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自分にあったゴルフクラブを見つけたい!?

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「ゴルフは腕が上がれば何でも打てる」、いやいや「ゴルフの飛距離はお金で買う」よ、とゴルフの楽しみ方でゴルフクラブにたいしての考え方は、まちまちです。

 私自身、何十セットと試しながら使ってきて、本当に正直に言うと、、まだ自分にあったクラブがあるんじゃないか!?、、、と、こっそりと探しているのが現状です。

 ですが、新しいゴルフクラブを手にしたとしても、急激に飛んだということは、今までありません。実際のところ、「打感が心地よい」とか、「自分の打ちたい球筋に近づいた」とか、本当に僅かな差での違いで、選んで変えるのです。


 最近ではゴルフグラブフィッティングをする場所が増えて、自分にあった服を試着するかのようにワクワクしながら試打をすることができるようになりました。

 が、ゴルフクラブフィッティングというのはとても奥が深いものなので、自分では分からず、試打のデータが出ると、お店の人の言われるがままに購入するしかなくなってしまいます。その場では良かったのに、時間が立つと前のクラブと同じようにミスが出るようになることもしばしば。


 なぜなら、もともとのスイングが基礎から安定していないと、練習していくなかでスイング自体が変化していくからです。打つときの構え、ボールの位置、ヘッドスピード、そして、スイングそのもの。変化したら、またフィッティングする、、お金がたくさん必要になってしまいます。


 一番最初に何を使っていいのか全くわからない、

 あまりにも自分のスイングや、体力に対して、重すぎる、軽すぎるクラブを使っている、

 たくさん練習して、スコアも安定して良くなってきた。気分転換も兼ねて敢えてフィッティングする、

ということであれば、ゴルフクラブフィッティングはとても意味があります。ですが、ある程度ゴルフ練習歴がある人は、スイングが安定していなくて、クラブのヘッドスピードが出せていないのであれば、ゴルフクラブフィッティングよりも、まずは練習です。商売をするわけではないのですが、ゴルフクラブに投資するよりもゴルフレッスンに投資したほうが上達するケースは多いと思います。もちろん、レッスンが進んで、スコアも良くなって、ヘッドスピードが出せるようになれば、ゴルフクラブを気分転換で変えることはモチベーションを上げるという意味では大賛成です。

 ゴルフクラブのウンチクを言う前に、どんなクラブでもある程度は打てなくてはいけません。小さなミスはしょうがないことですが、
大きく曲がったり、大きくダフったり、大きなミスをするのは、やはり基礎ができていないからです。


  30年前には、30年前のゴルフクラブでパープレーでまわる人はいたのです。


 プロゴルファーで試合にでる人でも、新しいものを試すことができるのに、気に入ったものを何年も変えなかったり、クラブを変えたとたんに成績が悪くなったということも、実例はけっこう多いのです。


 私自身もゴルフを仕事にしているので、新しいゴルフクラブはたくさん試します。打ちやすいな、曲がらないな、と思ったとしても、コースにもっていかなければ本当にいいのかはわかりません。室内のフィッティングスタジオでは完全にはわかりません。一流選手でも、何十本とフィッティングして選んでも、コースでどうだったのか?で前のクラブがよければ変えないことも多いのです。ましては、緊張している試合では慣れたクラブのほうが、安心するという要素が強いので、賞金が稼げなくならないように、慎重に試します。



 ゴルフクラブを変えるというのは、ある程度練習してマンネリしたとき気分転換に、自分の力量とかけはなれたものを使っているとき、ほんの少しの違いしかなくてもロマンを求めて変えるということになります。


 私自身20年以上たくさんのゴルフクラブを打って試してきました。女性用、シニア用全てひっくるめてです。もしよければ、新品だけでなく、今まで発売された中古も踏まえて、ゴルフクラブがあっているかフィッティングもできますので、レッスンの際にご相談ください。

 たとえ、ずっと同じゴルフクラブを使っていて、本当に気に入っているのであれば、それはそれで素敵なことです。


 ゴルフクラブは変えなくて、ゴルフのグリップをこまめに変えて、ゴルフウェア、ゴルフシューズにこだわっている人がいたとしたら、それは、、私にとって、尊敬できるゴルフスタイルです。年数のたったクラブに、新品のゴルフグリップでレッスンに来られた時は、教える身として背筋がピシッ!!となってしまいます。




