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どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part7

タイガー

どれだけ練習しても練習とコースで感覚が違うのに、原因が分からない人が多いのは何故でしょうか?よくコースための練習ではなく、練習場だけの練習になってはいけないとは言われますが、そのギャップを埋めるための工夫をしないと練習が苦しくなってしまいます。

練習とコースとのスイングの感覚のズレが生じるのは、
・コースの傾斜地になると体重の配分がアドレスで変わるので、体の回転量が減ることに気づいていない。

・現在取り組んでいるスイングを修正するための練習ドリルが自分にあっていない。(できないからといって、身に付くまで何ヵ月もドリルをやると危険です。本当に自分にあったドリルをすればある程度変化は感じられるものなので、無理に合わないドリルを続けてはいけません。)

・コースでのスイングのヘッドスピードが極端に落ちていて、練習場のヘッドスピードのイメージで振れていると勘違いして飛距離がでないと感じる。

・ショートゲームの練習の仕方が、本番の状況を踏まえて出来ていない。難しい技術の打ち方を覚えてしまっている。

・本番のコースになると、自分の打ちたい方向と狙いがズレてアドレスしてしまう。

・全部ナイスショットを求めてしまう。(ゴルフはミスショットも含めてパーをとるゲームです。あらゆる傾斜地で正しくアドレスしてボールと体の距離を安定するには相当の訓練が必要であるとともに、アドレスのズレで少しミスショットになるということにたいしては仕方ない場合もあり、深く理解してください。スイングでなく、アドレスに原因があるケースが多いです。)


他にも、色々な原因は考えられますが、普段の練習で本番のことを想定して良い練習をするということは、上手くいかないなかで確実にできることを選択していけるかという、聡明な考えが必要となります。

ある上達レベルまでは、できるだけシンプルなハーフスイングだけで達成できますし、もちろんコース経験が少ない人は、傾斜地で体の回転が弱くなるということを踏まえて練習しないと、どれだけ練習してもコースに打ちのめされてしまいます。コースにいったことのない人は、レッスンでいち早くコースに連れていって貰える所を探して、コース実戦を一度経験すると最初の一年を早く上達することが可能です。

ベテラン、上級者の人でずっとスコアが良くならない人は、勇気を出して、プロゴルファーにコースでのスイング診断をしてもらうことをお勧めします。ピンポイントでコースで打ちやすくなるような、改善ポイントが分かると、とても楽にプレーできるようになるかもしれません。


情報が溢れる日常のなかで、自分にあったことを選び出すということは至難の業です。必ず、コースで実感しやすいことから、取り組んでいかないと、訳が分からなくなったときにどうすれば良いのかわからなくなってしまいます。色んなプロゴルファーのレッスン書をたくさん試したけど、どれも自分に合わなかったという人は少しだけ冷静になってください。実際に試したことが出来ているかどうかもわかりにくいですし、コースには傾斜地もあります。スイングには、リズムとテンポの要素もあります。テークバックからフィニッシュまで1.4秒でスイングは終わりです。様々なバランスで構築されているスイングにたいして、当て推量でドリルを試してしまうことにたいしては、よく慎重になってからにしてください。

なかなか上達しないと感じる人は、スイングの改善だけでなく、コース戦略の作戦の立て方で変わる人もいます。本当はすでに実力があるのに、コースマネジメントが間違えてしまっている可能性もあります。

ほかスポーツで、コーチによって飛躍する選手がたくさんいる訳ですが、、どういうことをしたから飛躍できたのかを、想像してみてください。技術だけではないことは分かりますね。監督、コーチの「采配」が良いと強くないチームでも勝ってしまうことがあります。今あるものを生かしきるということも、考え方の1つであるということを、謙虚な気持ちで考えなおしてみるのもいいかもしれませんね。


