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ドライバーが好きになるかどうか!?part2

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ドライバーを好きになるかどうか!?

 上手に練習できた人は、ドライバーが好きでドライバーの練習はあまりしなくても大丈夫になる。

 ドライバーがずっと苦手な人は、練習しても、しても不安でしょうがない。

なぜ?その差が出てしまうのか?


 それは、

最初にある程度の正しいスイングアドレス、グリップを学んで、
正しいハーフスイングで練習するだけ、、なのです、、

 えっ!それだけ?と思うかもしれませんが、よく聞いてください。

 間違えたスイングアドレスから、ムチャクチャなグリップで練習していて、安定すると思いますか?

 100ヤード〜150ヤードの距離をドライバーで打って、安定して同じインパクトの音をさせられないのに、コントロールできないスピードで速く振っていて安定すると思いますか?

 ドライバーが苦手な人には、この2つの要素を踏まえて、1.2ヶ月レッスンするだけでほとんどドライバーの苦手意識が薄れてきます。

 逆に言うと、この2つ要素を正確に正しく教えられるのは、3日間、4日間の試合を、どんなときでも安定することを考えつづけたプロゴルファーだけなのです。
 
 皆さんが思っているより、プロゴルファーの練習というのは案外地味で、計算されつくされたことを当たり前のようにしていきます。プロゴルファーはゴルフが仕事なので、皆さんの仕事と同じで、計算されたことしかしません。

 私がプロゴルファーや、上級者のアマチュアのレッスンをしていて、ドライバーが不安になった、
となった時に、
100ヤード〜150ヤードを打たせて、芯に当てずに同じ所に落とせるかどうかチェックするのですが、それができないのに、速く振らせて練習させると思いますか?

 そこで、ここからが肝心なところです。

自己流である程度スイングのことが分かった中級者レベルになると、振ってしまったほうが安定すると決めつけてしまい、
    「ごまかす」

ことができてしまうのです。

 曲がるから、振ってごまかす。

これがドライバーを嫌いになってしまう、本質的な原因なのです。

 そもそも、振ってごまかす!振り切る!という練習は、その場しのぎの対処療法で、
根本治療ではないのです。
ごまかして振り切り続けた人が、ドライバーのことを嫌いになっていく、、


 きっちりとレッスンカリキュラムを組んで数年に渡ってレッスンを進めていき、振ってごまかさないでスコアメークができるようになって、安全に飛距離アップもしていく。

 飛距離アップをしていて、スランプになったら、飛距離を落として安定させる。

 それを計算して上手に練習していくと、飛距離を落として安定させることが深く理解できて、ドライバーを練習しなくても、飛距離を落とすだけで不安が無くなるようになるのです。そのように練習できた人は、ドライバーの練習をしなくてもいいと思えるようにります。

 当たり前のことですね。

そこで、振ってごまかしてしまった人は、
せっかちになり、
焦る癖ができ、
軽く振っても安定しなくて、
パニックになってしまう習性が着くのです。

 これって、ゴルフだけでなく、日常生活でも同じことだと思いませんか?

 焦ってしまって、せっかちになり、物事を味わって本質を理解できなくなる、、

 本当に何かを楽しむ、有意義な時間を過ごすことができなくなる、、

 これは考えかたが上手か下手かということになります。

 あなた自身の人生の中で、どのようなことでもいいので、噛みしめるように物事に取り組めて、有意義な時間を過ごすことができた、と、思えてきたことがあるのか?
どうでしょうか?

 せっかちに結果を出してきたけど、味うことを忘れてしまった、、なんのために一生懸命にやってきたのか?と後悔する。


 それに対して正しいことを、噛み締めて、焦らずに、理解して成長していくことができるか?


 ドライバーが好きになるかどうかは、それと同じことで、正しいことを、噛み締めて、焦らずに、理解していくだけなのです。

 

 このことを、自己流でできる人はいるのでしょうか?

私の知る限りでは、なかなかできる人はいません。

 学校の勉強を塾に行かずに自分の勉強方法を見つけ、時間を効率的に使って良い成績を出す。

 社会の仕組みを深く理解して、その流れの中で自分自分にあったシステムを作って、自分で仕事を始めて、安定した収入を得る。

 会社組織のなかで働いていて、今までの習わし、システムに疑問を持ち、多くの人を説得して、抜本的に効率的なシステムに変えていく、、。

世の中にこのようなこのができる人はいなくは無いですよね。でも、少数派になります。



 結局は、ゴルフを始めて数年で練習のやり方、上達のシステムを作り上げられなかった人は、そのやり方、システムのなかでの成績で止まる。

 では、どうればいいのか?

勉強のやり方がわからなければ?

効率の良い仕事のやり方を覚えるためには?

ドライバーの不安が無くなるような練習方法を学ぶためには?

 どうすればいいのでしょうか?



