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台風により本日グループレッスン中止になります。

 本日7月27日土曜日、台風の影響によりグループレッスンを実施する練習場が営業停止となるため、レッスンも中止いたします。

 尚、個人レッスンにかんしては、王子ゴルフガーデンにて通常通りレッスンは行います。

 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご了承の程、よろしくお願いいたします。
2019年07月27日 06:45

上級者編part2:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 上級者になってからどのようにレベルを上げていくのか?上級者としての指標は、

**とにかくダブルボギー以上のスコアを簡単に打たないように修練する。もし、ダブルボギー以上打ってしまったら、何故打ってしまったのかを、毎回反省会すること。

    コースマネージメントにおいてボギーと、ダブルボギー以上のスコアは全く違うということをしっかりと理解する。ダブルボギー以上を簡単に打ってしまうということは、普段の練習が間違えていると考え、傾斜からの状況判断、テンポリズムの改善、平常心でいられるメンタルを勉強すること。


**3パット以上を全く出さないようにする。

  プロゴルファーとアマチュアの一番練習量の差があるのが、ロングパットと言われています。ある情報では、時間でいうと1000倍以上違うともいわれています。プロゴルファーは1日中練習することもありますが、アマチュアとしてロングパットの練習時間が少なすぎることが、1000倍以上も違ってしまうのです。たまには、ロングパットを練習できるような環境を作る努力をして1時間練習するようにすれば3パットはしなくなります。パーオンして3パットするということは、一番もったいないことです。


**グリーンの周り(20ヤード以内)からのアプローチで50%以上寄せて1パットでいけるようになること。10ラウンド毎に、パーオンしなかった時には、グリーン周りから全部寄せてワンパットができるラウンドが数回でるようになること。

 自分にとって、ほとんどアプローチを寄せられる距離を言えますか?プロゴルファーでないかぎり、30ヤードを全部寄せることはできません。30ヤードから10回連続でアプローチすると、平均で2,3回しか寄せて1パットができないという現実を知らなくてはいけません。本当に寄せられるアプローチは20ヤード以内だということを、理解して、本当に寄せられる距離のアプローチをしっかりと練習すること。20ヤード以内だったら、50%は寄せてワンパットは可能です。もし、練習場で30ヤード以上のアプローチをむやみに練習している人はアプローチは上達しません。(30ヤード~100ヤードの練習は、パー5でバーディーをとるために必要な練習となります。)




**練習量を増やすことよりも、質の高い練習ができるようになること。そのためにも、競技ゴルフを通じて自分よりレベルの高い人とゴルフをする環境を作る努力をしたり、プロゴルファーのレッスンを受けるなど、的を射た、的確なスイング修正を日々行えるようにすること。(もちろん、たくさんラウンドをこなして、上記のことをクリアできるようになればレベルアップはしますが、基礎がきちんとできていなければ、あるレベルからは上達は止まってしまいます。)

 私自身、現役で沢山試合に出ていたころに、一番大切なことと思っていたことは、レベルの高い環境に身を置くことでした。自分一人で練習していても、改善点を見つけ出すことはできません。少し勇気を出して、質の高い練習ができる環境を作ることも上達のためには必要なことです。環境を作ることが難しい人は、プロゴルファーのレッスンを受けることをお勧めします。

**ある程度の平均スコアを維持しながら、的確な練習で飛距離アップを心がける。男性は200ヤード以上、女性は180ヤード以内飛ばせていて、上記のことをクリアできたら、理論上、パープレーは可能ですが、自分の体力、ヘッドスピードに対して飛距離が出ていない場合は、パーとボギーを確実に取りながら、慎重に飛距離アップを心がける。

  プロゴルファーでも、飛距離アップの改善をすることで不調になることが多く、自分のプレースタイルを守りながら、飛距離アップすることはとても難しいことです。ただ、あと10ヤード~20ヤード飛ばせるだけで上級者として壁が破れるという人が多いということは、否めません。スイング改造、筋力アップ、使用しているクラブを見直すなど慎重に飛距離アップを試みることも、上級者としては大切なことです。ただ、この事にたいしてはたくさんの注意点もあるので気をつけてください。


 以上、上級者としての必要な上達の指標です。もっと沢山の要素はありますが、次回のセミプロ編でも同じことが言えることがいくつかありますすので、上級者のレベルの人は、セミプロ編も参考にするようにしてください。