今回で、どれだけ練習しても上達する実感がない?!シリーズは終了となります。敢えて、厳しい目線で進めて参りましたが、本当にマンネリ化したものを、プラスになるように改善するということは簡単ではないということを提案したいという気持ちが、皆さんに伝わればいいなと思い、書いてみました。これからも、様々な視点でゴルフのことをブログで書いていこうと思っています。難しいこと、誰にでも当てはまるようなこと、スイングを表現するときの言葉のジレンマ(意味を間違いやすいこと)の解説、ショートゲームのことなど、書くことはいっぱいあるのですが、いっぱいのことがあるからこそ、できるだけシンプルでいるセンスを大切にできるようになって欲しいという意味で書き続けていきます。本当にゴルフは奥が深いですね。

2018年09月12日 15:21

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part6

タイガー

スポーツの中で本当に難しいのが、モチベーションを維持していくことです。モチベーションとは「人がなにかをするときの動機付けや目的意識」なのですが、何かにたいしてやる気を起こすというのは、人の心のなかで複雑な要素が化学変化を起こすかのように、なんとも捕らえようのないものです。

モチベーションを維持するということは、人に、自分の楽しいことや、興味のあることを同じように感じてもらうことをどうすればいいのか?を、考えてみると、とても難しいことだと分かります。人に、押し付けて興味を持たせようとしても、簡単に興味を持つことはなかなかありません。皆さんも、人に自分の気持ちを伝えようとしてもうまく伝えられないという経験があると思います。そして、人に対してでなく、自分に対しても同じこととして、モチベーションを維持し続けることを考えてみると分かりやすくなります。上手くいかなかったり、つまらなくなってしまった時に、自分がなんでゴルフが好きなのか、ゴルフをする意味を自分のなかで考えなおすということは、人に同じ事を説得するぐらい難しいことなのです。

もともとゴルフを始めた理由は人それぞれです。そのなかでプロゴルファーになるのが目的だったり、アマチュアとしてかなりのレベルになることが目的でないのでしたら、どれだけ上達するのか、上達したのかを人と比べ過ぎてしまうと、結果がでないとやる気を無くしてしまいます。競技ゴルフを楽しんでいる人は、もちろん楽しむために競技をしているわけですが、必ず上には上がいます。必ず人によって上達の壁ができることは当たり前のことです。趣味としてゴルフを楽しむには、自分にとって自分なりの目標が必要です。自分なりの目標が正しく立てられるからこそ、正しい練習プランを考えていくことができます。ただ、やみくもに練習していて、上達がとまっていると感じている人は、他人は、関係なく、まずは自分をよく理解して、自分なりの楽しみ方を深く考えなおしてみてください。

ある程度ゴルフを楽しんできて、ベテランになってから上達が止まってしまったと思う人は、自分にとっての目標の立て方や、改めて自分を生かせるようなゴルフスタイルを考えなおしてみることをお勧めします。モチベーションというのは、正しい目標を作れて、自分なりの楽しみ方を忘れないことで保つことができます。

ベテランの人、上級者の人が初めてレッスンにいらした時に、一番大切なのがモチベーションがあがるような目標、練習ドリルを作り上げていくことだと思っています。「レッスンを受けてもダメだった」、「レッスンを受けたことがなくて、癖を直されるのが怖い」という人も、技術的なことだけでなく、「やる気」をでるようにしていくのもレッスンなので、一度でも私のレッスンにいらして相談に来てください。楽しいゴルフを忘れていたのを思い出すきっかけになるかもしれません。なぜ、プロゴルファーでもコーチをつけるのか?という意味を少し考えてみると、技術だけでなく、モチベーションを保つという意味であることがご理解いただけたかと思います。
「最初の頃の楽しさ」を忘れないということこそが、本当にセンスが問われるのかもしれませんね☝️