 そうですね、

 2.3年経っても変化が起こらないのなら、結局は教えてもらうしかない訳です。

 自分でなく、他の人が2.3年一生懸命やっていて変化が無いのに、そこから上達すると思いますか?人のことだと冷静に判断できるのに、自分のことになると分析できなくなる。

深い経験を積んだ人に、教えてもらう勇気を持つ。

敢えて習う。

 自分だけでやりたい!でも結果がでない。それを続ける。
変わらない、、、

 最初の数年で結果を出すことができなかったら、そこから変わることはあるのでしょうか?、、、無くはないかもしません、、、血のにじむ努力をすれば、、

 でも、ゴルフだけで無く、他のことでも最初にちゃんとしたことを習えばよかった、と思ったことはありませんか?

 人には、
  人の話をよく聞きなさい。

   素直になりなさい。

と、言っているのに、ドライバーが不安でしょうがないのが続いていて、人の話を聞かずに、不安なままで、素直になれない。


これってどうなんでしょうか?

 もちろん、深い経験を積んだ人でなければ素直になる必要はありません。誰にでも素直になるというのは、危険ですよね。


 ドライバーを正しく練習できた人は、ドライバーが好きにって練習しなくても不安が無い。

 闇雲に振ってごまかしてしまった人は、不安のシコリが残る。

 

   やっぱり始めが肝心!?


 正しいことを練習すれば必ず成長する。

  
 間違ったことをどれだけやっても、間違ったまま。

間違ったまま、頑張ってしまう。


そこで、間違えていたことを認めて、敢えて習う。


 敢えて習う勇気を持てるかどうか?


 素直になるということはあなたにとって難しいことですか?

 不安だったり、成長を感じないのに、その練習を続けていてもよいのでしょうか?

 ドライバーが好きになれた人というのは、、?

最初正しいレッスンを、正しい練習をした人だけなのです。自己流で、1人だけでドライバーが好きになるなんて天才の人以外いません。

本当のゴルフ上級者が、これからゴルフを本気で始める人に言うこと、

それは、一番最初にちゃんとしたプロゴルファーのレッスンを受けたほうがいいよ。
最初からちゃんとしたことを習っておけば無駄な練習をしなくて済むんだから。

、、なのです。

 ドライバーが好きになるかどうかは、正しいプログラムでバランスの良い練習を数ヶ月練習するだけなのです。

 子供や新入社員が3年から6年計算されたプログラムで時を過ごしたら、ゴルフでも勉強でも仕事でも必ず成長する。当たり前のことですね。



→→おわり←←



 
2021年04月17日 20:26

ドライバーが好きになるかどうか!?

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 皆さんはドライバーのショットに自身を持っていますか?
 
 ドライバーのショットというのは、刺激的で、飛ばせるようになるとヤミツキになってしまうものなのですが、
練習のやり方を間違えてしまい、苦手意識を持つと、ドライバーを見るのも嫌だとなってしまいます。

 よくよく考えてみると、ティーアップして、同じ状況から自分のタイミングで打てるので、本来ならそんなに難しいものではないはずなのですが、ドライバーの打ち方が分からなくなると、いくら練習してもどんどん悪くなる。それがドライバーの難しいところです。

 ゴルフレッスンをしていと、ドライバーの苦手意識を持っている人と、ドライバーを楽に打てて大好きな人と分かれるのですが、そこには深い理由があります。

 技術的な問題と、考え方の問題。

言い換えると、練習のやり方が上手か下手か?コースマネージメントを考えながらドライバーを打つときのルールを作れているかどうか?
と、なってしまうのですが、
どういうことなのか?を、説明していきます。

根が深い問題なのですが、サラッと問題を整理していきます。

→→つづく←←
2021年04月04日 05:41

家の中でパター練習には御用心!?

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 パターのレッスン、練習方法はとても指導がデリケートです。

 とても単純な振り子の動きのなかで、柔らかく滑らかに再現性を養っていくことがパターの本質的なことなので、レッスンを進めていくには手間がかかります。

 アマチュア上級者や、プロゴルファーに対してのレッスンで、パターのレッスンは必須ともいえるレッスンなのですが、楽器を上手に弾けるようにする、字を美しく書けるようにする、ということと同じなので、
やって見せて、してもらって、感じてもらって、反復する、そして微調整を繰り返すことになります。

これこそ、匠の世界。

 本当にパターのレッスンを受けたければ、コースラウンドレッスンが一番理想ですし、ロングパット、ミドルパット、ショートパットを色々な距離で、フック、スライス、下り、上りのラインで、
優しく、楽に、簡単にカップにタッチを合わせられるようになるには、プロゴルファーのデリケートなタッチを肌で感じることが、本当は一番の上達の近道です。

 既に、私のラウンドレッスンを受けたことがある人は、パターのボールの転がり方や、ラインの読み方が、いかにプロゴルファーが繊細で、訓練されているのかを感じられているかと思います。

 そこで今回のブログの本題になるのですが、
そのデリケートなパターの練習で絶対にやってはいけないことがあります。別の言い方をすれば、すればするほど実戦で下手になってしまうこと。

 それが、古くなって転がり方に癖のついたパターマットで練習し続けることなのです。

 初心者のころはパターに慣れるという意味では、パターマットはとても効果があるのですが、コースに慣れてきて2パットでいけるようになりたいレベルになってくると、
この癖のついたパターマットで練習している人ほど3パットしてしまうようになるのです。