 と言いながらも、私も、もっといいクラブなのかなぁ?と試している自分がいるわけです。たくさん使って試してきたあげく「ゴルフクラブを変えるのは、ファッションなんだ!」と自分に言い訳をして、ある意味、ゴルフを好きでいるモチベーションにはなっていることは、紛れもない事実、と思い込んでいます。



  数年前、松山英樹選手のドライバーが割れてしまって損傷したとき、新しいドライバー選びでとても困ってしまった時期がありました。企業の複数人のスタッフが全力で同じドライバーを作ろうとしても、製品のほんの僅な誤差や、もともとのクラブのへたり具合によって、同じものが作れないからです。賞金ランキングが4位まで上がったときの出来事でした。馴染んだものには、価値がつけられないという実例ですね。人間の感覚というのは繊細です。

 
  ゴルフクラブのフィッティングはとても奥が深いので、よーく理解してからフィッティングに行ってくださいね。ある程度気に入っているものから、より良いものを見つけるときは、しっかりと予算を覚悟してからです。全てのプロゴルファーは、皆、それぞれのセッティングをしているということを理解して、無償で新しいものが使えるのに、変えないというプロゴルファーは以外と多いということも知っておいてください。
 
2019年09月03日 06:29

ボールを見れない?ボールを見たら回転できない?!

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 今回は、前にブログでも書いたテーマをもう一度説明してみたいと思います。レッスンをしていると、このテーマを勘違いしてしまっている人が多いので敢えてもう一度述べてみます。


 ミスをすると、「ボールを見ていなかった」と早合点してしまうことはありませんか?


 確かに「ボールを見る」ということは、スイングのなかで、背骨を軸にするということが分かりやすくなります。ですが、ボールを見すぎることによってインパクトの後の回転が弱くなることもあるのです。


 本番のコースでは、傾斜から飛距離を出すときに、ダフっても飛ばさなくてはいけないシチュエーションが多く、ラウンドレッスンをしているときに、ボールを見すぎてしまうことにより、結果オーライさえもでないぐらい弱々しいスイングなってしまうと、困ってしまうことが多々あります。


 ダフってしまった時に、インパクトの後の回転が弱いと全くボールは飛びません。上級者になる前に、ダフっても、トップしても、とにかくボールを前に飛ばさなくてはいけません。上級者になるとミスをしないように、もっとたくさんの要素を覚えなくてはいけませんが、あるレベルまではミスと上手に付き合っていかなくては、いいスコアは出ないのかもしれません。


 「ボールを見る」ということが、絶対ではない理由を説明するにあたっては、目をつぶって往復クラブを素振りしてみると分かります。目をつぶって素振りをすると、ボールを見ていなくても軸は感じられます。背骨が軸になるということが理解できたなら、ボールを見るということは絶対ではなくなるのです。


  もちろん、時と場合によっては「ボールを見て」とレッスンで言うときはあります。ですが、ボールを見ても、回転が弱くならないように、腹筋と下半身をしっかりと使って!!という、ストイックなドリルだったりと、ボールを見ながら練習するというのは初心者か、上級者かによって意味は違うのです。


 練習の時にミスの原因がわからなくて、「ボールを見なくては!」と直ぐに考えてはいけません。ボールを見て、回数のが弱くなって、ずっとボールが飛ばなくなる、悪循環になってしまうことが、アマチュアの人達には多過ぎると、私は感じています。



  ボールを見て打つけれども、力強い回転で顔が押し出させるようの目標を見てしまうなら理想です。



 練習のなかで独りよがりなこだわりが、上達のたまたげになってしまうことも、ゴルフではよくあることです。


  ミスをした時に、ボールを見てなかった!ヘッドアップした!と言ってしまう人は、よーくゴルフのスイングを考え直してみてくださいね。
 
2019年08月30日 22:01

本当のハーフスイングのすごさ!?part2

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 ある程度経験を積んで、色々なことが理解できてくると、自信がついてくるとともに、ゴルフスイングを作っていくことの難しさも理解するようになってきます。

 これも大事、でも、別の打ち方もできる、、と、どのようにスイングを作っていけばいいのか分からなくなるのは、スイングには色々な要素でできているとともに、色々なタイプのスイングシステムがあるからです。プロゴルファーでもコーチをつけるのは、プロゴルファーでも1人ではどのようなスイングにしていこうか?決断できなくなるからなのです。プロゴルファーになっても、更に改善していかなくてはいけない。でも、何をしていいのかわからない、、

