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ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part4

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 ダウンブローの練習をたくさんした人ほど、ドライバーが飛ばなくなる、フェアーウェイウッドが得意でなくなる、ということが起こってします。

 でも、ゴルフ場で悪いライの時には、ダウンブローで打ちたくなる。

 ダウンブローのジレンマですね。


 前回でも説明した通り、シャローの軌道でも悪いライから打てるようになる考え方、技術、練習方法はちゃんとあります。すでに、私のレッスンを受けている人のほとんどはこのことは理解できることと思います。
 
 私は、このダウンブローという言葉にはジレンマがあることを分かっているので、レッスンの時にダウンブローという言葉をほとんど使いません。

 ある程度のレベル、ある程度実践コースでいいスコアが出るまでは、ほとんどシャローのレッスンをしたほうが、
ドライバーも、フェアーウェイウッドも楽に打てますし、
何より楽です。

 ちなみに、応用のテクニックとしてはダウンブローのレッスンはあることは、あるのですが、私はコースでのレッスンで打って見せて、体で、リズム感を感じてもらいながらレッスンします。
 グリーンがとても硬くてボールが止まらなかったり、傾斜から長い番手でのクラブを打つときにボールの回転数を上げて、ボールの弾道を高くするときに、応用としてレッスンするのです。
 ですが、ある程度のレベルまでこのような技術は必要ないですし、逆に覚えてしまうと、ドライバーが飛ばなくなるのです。


 今の若いプロゴルファー達は、昔のプロゴルファーに比べると、新しいテクノロジーで作られたゴルフクラブを使いこなしているのに対して、
 昔のプロゴルファーはダウンブローのスイングで固めすぎてしまって、ドライバーの距離があまり出なくなってしまっていることは、プロゴルファーの世界でも現実の事実として認識されています。頭の柔軟なベテランプロゴルファーは新しいテクノロジーのゴルフクラブを使いこなせるようになっていますが、
 ダウンブローとシャローのスイングを考え直せたプロゴルファーというのは、多くはないのです。

 ダウンブローに対して、シャローのスイングを深く理解すると、地面に置いたボールをドライバーで楽に打てるようになります。もし、たくさん練習した経験年数の多い上級者で、地面からドライバーが打てないという人は、
 ダウンブローとシャローの軌道の考え方が上手でないと言えてしまうわけです。

 冬になって、芝が枯れて来る時期に、ダウンブロー、一色で練習することは、
 春になって芝がフサフサに生えた時に、せっかくボールが浮いているのに打ちづらくなってしまう、ということが起こることもあります。せっかくボールが浮いているのに、、、

 悪いライの時には、ダウンブローで打つと考えてしまうのは、安直な対処方法であって、シャローの打ち方でも対処できることを考えないことは、考えが浅いのではないでしょうか?


 ドライバーが飛ばない、フェアーウェイウッドが苦手、という状況が続いてしまっている人は、シャローの技術を理解しない限り、解決することはありません。

 ドライバーが460ccと大きくて、慣性モーメントが高いのに、ダウンブローで打ってスピン量が多くなって、ボールが飛ばない。

 女子プロゴルファーが小さい体で、ヘッドスピード41m/sで230ヤード飛ばせる。このこと自体が今回のテーマが大切だということを物語っているのです。女子プロゴルファーをレッスンするときには、シャローのレッスンはマストなのです。


 ビュンと振れるのにドライバーが飛ばない。

 どれだけ練習してもフェアーウェイウッドが打てない。


そのような人は、今回のテーマを深く理解しなくてはいけません。


 ダウンブローの考え方は、デメリットも強いということがお分かりいただけたでしょうか?