  楽しんでゴルフをすることが一番大切なことです。ただ、上達したいのにできなくて、ストレスを感じる人は、上記の上達指標に従って、普段の練習が正しく行えているのか、自分を見つめ直していただけたらと思います。アプローチ、パター、コースマネージメント、集中力を養わずに、練習場でスイングを改善したとしても、安定してパーオン率が上がることはありません。いつまでも、コースのための練習ではなく、練習場でしかできないスイングを練習していても成長は止まってしまうことでしょう。

 本当に満足できていて、いいスコアもでるようになったのなら、、、スーパー飛距離アップを楽しむことも1つの楽しみ方です、、

次回、ラスト、セミプロ編の上達指標です。


ーーつづくーー
2019年07月23日 05:44

2019年全英オープン最終日

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  2019年全英オープンは、シェーン ロウリーが楽々逃げ切り優勝でした。風のあるなか、ものすごい雨が降ってきて、普通なら冷えきってゴルフにならないところを、平常心と技術で乗り切る必要がありました。シェーンロウリーは地元ということと、今のコーチと相性がよく、スイングの調子がピークに持っていくことができたことが、このダントツ優勝を生む要因になったと思います。また、日本製のダンロップスリクソンのドライバーに変えたことで、曲がらなくなったと、シェーンロウリーはコメントしています。

  私は、コーチとしてこのような難しい状況のなかで、選手のスイングの調子をどうすればよくすることができるのか?という目線でずっと全英オープンを観戦していましたが、なにも考えず「そこに打つ」という感じで、目標に確実に打てるというように調整するには、その選手が打ちたい球筋に対して、スイングアドレス、クラブ軌道、フェースコントロール、テンポ、リズムと深く分析しなくてはいけないので、もっと様々なスイングタイプを研究しなくてはいけないなと、強く感じたのでした。


  松山英樹選手を除いて、日本人選手達は何故、海外の試合で結果が残せないのか?

 難しいコースで、自分のスイングを確立して、自分のスイングを信じて、迷い無く、テンポよく、躍動感のあるスイングを、時間をかけて作り上げる必要があります。どんな傾斜でも、風か吹いていても、「シュパン!」と切れのよいスイングをするということが、日本人選手は苦手です。スイングを作り上げる工程のなかで、テンポとリズムを大切にすることを、上手に取り入れることができていないことを、どのように改善していくのか?向き合っていくことが、日本人勢は研究しなくてはいけません。とってつけたような、無理やり活字にしたようなスイング理論から卒業して、感性あふれる、鋭いスイングを作り上げるスイングプログラムを考え直す必要があります。


  どこまでもスイングは磨くことができるということを、いつも教えてくれるのがメジャー大会です。スイングの様々な要素、必要なフィジカルバランスを一流選手と日本人選手達を比較して、もっと研究を進めていきたいと思います。

  本当にスイングは、複雑で繊細なものですね。1つを改善しても、様々な要素がいっぱい絡んでいるので調子を維持することは至難の業です。一流選手でも調子の波があるのに、「わかった!」と油断することは、「わかっていない」ということだということを、肝に命じて日々練習しなくてはいけません。

 というこで、結果が出せなくなったプロゴルファーの方、もしよければ一度ご相談にいらしてください。一流選手になるためには、様々な角度から、客観的に、バランスよく練習しなくてはいけません。プロゴルファーとして、ただ試合に出ているだけでは成長は止まってしまいます。テレビに映った自分の姿が勇ましい姿になるようにイメージできていますか?正しいコンセプトを持って日々を過ごさなくてはいけません。


 それにしても、シェーンロウリーは家の前を散歩しているかのように、気楽に4日間まわっていましたが、雨風のロイヤルポートラッシュゴルフクラブを制覇するなんて、脱帽です。想像をはるかに上回る、素晴らしい優勝でした。

 

 
2019年07月22日 06:12

2019年全英オープン3日目

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 シェーン ロウリーの独壇場になりましたね。地元の声援の力をエネルギーにしてバーディーをとっていることは何か特別なものを感じさせてくれます。予想を上回る出来事、地元の人達は興奮覚めやまないことでしょう。4日目は、シェーン ローリーしだいで、現在7アンダーの選手あたりまでが優勝圏内です。