 また、いつかパターの技術や、練習方法はブログでも書いてみようとは思っているのですが、パターというのは本当はロングパットの練習が一番最初に大切になります。
 
 なぜなら、どれだけショートパットを練習してもロングパットで1メーター以内に寄せなければ意味はないからです。3メータ以上のミドルパットなんてプロゴルファーでも全部は入れられませんので、バーディパットの練習をする以外の目的でなければミドルパットの練習は全く必要ありません。

 ロングパットを練習して、ショートパットを練習する。
ミドルパットは全部2パットでいけるようになってから、
が基本です。

 癖のあるパターマットで練習していると、その癖をかき消すかのように強くヒットしてカップに入れる癖が付くので、コースで下りや、大きく曲がるフック、スライスでありえない程の強いタッチで打ってしまい、返しのパットが遠くなるのです。

 実は、この癖のついたパターマットで練習している人ほど、強く打つ癖がついていることが多いのは事実なのです。

 1打目のパットを1メーター以上、簡単に打ってしまうなんて、、、

 パターの練習の仕方は、パターマットを使わなくてもいくらでもあります。どうしても、家で練習したい方は真っ直ぐ転がる床や廊下で練習するほうがいいですし、タッチも振り幅も関係なく、強くヒットしてパターマットを練習するぐらいなら、パターの素振りをしていたほうがマシということになります。

 3パットが無くならない人は、家で練習するのではなく、コースに早めにいって10分でもコースの練習グリーンでロングパットを練習しなくてはいけないということを、理解して欲しいと思います。

 全く3パットをしないレベルの人は今回のテーマは、関係ありませんが、1%でもカップインの確率を上げたい人は、プロゴルファーのパットまでレッスンしている私の元へお話しを聞きに来てはどうでしょうか?

 パターの最終のレベルは、匠の世界です。

正しい練習、正しい知識が無いとパターが上達することは無い。ゴルフを何年もしている人ほどこのことは身にしみて感じているのではないでしょうか? 


 
 
2021年03月28日 12:21

右に飛んでいくミスを手を返して治してはいけない!?

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 ゴルフ初心者の頃を思い出すとボールが、右にしか飛んでいかなかった人は多いのではないでしょうか?

 たくさん練習して、いろいろなことを乗り越えて、ある程度打てるようになると、
 ボールを左に引っ掛けるミスをするようになる。

 たくさん練習した、かなりの上級者でも油断するとドライバーだけ左を引っかけてしまう人はとても多いのが実情です。

 左に引っかけるミスのことを、「チーピン」といいます。このチーピンというのは、麻雀の牌のなかで左に曲がっていくボールの球筋と似ているので、チーピンと言われるようになったことは知っていましたか?

 この左に引っかけるチーピンというのは、原因の根が深く、間違って練習してしまうと、ゴルフが上手になっても「チーピン」のミスが出てしまうのです。


 上手に練習出きた人はドライバーで全く悩んでいなくて、間違って練習してしまった人は、飛ばしたい!と力んだ瞬間に突然、自分の意識とは裏腹に左に大きく曲がっていってしまうことに悩んでいる。これがチーピンです。

 この運命の分かれ道とも言える、ドライバーが好きになるか嫌いになるのか、という状況は何で起こるのでしょうか?

 もちろん色々な技術的な事も絡んできますし、細かい話も他にはあるのですが、簡単に説明してしまうと、
 
 右に飛んで行くミスを、インパクトゾーンで手を返して治そうとする行為が、複雑なスイングのなかで暴発して壊れてしまい、信じられないほど左に曲がってしまうのです。

 よく「チーピン」で悩んでいる人の特徴を見ると、ビューンっと勢いよく振れていて、ある程度方向性は関係なく飛ばせている人達に多いことが分かります。
 逆にドライバーが飛ばない人、筋力がない人にはチーピンは無縁とも言えます。飛ばせないことで悩んではいるものの、チーピンでは悩んでいない。

 ここで1つの悪質ともいえる事態が起こる訳です。
それは、、、
自分がチーピンで悩んでいるのにも関わらず、飛ばせない人や、力の無い人、右にばかり飛んでしまう人に、
        「手を返せ」
と、アドバイスしようとしてしまう。

 本当にこれだけはヤメて欲しいアドバイスなのですが、手を返して振ると、その場でビューンっと音がして、ヘッドスピードが速くなり、右にいくミスが左に飛ぶようになるので、手を返せ!と言ってしまう。まるで、自分のチーピンの世界へと引きずり込むように、、、

 本当なら基礎練習や、正しいインパクトの形を丁寧に教えて、体の正しい使い方、体の軸のスピードを上げていけば、どれだけ力の無い人でも、ある程度は飛距離アップはできるものなのですが、少し手間がかかります。