  今年復活メジャー優勝を果たしたタイガーウッズも、今ままでに、何人ものコーチをつけましたが、怪我をして、体力も低下してきて、そんな自分を理解してくれて、新しいスイングコンセプトを提供してくれるコーチを探さすことが最優先でした。1人では結果が出せなくなるのです。例えていうと、歌は上手いけど、自分で作詞、作曲ができなくなったから、作詞、作曲はプロデュースしてもらう、という感じです。

  そんなプロゴルファーでも自分のスイングスタイルを見つけるのが難しいのに、アマチュアの人達がゴルフに悩むのは、ごく自然なことだといえます。

 そんな悩みやすいスイングに必要な基礎練習の1つが、「ハーフスイング」の練習です。「ハーフスイング」といっても、ゆったり振ってミート率を上げるためだったり、ハーフスイングでもビュンと速く振ったりして、目的によって意味が変わる「ハーフスイング」。とても、大切な基礎練習なのが「ハーフスイング」です。


 レッスンでは、人によって、何から修正して、どのように自信をつけていくのかは違います。ですが、ある程度修正が進んでいくと、この「ハーフスイング」によって基礎の大切さを確認しながらレッスンを進めていかないと、シンプルにゴルフクラブが振れなくなってしまうのです。


 ほとんどの人が、本当のハーフスイングが理解できると、「なんで?これだけの簡単なスイングで、今まで以上に飛距離ができるの?」と不思議なほどに楽に、ゴルフを楽しむことができます。今までスイングに悩んでいたのが逆に馬鹿らしく思える状態になります。

 レッスンのなかで、ベストスコアを更新したり、シングルプレーヤーを達成するときは、「ハーフスイング」のなかでレッスンしている時が多いということを、私自身、レッスンのなかで強く感じている事実です。

 スイングで悩んでいるということは、スイングの効率が悪いということです。どのように効率が悪のかを分析するために、基礎のハーフスイングでスイングを見つけていくことは、一流のプロゴルファーでも必ず練習のなかで取り入れています。

 *体幹の軸がぶれていないか?

 *腕やクラブの動きをチェックする前に、前傾した体幹の軸に対して、癖のない自然な効率のいい体の回転ができているかどうか?

 *綺麗な体幹の回転がチェックできたら、しっかりと脇を締めて、正しい体の回転だけでシンプルにボールを打つことができるか?

 と、フルスイングで悩むのなら、このようにハーフスイングでもフルスイングの9割~9.5割の飛距離がでるかどうか?を確認する練習はとても大切です。スランプを防ぐことができるし、スランプになっても直ぐに、スイングから脱却できるからです。

 そのなかでも、「右肘を曲げたまま」「骨盤の前傾」「骨盤と股関節の正しい使い方」「フットワーク」「重心移動」等、ハーフスイングのなかでも大切なポイントがありますが、それについてはこれからのブログで説明することにします。レッスンに来ている人達は、私のレッスンを受けていれば否応なしに、必ず「ハーフスイング」で調整することはプログラムのなかに入っています。


 どんな上級者、プロゴルファーでも基礎を磨き直して効率を良くすると、ハーフスイングでとても飛距離がでるようになります。意味もなく、なんとなく受け売りの練習ドリルを試すのではなく、「些細な基礎の動きでもまだまだ磨くことができる」という意識が、伸び悩んでいる人にとっては大切だということを忘れてはいけません。


 ゴルフのスイングだけでなく、どのようなスポーツでも、スポーツでない世界でも、基礎の大切さ、基礎を磨きあげることで一流の仕事ができるということは、皆さんの生活のなかで実感しているはずです。

 基礎練習を大切にしない人は、その道の本質を完全に理解することはできないのです。


 基礎練習の1つである「ハーフスイング」の破壊力を、もし理解することができたなら「どこまでも上手になれる」という気持ちになれます。


 ゴルフに飽きてしまっている上級者、これからゴルフを楽しもうとする人、結果のでないプロゴルファー。みんな基本を大切にしない人は、ゴルフを楽しみ続けることはできません。


 正しいハーフスイングができないのに、フルスイングでどうのこうのと悩んでいる人は、今一度基礎に立ち返ってみるべきではないでしょうか?2連覇した石川遼選手もハーフスイングで試合中にスイングチェックしていたということは、まぎれもない事実です。

 

 
2019年08月26日 04:54

本当のハーフスイングのすごさ!?