 それでも、私はダウンブローだ!という人は毎日練習して、年間100ラウンド以上すれば、習得できなくはないので、やりきってみるといいでしょう。やりきった後で、ドライバーがあまり飛ばないのでしたら、今回のブログ
のテーマを見直すことになるかもしれません。シャローの世界も奥が深いということを知ってください。

 練習してもしてもコースでドライバーか飛ばない人、フェアーウェイウッドが好きになれない人は、一度私のレッスンを受けてみるといいかもしれません。偏った考え方で練習してしまうと、その練習の副反応が出て、その副反応に悩まされてしまうことのほうが多いのです。

 このように、昔のゴルフのレッスンには、たくさんのジレンマがはびこってしまっているのです。

 あなたがたくさん練習しても、難しい、楽にならない、という時は、ジレンマのトラップにひかかってしまっているかもしれません。

 おわり
 
2021年02月16日 05:48

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part3

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 コースでプレーしていて、ボールのある所の芝の状況が湿っていたり、枯れていたりすると、経験を積めば積むほど、ミスをしやすいと連想しやすいと考えるようになってきます。


 そこで、一昔前は全てダウンブローに鋭角にボールを捉えるようにしなくてはいけないと解決してきました。

 このような悪条件でダウンブローで打つということは、とても難しく、練習量と、筋力と、スイングリズムがないとできないので、上級者やプロゴルファーしか打てないということが起こってしまっていたのです。

 今では、シャローな浅い軌道でハーフトップ(ボールの赤道付近の上の部分を打つ技術)を打つ方法で、悪いライから乗り切るという解決方法があり、ちゃんと理解して練習すれば、そちらのほうが筋力が無かったり、ゴルフ経験が浅い人でも、楽に楽しくゴルフをプレーできるようになるのですが、
  どうしても、コースで悪いライのときには、ダウンブローに鋭角でなければミスを解決できないと決めつけて練習してしまう。

 もちろん、私はダウンブロー、シャローのレッスンのどちらでもレッスンはできるのですが、楽に楽しくゴルフをしたい人や、筋力が強くない人には、シャローのレッスンをするようにしています。なぜなら、とても練習量が少なくてすむからです。


 ダウンブローだけで練習するようになると、筋力がある人はある程度は、ダウンブローの技術を習得できるようになるのですが、筋力のない人は、結局ボールを鋭角に上から打ちすぎて、直接ボールをクラブヘッドをぶつけられるようになっても、ヘッドスピードが無いので、ボールが高く上がらなくなってしまう。

 ゴルフ歴が長くても、ユーティリティや、フェアーウェイウッドが全く楽に打てないという人が少なくないという理由が、
実は、乱暴なダウンブローにしなくてはいけないというレッスンが原因ということが少なからずも理由の1つになってしまっていると、私はコーチとして思っています。

 そして、ものすごいダウンブローの練習をしてある程度、ダウンブローで打てるようになった上級者でも、ダウンブローのデメリットに悩まされてしまう。

 それが、ドライバーの飛距離が自分の理想の距離まで飛ばなくなってしまうという、副作用なのです。

 飛んで行くときのボールの回転数が多すぎて、その回転数で吹き上がってしまう。

 せっかくダウンブローで打てるようになったのに、ドライバーが飛ばない。

 このようなジレンマに悩まされてしまっている上級者がいかに多いことか、、、

 レッスンを日々こなしていると、練習をどれだけしてもドライバーの飛距離が飛ばないと悩んでいる人が、ダウンブローで打ちたいと言う人に多いということ。

 そこに、昔のダウンブローのレッスンの闇の部分が見て取れるのです。

 ドライバーのテクノロジーが進化しているのに、進化している分だけボールが飛ばせない人が多いのは悲しいことです。

 →→つづく←←
2021年02月12日 16:00

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?part2

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 私も、昔、15年前は、ダフったらダウンブローに打たなければと練習していた時期がありました。ダウンブロー、ダウンブローと、世の中が、ダウンブローという言葉で蔓延していたからです。
 初心者の方のために説明すると、ダウンブローというのは、ボールを打つ時にゴルフクラブのヘッドを高い所から鋭角にボールを鋭く捉えるイメージのことを、ダウンブローといいます。

 時代が流れとともに、クラブとスイングが進化していくとダウンブローの反対、シャローに打つことが求められるようになってきました。シャローというのは、ボールを打つ時にゴルフクラブのヘッドを低い所から鈍角にボールを目標に運ぶように捉えるイメージのことを、シャローといいます。

 時にスイープに打つ、と言われることがありますが、ホウキを掃くように打つという意味からスイープと表現されますが、シャローと同じ意味です。今回はシャローの「浅い」という言葉のほうが、ダウンブローと対比できるので、シャローという言葉を使います。