2018年09月11日 15:31

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part5

タイガー

グリーン上のカップにアプローチの練習が何故大切なのか?あえて考えてみると、以外となるほどと合理的に理解できるかと思います。

グリーン周りのアプローチのコツをつかみきると、いい意味で適当にできるので、安心感が生まれます。安心感があると、別にショットでボールをグリーンに乗せなくても、別にいいかなと思います。ちょん、とアプローチするだけと思えるからですね。そして、、そう思えると、リラックスしてショットの成功率が高まります。気持ちのいいショットを打てると、ワクワクしてきて、パターがたくさんはいる、、と良いプレーの流れの循環が生まれます。

こんなことは、分かりきっているとベテランのゴルファーは思うかもしれません。しかしながら、レッスンの実情としては、アプローチのゴルフのなかでの位置付けをきちんと、コースマネジメントとして築き上げている人はなかなかいません。自分にとって、本当にアプローチを寄せて、ワンパットできる距離は何ヤードですか?何ヤードからアバウトにアプローチしますか?と自分の力量に対して、凄く簡単なアプローチを覚えてしまえば本当はとても簡単に自信がつきます。少し厳しい言い方になってしまいますが、アプローチが苦手な人は、やみくもに受け売りの練習ドリルを、難しく意味をとらえてしまって自分の首を締めているように見えてしまいます。けして、技術ではなく、「考え方」が上手になるだけでアプローチはとても楽になります。

もちろん、アプローチは実際にさまざまな技術が存在しますし、それぞれのコースの状況によってプロゴルファーは使い分けします。でも、それは絶対にボギーを打たないためであって、3つ、4つボギーを打ってしまってもいいのなら、アプローチの技術を使い分ける必要なんてありません。本当に寄せられる近い距離を、簡単に寄せられる1つのアプローチをちゃんと覚えるだけで、72でプレーすることも可能です。

アプローチが苦手だから、ショット力を鍛えている人はある意味、修羅場地獄におちいります。体の調子が少しでも悪ければ、必ず調子が崩れる時もあります。アプローチと向き合うことから逃げている人、もしくは難しいアプローチ技術を覚えてしまって簡単に寄せられなくなってしまった人は、どれだけ練習しても、「考え方」を変えなくては改善することは難しいと思います。

アプローチのレッスンはとてもデリケートです。リズム、流れ、柔らさ、いいイメージを見ながら具体的に安心感が生まれるようにレッスンしていきます。レッスン書を読んで、アプローチが上手になることはあまりないのは、アプローチが音楽に似ているからです。レッスン書を読んで、楽器を新しく覚えようとしても美しい音楽を奏でることは無理ですよね。やはり、見本の生きた音楽がないとリズムや、流れや、柔らかさは理解できません。アプローチをレッスンするということは、楽器を楽しく上手に奏でることとそっくりなのです。「左脳」ではなく、「右脳」を使うような考え方、練習の仕方をちゃんとできていますか?

2018年09月07日 09:28

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part4

タイガー

私はゴルフを含めスポーツの世界でよく思うところがあります。それは、「上手になるためには時間がかかる」ということに対して、私は「正しいことを適切にすれば時間はかからずに上達する」と思っています。スポーツコーチをしていて、ゴルフは何故か他のスポーツに比べて、コーチング技術が遅れています。欧米では、17歳でプロツアーに優勝することもあるのに、日本では松山英樹選手を除いて若いプロが堂々と欧米のツアーで賞金を稼ぐことができないのは、日本のゴルフ環境も深く関係していることは、否めません。高校生まで勢いあふれる才能に恵まれた選手も、日本独特のレッスン形態に壊されていくのを、とても強く感じます。その1つとして自分に合わないドリルをずっと続けてしまう風潮があることです。ある意味ゴルフスイングは複雑なので、様々な要素のある一部分をピックアップしてセンセーショナルにゴルフ理論を誇張して主張してしまうと、皆ゴルフに悩んでいるので、「今なにをしたらいいのかわからないから、とりあえずやってみる、、、」となってしまい、さらに迷いの奥深くに潜り込んでしまいます。練習のドリルなんていうのは、自分にあったことを期間を決めて適切に取り組んで、身に付いたら、身に付いたことを実戦に生かす!ことが本当のドリルです。もし、もともと出来ているのに、、出来ていないと勘違いして続けてしまうと、スイングのバランスを壊してしまい、またそれを直すということの2度手間になってしまいます。いい例えではないかもしれませんが、ある症状にたいして、別の薬を飲まなくてはいけないのに、間違ったお薬を飲み続けて健康なところを薬で病んでしまうことに似ているのかもしれません。