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 日々レッスンをしているなかで、様々なレベルの人が目標を達成するときに、必ず必要な「ハーフスイング」での練習、を再確認しておきたいので、「ハーフスイング」をテーマにしてお話をしてみたいと思います。

 今までも、ブログではハーフスイングというのはとても大切で、ハーフスイングだけでもいいスコアを出すことはできると述べてきました。とても頑張って練習してきた人が、スイングに悩みすぎて楽に振れなくなることが、ゴルフの難しさと、スイングの複雑な多様性を物語っています。


 もちろん、時には全力で振ることも必要ですし、アプローチとパターのショートゲームの練習は上達には必要不可欠です。ですが、本当の「ハーフスイング」のすごさをレッスンで実感するとどのようなことが起こるのか!?逆にアマチュアの方たちが実感すると、全力フルスイングと変わらない!?飛距離に皆さんが戸惑います。


 これから、スイングの複雑な多様性をブログに載せていく前に、今一度「ハーフスイング」の大切さを確認しておきたいと思います。

ーーつづくーー
2019年08月23日 06:05

スポーツの中で、メンタルが強くなるということ?!

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 もう、お盆も終わりを迎えて、「仕事したくないなぁ」とか、「学校に行きたくないなぁ」そして、「暑くてなにもしたくないなぁ」と、思っている人がいるとしたら、そう思ってしまう人達に対して、、
「もっと上手に、生活のなかで、メンタルをコントロールして欲しい!」と、応援の気持ちを込めてメンタルコントロールのお話をしてみたいと思います。ゴルフのメンタルコントロールと、日常生活のメンタルコントロールは繋がっています。是非とも参考にしてみてください。

   以前にも書いたことがありますが、「大きなミスをしてダブルボギー以上を打ってしまうのは、メンタルが弱いわけではなく、基礎ができていないだけ。」です。練習で慣れてもいないのに、ミスをするのは当たり前で、ミスをする度にメンタルが弱いと嘆いてしまう人は、考え方が上手ではありません。逆に、「こういう大きなミスは、どれぐらいの期間の練習で減るのかなぁ。もっと慣れるまで楽しくゴルフを楽しもう!」と思えることが、メンタルが強いといえるのです。

 経験が無いことを、できてしまうのはメンタルが強いわけではなく、考えかたが上手で心に余裕があるからなのです。

 ですが、逆に、この「考え方が上手で心に余裕がある。」ことをメンタルが強いというのであれば、普段の生活のなかでどのように考えて、過ごせばよいのでしょうか?


  私自身、ゴルフが上手なだけで、メンタルが強いなと思うことは、なかなかありません。もちろん、プロゴルファーの試合のなかで安定して上位にいる選手に対しては、メンタルが強いなとは思います。たまにいいスコアで回るだけなら、いい練習をして、ラウンドをこなしていたら必ず出るものです。たまにいいスコアが出るだけなのは、メンタルが強くなることではなく、あくまでも、いい練習をしていればが前提です。

  本当に、私がメンタルが強いなと思う人は、

*自分を後回しにして、他の人に気を使える人。

*つらいことや、体が疲れていても笑顔でいられる人。

*ミスが続いて上手くいかなくても、楽しむ気持ちを見失わない人。

*ミスをしたあとに、自分がなにをしてきたのか?今、なにをすべきなのか?を気持ちを切り替えて、試行することができる人。

です。

 ゴルフを通じて私が学んだことは、「上手くいかないときは、駄目なものは駄目!あきらめる!あきらめても、今なにができるのか?」と焦らずに、すべきことを楽しんでじっくり取り組むことでした。

 結果を求めて闇雲に頑張っても、急いで結果をだしたとしても、最後の最後はじっくり「いい練習をして、じっくりいい時間を過ごして来た人」にはかなうことはありません。様々なプロゴルファーを見てきて、第一線で結果を出しているプロゴルファーは、時間をかけて、腰を据えて、バランスよく練習をしてきた人なんだと確信しています。