 なので、最初はプロコーチのレッスンを受けたほうがいいと言われるのは、ボールを飛ばせるようになる為の過程の練習が、間違えてしまうととても後悔するからなのです。

 アマチュアの人が、アマチュアの人にレッスンしようとすると、本当は人それぞれの練習があるのにもかかわらず、自分のやっていることを単純に教えてしまったり、その場限りの対処療法レッスンをしてしまう。
 ゴルフのレッスンというのは、たくさんのレッスン方法を知っていて、その人に合うように言葉を選んで導くものなのです。

 プロゴルファーでも皆レッスンが上手なわけではなく、自分とは違うスタイルゴルファーに対して打ちやすくするレッスンをするためには、プロゴルファーでもレッスンの勉強が必要です。

 なので、プロゴルファーからプロゴルファーへレッスンするということは稀で、コーチングの素質のあるプロゴルファーが試合を引退して、人のためにレッスンできる人が、プロゴルファーをレッスンしているということを、アマチュアゴルファーは知らなくてはいけません。
 プロゴルファーが、アマチュア上級者が、皆、レッスンができるわけではないのです。
 逆に、プロゴルファーでも、アマチュア上級者でも滅多に、人から頼まれない限りアドバイスしようとはしません。頼まれてもいないのにアドバイスしようとするのは、、、


 右に行くミスを、飛ばせない人へ、「手を返せ」とアドバイスしてしまう人は、無責任な人です。
 もちろん状況によっては、「手を返す」こともレッスンで必要とする時もあるのですが、デリケートに、打って見せて、手取り足取り上手に手を返させないと、チーピンの世界へ招待することになってしまいます。 


 もともと、ドライバーが大きくなったのは、慣性モーメントを大きくして、返りにくくして、ミスヒットに強くするためです。その慣性モーメントを使って一流選手達は、飛んで曲がらないショットを打っているのに、


  慣性モーメントが大きい、返りにくい、大きなドライバーを練習している時に、飛ばないから、右に行くからと、手を返して治そうとすること自体、安直すぎるとは思いませんか?
  意図的にヘッドを返りにくく設計されているのに、返す?変ですね。

 右にいくミスの治し方、飛距離アップのドリルは、いくつもの方法があります。

 チーピンで悩んでいるベテランの人も、上達する過程の中で、右にいくミスを、乱暴に手を返すことで解決してしまった経緯があることがほとんどです。そのスイングにどれだけ、色々な練習を試したとしても、根本的な動きを正しい練習で数ヶ月練習しなくては、チーピンは治りません。


 チーピンで長く悩んでいる人をレッスンするというのは、とても難しく、手間がかかるのです。

 それなのに、「手を返せ」と人にいう人は、まず自分のチーピンを治してからにして欲しいと、私は思ってしまいます。手を返さなくても練習の方法はいくつもあるのですから。
 
 

 
2021年03月16日 16:13

インターネットのレッスンや雑誌のレッスンを見ても何故?上達しない!?

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 最近、スイングに関してのスイングの細かい技術的なことを、私がブログで書いていないことに気がついていた人もいるかと思います。

 実は、あえて書かないようにしていたのですが、この事について少し説明しておこうと思い、今回のテーマにしてみました。

 いつもブログに書いているように、ゴルフスイングというのは、とても複雑でデリケートなものなので、ゴルフスイングを良くするということは、本当に難しいことです。私の過去のブログで、「練習で調子が良いとき程ご用心!?」を読みかしてから、今回の話を見ると、深く理解できるかもしれませんので興味のある人は読み返してみてください。ルービックキューブの写真の時のブログです。



 スイングの技術的な要素を書こうと思えば、どれだけでも書けてしまいます。

そして、それを書いたところで、そのテーマがそれを読んだ人にとって、本当に必要なことなのかは人によって違ってきます。読んだ人のゴルフの力量によっては、見なかったほうがいいこともありえるのです。

もし、もともと無意識にできているのに、無意識で出来ていたということを自分が認識していないので、出来ていないと勘違いして、見てしまったスイング技術の解説を一生懸命してしまうことになる。

これは、とても馬鹿げたことです。

 なので、インターネットでのレッスンや、ゴルフ雑誌のレッスンを見て練習したとしても、本当に自分にとって意味のあることなのかは怪しまなければいけません。

 
ですが、見てしまったが最後。見たことが気になって、それを練習してしまう。

 1.4秒で終わってしまうスイングのなかに、沢山、沢山色々な要素があるのに、、、


 普段の生活のなかで、自分の生活の流れの中で、自分に関係あるかないかという観点で、沢山の情報を選んで取り入れるのか?取り入れないのか?を、皆さんは情報の選択を迫られて生きているのですが、見たこと、聞いたことを全てやる!って、ありえなくないですか?

 自分に関係のないこと、自分には合わないことはあえて忘れようとする。これができないと、脳の記憶力の限界を超えて、パニックになってしまうことになります。

「知らぬが仏」

 知らなければよかった。だから、忘れてしまおう。と、今までの人生のなかで、このように思ったことは、ありませんか?