 このダウンブローと、シャローというスイング技術が今のゴルフのレッスン界ではごちゃごちゃになっていて、どのレッスン書を見ても、
「結局どっちの技術で打つの!?」
と、頭の中が整理できていない人が多くなってしまいます。


 本当の本当は、、、プロゴルファーはこのダウンブローと、シャローはゴルフ場のボールのあるところの地面の状況によって使い分けているのですが、、

 ただ、高い球筋、低い球筋、ドロー、フェード、を打ち分けられるからこそ、プロゴルファーはダウンブローと、シャローを使い分けられるのであって、アマチュアの方のほとんどがそのようなことをしていたら、沢山練習しなくてはいけなくなってしまいます。

 限られた練習時間のなかで上達しなくてはいけないアマチュアゴルファーは、ダウンブローかシャローの技術を選ばなくてはいけなくなるのですが、その時の選択でダウンブローを選んでしまうアマチュアゴルファーは、とても苦労することになってしまうのです。


 ライ(ゴルフ場でのボールの下の地面の状況)が悪い時にダフってしまうと大きくボールの飛距離が落ちてしまうので、ダウンブローに打って、直接ゴルフクラブとボールをコンタクトさせてミスを解決しようとしてしまう。直接ボールを打てばダフらなくなる、、

 ダウンブローで解決してしまうことによって、ミスは無くなることになるのですが、そこで大きな代償を払わなくてはいけなくなるのです。

 この大きな代償を払わなくてはいけないというのが、最新の大きなドライバーの性能を使えなくなってしまう悩みです。

 アマチュアの上級者のほとんど、もしくは昔のスイングのプロゴルファーが、アイアンからフェアーウェイウッドまでは得意なのにたいして、最新の大きなヘッドのドライバーだけ悩んでいるというのが、レッスンをしていると、とても多いことが分かります。これは、ダウンブローのデメリットなのです。

 もしくは、フェアウェイウッド、ユーティリティが嫌いになっているアマチュアの方も、ダウンブローに打ちたいという人に多いのが現実です。

 この、シャローと、ダウンブローの技術のなかで、どうしてもシャローの打ち方で徹底できなくて、ダウンブローで解決してしまう。

 ジレンマですね。

ダウンブローで打つと大きなミスは無くなるけど、ドライバーが飛ばなくなる、、、


 いったいどうすればいいのでしょうか?


 ダウンブローで打てるけど、ドライバーの飛距離が何年もどうしても伸びない、最新のスイングを教えて欲しい。私の今までのレッスン依頼の中で、このような上級者、プロゴルファーのレッスン依頼が何十、何百とあったことに、
「昔のゴルフレッスンの闇」が見えてくることになるのです。

 このジレンマを説明できるゴルフコーチが日本のゴルフコーチに少ないと、私は思っています。


 では、説明していきたいと思います。

→→つづく←←





 
2021年02月03日 06:23

ゴルフのジレンマシリーズ:ダフリのミスをしたらダウンブローに打つ!は考えが浅い!?

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 今回のジレンマシリーズは、ゴルフ歴が長いほど陥りやすい、ショット、アプローチの「ダフリ」のミスに対しての対処方法のジレンマです。

 ある程度ゴルフスイングの侘び寂びが分かってくると、ミスをしてもスコアメークができるようになります。

 このミスをしてもパーを取れるようになってきたときに、してもいいミスと、してはいけないミスを、自分の中でしっかりと区別できた人は、どのような状況でも乗り切れるようになるのですが、

 元々、今の腕前のレベルなら、してもいいミスなのに、やたらとそのミスが気になって治そうとしてしまうと、バランス良く練習できなくなって、偏った練習になり、偏っだスイングになっていってしまう。
 
 ゴルフというスポーツは、ゴルフ場の傾斜からスイングをするというスポーツなので、傾斜地から全てナイスショットをするのはプロゴルファーでなければできないのかもしれません。

 逆に言うと、全てナイスショットをしなくても、アマチュアとしては上級者になれるとも言いかえることができます。

 このような考え方の中で、「ダフリ」のミスに対してどのように対処していくのか?その対処方法の考え方だけで楽しいゴルフになるのか?苦しいゴルフになるのか?が分けられてしまうのです。


 このジレンマシリーズのテーマは、普段、あなたが生活しているなかで、仕事、プライベートのなかで、気にしてはいけないこと、気にして解決しなくてはいけないことを、上手に区別できているのか?ということと似ています。

 限られた時間の中で、気にしてはいけないことを、気にしてしまうと、結果に繋げることができずに挫折してしまうことになるかもしれません。

 気にしてはいけないダフリを、気にしてしまう。

どうすればいいのでしょうか?