本当はシンプルな基礎だけでもかなり上達することができますし、スイングも綺麗になります。自己流で綺麗なスイングにたどり着くということは、基礎を深く理解していないとそうそうできることではありません。自己流で、レッスン書だけで綺麗なスイングでプロゴルファーのようなスイングになった人は身の回りで見たことがあるでしょうか?もし、いるのでしたら、、たくさんの上手な人とたくさんゴルフをして「トライ アンド エラー」 を試行錯誤でやりきれた人か、天才の人、だけだけかもしれません。

レッスンの際に私は、「このドリルは3週間だけして、あとは、別のドリルをします。」だとか、バランスがさほど崩れていないような人には、プロゴルファーもやるような基礎練習を深く伝えることをしたりと、ドリルによって崩してしまうことを恐れながらレッスンを進めていきます。もちろん、私はレッスンに自信をもっていますが、時として、その人にたいして練習ドリルを間違えてしまい、数週間プラスに変化がない場合は、、「合わない練習ドリルを選択してしまいました」と間違いを認めて、効果の出るドリルをたくさんのドリルから選びなおします。自己流でたくさんのドリルをやってきた人にたいして、どのドリルが、どのように意味をとらえ間違えてしまったのか見抜くのにはかなりの経験と観察力が必要ですし、とても労力を必要とします。たくさんのドリルをしてしまった人にたいしては尚更です。間違いを認めることは本当に勇気のいることですが、ゴルフスイングは本当に複雑なので、少しでもそのようなことがないように私は今でも研究するようにしています。

今、そこそこスイングの調子がいい人や、何をやっても駄目になってしまっている人、これから始める人は本当に練習ドリルには気をつけてください。「数打ちゃ当たる」なんてことはそうありません。もともと、シンプルなスイングだけでもかなりのレベルまで到達できるということを理解してください。

宮本武蔵の「五輪の書」には、「何々流と飾り立ててるより、とにかく簡単に勝てばいい」と書いてあることを私はよく思い出します。何度も読んできて、これからも「五輪の書」を読み返すことと思いますが、基本を大切にするというのが「最強」であるということをいつも教えてもらえる、私にとって大切なレッスン書です✨

ちなみに、競技ゴルフでなく、楽しんでゴルフをするという人には癖も味と思って、楽しみ続けてください。この話は、あくまでもどこまでも追求したいという人に対して、少し厳しめに提案しているテーマなので、すでに楽しむことを完結している人にとっては、余計なお世話かもしれません。私は、求められない限り自分からレッスンはしません。その人にとっての大切な楽しい趣味をぶち壊してしまっては、本末転倒だからです。本当にゴルフを嗜んでいます、と言える人は素敵な人だと思います。ーー続くーー

2018年09月06日 06:41

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part3

タイガー

スイングを作っていくうえで大切なことの一つ、、身近にいいスイングをする人がいるかどうかです。どれだけ、2次元のスイング動画や連続写真を見たとしても、直接肌で感じるスイングの細部、スイングのリズム、テンポや柔らかさ、躍動感は100%理解することはできません。でも、本当にいいスイングをする人は限られていて、自分のスイングとの比較をする機会はなかなか無いのが実情です。レッスンにおいては、リアルタイムにいいスイングを見ながらダンスを覚えるように一時的に練習することは上達のために絶対に必要となります。