 
 一流選手でも、2メーター以上のパットは全部いれることができない。1メーターは確実にいれる。この、1メーターと2メーターの違いをしっかりと感じて観戦してみてください。一流プロゴルファーは、ボギーを打ってしまうなかで、バーディーを沢山取る。このバーディー沢山とることができることが一流の証です。普通はこんなにセカンドショットをピンに絡めることなんて、できません。世界中で何万人といるプロゴルファーのなかの数人がこのメジャー大会で全身全霊で戦う。この天才達はどのように育ってきたのか?コーチとしての私も全身全霊で分析していきたいと、いつも思っています。一流になるための必要な条件は複雑で、奇跡的な要素がなくてはいけません。

 松山英樹選手、星野陸也選手この2人のみが、一流の資質を持っています。このメジャー大会のモンスターを打ち破る可能性をもつ日本選手は今のところこの2人だけです。


ちなみに、、見出しの写真はロイヤルポートラッシュの15番ホールです。どれだけ、ボコボコなんだ、、という感じですね。
2019年07月21日 06:05

2019年全英オープン2日目

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 2019年全英オープン2日目。やはり、セカンドショットのショット力がそのままスコアになっていますね。ボギーを打たないで、バーディーをとるということは超一流の選手にしかできないことです。

 上位にいる、イギリス出身のフリートウッド選手は、イギリス中のコースでいくつものコースレコードをもっている選手なので、大注目です。


 それにしても、ケプカ選手はメジャーに強いですね、、


  箱庭のように綺麗な芝が生えた、ロイヤルポートラッシュゴルフクラブ。平坦な場所が少なく、あるがままに、というゴルフの原点を思い出させてくれるようなコースです。

 3日目のムービングデー。ムービングデーとは、予選を通過した選手の順位を、簡単なピンのポジションにして、順位を変動させることをいいます。もともとは、主催者が、視聴率や観客動員数を増やすために行われたことがきっかけと言われています。この流れでいうと、3日目に12アンダー~8アンダーにきた選手が優勝という予想ができます。やはり、メジャーで勝つということは、運だけでなく、本当の実力がなくては無理ということを、メジャーを観戦するたびに痛感させられます。



 
2019年07月20日 06:24

2019年全英オープン1日目

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2019年全英オープン1日目 北アイルランドの見慣れない雰囲気のなかで ロイヤルポートラッシュのフェアウェイの起伏の激しさに 全ての選手が苦戦しています。

 グリーンの芝が毛羽立っていて、パターとアプローチとショットが思ったより転がらない、、独特の感覚が求められるショートゲームが、簡単にボギーを打ってしまう。選手として応用力が求められるのが、ロイヤルポートラッシュです。


 世界中の一流選手でさえも、激しい起伏からはグリーンを捉えることが難しく、アマチュアの皆さんはそのなかでもボギーとパーで凌ぐプロの姿をよく学んでください。ゴルフはやはりアプローチが大切なことがよく分かると思います。


  それにしても、これだけ起伏があるとちょっとしたミスで大叩きしてしまうので、安全にコースマネージメントをしなければ優勝できないでしょうね。そして、風が吹いたとしたら、、数人の選手を除いて、大叩きしてしまうことが想像できてしまいます。ロイヤルポートラッシュ、、難しすぎます。
2019年07月19日 06:11

2019年全英オープン 明日開催

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 明日、18日北アイルランドのロイヤルポートラッシュにて全英オープン開催です。

 イギリスは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つから成り立っていますが、北アイルランドで全英オープンを開催されるのは1860年から始まってから、2回目になります。

 全英オープン覇者である、ダレン クラークや、ローリーマキロイの出身地なので、北アイルランドで全英オープンが珍しくも、開催されるのは、この2人の影響が少なからずもあるように思えます。

 北アイルランドは、人懐っこくて、情に厚い国民性なのですが、感情的になると、後先考えずにいくところまで行ってしまう、、、そう、マキロイ選手そのものなのです。マキロイ選手が人気なのは、こういう国民性からくるものなのかもしれませんね。サッカーでも北アイルランドのサポーターは攻撃的なことでも有名です。ちなみに、アイルランドはパブ発祥の地なので、昼間からウイスキーをベロベロになるまで、皆で飲み合うのが習わしで、お酒好きな人にはたまらない場所です。

 全英オープンは毎年、セカンドのショット力がそのまま順位になってしまいます。なぜなら、風が強いときに5メーター以上のパットが全く入らないからです。バーディーをとるには、ピン側につけるしかありません。なので、スコアを崩し始めるとどこまでも、大叩きしてしまうのが全英オープンです。日本の選手がいつも大叩きしてしまうのは、本当の実力がなければパーをとることも難しいからです。今年は、日本人選手が何人予選通過できるのか?楽しみですね。