→→つづく←←


 
2021年01月28日 05:48

ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part6

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 なぜゴルフが上達したい人が、筋肉トレーニングをむやみに、やたらに、してはいけないのかが、前回までのお話しでご理解していただけたでしょうか?

 せっかく練習して身につけた感覚を、筋トレでリセットしてしまうことは避けなくてはいけません。

 ただ、健康のために生活のなかで行っている運動は絶対にやめてはいけません。あくまで、今回はゴルフが上手になるために、ゴルフに関係のない筋トレをしてはいけないと説明しておりますので、健康のための運動は是非とも続けてください。

 それでも筋肉トレーニングをしてみたい、一流選手に憧れるからムキムキになりたい、というアスリート系のゴルファーはどうればいいのでしょうか?


 それは、プロゴルファーがトレーニングをどのようにしているのか?を考えてみたらいいかもしれません、

 、、、が、、、自分のスイングフォームができていて、ある程度のスコアが安定してでていなければ、筋肉トレーニングの内容を決めることができません。

 どういうことかというと、普段ゴルフをしていてスコアメークが出来ているなかで、そのプレー内容のウィークポイントを理解して、初めて本当のトレーニングを組み立てていくのです。

 疲れてくると体幹がブレる、
 安定はすごくしているがとにかく飛距離が足りない、
 ある部位が怪我をしやすい、
 筋肉をつけることによってスイングを修整する、

など、目的は様々です。

 とにかくゴルフのスイングというのは、アドレスの状態から振り切るまで、色々な関節を捻りあげなければいけません。その一連の動作を覚えている時に、むやみやたらに筋肉をつけてしまうと、関節の可動域が狭まるので、すぐにスイングのバランスを壊してしまうのです。

 ある程度スイングを形成して、同じリズムでスイングできるようになって、そこから初めて恐る恐る筋肉トレーニングの内容を決めていかなくては、いつまでたってもスイングが良くなることはありません。


 どのようなスポーツでも同じことがいえるのではないでしょうか?

 正しいフォームを身につけるまで、不必要に筋肉トレーニングをしてはいけないのです。

 逆に言えば、正しいフォームでそのスポーツをすることそのものが、筋肉トレーニングになっているということです。正しいフォームというのは、関節に対して無駄のない利にかなった動きということなので、正しいフォームを身につけることに全力を注げばいいわけです。

 子供で考えてみてみると分かりやすいかもしれません。

 スポーツをしっかりやってきた人なら分かると思いますが、正しいフォームが出来ていないのに筋肉トレーニングをしてしまうと、関節の怪我が絶えないのです。

 怪我をしにくくて、練習もたっぷりできる、正しいフォームを身につけたら、筋肉トレーニングをしなくてもそのスポーツのなかでしなやかな筋肉が形成されていくのです。
 
 なので、どのようなスポーツでも、そのスポーツに必要な、しなやかな筋肉というのは、そのスポーツのプロフェッショナルをみれば一目瞭然です。ボディビルダーのような岩のような筋肉を身につけたらそのスポーツのしなやかなフォームを身につけられないのです。


 私がレッスンをする際は、正しい動きを正確に、関節の動きを理解しながら、レッスンを進めていくのですが、正しいフォームというのは、本当に怪我をしにくくなるものだと、コーチをしていて強く思います。