 もし、プロゴルファーでなく、趣味のゴルフとしてメンタルを強くしたいのであれば、つらいトレーニングや、練習をすることをするのではなく、
普段の生活のなかで普通に生活できていることに感謝して、そんななかでゴルフがでこるということは、とても贅沢なことだということを忘れないこと、
上手くいっていても、上手くいかないことも、全てひっくるめて楽しむ気持ちを忘れないことです。平常心とは、「泰然自若」な心で何事にも動じない様子がにじみ出ていなくてはいけないのです。


 ジュニアゴルファーを養成するときに、私がジュニアの皆に必ず言うことは、「プロゴルファーになるかどうかだけではなく、どんなに辛いことが起こっても、その中で楽しめることがないのか探せるぐらい心が強くなるようになれた人のほうが、先生は凄いことだと思う。」と、1人1人に伝えます。

 厳しくすることだけしても、メンタルは強くなりません。人を育てるときには、心に余裕ができるように、上手に時間をかけて環境を作ってあげなくてはいけません。

 ジュニアゴルファーの親で、むやみやたらに厳しくしている人がいたとしたら、その分だけ心のアフターケアーをしなくては、心は痩せ干そってしまうことを肝に命じてください。生活のなかで厳しくするまえに、温かく接することが先です。本当にメンタルが強くするということは、強くしてあげる側の人にも、センスが問われるわけです。
  まず人にとやかく言う前に、自分が社会のなかで上手に楽しく、心穏やかに生活できていなくては、成長させることはできないのです。



 
「喉が乾いたときに水を飲んだら美味しいと思えて、お腹がすいた時に白米おにぎりを食べたら美味しいと感じ、暑い時に爽やかな風が吹くだけで生きる喜びを思い出し、寒くて震えるときには温かい缶ジュースでぬくもりを感じる」と思える素朴な気持ちを忘れずに、どんなことにも興味をもって、どんなにも楽しもうとする心を、常に忘れずにいたい!

 と、私は毎日自分に言い聞かせています。

 人生の最後に、「あー、楽しい人生だった。よかったなぁ」と思えるように、心を磨いて、楽しんで過ごせるようになりたいものです。そう思えた人は、メンタルが強かった人と、言えるのではないでしょうか?

 そんな人に私はなりたい、、、です。どんなことにも、楽しめる要素は必ず見つけることはできるはずです。考え方しだいで、人生は豊かになるということを、マイペースで少しずつ理解するのも、楽しいことなのかもしれませんね。


仕事や学校、そしてプライベートに、楽しさを見つけられる余裕を見つけられるように、メンタルを強くしてみてはどうですか?



 

 
2019年08月15日 07:58

渋野日向子選手のスイングの秘密

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 2019年全英女子オープンを優勝した渋野日向子選手のスイングを、今回は解説してみたいと思います。

 渋野日向子選手がメジャーを初制覇できた一番の要因は、、やはり初日のパターがあまりにも入ったことでした。実力もあったことは間違いありませんが、奇跡ともいえるほど信じられないほど入りました。米男子プロゴルファーのジョーダン スピースがマスターズを21歳で初優勝したときに、3メーター~10メートルをたくさん沈めた出来事を思い出します。その時に、ジョーダンスピースは世界有数のパットの名手となったわけです。

 自分を信じ続けて努力をしてきたなかで、運という要素と努力という要素が、化学変化を起こすことで奇跡が生まれます。何千人といる女子プロゴルファーのなかで、奇跡が起こせるということは、やはりじっくりと実力をつけたからこそ、チャンスを生かせるのです。
 石川遼選手が高校1年生でトーナメントを優勝してから6年間トップに居続けたことも、バンカーからチップインバーディーを取った奇跡があったからです。石川遼選手は現在、ケガとスランプと戦っていますが、高校1年生から6年間がピークだったということが、渋野日向子選手の今後の選手としてのお手本であり、戒めでもあるといえます。

