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2019年全米オープン 3日目

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 全米オープン3日目。ゲーリーウッドランドがトップのまま最終日を迎えることになりました。ジャスティンローズ、ブルックスケプカ、ルイ ウーストハイゼン、ローリーマキロイ。どの選手が追い上げるのか?注目です。

  ちなみに、ゲーリーウッドランドは大学までバスケットに励んでいたのですが、それからゴルフに転向して一流選手の仲間入りをした選手です。彼はマイケル・ジョーダンを崇拝していることで有名です。アメリカでは、このような選手が意外と多く、アメリカではプロゴルファーになるための環境が整っていることがわかります。誰でも出場できるミニツアーが豊富なので、タフに試合をこなすことができたなら実力をつけることができるのです。日本では試合数が少ないのと、出場するのに制限があるために、ゴルフのレベルのピラミッドの底辺が弱いのです。

 松山英樹選手が「ピート コーエン」のレッスンを受け始めて、全米オープンでのスイングと球筋を観て分かることは、いままでと比べてインサイドアウト気味にスイングを修正して、球筋が右に行くようにしたのが分かります。フェードの曲がり幅を少なくしてキャリーを増やすという目的と、引っかけるミスを根絶することが目的だと推測されます。振ったときに大きく引っかけるよりも、僅かに右に行くようにするシステムにしておいたほうが、リスクを少なくして振れるからです。ジャスティンローズも同じような修正をして成功していることから、松山英樹選手がとんでもなく飛躍する可能性を、今回の全米オープンで感じることができました。



 ペブルビーチ ゴルフリンクス。一度でもプレーしてみたいと、観戦する度に思います。風が吹いたらどれだけ難しいのか、考えるだけでワクワクしますね。
2019年06月16日 16:52

2019年全米オープン 2日目

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 2日目、調子のいいマキロイ選手が、変幻自在なショットを駆使して上位に来ているのが注目するところです。マキロイ選手のファンが多いので、決勝2日間は世界中のパトロン達がマキロイがどんなプレーをするのか?を楽しみに睡眠不足になることが想像できますね。

 日本の選手達は、癖の強い難しい世界のコースで何故太刀打ちできないのでしょうか?もっともっと全身全霊で世界に立ち向かう姿を見せてくれる選手が現れることを、日本国民全員が願うところです。もちろん、松山英樹選手は誰もが認める一流の選手なのですが、ゴルフに一途で、ゴルフのことしか考えず、小さくまとまらず、ゴルフに誠実な選手がもっと誕生して欲しいものです。一流になるには「一本道」な人生を送れた者にだけ権利が与えられる訳です。余所見をせずに、一本道。誰にでもできるわけではないことですが、スーパースターになるためには、色々なものを我慢して犠牲にしなくてはなり得ないのです。

 海外の難しいコース、一流選手とプレーして打ちのめされると、「パワーが違う」と思ってしまう日本人選手達。実は筋力の差出はなく、難しいコースを回り続けるとそれに対応したスイングになっていくということに気づいて欲しいと思います。スイングのコンセプト自体が違うのです。もし、それに興味のあるプロゴルファーがいたら直接お話ししますので、いつでもオファーくださいませ。眠ってる力の出し方を引き出すことがきっとできると思います。今あるもののなかで、できること!早くそれに気づくだけなのです。全力素振りでヘッドスピードが男子プロで57m/s以上、女子プロで47m/sは欲しい、最低ラインです。一流男子選手は、ボールを打つときで57m/s出すことができるのですが、けして筋力だけではないということを知らなくてはいけません。


 さてさて、世界の一流選手達のジェントルマンな、たち振る舞いを、世界で一番美しいコースで、美しい所作でプレーする勇姿を、しっかりと観戦していきたいですね!
2019年06月15日 18:56

2019年全米オープン初日

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 全米オープン初日は、風が吹かなかったので世界ランキング通りの実力者達が順当にスコアをのばしてきました。風がこのまま吹かなければ16アンダー前後の優勝スコアになる雰囲気です。

 グリーンの芝の種類がポアナ芝と言って、毛羽立った野芝なのでアプローチでボールが跳ねてしまいます。日本の選手たちは、松山英樹選手を除いて距離感をつかめずにスコアを伸ばすことができませんでした。世界の一流になるには、芝の種類によってアプローチの距離感を臨機応変に変えることができなくてはいけません。結局、世界中の様々なコースをたくさん経験しなくては、世界では優勝できないということなのです。プロゴルファーは、なにがあっても、パーとバーディーをとらなくてはいけません。芝の性質も覚えないといけないのです。