 自己流である程度上達してきて、さぁ、筋肉トレーニングをもっとするぞ!!と思ってしまうと、運のつき、、、そこからは悩みの連鎖へはまり込むことになります。

 正しい努力、無駄な努力。

結果のでるスポーツというのは、無駄な努力もあるという厳しい現実を突きつけてくるものなのです。

しなやかで、リズミカルな動きができるまで。筋肉が足りないと思うなら、何度も素振りをすればいいだけのことです。

実は、レッスンに来る人の多くは、他のスポーツをしっかりとやったことがある人が多いのですが、それは最初に正しいフォームを身に着けなければ、上達が止まるということを、他のスポーツで経験しているからなのです。餅は餅屋。その道の専門家に習うこと。それが上達の近道なのです。上達してから、そこから筋肉トレーニングを敢えてする。筋肉トレーニングというのは、上達の妨げにもなるということを、一流アスリートは皆、経験してきているのです。


丸山茂樹さんが、鈴木イチローさんにどのような筋肉トレーニングをしたらいいのか?質問したときの、イチローさんの答えはわかりましたか?このテーマの最初の所でに質問しましたね。

イチローさんは、インタビューにこのように答えたのです。

「私は筋肉をつけることに興味はありません。理想のフォームができるように、正しい動きをいつでもできるようなトレーニングを大切にしてしまいます。必要のない筋肉をもしつけてしまえば、私の選手生命は短くなることでしょう。」


イチローさんらしい答えですよね。ちなみに私はこのインタビューを見たあとに、すぐにイチローさんのやっているトレーニングを習いに行ったのでした、、、習ってみると、トレーニングって本当に奥が深いなと勉強できましたし、今のコーチ業に深く役に立っています。


 とりあえず筋肉をつけとく。こう考えてしまう人は、正しい練習、正しいフォームを考えることを面倒くさがっている人といえます。

 ゴルフの正しいスイングを身に付けるということは、そんなに単純なことではないのです。


 野球の松井秀喜さんが、現役の時にバットの素振りだけで筋肉をつけるようにした。私は、その考え方を本当に素晴らしいと、ゴルフコーチとして思っています。

 正しいフォームを身につけたなら、その時に初めて、筋肉トレーニングの量を増やすことができるのです。

 ゴルフの超一流選手20才までのスリムな体格をネットで調べてみると、ムキムキになったのは、正しいフォームを身に着けてからだということがありありと分かります。

 


 
2021年01月22日 16:41

ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part5

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 元々、私はコーチとしてゴルフのトレーニングはどのようにすべきなのか?を、よく考えることがあるのですが、
ゴルフだけでなくてどのようなスポーツも、そのスポーツのプロの筋肉のつけ方をみることがとても大切だと考えています。

 陸上競技でも100メートルの選手になるのか、400メートルの選手になるのか、1500メートルの選手になるのか、フルマラソンの選手になるのか、トレーニング方法は全て違うわけです。その時に、その種目の第一人者の筋肉の付き方を観察すれば、間違えたトレーニングを防ぐことができるわけです。
 
 実は、、プロゴルファーでも飛距離重視型、バランス型、ショートゲーム重視型、と、
つける筋肉が違うのですが、、その話をするととても長くなるので深く話すことは今回はしません。

 ただ、アマチュアの方達は日本の女子プロゴルファーの体型と筋肉のつけ方を参考にすると、ゴルフのためのトレーニングの方法が理解しやすいのかもしれません。

 女性でも、バレーボール選手や、バスケットボール選手のように身長が高い人もいますし、様々な体型の人がいます。

 そのようななかで、身長がそこまで高くなく、ムキムキではない、どちらかというと柔らかい筋肉がついている選手が女子プロゴルファーでは多いということに注目してみるのです。もちろん、身長の高いプロゴルファーもいますが、身長がそこまで高くない人のほうが優位になっていることが女子プロゴルファーの身長のデータのなかでみてとれます。

 身長が高くない人がバレーボールの選手になれるのか?と考えたら分かりやすいですね。スポーツの特質によって有利な体型があるわけで、女子プロゴルファーはその逆なのです。


 なぜなのか?


