと、スイングを維持することができません。誰よりもゴルフのスイングが複雑だと理解しているからこそ、試合で集中するために、役割分担をコーチに任せるのです。
コーチというのは、その人のスイングの特徴を分析して、スイングの中で触ってはいけない所、改善しなくてはいけない所を見極めて、結果に繋げるように、練習のメニューを作っていきます。
一流選手になると、フォームはコーチ、食事は栄養管理士、トレーニングはトレーナーにまかせるようになります。1人で現役選手としてあるレベルを維持するとしたら、とんでもなく労力が必要となります。アマチュアの皆さんも、仕事で考えるとよく理解できると思います。仕事のレベルが上がれば上がるほど、役割分担をしなくては過労になってしまい、1年間を安定して過ごすことは難しくなるのと同じです。経営者だとしたら、仕事の量や内容によって従業員を増やさなくては、仕事の流れは作れませんね。
日本のプロゴルファーが、世界で活躍できる人が少ないのも、この役割分担を上手にマネージメントが上手にできていないからです。モンスター級の選手が集まる世界で戦うのは1人では無理なのです。ですが、賞金を稼げなければその分借金ができてしまいます。プロゴルファーにとって結果に繋げるということは、賞金をいくら稼げるのか?ですから、賞金が大きくなればなるほど、プロゴルファーとしてだけでなく、経営者としての器量が必要となります。
今年のマスターズで、解説者として中島常幸プロが、「松山英樹君も、もうそろそろ、コーチをつけないと飛躍できない。」と言っていた理由が、今回のテーマの核心をついています。
皆さんも、結果に繋げるということは、ゴルフだけでなく、仕事や、勉強や、他の趣味でも、自分のなかでのルール作りがとても大切だということを忘れないでください。レッスン書や、インターネットレッスンで得た情報の1つや、2つで上達することはなかなか無いのです。
「練習場の練習」ではなく、結果に繋げるために練習をするのには、どうすればいいのか、じっくりと計画を立ててみることをおすすめいたします、やみくもに練習して変化が起こるのは最初の1、2年だけです。
練習は絶対に必要ですが、間違った練習は必要はないのです。頑張るのなら、結果に繋げるように頑張らなくては、ゴルフのことが飽きてしまうかもしれません。
ゴルフは奥が深くて楽しいスポーツです。そのことを、深く理解できるようになれたら、どれだけ素晴らしいことなのか?を忘れないようにしなくてはいけませんね。
2019年10月07日 07:12