 硬い地面の上に、毛羽立った芝が敷き詰められているなかで、どのようにキャリーとランを計算しているのかを注目して観戦してみると面白いと思います。


  世界の一流選手は、ショットのバリエーションも多くて、アプローチも変幻自在です。私には、当たり前のように平然と人を驚かすマジシャンのように見えてしまいます。マジシャンも人を驚かすためにたくさんの訓練をする訳ですが、人を魅了する程の技術というのは並大抵の努力ではできません。本当にゴルフというのは五感を全て研ぎ澄ます必要があるスポーツです。皆さんも、そんな奥の深いゴルフを上手に楽しめるように全米オープンを観てしっかり勉強してくださいね。
2019年06月14日 16:18

2019年全米オープン明日開催

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 今年の全米オープンは、ペブルビーチ ゴルフリンクスで開催となります。オーガスタゴルフクラブと並び、アメリカでは最高のコースと言われていて、ゴルフの聖地という人もいるようなコースです。パー3の7番ホールと、パー4の8番ホールが有名で、8番ホールのセカンドショットの凄さを観戦してみてください。


 松山英樹、ジョーダンスピースが調子を上げていているので個人的には、この2人をチェックしたいと思っています。正直、このペブルビーチで誰が上位にくるのかは、分かりません。海の側のゴルフ場で海風が強いと風速が10メートルを越えるので、海風のなかでボールをコントロールするということは並みの選手ではできません。海の側のゴルフ場でプレーしてことがある人なら少しは想像できるかと思います。ペブルビーチは、それに加えてグリーンが小さいのです、、、

ペブルビーチ ゴルフリンクスでは6回目の全米オープン開催なのですが、4回目開催の時、タイガーウッズが2位と10打差以上つけて優勝したのを今でも覚えています。


 美しいコースの景色に、松山英樹選手が感動しているとコメントしているというペブルビーチ ゴルフリンクス。風が強くなるかでどうなるかわからない、予想ができないようなコースなので皆さんも、楽しんで観戦していただけらと思います。
2019年06月12日 13:15

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart4

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   速く振れない人は速く振る、速く振れるけど安定しない人は基礎練習に戻る。それを短期間で的確に、周期的に練習していく。


 私の経験上よく思うことは、簡単に楽しむレベルからさらに上達するには、筋力、体力よりも、「練習の段取り」が上手な人のほうが上達すると感じています。仕事でも、勉強でも、ゴルフでも段取りができない人は、成果はでません。ある程度成果がでる段取りが分かるまでは、段取りを素直に教えてもらう必要があるわけです。

 もし、私が別の仕事を始めるなら、流れができている所にいって流れを教えてもらいます。できるだけ、スマートでクリエイティブな流れを持っている人がいたら、私なら、しがみついてでも教えてもらうと思います。ゴルフが上達することを通じて何千回、何万回もトライアンドエラーをして来たことを思うと、教えてもらったほうが効率はいいからです。

  私自身もゴルフを始めた最初から、ゴルフのレッスンを受けていましたが、4日間の試合を戦い抜くプロのスキルが知りたくて、欲しくて、次から次へと短期間でドリルを何十、何百と教えて貰いました。コーチから、パープレーで回らさせてもらったときに、限られた時間のなかで、バランスよく練習することの難しさを強く感じました。


  スイング中に起き上がってはいけない、でも体を速く回す練習をしなくてはいけない。それを、自分でバランスよく練習できる自信がある人は、上達することでしょう。もちろん、体を速く回すということには、様々な要素があって、その様々な要素でさえもバランスよく練習する必要があるわけです。プロゴルファーもコーチをつけるということは、慌ただしい日常のなかで練習のタイムスケジュールを組んでもらうということなのです。上手くいかない時に投げやりになるところを、言われたことをただやるだけでいいということは、とても楽で、頼りになるわけですね。


 そして、とうとう松山英樹選手も「ピート コーエン」というコーチをつけました。きっと、なにをしていのか?分からなくなってきたのだと思います。なにか自分でこだわっていることが強すぎて、次にいけない、、。なにを信じていいのか?わからなくなる。一流のプロ達が皆コーチをつけていることに、目を向けたのですね。

