たくさんいるプロゴルファーのなかで結果の出しかたが上手な人がトーナメントツアー選手になります。なぜ、プロでも結果の差ができるのかというのはもちろん様々な要素があるのですが、その中の一つがやはりスイングと飛んでいく球筋をアジャストしていくことなのです。調子が悪いなりに目標を狙う能力が試されるのがプロの世界です。松山英樹選手も手首の怪我をしたあとに「スイングの調子が良くても悪くてもそれを受け入れていたら関係なく結果を出せるときがある。」とコメントしています。また、「オリエンテッドターゲット」として目標に執着していくことは乱れるスイングを早くから気づかせてくれることにもつながります。ここで勘違いしてはいけないのが真っ直ぐ球筋を調整しなさいということではありません。思った通りに打てないときはプロでもあります。曲げながらでもピンに絡めば問題ありません。調子が悪いときに「オリエンテッドターゲット」の考え方がないと戦えないという意味で必要なのです。☘️☘️ここで、プロゴルファーでも必要な目標にアジャストするドリルをいくつか紹介したいとおまいます。少し難易度が高いですが、競技にでている人にとっては、とても大切なドリルになります。①練習の際に、目標を2つ決めそれを1球づつ交互に左右に打つ。毎回後方から目標を確認する。②目標を決め、スイングしてボールを打ったあとにも3秒ボールのあったところを見続けて、そのあとに決めた目標をすぐに見る。その際に飛んでいくボールを追わずに、目標を落下するボールを確認できるまで練習する。(慣れるまでボールを見失うことが多いので最初は短いクラブでやるのがお勧め)③2番目の練習とは逆に打ったボールを、インパクト後からそのまま目で追う練習をする。目で追っても首筋、背骨には軸があることをイメージする。(アニカソレンスタムをはじめ、最近の選手でもこのドリルをしてインパクトの時に目標方向に顔が向いていることがあります。)④わざと球筋を(フック、スライス)曲げて、目標に落ちるようにする。☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️☘️こういう練習ドリルは文章にするとすごく簡単に書けてしまいますが、実際の練習の中ではとても奥が深いものとなります。上級者だけができると考えず、これからゴルフを楽しもうとする方も、上手くできなくても少しでも試してみる気持ちで行うと、普段失われた感性が養われていくことを実感することにつながります。スイングを完成させる!だけではなく遊び心がいる練習ドリルなのですが調子がいいときにでも、悪いときにでも感性を磨くドリルは絶対に必要です。今回のテーマは少し難しいテーマでしたがゴルフのスイングを作っていくうえで、知っていてほしいことなのであえて4回にかけて、ブログに書いてみました。プロゴルファーの方も今一度このテーマを見直していただけたらと思います。また、興味をもたれた方はいつでもご相談にお越しください。今後も、基礎練習、スイングの応用、ショートゲームの様々な要素を解説していきますので楽しみにしていてください。そして、、、何度も言っていることですが、基本があっての応用です。基本が大切であることはすべてにおいて大前提ですね☝️
2018年04月20日 19:30