 毎年、全英オープンの優勝者は調子がいい選手がなるわけでなく、イギリス特有のコースという難問を解けた選手が、ポンと優勝してしまいます。今まで解いたことのない初めての難解パズルを、ありとあらゆる経験で立ち向かうのが、全英オープンです。


  開催される、ロイヤルポートラッシュゴルフ場は、私も見たことがないので、ワクワクしながら観戦したいと思います。とても楽しみです。
2019年07月17日 11:42

上級者編part1:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 いよいよ上級者編の指標です。アマチュアゴルファーの憧れ、それが上級者。今回のテーマでの上級者の指標は、男性は、レギュラーティーでのスコア「80」を切るレベルからバックティーでの「72」までとします。

  女性は、レディースティーでの「90」を切るレベルからレギュラーティーでの「80」までです。
  
  男性「72」女性「80」よりもいいスコアになると、いよいよ「セミプロ」のレベルとなります。

 ちなみに、上記の説明通り、男性はバックティー、女性はレギュラーティーでプレーすることが前提となります。プロゴルファーと同じティーからプレーするのが上級者です。

 名門ゴルフ倶楽部では、シングルプレーヤーにならないとバックティーではまわらさせてもらえません。

 シングルプレーヤーというのは、ハンディキャップが「9」~「+4」をゴルフ倶楽部または、JGA(日本ゴルフ協会)から認定された人のことを言います。JGAから認定されたハンディキャップは20ラウンドのスコアから算出されるので、シングルハンディになりやすいのですが、ゴルフ倶楽部から認定されるハンディキャップは、ゴルフ倶楽部のなかの月例大会、または、クラブチャンピオンシップ、スクラッチ選手権、理事長杯の大きな倶楽部競技大会で「79」以上を数回出さなくてはいけません。

  実は、ゴルフ倶楽部によってシングルプレーヤーに昇格する規定が違うため、名門のチャンピオンコースでシングルプレーヤーになるのはとても難易度が高くなります。また、半年で「79」以下を3回とか、3ヶ月のなかで「79」を2回など、判定基準も異なります。

  なので、複数ゴルフ倶楽部の会員権を所有している人でも、このコースではシングルプレーヤーだけど、こっちはなれないといったことも起こりうるのです。(ちなみに、、ハンディキャップ「3」以上になると、更に審査が厳しくなります。もし、まわりに「3」以上の人がいたら、1000ラウンド以上は軽くこなしているはずです。)

 
  このようにシングルプレーヤーになってから、上級者として、レベルが上がっていくということは、並大抵のことではできません。もともと、私の専門分野が競技ゴルフのコーチングなので、上級者以上のレベルのコーチングの難しさを、日々のレッスンのなかで感じています。もっとコーチングのスキルを勉強しなくてはいけないと、レッスンを受けていただいている人と向き合ってレッスンしているといつも思わされます。1人1人違うスイングタイプで、違う体格、違う性格。1人1人に、あった練習メニューを組んでいくということは本当に手間がかかります。

 日々レッスンしているなかで、私自身が大切だと思うことを、上級者に対してどうしているのか?を述べていきます。どのような練習の頻度、取り組みかた、メンタル、または、上達するための環境が必要なのでしょうか?

 どれだけ練習しても、どれだけラウンドしてもベストスコアが更新できなくなっている上級者は、今回の指標を理解することによって「壁」を破っていただけたらと思います。

ーーつづくーー
2019年07月13日 11:17

中級者編part4:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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  前回までは、男性中級者を対象に説明いたしましたが、今回は女性中級者の指標を説明します。

  ゴルフ人口のなかで、女性の割合が約17%と少ないのが実情です。他のスポーツに比べて圧倒的に比率が少ないために、女性が上達するうえで練習する環境が、男性に比べて不利になることは否めません。

 また、平均的な基礎体力が男性と女性では大きく違うので、パーオンすることがとても難しく、よほど訓練しなければパーを沢山取ることができません。

 ということで、女性は「90」のスコアをコンスタントに切れるようになったら、上級者とします。男性は「80」をたまに、切れたら上級者としましたが、女性の場合はハードルを下げた下げたぶんだけコンスタントに出すということを条件とします。