 

  速く振れない人、速く振れるけど安定しない人。練習場に練習に行った時に60分のなかで、練習のドリルを1つだけずっとしていても成長しないということを理解してください。


  1つだけのドリルをずっとしていても「過ぎたるは及ばざるが如し」なのですね。バランスよくです!ずっと、「このドリルは難しいね」と何ヵ月も同じことをしている人がいるとしたら、それは意味を間違えて練習してしまっているか、バランスよく練習できていない証拠です。自信をつけていくということは、短期間でできるということを理解していただけたらと思います。



  ゴルフが上達するということは、本当に難しいことです。
2019年06月04日 07:38

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart3

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 前傾姿勢をスイング中に保持することと、体の回転とヘッドスピードを速くすると前傾姿勢が起き上がってしまう、、。どのように練習すればいいのでしょうか?

 まず、骨盤が前傾することを深く理解するために基礎練習をする訳ですが、自分で骨盤から背骨が前傾しているということをイメージできまるまで、ハーフスイングで練習していくことになります。いわゆるスイングの下地を作るわけですね。下地を手を抜いてしまってはいいスイングができません。
 
  骨盤から前傾していることがイメージできるようになってきたら、起き上がってもいいから速く振ります。とにかく、ビュンとクラブが風を切る大きな音がするようになるのが理想です。
 
そして、、、また、前傾姿勢を保つ基礎練習をする!


 只これだけです、、。ですが、この練習を繰り返す時に、自己流でやっていると、どちらかの練習に偏ってしまうと、ゴルフスイングが分からなくなってしまいます。ある期間、ある練習量をこなしたら次へ、それを繰り返す。1つのことに囚われて、次のことができなくなる。覚えたことが崩れてしまうことが怖くて、違うドリルができなくなる。その悪循環にさいなまれると、上達をするサイクルが止まってしまうのです。

 トレーニングをするときにトレーナーをつける意味、勉強で先生をつける意味、スポーツでコーチをつける意味は、どれも同じです。自分でやっていてはバランスよく勉強できない、練習できないからコーチをつける分けですね。「コーチ」とはもともと馬車という意味で、目的まで馬車に乗せていくという意味での「コーチ」なのですね。現状に立ちすくんでいるのを、馬車に乗せて目標を達成させるということは、的確なドリルをバランスよく正しい練習量で上達させるということと、同じです。


ーーつづくーー

 
2019年06月04日 06:39

2019年全米女子オープン終了!!

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 2019年全米女子オープンが終了しました。イジョウン6選手が混戦のなか我慢の勝利であるとともに、初日に比嘉真美子選手が6アンダーで回ったことが惜しまれます。
 アメリカの女子ツアーは、とても苦しい状況が続いていて、アメリカでもテレビの視聴率、トーナメントの観客観戦数が低下しています。ゴルフ人口が減っていることと、アメリカの人は自国の選手が強くないとあまり応援しない傾向があります。特に女子プロゴルフは、北欧、東南アジア、韓国、オーストラリアと強い選手が、アメリカ国籍の選手以外に多いため選手の名前を覚えにくいとも言われています。皆さんも、全米女子オープンの選手の名前を観てもほとんどの選手が分からない人が多いのではないでしょうか?強い選手が安定してテレビに映ることが視聴率を取り戻すカギとなります。


  今回は、比嘉真美子選手の活躍のおかげで日本でも興味が湧いて、観戦した人が多いはずです。もともと比嘉真美子選手は完璧とも言えるスイングの持ち主で、男性的なスイングであるとともに、世界に通用する数少ない実力者です。今回開催された、カントリークラブオブチャールストンは6500ヤードでパー71で女性としては距離が長く、日本には全くないほどのグリーンのアンジュレーションと、毛羽だった芝質で、不規則な転がり方をするので簡単にボギーを打ってしまうのです。嘉真美子選手のようにドライバーが飛ばないとパーをとれません。


 女子プロゴルファーは、男子プロゴルファーに比べてランを出すスイングなので、スイングのトップの位置が低く、体の回転仕方もランが出るような回転なので、グリーンが硬くなるとボールを止められなくなります。なので、体格の大きい男性的なスイングをする海外の選手達に、歯が立たないのが続いていました。しかし、比嘉真美子選手、畑岡奈紗選手はスイングが男性的なのでアメリカに通用するのですね。