 渋野選手のスイングは、リズムとテンポを大切にするスイングなのですが、石川遼選手の20歳までのスイングリズムにタイプが似ています。スイングの連続写真で、スイングの中の躍動感を真似しようと思っても、躍動感のなかで作られたスイングをあえて止めて真似しても意味はありません。
 例えていうならば、プロでないかぎり、野球のピッチャーの腕のしなりをスローモーションで分析して真似することはしませんね。テニスのサーブを全身のしなりも含めて、完全にコピーしようともしないと思います。自分の体力に見合った、趣味として楽しめるフォームが大切なのは言うまでもありません。
 なぜか、ゴルフというスポーツだけがスイングの連続写真が頻繁に週刊誌に取り沙汰されていて、トップの切り返しから0.3秒で終わってしまうスイングを、連続写真を参考にしすぎてしまい、間違った分析をするきっかけを作ってしまう環境ができてしまっています。もちろん、スイングの連続写真は正しく分析できるのなら、とても意味のある資料なのですが、リズム溢れる躍動感を損なわない中でスイングを改善できなければ、下手になることに繋がります。
 
  石川遼選手がアメリカに行ってスランプで日本に戻って来たときに、「躍動感を取り戻す」と自分でテーマを作っていたことは有名な話です。渋野選手も、焦りながら、もっと上手に成らなくてはいけない!ではなく、自分のスタイルを見失わず、生かして経験を積んでいくことを地道にのんびりこなしていけば、世界で一番になることは夢ではありません。
   
   スポーツ選手の世界では、あくまでも結果で全てが決まるので、「しっかりしなくちゃいけない」ということが、かえって結果につながらない方向に向くこともあり得ます。石川遼選手は、人としてとてもしっかりしていますし、私個人としても好きな選手なのですが、もっとゴルフに集中して、時には、人目をはばからず、プレーに集中できたらいいのにと、よく思います。試合のときは自分を大切にして、ゴルフから離れた時に、立派な社会人となればいいのであって、そのスイッチのオンオフができないと、結果が全てのスポーツ選手は生き残ることができません。

 渋野選手の今後が予想されるのは、石川遼選手と同じように数年間は基礎体力とスタミナが、アスリートとして高まっている年齢は、とても活躍すると思います。アスリートとしての若さから、ベテランに成り変わる時期に、体力よりも、技術でカバーできる選手に成り得た時に30歳を過ぎても活躍できることが可能になります。

 また、渋野選手のスイングは、ダウンスイングからインパクトまで、岡本綾子さんの生き写しのようなフォームなのですが、選手当時、岡本綾子さんは世界で一番美しいリズムと称されていました。2人ともソフトボールを経験していることが、しなやかなクラブ裁きに関係しているはずです。全身を使ってバットを振っていたことが、インパクトとのきに、ボールに合わせることを防いで、スイング全体の「固さ」を取り除くことに成功したといえます。

 もし、渋野選手のスイングを参考にしたいという人は連続写真の細部を真似するのではなく、動画で1.4秒でおわってしまうスイングを全体的に観て、トップからダウンスイングの切り返しのしなやかさ、フィニッシュでクラブが背中でバウンドする躍動感を、取り入れてみるといいでしょう。スイングの細かいところを気にしすぎてスイングに固さが出てしまった人には、渋野選手のスイングはとても参考になると思います。

 渋野選手のダウンスイングがダスティンジョンソンに似ているとか、インパクト以降の体の回転の仕方がひっくり返るようになっていてジョーダンスピースとそっくり、ということはスイングの連続写真を観ると気になるところですが、ではダスティンジョンソンのスイングを真似しようと思いますか?ジョーダンスピースのフォロースルーを真似しようと思いますか?ということと同じことになってしまいます。上級者以上のレベルでないかぎりは、全体のリズムを大切にするということを、渋野選手から学んでいただけたらと思います。ちなみに、渋野選手は「ボウガン型」のスイングなのですが、これについては別のテーマで改めて解説します。「ボウガン型」というのはダスティンジョンソンやブルックスケプカ選手のスイングのタイプスイングなので、渋野選手は男性的なスイングともいえますね。

 ゴルフにかぎらず、スポーツのフォームというものは、躍動感溢れるリズムが必要なんだと、教えてくれるのが渋野選手のスイングなのです。


 自分でスイングを固くしてしまった人に、たくさんの練習ドリルの工程をふんで、リズムを整えながらスイングを修正していくことが、本当に手間がかかるという現実を、私のレッスンをしている日々のなかで感じていることを、皆さん、よく理解していてください。自己流で間違ったスイング修正をするぐらいなら、リズムを大切にするほうがスランプにならないということを忘れないでくださいね。


 ゴルフのスイングというのは、本当に色々な要素があって奥が深いですね。なかなか、スイングが完成しないのはどうしてなのか?聡明な思考でよーく考えてみてください。
 
2019年08月08日 08:31

渋野日向子選手 AIG全英女子オープン優勝!!