また、スイングに変化を求める時は、鏡を見ながら具体的にスイングを理解していくこともとても大切です。よく考えてみると、 、鏡で見ながら直すべきところを具体的に作れないのに、ボールを打ちながら変化することはありえません。(初心者の方は別ですね。初心者の方は最初の半年は練習するだけで上達します。あくまで、ある程度の経験をした人に限ります。)ボールを打ちながらスイングを調整すると、たまたまいい音がして飛んでいったスイングがいいと判断してしまい、どんなスイングがいいのかわからなくなってしまいます。ある程度のレベルの人はスイングを正しく修正しようとしても、目に見えて変化することが難しくなります。その人の体格やレベルに応じてスイングの覚えるところは違いますが、自分の打ちやすいスイングに対して、プロゴルファーのようなスイングを自分でゆっくり鏡を見ながら作れるようにすると、練習のモチベーションも高まり、ゴルフが楽しくなってくることは間違いありません。でも、本当に鏡を見ながら、自分のスイングを作れる人は、そういません。立体的にフォームを形成することは、絵を模写して、写真のように書き写すような観察力が問われます。しかもスポーツのフォームは変えようと思った箇所には、複数の別の箇所も関係を持っているため、これをこうして、あれをああして、そして、ここがこう動く💦と複雑です。多少は思う通りのフォームにならなくとも、バランスを壊してまでスイングを変えていくことはリスクが伴いますのでビジョンがない人は癖も尊重しなくてはなりません。計画的にスイングを変えていかないことには満足のいく結果にはなりずらい訳です。ただ、思いつきでスイングを改造していくなんていうのは良くないことです。

私はコーチとして、様々なプロゴルファーのフォームを立体的に記憶しているので、レッスンのときにはそれを、まず体で体感してもらうことをよくします。レッスン書やインターネット動画を見て練習するよりも、一発で自分のスイングとの違いが分かるからです。でも、本当に難しいのですが、自分の癖を急に直しても打てなくなることのほうが多いので、あくまでも目安として正しい動きを体感してもらうだけです。「いつかは、こうなるといいですね」と言いながら、癖も考慮してレッスンをしていくことをしないと、自信を無くさせてゴルフが楽しくなくなってしまいます。スイングをプラスに変えていくということは本当に深く理解していないとできないことなのです。なので、ある程度のレベルまできてもなにをしていいのかわからなくなるのです。アマチュアの人がアマチュアの人に、自分はこうしたら打ててるからとレクチャーしても必ず良くなることはそうありません。なぜなら、スイングは頭のてっぺんから爪先まで複雑なバランスのなかで成り立っているからです。ーー続くーー

2018年09月01日 07:13

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!Part2

タイガー

前回のテーマに引き続き、練習しているのに上達しない状況になってしまっていることを、どうすれば解決できるのかを順番に考えていきたいと思います。

癖を固めることによってゴルフはスコアがある程度よくなるのですが、、、ミスをすることにシビアになるタイプの人はそれでは満足出来ずに自分でスイングを変化させようとします。私はゴルフのコーチなので、様々なレベルにたいして、様々なタイプのスイングがあることを理解しています。なので、癖が強いスイングの人でも、ちゃんと利にかなっている癖ならあえて直さなくてもいいとも思っています。もちろん、誰でも綺麗なスイングを作りたいという気持ちを持っていると思いますが、綺麗な体幹の回転を作ってからでないと綺麗なスイングになることはありません。ぶれた回転軸の上にどれだけ腕とクラブの動きを調整しても、体幹の乱れにより全てが不安定になるからです。ちなみに、体幹の回転のレッスンは本当に繊細で、鏡を見ながら綺麗にしていくのは手間がかかります。だからといって、体幹の動きを綺麗にすることを面倒くさがって、クラブの動きばかり気にしていては本末転倒です。

スイングを変えて行くときに、上手くいかなかったときは基本に戻ることと、なぜ変えるのか明確なコンセプトが無くては、上手くいくわけがありません。例えていうなら、基本とコンセプトが無いままスイングを変えるということは、ジャングルのなかに地図とコンパスを持っていかないのと、とても良く似ています。基本とコンセプトは地図とコンパスということですね。スイングを変えてもとに戻せなくなった人は泥沼地獄にいる気持ちになってしまうことでしょう。ーー続く
 

2018年08月27日 20:32

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!