せっかく上手くいってるのに、こんなこと知らなければよかった、、と。


 レッスンを計画立てて、レッスンを進めているなかで、インターネットレッスンを見てきてしまう人は、とてもレッスンが困難になってしまいます。

計画して練習しているスイングの修整箇所を続けて練習しなくてはいけないのに、余計なものを見て、気になってしまって、横道にそれてしまう。

気になってしまうと納得しないと、元の継続していた必要な練習に戻れない。

 なので、レッスンを計画して進めている時に、違うコーチのレッスンをインターネットで見てきてしまう人は一時的にレッスンを中断しなくてはいけない。その気になったことを説明して、そして計画していたレッスンに戻る。

それを繰り返してしまう。


 レッスンを進めている最中、たくさんあることのなかから、かなり計算してその人のために絞りだした練習ドリルなのに、
自分で他のレッスンを見てきてしまう人は、かえって迷うだけです。

 レッスンを受けている最中は、他のインターネットレッスンや、雑誌のレッスンを見ないようにしてください、と言うのは、せっかく対価を払ってレッスンを受けているのに、自分からレッスンの効果を薄めてしまうことを防ぐためなのです。

 どうしても見てしまう人は、それはその人の性格なのでしかたないのですが、レッスンがいつまでたっても進まない、、、レッスンを受けているのに何故?

 





 これからも、もちろん、一流選手のスイング技術や、あるスイングの技術をブログでも、書くこともしていきますが、見たことを全て試してみようとはせず、そういう考えもあるんだな、でも今はうまく言ってるから、頭の片隅に置いておこう、と思って見るようにしていただけたら理想だと私は考えています。

 スイングは人それぞれで、自分の目的にあった練習をしていかなくては、上達は望めないことでしょう。

 実際の話、私がレッスンの仕事をしていて、上級者から初心者まで、レッスンの内容を決めていくことはとてもデリケートで、大変な作業です。きっと素人の人ではどれだけ計算して話を進めているのかは全て理解はしてもらえない。それでも、信じてもらってレッスンに来てもらう。

 レッスンにとても責任感を感じて、私はレッスンをしています。


 せっかく、上手くいっていたのに、自分で自分の選んだ、なんとなく見てしまったドリルでスイングを壊してしまう。

 ゴルフスイングでも、どんなことでも筋を通すことはとても大切です。
 時間をかけて筋を通せた人は信念のある人。

 一本道。

色々レッスン動画を見て、脇道にそれていると日が暮れてしまいますよ。




 
2021年03月07日 16:19

コースでできないことを練習していていいのですか!?

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 この冬と春の境目の時期に毎年あることが起こってしまいます。
 私は日々ゴルフにたずさわっているので、年間の人のやる気の推移を観察し続けています。観察していると毎年必ず多くの人に当てはまってしまうこと、それが、せっかく暖かくなって芝が生えてきたのにも関わらず、それと人のやる気が比例しないのです。

 それは何故か!?


 冬に頑張ってきたことが、春、夏に成果が出ないからなのです。

 ゴルフというのは、初心者のレベルを抜け出すと、コースで成果を確実に上げるのが難しくなってきます。

 女性では100あたりのスコアを切り始めた時、

 男性では90あたりのスコアを切り始めた時、

ベストスコアを更新する期間が徐々に長くなってくるのです。

 人によっては、ものすごい熱量で練習して、たくさんラウンドして、信じられない程のいいスコアを出してしまう人がいますが、それはかなりの投資をしないと無理なことなので、このケースは今回は除外します。短期間にいいスコアでまわれても、それを維持することも難しいことなのですが、、、

 週に1回で練習して、コースに慣れれば慣れる程、ある程度は楽しめるようになりますが、ある時期を超えると上達が停滞してしまう。ほとんどのゴルファーがこのことを聞くと、耳を塞ぎたくなるのではないでしょうか?

 ゴルフを初めての3年を過ぎてくると、ベストスコアの更新が、、できなくなってくる。


 ゴルフというのは、コースで打てるようになる、コースで成果を上げるということが、本当に難しいスポーツです。

 練習場で練習していても、

 傾斜

 クラブの番手選び

 アプローチ

 パター

 バンカー

 ゴルフ場の景色に惑わされないようにアドレスする

 ミスショットしたあとのメンタル

 疲れた時のスイング

 ご飯を食べた後

 同伴者に恵まれるか!?


本当にコースで勉強して成長することは沢山です。


それを、練習場だけでスイング作りにせっせと励んでいても、傾斜、疲れたとき、ミスショットした後には、練習したことがすっ飛んでしまって、やる気がバッサリ無くなる。

 この現象が冬から春にかけて起こりやすいのです。


コースで自分の実力でできること。

自分の実力のなかで、本当にコースで実践できること。

疲れたときににもスコアメークできるスイング。

アプローチとパターとバンカー。


今の時期には、実力に対して謙虚な、実践的な練習をしておかないと、せっかく暖かくなって、芝も生え揃えた絶好の時期に後悔することになるのです!?

ゴルフだけではなくどんなことでも、結果に繋げるということは、ある程度のシミュレーション能力、計画する能力が必要です。

とにかく頑張る!?では頑張った後に結果に繋がらなかった時の反動は計り知れないほどのダメージです。

ある程度、結果に繋がっている時、、練習の成果が出ている時には、難しい練習ドリルにチャレンジしても趣味としてはいいとは思いますが、

ずっと結果に繋げられない練習をしている人!?

