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プロゴルファーとして一流で居続けることの難しさ!?part2

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一流のスポーツ選手は一流の世界でしか高い技術を維持することはできません。前回のブログで、松山英樹選手、畑岡奈紗選手、小平智選手が今世界で活躍しているなかで、もし日本の試合だけで1年間過ごしたらどうかなるかを考えてみると、一流選手に必要なものが見えてくるとお伝えしましたが、実際にどうなるのか考えてみましょう。

世界の一流の世界と日本とのレベルの差は賞金額で考えてみるとある程度の指標になるかと思います。男子では日本は優勝賞金は2000万円、世界の一流の集まる試合は1億4000万円と7倍違います。日本の年間賞金ランキング1位は約1億8000万円、世界1位は約8億円と約4倍の差となります。 ただ、1億8000万円だと世界の賞金ランキングは60位あたりとなりますので、日本で1位の実力があってはじめて世界に挑戦ができるように考えることもできます。このように考えると、ゴルフ界では日本との世界の差というのは大きなものであると理解できると思います。

そうした背景のなかで、一流選手が日本の試合に1年間出続けると、どうなるのでしょうか?やはり、高いレベルで実力を維持することはできなくなります。難しいコースでどんどんバーディーを取ることが求められる世界のレベルに対して、コースの距離が短くて、ラフもそこまで長くなく、グリーンの固さや、ボールの転がるスピードが遅い日本コースのなかでは、どうしても世界へ向けてどうやって成長していくのかが見えなくなってしまうのです。よく、世界の一流のすごさを感じた日本のプロゴルファー達は、「世界の難しいコースで成長しないと、世界には通用しない。若いうちから海外の難しいコースで育つ必要がある。」とジュニアゴルファーにメッセージを送ることが多いのですが、日本の中では育ちきれないということを身をもって経験するのですね。レベルの高い環境の中で時間を過ごさないと自分に足りないものも感じることができず、スイング技術にたいして何を追求していいのか分からなくなるのです。スポーツアスリートは自分の能力を発揮しきるためには、高いレベルのなかでしか育ちきれないものなのです。全身全霊で、もがきながら、肌で必要なものを吸収するぐらいの心構えが無くては世界レベルには到達できないのです。

そして、一流であり続けるために難しいコース以外で必要なことはレベルの高い選手にが身近にいるかどうかも大切です。なぜ大切なのかということと、どれぐらい世界と日本の選手が違うのか次回説明してみたいと思います。ーー続くーー


 

2018年10月04日 06:34

プロゴルファーとして一流で居続けることの難しさ!?

スポーツで一流の第一線で活躍し続けるということは、全身全霊で日々を過ごさないとできることではありません。一度、流れからこぼれ落ちてしまうとその流れに戻るのは至難の業となります。プロスポーツ選手となっても、一流の群れに潜り込むことすらできずに選手を引退する人がほとんどです。そのなかで、一度頂点までたどり着いた後に、ふと結果が出なくなることがよく起こってしまうのですが、何故なのでしょうか?

香妻琴乃選手が5年振りに優勝しました。有村智恵選手も今年6年振りに優勝しましたが、たくさんのプロゴルファーの中で調子を復活するということは本当に難しくて稀なことだと分かります。ずっと上位にいたのに、テレビに写らなくなった選手はたくさんいます。こういう調子を崩すことに関して、私がコーチとしてよく思うことはスイング改造の怖さです。結果が出るようになって、もっと上手にならなくてはいけないと思うことが空回りして、元に戻すこともできなくなるのです。プロゴルファーはどれだけ調子が悪くてもパープレーでは回ることができます。でも、3日間、4日間の試合の中で、納得のできるショットが無くなり、悶々とアプローチとパターで何とかごまかしながら鎬を削り続けていると、スイングを調整しようとしてももっと悪くなるという不安からなにもできなくなって、前にも後ろにも進めなくなってしまうのです。

