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ゴルフスイングの複雑な連動性!?part2

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 なぜ、ゴルフのスイングを上手に作っていくことが難しいのでしょうか?



 ある程度、経験を積んでいって、いいスコアがでるようになったとしても、すぐに調子が崩れてしまうのは何故なのでしょうか?


 プロゴルファーでも、絶好調で優勝したり、常に上位にいくことができていたのに、突然調子が崩れてしまって、テレビで見ることがなくなってしまう。それは、スイングの調整がうまくいかなくなるからです。

 もっと上手になりたい!だから、何かスイングを改善しよう!と練習したとしても、

*スイングの軸の角度と、スイング中の軸の考え方。

*スイング中の骨盤と股関節による体の回転量と、回転自体の強さ。

*スイング中の足首、膝、股関節、背骨、肩、肩甲骨、肘、手首、指、の回旋量、屈伸屈曲量のバランス。(それぞれ網の目のように相互関係があります。)

*筋肉の柔軟性、伸長反射(筋肉がバネのようなる作用)、姿勢を保持する持久力。

*スイングのテンポ、リズム。

*1,4秒(スイングは1,4秒以内で成り立っています。)のなかで、ゴルフクラブのフェースの開閉量の調整。クラブの軌道の調整。

*ゴルフクラブヘッドの重心位置にたいしてスイングしたときに、どのような球筋の影響があるか?ゴルフクラブのシャフトのしなり、と捻れ、がどのように球筋に影響があるか?

*精神状態、モチベーションなどのメンタルの影響

等、まだまだ様々な要素があります。

、、、調子が良いということは、これらの複雑なバランスのなかで成り立っているのです。


 思いつきで1つ、2つスイングを調整してしまうと、たくさんのバランスが壊れてしまうわけです、、。


 一流プロゴルファーでも、一度バランスが壊れてしまうと、どのように調子がよかったのか?見失ってしまうというのは、スイングが複雑だからです。


 私自身、初心者をのぞいて、ある程度のレベルをレッスンするときには、本当に慎重にレッスンを進めるようにしています。(初心者は基礎からレッスンするので、レッスンが進めやすい傾向があります。)


 例えば、スイングを観察したときに、

「今はこの部分は敢えて触らず、こっちから改善しよう。」

「ここを治すと、こっちに影響を受けるから、同時に平行してドリルを作ろう。

「調子がよくなって、スコアも安定することができたので、大きく飛躍するために、少しの間(数ヶ月)調子が悪くなっても我慢してもらって、筋トレも取り入れて、畳み掛けるようにスイングを大手術しよう。」

「調子が悪くなると精神状態が不安定になって、ゴルフ自体が面白くなくなってしまうので、なるべくスイングを維持するだけにして、パターやアプローチのレッスンに意識が行くようにしよう。」

と、一手先、十手先と先に先にどうなるか、予測しながらレッスンをしなくては、スイングを改善することはできないのです。

時には、レッスンのときに、スイングを治す順番がうまくいかなくて、「どうすればよかったのか?改善する順番をどのように変えなくてはいけなかったのか?」反省することもあります。満足してもらえるようにレッスンの勉強をしなくてはいけません。プロゴルファーをレッスンするためにも、複雑なゴルフスイングを解析し続けなくてはいけません。



 ゴルフスイングというのは単純に1つのところを改善しようとしても、良くなることは稀なのです。



、、ちなみに、見出しの写真のデカルトの「方法序説」は、私の愛読書です、、。複雑に物事を考えていくときの方法論を説いているのですが、時間があるときに何度も読んできました。ゴルフスイングが複雑なことにたいして、どのように考えていくのがよいかを示してくれます。ゴルフスイングは、私にとっては複雑です。難解なパズル、それがゴルフスイングなのです。





ーーつづくーー
 
2019年09月12日 09:30

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