この冬から春にかけての時期には要注意です。


実のある練習をするように、実力にあった謙虚な練習ドリルを選ぶことさえできれば、済むのですが、、、

ずっとベストスコアが出ない、練習が楽しくなくなってしまった人は、数カ月プロコーチのレッスンを受けてみることをオススメします。できたらプロまで指導しているコーチが理想です。1.2回のレッスンでは癖は治せませんので、半年、、、少なくて3ヶ月はかかりますが、ベストスコアがでないのであれば、練習代をレッスンにあてたほうが、良いと考える人もいます。やはり、それは人それぞれですが、結果に繋がらない期間が長い人は、よく考えて練習なくては練習代がもったいないかもしれません。



もちろん趣味の楽しみ方は自由です。でもその趣味が、頑張って苦しくてつまらないのなら、どのようにしたら流れを変えることができるのでしょうか?

正しく頑張ることができたのか?

その答えはスコアとして出てしまう。

それが、ゴルフというスポーツなのです。

 
2021年02月28日 12:16

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part3

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 コースでプレーしていて、ボールのある所の芝の状況が湿っていたり、枯れていたりすると、経験を積めば積むほど、ミスをしやすいと連想しやすいと考えるようになってきます。


 そこで、一昔前は全てダウンブローに鋭角にボールを捉えるようにしなくてはいけないと解決してきました。

 このような悪条件でダウンブローで打つということは、とても難しく、練習量と、筋力と、スイングリズムがないとできないので、上級者やプロゴルファーしか打てないということが起こってしまっていたのです。

 今では、シャローな浅い軌道でハーフトップ(ボールの赤道付近の上の部分を打つ技術)を打つ方法で、悪いライから乗り切るという解決方法があり、ちゃんと理解して練習すれば、そちらのほうが筋力が無かったり、ゴルフ経験が浅い人でも、楽に楽しくゴルフをプレーできるようになるのですが、
  どうしても、コースで悪いライのときには、ダウンブローに鋭角でなければミスを解決できないと決めつけて練習してしまう。

 もちろん、私はダウンブロー、シャローのレッスンのどちらでもレッスンはできるのですが、楽に楽しくゴルフをしたい人や、筋力が強くない人には、シャローのレッスンをするようにしています。なぜなら、とても練習量が少なくてすむからです。


 ダウンブローだけで練習するようになると、筋力がある人はある程度は、ダウンブローの技術を習得できるようになるのですが、筋力のない人は、結局ボールを鋭角に上から打ちすぎて、直接ボールをクラブヘッドをぶつけられるようになっても、ヘッドスピードが無いので、ボールが高く上がらなくなってしまう。

 ゴルフ歴が長くても、ユーティリティや、フェアーウェイウッドが全く楽に打てないという人が少なくないという理由が、
実は、乱暴なダウンブローにしなくてはいけないというレッスンが原因ということが少なからずも理由の1つになってしまっていると、私はコーチとして思っています。

 そして、ものすごいダウンブローの練習をしてある程度、ダウンブローで打てるようになった上級者でも、ダウンブローのデメリットに悩まされてしまう。

 それが、ドライバーの飛距離が自分の理想の距離まで飛ばなくなってしまうという、副作用なのです。

 飛んで行くときのボールの回転数が多すぎて、その回転数で吹き上がってしまう。

 せっかくダウンブローで打てるようになったのに、ドライバーが飛ばない。

 このようなジレンマに悩まされてしまっている上級者がいかに多いことか、、、

 レッスンを日々こなしていると、練習をどれだけしてもドライバーの飛距離が飛ばないと悩んでいる人が、ダウンブローで打ちたいと言う人に多いということ。

 そこに、昔のダウンブローのレッスンの闇の部分が見て取れるのです。

 ドライバーのテクノロジーが進化しているのに、進化している分だけボールが飛ばせない人が多いのは悲しいことです。

 →→つづく←←
2021年02月12日 16:00

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part2

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 私も、昔、15年前は、ダフったらダウンブローに打たなければと練習していた時期がありました。ダウンブロー、ダウンブローと、世の中が、ダウンブローという言葉で蔓延していたからです。
 初心者の方のために説明すると、ダウンブローというのは、ボールを打つ時にゴルフクラブのヘッドを高い所から鋭角にボールを鋭く捉えるイメージのことを、ダウンブローといいます。

 時代が流れとともに、クラブとスイングが進化していくとダウンブローの反対、シャローに打つことが求められるようになってきました。シャローというのは、ボールを打つ時にゴルフクラブのヘッドを低い所から鈍角にボールを目標に運ぶように捉えるイメージのことを、シャローといいます。

 時にスイープに打つ、と言われることがありますが、ホウキを掃くように打つという意味からスイープと表現されますが、シャローと同じ意味です。今回はシャローの「浅い」という言葉のほうが、ダウンブローと対比できるので、シャローという言葉を使います。