 また、いつか女子プロゴルファーのスイングと男子プロゴルファーのスイングの違い、レッスンするときにどのようにアドバイスを変えているのか?をブログでも書く予定です。体格に合わせたレッスンをしなくてはいけないので、本当にゴルフスイングのレッスンは難しいことのオンパレードです。男子、女子共に強い選手の分析を続けて、その研究結果を皆さんのレッスンにも生かしていきたいと考えています。


 昔、上田桃子選手が日本で賞金女王になった後にアメリカツアーに挑んだ時がありました。その結果、日本で稼いだ賞金を全て使い果てて帰ってきたと本人が言っていたのを覚えています。ずっと戦い抜いた宮里藍選手、現在アメリカツアーで奮闘中の畑岡奈紗選手がいかに凄いことなのか?を理解して、皆で応援しなくてはいけませんね。

 
  また、結果の出しきれない女子プロゴルファーがいたら、一度相談に来てください。トーナメントに導いた経験もあるので、力になれると思います。プロゴルフの世界は、勢いとコンセプトがしっかりないと、生き抜くことができません。
 本当にプロの世界は全身全霊で挑むこと、人生を捧げる覚悟がいるということを、プロゴルファー達は自覚して欲しいと思います。

 環境に恵まれて、ただ只ゴルフをしてきた勢いでプロゴルファーになっても、最後の最後は自分のことを自分で解決しなくてはいけません。何故結果がでるのか?出ないのか?を的確に分析をしなくては、ただ練習をしていても変わりません。レベルが上がれば上がるほど冷静な考えのもとに、計算されたマネージメントでプレーされていることを深く理解してください。とにかく練習!では一流にはなれないということを、普段の練習のなかで気づけるかどうか?そこに、賞金を稼ぐためのノウハウがあるのです。

 
2019年06月03日 06:48

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマpart2

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  スイングのインパクトまでに前傾姿勢が起き上がると、起き上がることによって、右肘をの伸ばす動きがはいってしまいます。その右肘を伸ばさなければ当たらないという癖をつけると、ダウンスイングの起き上がりが治らなくなってしまいます。

 そういう理由から、スイング中にどんどんお尻を先に先に回してフィニッシュをとる前に、一度、スイング中のインパクトの形を理解しなくてはいけません。顔が地面に近づくように、骨盤の前傾を深くして、右肘が曲がったままインパクトの形を大げさにイメージする。このインパクトのイメージが分からないと、ダウンスイングの時に起き上がる悪い癖はとれません。

  フェアーウェイウッドやユーティリティが少し苦手という人は、かなりの確率でダウンスイングで起き上がっているといえます。

 そして、そのダウンスイングで起き上がった癖のまま、スイング中にお尻をどんどん先に回すと、油に水を注ぐような悪循環が発生してしまうのです。

 スイングを覚えていく順番を間違えると、どれだけ練習しても良くならなくなってしまいます。スイングを作っていくなかでは、このように順番を間違えてはいけない要素がたくさんあって、プロゴルファーでも間違った練習をするとスランプになる理由の1つがこれなのです。むやみにスイングバランスを考えないで、ドリルをしてしまうことは、ある意味怖いということを理解していなくてはいけません。

 具体的に、どのように、練習すればインパクトまで前傾姿勢を保てて、かつスイングスピードが速くなるのでしょうか?レッスンのなかでも時間をかけても理解してもらい、手を抜けない要素がこのテーマなのです。

ーーつづくーー


 
2019年05月28日 05:55

2019年全米プロゴルフ選手権 終了

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 2019年全米プロゴルフ選手権はブルックス ケプカ選手が圧勝しました。
 
  ちなみに、ゴルフのジレンマシリーズはこの後の回で続きを載せます。

 この大会ご開催されたコースはベスページ州立公園ブラックコースで行われ、とても有名なパブリックコースとして世の中に知れ渡っているコースです。世界大恐慌の際に景気回復策としてニューディール政策の1つとしてつくられたコースです。去年の全米オープンが開催された、シネコックヒルズゴルフカントリーと並んで、モンスターコースとしてとても有名です。

   ベスページ州立公園ゴルフクラブは、パブリックコースなので誰でも安くプレーできるので、いつも予約がいっぱいだそうです。ゴルフメジャー大会はパブリックコースで行われることが多く、アメリカ、イギリスのゴルフコースは、パブリックでもすごいコースがあるということで、とてもレベルがさまざまな面で高いことが分かりますね。
 