 ①パー3では2打目、パー4では3打目、パー5では4打目で確実にグリーンに乗せられるようになること。

 ②18ホール全部ボギーで「90」になるということを認識して、ボギーペースでプレーするうえで、ダブルボギー1つにつき、パーを1つ取らなければいけません。ダブルボギーまで打ってしまったのなら、それについてしっかりと反省して練習するように心がけること。


 私が、女性ゴルファーにラウンドレッスンを沢山してきた経験から言うと、本当にパーオンさせることが難しいのが実情です。パー4の2打目で傾斜地から、しっかりと150ヤード以上飛ばせるようになるのは本当に努力が必要です。

  なので、50ヤード以内のアプローチを確実にグリーンに乗せられるように訓練していくのですが、やはり傾斜からや、ラフから乗せられるようにするには、実戦のコースでしか上達しません。練習場でどれだけ練習しても、ちょっと油断すると半分も飛ばないようなアプローチのミスになってしまうということを踏まえて、アプローチの振り幅を覚えていきます。


 ショットに関しては、フェアーウェイウッドやユーティリティで、傾斜地からでも距離が落ちないようにスイングスピードを上げなくてはいけません。練習場で練習しているときに、どんなミスをしても、前に行くミス、転がってでもグリーンの側までいく、スイングスピードが必要です。ドライバーでヘッドスピードが「35m/s」以上が目安となります。女性が「35m/s」以上のスピードを出すということは本当に努力が必要です。

以上が、女性中級者の指標と、上達するための練習のポイントとなります。



  上級者になるためにはダブルボギー以上のミスを簡単に出してはいけません。時にはOBになってしまってダブルボギー以上を打つこともありますが、しょっちゅうOBになってしまうのでは、練習の仕方が良くないだけです。

 飛距離が出てもアプローチ、パターが苦手。アプローチ、パターは何とかなっているけど、飛距離か出せない。全体的に良くなっているけど、必ず大叩きするホールがある。等、人によって上級者になるためには、練習のメニューが違ってきます。

 長年、ゴルフを楽しんできて上達志向が高いのに、上級者になれない人は、練習の仕方をコースでの反省点から上手に分析して、その分析に対して練習のメニューが組めていないだけです。中級者から上級者になるための指標に対して、向き合って練習するようにしてください。

 次回から、上級者編です。何度も同じことを言いますが、もともと自分なりに楽しめていて、マイペースでいいのなら今回のテーマは関係ありません。上級者編、セミプロ編は厳しい現実を書き記していきますが、そこまでのレベルを求めていない人は、関係ないけど、そんな感じなんだと興味本位で読んでいただけたらと思います。

 意味のある練習をして、結果に繋げるということは本当に、本当に大変なことですね。

ーーつづくーー
2019年07月09日 19:34

中級者編part3:ゴルフがどのように上達していくのかの指標?!

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 前回の続きです。「78」でまわるための、理想的なコースマネージメントの指標に対して、6個パーオンできなければそのぶん寄せてワンパットのアプローチをすればいいわけです。逆に、6回寄せてワンパットができなければ、そのぶんパーオンさせればいいわけです。


、、、そこで、アプローチが上手になるのと、ショット力を上げてパーオン率を33%以上にするのはどちらが簡単なのでしょうか?


 圧倒的な基礎体力があったり、体格が大きいという人はショット力を上げたほうが楽と考えてしまいがちですが、そういう人は、1年のなかで体調が悪かったり、天候が悪かったり、スイングのスランプになったときに、とても苦しい現実が待っています。

 やはり、アプローチの技術を上げるほうが楽にいいスコアがでます。


  ということで、アプローチの上達こそが、上級者になるために本当に必要なことといえるわけですね。スコア「80」を切るレベルまでは、「ゴルフはアプローチ」といっても過言ではありません。アプローチが簡単に寄せられるのであれば、ショットが曲がっていたって、鼻唄を歌いながら簡単にいいスコアで回れてしまいます。


 仕事をしながら、勉強をしながら、限られた時間のなかで、上手にアプローチの練習を工夫することをできた人は、きっと簡単に上級者になれることでしょう。アプローチから逃げて、ショットばかり練習している人は、あるレベルからパーオン率を上げることの難しさに、首を絞められるような苦しさを味わうことでしょう。

  

 上級者編、セミプロ編と上達の指標を書き進めていく予定ですが、次回は、女性としての中級者編のお話しと、中級者編のまとめのお話となります。

ーーつづくーー

 
2019年07月09日 07:20

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