 このダウンブローと、シャローというスイング技術が今のゴルフのレッスン界ではごちゃごちゃになっていて、どのレッスン書を見ても、
「結局どっちの技術で打つの!?」
と、頭の中が整理できていない人が多くなってしまいます。


 本当の本当は、、、プロゴルファーはこのダウンブローと、シャローはゴルフ場のボールのあるところの地面の状況によって使い分けているのですが、、

 ただ、高い球筋、低い球筋、ドロー、フェード、を打ち分けられるからこそ、プロゴルファーはダウンブローと、シャローを使い分けられるのであって、アマチュアの方のほとんどがそのようなことをしていたら、沢山練習しなくてはいけなくなってしまいます。

 限られた練習時間のなかで上達しなくてはいけないアマチュアゴルファーは、ダウンブローかシャローの技術を選ばなくてはいけなくなるのですが、その時の選択でダウンブローを選んでしまうアマチュアゴルファーは、とても苦労することになってしまうのです。


 ライ(ゴルフ場でのボールの下の地面の状況)が悪い時にダフってしまうと大きくボールの飛距離が落ちてしまうので、ダウンブローに打って、直接ゴルフクラブとボールをコンタクトさせてミスを解決しようとしてしまう。直接ボールを打てばダフらなくなる、、

 ダウンブローで解決してしまうことによって、ミスは無くなることになるのですが、そこで大きな代償を払わなくてはいけなくなるのです。

 この大きな代償を払わなくてはいけないというのが、最新の大きなドライバーの性能を使えなくなってしまう悩みです。

 アマチュアの上級者のほとんど、もしくは昔のスイングのプロゴルファーが、アイアンからフェアーウェイウッドまでは得意なのにたいして、最新の大きなヘッドのドライバーだけ悩んでいるというのが、レッスンをしていると、とても多いことが分かります。これは、ダウンブローのデメリットなのです。

 もしくは、フェアウェイウッド、ユーティリティが嫌いになっているアマチュアの方も、ダウンブローに打ちたいという人に多いのが現実です。

 この、シャローと、ダウンブローの技術のなかで、どうしてもシャローの打ち方で徹底できなくて、ダウンブローで解決してしまう。

 ジレンマですね。

ダウンブローで打つと大きなミスは無くなるけど、ドライバーが飛ばなくなる、、、


 いったいどうすればいいのでしょうか?


 ダウンブローで打てるけど、ドライバーの飛距離が何年もどうしても伸びない、最新のスイングを教えて欲しい。私の今までのレッスン依頼の中で、このような上級者、プロゴルファーのレッスン依頼が何十、何百とあったことに、
「昔のゴルフレッスンの闇」が見えてくることになるのです。

 このジレンマを説明できるゴルフコーチが日本のゴルフコーチに少ないと、私は思っています。


 では、説明していきたいと思います。

→→つづく←←





 
2021年02月03日 06:23

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?

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 今回のジレンマシリーズは、ゴルフ歴が長いほど陥りやすい、ショット、アプローチの「ダフリ」のミスに対しての対処方法のジレンマです。

 ある程度ゴルフスイングの侘び寂びが分かってくると、ミスをしてもスコアメークができるようになります。

 このミスをしてもパーを取れるようになってきたときに、してもいいミスと、してはいけないミスを、自分の中でしっかりと区別できた人は、どのような状況でも乗り切れるようになるのですが、

 元々、今の腕前のレベルなら、してもいいミスなのに、やたらとそのミスが気になって治そうとしてしまうと、バランス良く練習できなくなって、偏った練習になり、偏っだスイングになっていってしまう。
 
 ゴルフというスポーツは、ゴルフ場の傾斜からスイングをするというスポーツなので、傾斜地から全てナイスショットをするのはプロゴルファーでなければできないのかもしれません。

 逆に言うと、全てナイスショットをしなくても、アマチュアとしては上級者になれるとも言いかえることができます。

 このような考え方の中で、「ダフリ」のミスに対してどのように対処していくのか?その対処方法の考え方だけで楽しいゴルフになるのか?苦しいゴルフになるのか?が分けられてしまうのです。


 このジレンマシリーズのテーマは、普段、あなたが生活しているなかで、仕事、プライベートのなかで、気にしてはいけないこと、気にして解決しなくてはいけないことを、上手に区別できているのか?ということと似ています。

 限られた時間の中で、気にしてはいけないことを、気にしてしまうと、結果に繋げることができずに挫折してしまうことになるかもしれません。

 気にしてはいけないダフリを、気にしてしまう。

どうすればいいのでしょうか?

→→つづく←←


 
2021年01月28日 05:48

ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part6

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 なぜゴルフが上達したい人が、筋肉トレーニングをむやみに、やたらに、してはいけないのかが、前回までのお話しでご理解していただけたでしょうか?

 せっかく練習して身につけた感覚を、筋トレでリセットしてしまうことは避けなくてはいけません。

 ただ、健康のために生活のなかで行っている運動は絶対にやめてはいけません。あくまで、今回はゴルフが上手になるために、ゴルフに関係のない筋トレをしてはいけないと説明しておりますので、健康のための運動は是非とも続けてください。

 それでも筋肉トレーニングをしてみたい、一流選手に憧れるからムキムキになりたい、というアスリート系のゴルファーはどうればいいのでしょうか?


