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流行っているゴルフスイングのインターネットレッスンには要注意!?part3

obasuin
 
 流行りのインターネットレッスンや、雑誌レッスンを上手に取り入れることができる人は、もともと腕前は上級者のゴルファーなのかもしれません。

 上級者になれる人は、いろいろなことを天秤にかけることができます。

 このスイング理論は自分には合っている、こっちのスイング理論はコースではできない。っと、恐る恐る試すことができて、試した後でも、元の自分にとって合っているスイングに戻れる人は、流行りのインターネットレッスンを練習してみてもいいでしょう。

 もしくは、プロゴルフコーチのレッスンを受けながら、強いコンセプトを持って、スイングの修整をする場合は短期間打ちにくくなっても、我慢してスイング改造をやりきらなければいけません。
 ただこの場合は、スイングの全体のバランスを理解しながら、結果的に整合性が有るように修整していきます。最終的にコースで打ちやすくならなくてはいけないので、スイング改造をする場合は、信頼できるコーチをしっかり選ばなくてはいけません。

 飛距離アップをしたくて、ドラコンプロのレッスンを参考にしたい人は、ある程度スコアメークをできるようになってから参考にしてください。ドラコンプロというのは、アプローチ、パター、バンカー、傾斜地ということを度外視して話を進めていくので、そこは、それを理解して参考する必要があります。スコアよりも、飛距離だ!という人は、スコアを諦めて、ひたすら飛距離アップするのも、趣味として有りといえば、有りです。


 自己流で、いつまでたってもあるレベルから変わらない人は、インターネットの流行りのレッスンを練習するより、プロゴルフコーチレッスンを受けなくてはベストスコア更新は難しいのです。

 良く考えてみてください、長くゴルフをやってきて、劇的にスイングとスコアがよくなるということは、そんなに無いケースなのです。初心者からスコアがぐんぐん良くなって、あるレベルから上達が止まったら、そこからはゴルフ場の実戦で悩まないとレベルアップはしないのです。

 まわりの知人が自己流で飛距離アップして良くなったということがあるならば、ゴルフ場をたくさんプレーしてコースでたくさん試しながら良くなっているのであって、練習場だけでは無理です。

 もしくは、ゴルフ場を週に1回プレーしているような人は、逆にインターネットの流行りのレッスンはやろうとはしませんし、インターネットレッスン自体見ないようにしている人がほとんどです。何故なら、コースで無茶苦茶になるということは、週に1回プレーしていると苦しくてしょうがないからです。

 誰だって上達したいに決まっていますし、試行錯誤してきています。コースをたくさんプレーしている人は、コースでスイングを修整するということがどれだけ難しいのか?を理解しているので、ある程度安定してくると、スイングを修整することに慎重になってきます。上達したい人は、そこで、初めてレッスンの必要性を知るのです。

 経験値を積んでからレッスンに来る人は、「色々試したけどベストスコアが更新できなくて辛いです。私は今以上に、上達するのでしょうか?」
と、来るのですが、そこでコーチの腕が試されることになるのです。

 その人の練習量、体力、モチベーション、あとは、コースをプレーする頻度で、どれぐらいで、どこまで上達するのかの予測を立てて、レッスンを進めて行くのですが、本当に膨大な経験値がなくてはそんなレッスンはできません。なので、レッスンを受ける時は、そのコーチの経験値によってレッスンの質が違うことは、よく理解してから、レッスンを受けてくださいね。

 命に関わるような手術をする時とか、本当に資格や試験を確実に受かりたいと言うときには、そのしてもらう人を選べるなら選びませんか?それと、同じことです。


 もちろん、ゴルフの楽しみ方は人それぞれです。プロゴルファーでなければ、人と比べて練習する必要はありません。日曜大工を楽しむように、編み物を楽しむように、じっくり、イライラしないで練習できるタイプの人は、是非とも自己流を楽しんでください。
 
 練習しても、練習しても上達しなくて悔しいという人は、やっぱりプロゴルフコーチのレッスンでなければ、マンネリを打破することはできません。プロゴルファーでもレッスンは受ける人もいるのですから。

 流行りのインターネットレッスンを一生懸命練習しても、つま先下がりの傾斜地から打てなくなったり、アプローチと、パターと、バンカーがかえって疎かになったりしていては、練習代は無駄になってしまいます。
 

 シャローイング、地面反力、手首が掌屈しながらのハンドファーストインパクト、は確かに、正しく身につけられたら、飛距離は凄く伸びますし、間違って身につけたら、悲惨なほど実戦コースで無茶苦茶になるということは、理解していただけたでしょうか?

 コースをたくさんプレーする人はインターネットレッスンには気をつけていることでしょうが、練習場だけでインターネットレッスンを試しすぎることは、よほどのセンスがない限り、上達に繋がることがないということが、お分かりいただけたでしょうか?

 私が色々な人にレッスンを行う日々を過ごしているなかで、その人を良く理解して、その人に合うレッスンを進めて行くのは本当に難しいことだと思いながらレッスンをしています。上級者には、流行りのレッスンを取り入れることもありますが、スコアメークが壊れてしまわないように取り入れるのは、どれだけ大変なことなのか?を皆さんには知っていただけたらと思い、今回のテーマを書いてみたのでした。


 1年後、3年後、5年後。その時に流行っているスイングレッスンにとらわれてはいけません。流行りというのは、意図的に作れるものですし、流行りは廃れます。逆に、5年前、10年前、15年前と流行っていたレッスンを私は鮮明に覚えていてそれを話すことができますが、今となっては別の形で当たり前のように取り入れられてしまっています。当時の流行っていたことを、当時の言葉のままレッスンで話すことはありません。

 流行っているものは、どれも当たり前のように元々大切な技術であって、どれが一番大切なのか?ということは、その人のその人によって違うんだということが分かっている人が、真の上級者へたどり着ける資質を持っている人なのです。

  流行りに流されない上級者になれたら理想的だとは思いませんか?

 見出しの写真は、ジョン デイリー選手です。彼は20年前、独特のスイングをして飛ばし屋として有名でしたが、今風に言えば彼のスイングは最新理論を少し取り入れていたということです。この20年間彼のスイングを真似しようとはしなかったのは、彼のスイングを深く理解しようとする人がいなかったからなのですね。横峯さくら選手が彼のスイングにそっくりで成績を残すことができたのは、利にかなっていたからです。その持ち味を治してしまっていたら、彼女は賞金女王には成れなかったことでしょう。

 人によって相性の良いスイングは、人それぞれだということです。


 
2020年10月31日 12:58

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