タイガー

今回は、ある程度経験を積んできて練習に励んでいるが、スコアが良くならなくなってしまった人にたいして、どうすれば上達することができるのかをテーマにしてみます。

ゴルフは慣れてくると、多少ミスをしてもなんとかなるという余裕ができてきます。ところが、その人の性格や練習のしかたによっては、いつまでたっても楽しめなかったり、ミスが気になってゴルフがいつまでも難しいと思ってしまう場合もあります。もちろん、ゴルフは奥が深くて難しいのですが、ある程度のレベルまでは楽しくシンプルに上達できるのに、自分で難しくしてしまっている人は要注意です。時間をかけて練習してきている分だけ、もう変わらないと思っている人は多いのではないのでしょうか?

ここで、少し厳しく、この上達がしなくなっていることについて考察していきたいと思います。

その1:自分の癖を固めた限界がきている。

その2:スイングを作って行くときに、見本となる正しいスイングをしている人がいなかった、または、教えてくれる人がいなかった。

その3:ある程度うまくいっているときに、自分に合わない練習ドリルをたくさんしてしまった。

その4:ショートゲームと向きあう時間よりも、ショット力を高めることに時間を費やしてしまった。

その5:ある程度楽しめていているが、次の目標が立てられず、なんとなく練習している。モチベーションが下がっている。

その6:結果を出すことにたいしてせっかちになる癖がついていて、練習場とコースとで全く違うスイングになってしまう。


次回のブログで、それぞれの原因について考えてみたいと思います。

 

2018年08月26日 13:12

何故、柔軟体操は怪我の予防にならない?!

最近では、柔軟体操を運動の前に行っても怪我の予防にならない場合が多いことが認知され始めています。また、柔軟体操をすればするほど運動のフォームの自由度が増えることによってフォームが不安定になるケースもあるため気をつけなくてはならないといった考えもあります。私のブログでも度々この話は載せているのですが、今回は詳しくお話してみたいと思います。

よく考えてみると、、スポーツで怪我をするというのは体が固いからでなく、運動の時のフォームが骨関節が動いていけない方向に動くようなことをしているからです。利にかなったように運動のフォームを修正しないで、柔軟体操をしてしまうと、どんどん動いていけない方に動いてしまい関節を痛めることになります。昔、何かの書物で怪我の理由のほとんどは柔軟体操が原因となっていると読んでから、私自身過度な柔軟体操をやめて痛かった首の痛みが取れてしまった経験があります。

日々のレッスンを通じて、正しい関節の動きにあったフォームを身に付けていれば、正しいフォームのなかで柔軟性が高まることを、いつも実感しています。間違ったフォームで練習していたら、どれだけ柔軟体操をしても怪我をしている場合治ることは難しいと思います。

体が固いから、柔軟体操をするのではなく、正しい利にかなったフォームで練習すること自体に、そのスポーツに必要な柔軟性が身に付くのですね。金メダルを取った水泳の北島康介選手は、現役の時に前屈の柔軟体操をしても手が地面に着かなかったそうです。サッカーのメッシ選手も前屈で手が地面に着かないという映像を観たことがあります。その種目ごとに必要な柔軟性があれば一流になれるということですね。

子供には、柔軟体操をさせるのではなく時間をかけて、骨に負担のフォームを身に付けさせれば怪我をしなくなります。また、あまりに体が柔らかいと筋肉の弾力性が無くなり速い動きがかえってできなくなります。

体が柔らかければ柔らかい程、動く分だけフォームを作らなくてはいけないので調子がよかったのに、柔軟体操をし過ぎてフォームを見失うことにもつながります。逆にかなりのエキスパートになれば、全てのフォームのバランスを理解していれば、柔軟性をプラスに生かせるようになることもあり得ます。

こういった理由でスポーツのパフォーマンスを上げるために柔軟体操を安直にすればいいと考えている人は、今一度考え直してみてください。

只ただ、スポーツのためでなく、健康のためにしてきた柔軟体操は続けてください。ヨガなどを含めて、自律神経にはとてもいいので止める必要はありません。あくまでも、怪我の予防、運動パフォーマンスの向上に、柔軟体操が直結しないというお話でした。



2018年08月18日 09:24

一流のプロゴルファーはどのように進化しているのか?