 それは、プロゴルファーがトレーニングをどのようにしているのか?を考えてみたらいいかもしれません、

 、、、が、、、自分のスイングフォームができていて、ある程度のスコアが安定してでていなければ、筋肉トレーニングの内容を決めることができません。

 どういうことかというと、普段ゴルフをしていてスコアメークが出来ているなかで、そのプレー内容のウィークポイントを理解して、初めて本当のトレーニングを組み立てていくのです。

 疲れてくると体幹がブレる、
 安定はすごくしているがとにかく飛距離が足りない、
 ある部位が怪我をしやすい、
 筋肉をつけることによってスイングを修整する、

など、目的は様々です。

 とにかくゴルフのスイングというのは、アドレスの状態から振り切るまで、色々な関節を捻りあげなければいけません。その一連の動作を覚えている時に、むやみやたらに筋肉をつけてしまうと、関節の可動域が狭まるので、すぐにスイングのバランスを壊してしまうのです。

 ある程度スイングを形成して、同じリズムでスイングできるようになって、そこから初めて恐る恐る筋肉トレーニングの内容を決めていかなくては、いつまでたってもスイングが良くなることはありません。


 どのようなスポーツでも同じことがいえるのではないでしょうか?

 正しいフォームを身につけるまで、不必要に筋肉トレーニングをしてはいけないのです。

 逆に言えば、正しいフォームでそのスポーツをすることそのものが、筋肉トレーニングになっているということです。正しいフォームというのは、関節に対して無駄のない利にかなった動きということなので、正しいフォームを身につけることに全力を注げばいいわけです。

 子供で考えてみてみると分かりやすいかもしれません。

 スポーツをしっかりやってきた人なら分かると思いますが、正しいフォームが出来ていないのに筋肉トレーニングをしてしまうと、関節の怪我が絶えないのです。

 怪我をしにくくて、練習もたっぷりできる、正しいフォームを身につけたら、筋肉トレーニングをしなくてもそのスポーツのなかでしなやかな筋肉が形成されていくのです。
 
 なので、どのようなスポーツでも、そのスポーツに必要な、しなやかな筋肉というのは、そのスポーツのプロフェッショナルをみれば一目瞭然です。ボディビルダーのような岩のような筋肉を身につけたらそのスポーツのしなやかなフォームを身につけられないのです。


 私がレッスンをする際は、正しい動きを正確に、関節の動きを理解しながら、レッスンを進めていくのですが、正しいフォームというのは、本当に怪我をしにくくなるものだと、コーチをしていて強く思います。

 自己流である程度上達してきて、さぁ、筋肉トレーニングをもっとするぞ!!と思ってしまうと、運のつき、、、そこからは悩みの連鎖へはまり込むことになります。

 正しい努力、無駄な努力。

結果のでるスポーツというのは、無駄な努力もあるという厳しい現実を突きつけてくるものなのです。

しなやかで、リズミカルな動きができるまで。筋肉が足りないと思うなら、何度も素振りをすればいいだけのことです。

実は、レッスンに来る人の多くは、他のスポーツをしっかりとやったことがある人が多いのですが、それは最初に正しいフォームを身に着けなければ、上達が止まるということを、他のスポーツで経験しているからなのです。餅は餅屋。その道の専門家に習うこと。それが上達の近道なのです。上達してから、そこから筋肉トレーニングを敢えてする。筋肉トレーニングというのは、上達の妨げにもなるということを、一流アスリートは皆、経験してきているのです。


丸山茂樹さんが、鈴木イチローさんにどのような筋肉トレーニングをしたらいいのか?質問したときの、イチローさんの答えはわかりましたか?このテーマの最初の所でに質問しましたね。

イチローさんは、インタビューにこのように答えたのです。

「私は筋肉をつけることに興味はありません。理想のフォームができるように、正しい動きをいつでもできるようなトレーニングを大切にしてしまいます。必要のない筋肉をもしつけてしまえば、私の選手生命は短くなることでしょう。」


イチローさんらしい答えですよね。ちなみに私はこのインタビューを見たあとに、すぐにイチローさんのやっているトレーニングを習いに行ったのでした、、、習ってみると、トレーニングって本当に奥が深いなと勉強できましたし、今のコーチ業に深く役に立っています。


 とりあえず筋肉をつけとく。こう考えてしまう人は、正しい練習、正しいフォームを考えることを面倒くさがっている人といえます。

 ゴルフの正しいスイングを身に付けるということは、そんなに単純なことではないのです。


 野球の松井秀喜さんが、現役の時にバットの素振りだけで筋肉をつけるようにした。私は、その考え方を本当に素晴らしいと、ゴルフコーチとして思っています。

 正しいフォームを身につけたなら、その時に初めて、筋肉トレーニングの量を増やすことができるのです。

 ゴルフの超一流選手20才までのスリムな体格をネットで調べてみると、ムキムキになったのは、正しいフォームを身に着けてからだということがありありと分かります。

 


 
2021年01月22日 16:41

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