  ベスページ州立公園ゴルフクラブは、ホワイトコース、イエローコース、レッドコース、ブラックコースと4つあり、ブラックコースは、

 「警告:ブラックコースは極めて難しいコースなので上級者のみプレイすることをおススメします」
  という看板が掛けてある程難しいコースです。ドライバーをアイアンショットのようにピンポイントで狙う必要があり、アイアンショットで確実にグリーンをとらえないとボギーになるという、想像を越える難易度です。

 2019年の全米プロゴルフ選手権は、来年通りの重々しい雰囲気で少し玄人好みの大会なので、ゴルフが好きでないとずっと観ていられない、詫びさびがあるような大会です。毎年必ずテレビで放映されていますが、毎回欠かさずに観ている人はよほどのゴルフ通です。
 毎回、丸山茂樹さんの解説が、アメリカを生き抜いた経験を通して語られるので、とても勉強になりますね。

 ケプカ選手の独走状態で迎えた4日目、ダスティンジョンソン選手が猛追してとても最後までハラハラする展開となり、見応えは十分でした。

  この2人のスイングは「ボウガン」タイプのスイングで、丸山茂樹さんもこれからはこのスイングが主流となると言っていましたが、私もコーチとして研究しているスイングです。弓矢を放つように、シンプルにボールを飛ばすので、習得するとどんな難コースでも関係なくバーディがとれるようになります。丸山茂樹さんは、手打ちのようでパワーがないとできないと解説していましたが、それに対しては私は違う意見を持っています。手打ちではなく、体の大きな筋肉を使いかたがキーポイントで、ブログでも少し説明はしてきました。
 ちゃんと体の使い方、クラブの使い方を分析すると誰でも「ボウガン」タイプのスイングは体感することができます。日本人にはできない、と言ってしまったら夢はないですよね。私は、このように海外の選手は特別だと考えるのは日本ゴルフ界の悪い風習だといつも思います。日本人選手でもできるし、スイングの学びかたが違うということを、日本人プロゴルファー達は気づかなくてはいけません。


 また、ブログでも、レッスンでもこういう一流選手のスイングを解説して、取り入れられる要素をどんどん書いていくつもりですが、私には関係無いと思わないで、興味をもって皆さんに見て欲しいです。


  ケプカ選手は、今回の4日間は本当に「パーフェクトヒューマン」でしたね。人間はここまで凄いことができるんだ!と驚かされました、、、彼はサイボーグなのでしょうか、、?
2019年05月20日 10:06

ゴルフのジレンマシリーズ:「腰を先にまわす」という表現のジレンマ

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 ゴルフの練習をある程度していると、必ず「腰を先にまわす」というアドバイスを聞くことになります。この「腰を先にまわす」という表現は、とても危ない表現だということを理解していないと、ユーティリティやフェアウェイウッドが打てなくなってしまいます。

 飛距離が欲しいときや、スイングが弱々しい雰囲気の時についつい「腰を先にまわす」と考えてしまいますが、安直に腰を意識するとダフったり、トップして全く飛ばなくなってしまいます。

 なぜかというと、「腰を先にまわす」ことはスイング中の前傾姿勢を起き上がらせる副作用があるからです。起き上がるとゴルフクラブのヘッドが届かなくて、急に肘を伸ばしてダフる。肘を伸ばさなければトップする。と、ミスショットを誘発してしまうのが、スイング中の起き上がりです。

 そもそも、腰というのは「背中の真ん中から下の部分」であって、よく「腰のクビレ」と言われるところが腰です。「腰を先にまわす」という表現よりも、「お尻を先にまわす」という表現でなくてはいけません。もしくは、「骨盤を先にまわす」ことがそもそも正しい表現です。「腰を先にまわす」という曖昧な表現をするからこそ、どう回していいのかわからなくなるのです。

 ですが、実際にインパクトの際には、上体よりもお尻は先に回っていないと、分厚いインパクトの打感は感じられないですし、カッコいいスイングにはなりません。

、、、でもお尻を先にまわすと起き上がる、、というジレンマ。いったいどう考えたらこのジレンマは解決するのでしょうか?

 レッスンでもいきなり「腰を先に回しなさい」と乱暴に言ったとしたら、大半の人は起き上がってしまうことでしょう。


_ーーつづくーー


 
2019年05月16日 06:55

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