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 2019年AIG全英女子オープンで渋野日向子選手がメジャー制覇を達成しました。ウォーバンGCは、日本のコースのように林間コースなので、日本人プレーヤーにとっては、プレーしやすかった背景もありますが、グリーンのアンジュレーションはしっかりあるので、難しいコースでの優勝でした。

今回の渋野選手が優勝できたのは、、パターが、、とても良く入ったことですね。3メーター~5メーターをあれだけ入れることができたのは、精神状態が整い、集中力が高まった状態が4日間維持できたからです。毎試合維持できることではありませんが、渋野選手のおおらかな性格があっての偉業達成といえます。彼女には、純粋にゴルフを取り組んでいるという雰囲気がにじみ出ていると、私は感じました。自分に正直に、よそ見をせずに、謙虚な気持ちで、ハツラツと、、。引退した宮里藍選手のように、ゴルフに誠実な姿勢が、岡本綾子さんの「ゴルファーをなめていない」というコメントを引き出したのだと思います。岡本綾子さんはとても厳しい人なので、誉められるということは、珍しいことなのです。

 優勝賞金7300万円を獲得した渋野選手は、「一生分のお菓子を買いたい!」とのことです。渋野選手は、好きな芸能人のユーチューブを見ることと、お菓子を食べることと、寝ること、ソフトボールをすること、が趣味なのですが、裏を返すと、ゴルフが全てということなのだと思います。ジブリアニメの登場人物のような笑顔は魅力的ですね。渋野選手は中学生のときに野球をしていたということも、ピックアップされる要素ですね。

 渋野選手のスイングは個性的で、池田勇太選手のように流れとリズムで打つタイプです。フィニッシュで背中に当たったあとに、バウンドして戻ってくるスイングスタイルは調子の波が出やすいのですが、自分のゴルフが出来ているときは自分の世界に入りやすく、爆発力を生むスイングなのです。
 渋野選手はまだ日本でプレーすると表明していますが、池田勇太選手のように年間安定して上位に来ることが予想されます。


  オリンピック選手のように純粋にゴルフに取り組む、、ということは、出来そうで出来ないことです。日本の男子プロゴルファーも、このような純粋さを持った選手が沢山現れるといいですね。カッコつけないで、素朴に生活しながら、練習に励むことができる選手。今のところ、日本人男子では星野陸也選手だけがその資質を持っていると、私は思っています。そして、日本男子ゴルフが人気がないのは、「誠実」さが足りないと言えてしまいます。ジュニアゴルファーから、プロゴルファーになる過程で、ちやほやしないで、厳しく暖かく。そんな、環境をつくることができたなら、沢山の世界レベルの選手が出現することでしょう。

 本当に、本当に渋野選手の優勝は衝撃的な出来事で、興奮覚めやまぬ試合を観戦できて幸せでした。
2019年08月05日 05:44

セミプロ編part2:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!&まとめ

  レベルがどれだけ上がっても、全ての事象のなかで、私が選手として、コーチとして一番大切なことだと思うことは、シンプルに質の高い練習をバランス良くし続けることだと思っています。

 質の高い練習をするということは、
自分よりレベルが高い選手とプレーすることで改善点を見つける。

試合に積極的に出ることで普段の練習で、試合までのメンタルの整え方を見つけたり、試合に繋がらない練習を選別できるようになる。

鋭い視点で、様々な観点から分析してくれるコーチをつける。

 このようなことで質の高い練習ができるようになります。また、質の高い練習は自信に繋がるのでメンタルが強くなることにも関係するといえます。

 間違った練習をするということは、とても怖いことです。よく「練習は裏切らない」と言われますが、ただやみくもに間違った練習をしたとしても上達はしません。間違った練習をしないために、「どのように取り組むのか?」セミプロのレベルになれば、下手になることもあるということも理解したうえで、全力で質の高い練習をする環境を作りだすことは、大前提なのです。ただ練習して、ただラウンドしても、質の高いことをしなくては上達しなくなるのが、セミプロの世界です。

 以上、セミプロの上達するための指標でした。



  初心者、中級者、上級者、セミプロと、簡単に目安となる指標を説明してきましたが、どのレベルでも、「楽しくゴルフができている」のでしたら、それが一番大切なことです。結局どれだけ上手になっても、上には上がいることを知ることになります。本当に「楽しくゴルフができている」人は、社会のなかで、仕事のなかで、他のスポーツを通じた中で、本業とは別に、「楽しむ」ということを深く理解しているわけです。
 どれだけゴルフが上手でも、威張っていたり、マナーが悪かったりするならば、私はその人はゴルフからなにも学んでいないと思ってしまいます。仕事や、家庭の用事を一生懸命こなしているなかで、まことしやかにゴルフでリフレッシュできているならある意味、それが一番素敵なことなのではないでしょうか?