 それは、ゴルフはまずアプローチとパターの技術が最優先で求められるので、体の大きな人は、小さくて、柔らかいリズミカルな動きをすることが大変だからです。
 
 もちろん、体の大きな人だって練習すれば誰だって上達はしますし、大きな人は飛距離はでるというメリットはあります。あくまでも女子プロゴルファーのプロゴルファーとしての競技としての資質ということであって、参考程度に聞いてください。

 そのようなプロゴルファーに求められる柔らかい動きを習得する際に、乱暴に筋肉トレーニングをしてしまうと、パターやアプローチの技術が壊れてしまうということを、これから話していくなかで、第一に理解していてください。

 実は、その柔らかい動き、柔らかい筋肉を残しながら、飛距離アップのための筋肉をつけるということが、どれほど大変なのか?どれほど手間がかかるのか?ということなのです。ゴルフに適した筋肉を作り上げるということは本当に時間がかかります。

 逆に、筋肉のストレッチのしすぎもよくありません。ストレッチをしすぎると、柔らかくなりすぎてスイングのバランスがおかしくなってしまいます。

 上達志向が強い人は、一度だけ、調子のいいときに、練習の前にストレッチを入念にしてみると分かります。
 ストレッチというのは、怪我の予防にはなるのですが、スイングフォームのバランスも壊してしまうので、よく練習の前に入念にストレッチをしてしてしまう人は、程々にしておかないと、せっかく調子がよくなってきたスイングを自分で壊してしまっている可能もあるので、気をつけてください。
 もちろん、少しはしたほうがいいのですが、し過ぎは駄目です。また、脚の太ももの裏とか、体側をギュンギュンに伸ばしてストレッチをする人がいますが、筋肉というのはリラックスして、上手にストレッチしないと逆効果なので、ギュンギュンにしてしまうのならしないほうがいいかもしれません。

 トレーニングを無茶苦茶にやって筋肉を計算しないでつけてしまうと、かえって駄目だということが、女子プロゴルファーの筋肉の付け方を見ると、理解がしやすいことが分かっていただけたでしょうか?

 ですが、男子の一流選手達がムキムキの筋肉をつけているのではないか?と、疑問に思っている人もいると思います。

 その一流選手が筋肉をムキムキにしてもゴルフのスイングが壊れないということが、本当に奥が深くて、難しくて、日本の男子プロゴルファーが世界の一流なりたくて筋肉をつけようとしても、間違えてムキムキになってしまう。

 そのことについて少しお話しを進めていこうと思います。

 ゴルフは、飛距離アップとアプローチの柔らかさを混同しなくてはいけないので、筋肉トレーニングが非常に難しいのです。

→→つづく←←

 
  
2021年01月13日 07:16

ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part4

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 例えば、あなたがゴルフのための筋肉トレーニングを週に何回か、一生懸命にやる!!頑張る!!ゴルフの為なら、何でもする!!

 と、心に決めたとしますね。例えばの話です、、

 はい、では、ご自由に好きなだけトレーニングしてください。


 どうでしょうか?どうします?

人によっては家で腕立て伏せや、腹筋運動などの自重トレーニングをする人もいるかもしれません。
また、トレーニングジムと契約してトレーニングジムに通うことになるのではないでしょうか?

 一生懸命に、自分なりに頑張ったら、、、


実は、何も考えないでトレーニングしてしまうと、ゴルフのスイングフォームが壊れてしまうのです。

よく考えてみてください。ゴルフの練習で微妙な体の使い方や、リズムを悩みながら体で覚えたということは、必要な筋肉の動きや、そのための僅かな筋肉が練習によって、ついているということになります。

それを、かき消すように筋肉をつけてしまうと、せっかく覚えたスイングフォームを壊すだけになってしまうのです。

私も若かりし頃、なんでもして頑張る!と一生懸命筋肉トレーニングをむやみにして、スイングを見失ったことが沢山あります。

レッスンにお越しいただく方で、モチベーションがとても高くて、筋肉トレーニングをたくさんする!!と相談もなく筋肉トレーニングをしてきてしまうと、やっているレッスンが頓挫してしまうことが沢山あるのです。
 やれていたことが、突然できなくなる。私もコーチとして、それに気が付かなくて、体が疲れているのかな?お仕事がとても忙しくて、そいう時は一時的に励まして乗り切ろう!とレッスンを進めていくと、スイングのフォームが乱れていく。ひょっとして、、トレーニングをしていませんか?と尋ねると、とてもトレーニングを頑張っていると、、知ると、やっぱりな、、となってしまうのです。

 けしてトレーニングをしていけないということではありません。元々、健康のためにルーティンになっていトレーニングはやめてはいけません。トレーニングの内容がとても大切だということです。