欧米の一流のプロゴルファー達は、あり得ないほどの精度と飛距離で進化し続けています。ゴルフクラブはルールの規制のなかで行き着くところまで技術が高められ、その背景のなかで恩恵を受けているのがプロゴルファーであることはデータのなかで明らかです。

30年前の欧米のプロゴルファー達の平均飛距離は230ヤードから260ヤードであったのが、今では295ヤードから320ヤードとなっています。

それに対して、何故日本のプロゴルファーは飛距離がでないのでしょうか?キャリーで290ヤード以上飛ばす選手は欧米ではたくさんいます。しかも、日本のプロゴルファーの身長と体重の平均と変わらないのにです。けして、体が大きいからではありません。

具体的に私はどういう理由で、どうして飛距離が出しきれないのかを研究しているのですが、

・バーディーが取れなくなって、結果の出しきれないプロゴルファーの方達、

・ベテランで癖をかためて上級者になったが、430ヤード以上のパー4でパーをとるのが難しいアマチュアの方達、

・体格が大きくてプロゴルファーよりも力があるのに飛ばしきれない人達、

・たくさん練習してもなにも変わらない人達、

は、是非とも一度お話を聞きに来てください。もう十分、分かってると思っていてもたくさんのパターンのスイングがあるなかで飛ばす実感をすると本当に感動するはずです。

欧米の選手達が、がに股で上半身の強さで打っているように見えたり、
すごい早いテンポで打っていることが日本人でも本当はできるんだということ、
最新のテクノロジーのドライバーを味わうということ、

レッスンで実感してみませんか?

個人レッスンは完全予約制なので、ホームページのお問い合わせフォームからいつでもご連絡ください。

ワクワクしなくなってマンネリしているのでしたら、アグレッシブな気持ちになるようなスイングにしてみませんか?

只今レッスンは少し混みあっていますが、予め、予約していただいてもキャンセル料、変更料はありませんのでお気楽にご予約ください。
2018年08月16日 13:13

2018全米プロゴルフ選手権 終了✨

2018年全米プロゴルフ選手権 タイガー ウッズ選手猛追の中 ブルックス ケプカ選手が逃げきり、今季メジャー2勝目となりました。今回の全米プロゴルフ選手権はグリーンが荒れてロングパットが入らないので、セカンドショットがピンに絡むかどうかという勝負になりましたね。ドライバーの飛距離を出して、ひたすらピンをガンガンに狙い続ける選手達はF1レーシングカーのように全てにおいて計算された完璧なゴルフを求められます。

いつも欧米の選手を見ていて思うのが、ドライバーショットの球筋が右にスライドしながら前に前に飛んでいくフェードショットは本当に驚く技術です。ボールを全身で、浅いベッド軌道でゴツン!!とぶっ叩く技術は松山英樹選手を除いて日本人選手達は持ち合わせていないのが現状です。けして体格ではなく、コンセプトとスイング技術によって打てる球筋だと、私は思っているのでコーチとして研究していきたいと思っています。キャリーで300ヤードを出すということはそう簡単にできることではありませんが、最先端のゴルフクラブの技術の助けも借りてよく研究していけば、日本人の平均的な体格でも可能性なはずです。

日本人選手がメジャーに勝つには、球筋の質を上げていくように学ばなければいけません。体格が大きい小さいと言っているようでは夢も希望も無いですね。



タイガー ウッズ選手はやっぱりカリスマですね☝️
2018年08月13日 08:26

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