 あなたにとって、「ゴルフとは何ですか?」をしっかりと答えることができる人は、真のゴルファーです。ちなみに、、私にとってのゴルフは、
「日常生活のなかで、アグレッシブなスリルを味わうことのできる貴重な時間」
「ゴルフをするなかで、なかなかうまくいかないということを受け入れて、(謙虚な気持ち)(感謝の気持ち)を常に忘れないということを、戒めてくれる大切な趣味」
  です。



 

   あなたにとって、「ゴルフとは何ですか?」


         (日本プロゴルフ協会所属  吉田 誠吾)

 
 




 
2019年07月29日 08:15

セミプロ編part1:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 いよいよセミプロ編です。「セミプロ」とは、アマチュアでありながら、技量がプロゴルファーに近い人のことをいいます。

 ①よくバックティ(男性)、レギュラーティ(女   性)で、アンダーパーがでる人。

 ②プロゴルファーを目指していてプロの大会に   もアマチュアとして出場している学生、または   社会人。

 ③自費で、2日間以上のオフィシャル競技を出場する人。

がセミプロのレベルとします。


 このセミプロのレベルになると、いかに楽にパープレー前後のスコアを出せるように技術とメンタルとフィジカルを磨き続けることになります。また、スイングの「基本」の質が大きく問われるようになります。なぜなら、どれだけ練習しても基礎の質によって、ミスをする確率が決まってしまうからです。

 また、試合た対してのメンタルをコントロールすることも求められます。調子が良くても、自分の力を出しきれるか?と不安になってしまったり、試合が近づくと、焦りにより余計な練習をしてしまうこともあります。私自身、セミプロレベルの人をレッスンする際に、このメンタルコントロールがとても難しいと思って取り組んでいます。今年の全英オープンを優勝したシェーン ロウリーは本番前日まで不調でしたが、直前のコーチとのミーティングで自分を信じられるようになったそうです。ある意味プロゴルファーでも優勝するためには、「心の有り方」が最重要ポイントになるということは誰にでも分かることですね。

 フィジカルトレーニングに関しては、私自身、楽しむためのゴルフなら、練習をしっかりすることや、日常生活のなかで少し歩いたり、階段を使って移動するだけで十分だと思っています。ですが、ボギーを1つ、2つ、3つと、少しでも打ってはいけないレベルのなかでは、心配機能や、最大心拍数が、「集中力」や「疲労回復能力」と関係してしまうので、必然的にトレーニングはしなくてはいけません。なぜなら、一流選手が第一線から引退する理由の多くは、「疲労が残ることによって、集中力が無くなってボギーを打つようになるから」なのです。セミプロ以上のレベルでは、トレーニングの努力はしなくてはいけません。
  そして、間違った練習をするぐらいなら、ジョギングや座禅を組んで精神統一をしたほうが試合では成績に繋がりやすくなります。正しく座禅を組めるようになると、日常の中の煩雑事にとらわれることなく集中できるようになります。頭の中の思考を、雲のように流し続けて敢えて無視することで、自分を客観的に観れるようになることが座禅の目的となります。 もともと、「ヨガ」というのは、集中して座禅を組めない人のためにポーズをとって集中しやすくなるように工夫したものと言われています。ラウンド中にミスをしたり、調子か良すぎて攻めすぎたりするとき、平常心を養っておくことは、とても大切なことです。


  ーーつづくーー

 
 





 
2019年07月29日 05:45

台風により本日グループレッスン中止になります。

 本日7月27日土曜日、台風の影響によりグループレッスンを実施する練習場が営業停止となるため、レッスンも中止いたします。

 尚、個人レッスンにかんしては、王子ゴルフガーデンにて通常通りレッスンは行います。

 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いいたします。
2019年07月27日 06:45

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