 ちなみに、プロゴルファーがプロテストに受かってからも、このような筋肉トレーニングの悪循環がよく起こってしまうのです。

 それほど、ゴルフのスイングというのはデリケートで、複雑なのです。

 覚えているスイングフォームに関係のある動きの、筋トレをしないと、スイングの動きが固くなってしまう。最悪、飛距離も落ちていくことになります。まして、パターや、アプローチのような超繊細な筋肉の動きを損なわずに、筋肉をつけていくことがどれほど難しいことなのか?
私も本当に悩みました。

でも、筋肉を付けていかなくては試合で戦えない。


ある意味、練習とトレーニングのジレンマですね。


どうすればいいのでしょうか?


ゴルフ以外のスポーツは何でもできるし、筋肉も人並み以上。そんな人が初めてゴルフのレッスンに来たときに、途方に暮れてしまう。全然打てない。他のスポーツができるのに、、なぜ、止まっているボールが打てないのか?と悔しくなる。


でも、ボールが止まっているからこそ、ゼロの状態から自分で動きを作って、エネルギーを生み出さなくてはいけない。その時に、他のスポーツで身につけた筋肉が、ゴルフの為の筋肉ではなく、他のスポーツの為の筋肉なので、ゴルフスイングのフォームを邪魔してしまう。

でも、一流プロゴルファーはトレーニングを沢山しているのです。そのトレーニングがどれほど計算されているのか?想像できますか?

→→つづく←←





 
2021年01月12日 16:37

ゴルフのための筋肉トレーニングの難しさ!?part3

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 ゴルフのトレーニングが他のスポーツに比べて難しい理由は、
ボールを打って飛ばす飛距離を出す為の筋肉と、
強い傾斜地から無理な体勢から安定して打つ筋肉と、
パターや距離の短いアプローチを繊細に打つための柔軟な筋肉と、
全て性質が違うからなのです。

 もちろん、他のスポーツでもきっとそれぞれの専門家からすると、その種目の筋肉をつけることは大変だと言うのかもしれません。


 ですが、ゴルフコーチの私からすると、他のスポーツをしっかりとやってきて、そこから初心者としてレッスンしていくなかで、他のスポーツに特化した体になっていればいるほど、ゴルフに適した体にしていくことは容易ではないということを、いつも感じてレッスンしているからなのです。

 もしくは、運動をあまりしてこなかったインドア派の人をレッスンして筋肉をつけていくのと、

 プロゴルファーを目指している子をレッスンして筋肉をつけていくのと、

 プロゴルファーになった人にもっと戦えるようになるためのレッスンで筋肉をつけていくのは、

全て内容が違うことは、当たり前です。

 ここで理解しなくてはいけないのが、どれだけ筋肉がついているかというこではなくて、
 ゴルフのスイングに適した性質の筋肉でなければ、
筋肉がたくさんついていてもゴルフの上達には直結しないということなのです。


 具体的にどのような動きに対して、どのような性質の筋肉をつけていくのか?

 野球、サッカー、テニス、陸上競技場、バレーボール、バスケ、等の色々なスポーツに対して、ゴルフはどのような筋肉が必要なのか?

 どのスポーツも競技として筋肉をつけるのは大変なのですが、特にゴルフは様々な性質の筋肉が求められるので、筋トレが難しいのです。

→→つづく←←
 
 
2021年01月10日 11:45

2021年 新年のご挨拶

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 皆様、あけましておめでとうございます。

 今年の皆様の目標が達成できることを願っております。
そして、目標を達成できるようにレッスンを全力で頑張りますので、今年もよろしくお願いいたします。


 人によって価値観は違いますし、
進むべき道、ゴールはそれぞれですし、
逆に既に進むべき道の行き先にたどり着いて、
人生を味わっている方もいるのかもしれません。

 人には迷惑をかけず、
 常に謙虚で、
 全てのことに感謝して、
  そんな中で、
 心の中は自由ですから、
  心の中では無限に楽しむ。


 真面目なことは大切ですし、真面目でなくてはいけません。

 ですが、真面目でいればあとは人任せ、ではどうなんでしょうか?

 敢えて前向きになって、楽しむことを忘れないでください。

 
 
 「謙虚なのはとても大切。でも謙虚でいることに
   甘えていてもいけない。」

私が大切にしている言葉を、お伝えしまして、
  今年のご挨拶とさせていただきます。


 公益社団法人 日本プロゴルフ協会 会員
                吉田 誠吾 
 
2021年01月01日 12:45

2020年 終わりのご挨拶

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 本年もレッスンにお越しいただきました方々へ、お礼と感謝のご挨拶をお伝えさせていただきます。

 
 今年は、忍耐の年でした。


 突然現れた新型コロナウィルスに皆、苛まれ、社会人としてのマナーとして、コミュニティーでのマスクと手洗いを徹底しなくてはならない日々を送ることになりました。


 自分よりも、人へ対しての健康と命。

 自分のための行動、活動と、人の命との天秤。

 命はかけがえのないものですから、その命を守るために日々の生活、仕事、趣味を制限していく努力。

 とても大変な決断を常に強いられることは、強いストレスと疲弊をもたらしました。


 そのような中で、逆に人が本当に生きていくうえで必要な事を深く考えさせられたことは、人類にとってはコロナウィルスが終息した後の世界へ、きっと大きな意味をもたらすことになったのではないでしょうか?

 生きていく為に必要なことは、生きるために必要な食べ物、体を温めるための必要最小限の被服、寝泊まりする場所、そして人と人との繋がり。
 
 人は一人では生きていけません。

 生活するために必要なものと、必要のない贅沢。


 人が贅沢をしなければ、経済がまわらずに、仕事が無くなって食べ物が食べられなくなる、、

 贅沢をするとコロナウィルスを拡めてしまう、、、


どうしょうもないジレンマのなかで、答えを絞り出す。



 贅沢をすれば医療機関、医療関係者に多大な負担をかけてしまう。


 贅沢をしなければ、経済の毛細血管の隅々までお金が巡らなくなる。

 そのなかで、日本の国は1つの答えを見つけ始めているのではないでしょうか?


 それは、1人1人が責任感を持って判断していくということができると1人1人にたいして信じること。


 ある経済学者が言っていたことが、私には1つの答えなのかと強く思いました。

 現実のコロナウィルスの実情と、そのデータを常に国民に見せ続ける。見せ続けたら、それにともないほとんどの人が性善説を実証するかのように、立派な行動をこなしていく。

 ごく一部の自分勝手に迷惑をかける人というのは数パーセントにしかすぎない、、

 人間というのは腹黒くて、ずる賢くて、自分かってというイメージが全く無いというと嘘になるこの社会に、人間の本当の温もりを感じられなくは無いということを、実感させられる。それが今年の私の感想です。


 元々、ゴルフをするということが贅沢なのかもしれないと心の中では、色々な事との比較で迷うこともありましたが、ゴルフで経済が巡るという要素もあることと、

 ゴルフをすることそのものが、
マナーを守り、
正直にスコアをつけて、
 ミスをしてもうろたえないで前へ進んでいかなくてはいけない、
というスポーツなので、自分の中に規律を作らなくてはいけないという意味ではまんざらでもない趣味だなと、
ゴルフの世界で生きている私にとっては、ゴルフを教える意義を無理やりでも見つけ出して、日々のレッスンを続けています。

勝ち負けの世界のプロゴルファー、
これからプロゴルファーを目指す者、
趣味として全力で楽しんでいる人、
楽しく気楽で十分な人、
これからゴルフを覚えたい人、
私は、それぞれの温度を見極めて、これからもずっと頭をフル回転しなが頑張っていく所存です。

 目標を達成した人には次の目標を定めて楽しんでもらう、
 目標が達成で来ていない人には誠実に向き合うレッスンを続ける、
 目標を立てられない人には自分の目標を見つけてもらえるようにヒントを与え続ける。


 そして、プロゴルファーには覚悟を決めて自分の力を振り絞って結果を出せるように厳しく訓練していく。


 来年も全力でレッスンをしていきますので、今後とも、吉田ゴルフスクールのレッスンをよろしくお願いいたします。

 

    公益社団法人 日本プロゴルフ協会 会員
                      吉田誠吾

  


 

 

 
2020年12月30日 07:23

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