世界の一流選手になるために、改善していくために必要なことは一流を知ることです。結果を出せるようになって安定しているときに、本当に必要なことは今の自分をしっかりと見失わないように、海外の一流選手のでる試合を少しずつ経験することを第一とすることです。松山英樹選手は世界の一流までいきましたし、畑岡奈紗選手、小平智選手は今現在、めきめきと実力をつけてきています。この3人の共通点は自分のスタイルを強く持っているということと、ゴルフに対しての追求心が高いということです。もし、この3人が日本の試合だけで1年を過ごしたらどうなるでしょうか?それを考えることが今回のテーマである、一流選手として居続けることの答えになります。ーー続くーー
2018年09月30日 17:38

スイングを修正することの難しさ?!

普段、毎日色々な状況の中で、色々な目的を持った人を上達させる、楽しませるということをレッスンでしていると、どこから取り組んで、どうゴルフを理解してもらうようにするのかをしっかりと考えないといいレッスンはできません。よくお話を聞いて、よく観察して、結果と向き合うということはマストです。

人によってどう取り組んで練習してきたのか?それを、どう理解しているのか?その理解してきたことが正しく理解しているのか?とレッスンの中で探らないといけません。アマチュアの方へのレッスンは、原則として趣味として楽しんでいただかなくてはいけませんので、質問されたことや、リクエストに対しては私は、優先してレッスンするようにしています。しかし、本当に私がその人のスイングで気になった所と、本人の気になった所が同じであることは稀なので、リクエストされたことと、私が直したい所とバランスよくレッスンすることが、楽しんでレッスンを受けていただくなかで、一番大切なところだと思っています。

本当のレッスンの理想としては、コースで、レッスンを受ける方が直接実感しながら修正していくことです。練習場で取り組んでいることが、コースで成果がでるように的を射ているということが、どれだけ難しいのかはコースに行く度に思い知らされますよね。実際に、練習場で取り組んでいることをコースレッスンで実践しようと思っていても、コースでは別のスイングになってしまっていて、急遽レッスンの内容を修正しなくてはいけないのが、コースレッスンの常なのです。実戦は臨機応変が求められます。

そういう練習場とコースとのギャップがあることを踏まえて考えてみると、コースでてきないことを練習の課題にしてしまうのはあまり得策ではありませんね。自分が気にしているスイングの箇所と、直せばコースで打ちやすくなる箇所が同じであると思い込むと本当に負の連鎖になってしまいます。

できるだけ、シンプルな基礎を磨くことや、コースで生かせるような練習をするということを忘れて、思い込んで決めた修正ポイントにこだわって練習しても変わらない場合は、今一度冷静になっていただけたらと思います。

プロゴルファーでも、自分に合わないテーマのドリルをしてしまうと不調になってしまうということが現実でたくさん起こっているということを忘れてはいけません。自分の憧れのスイングを持つことは、趣味として楽しむためには必要です。ですが、いきなりプロゴルファーがやっているドリルだからといって試してみるのは慎重になってください。プロゴルファーの世界では、プロどうしで教えあうということはあまりありません。「あなたはそういうタイプなのね、でも私はこういうタイプだから、私のことを深く理解してくれるコーチに修正してもらうよ」と、スイングの多様性を理解しながら、個性を作っていくのがプロゴルファーに求められることなのです。

スイングアドレス、グリップ、軸のブレ、ボールの位置、テークバック、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、打ちたい球筋とクラブ軌道のズレ、スイング中のフェースのコントロールのズレ、スイングリズムが固い、球筋のイメージ不足など、網の目のように全てが絡み合っていて、調子を上げるには全てのバランスが関係しているので、その人が直すべき原因を見つけることは、深いスイングの理解が必要となります。

練習はもちろん大切です。でも、間違った練習はどれだけ練習しても、スイングを壊してしまいます。合理主義哲学の祖で、論理学を説いた「デカルト」は「新しいことを取り入れる際は、今までの全ての流れの整合性を壊してはいけない。どれだけ多くの要素があっても、1から順番に常に考えなおすことが整合性を壊さないために必要」と言っています。「デカルト」は懸賞金のかかった数学の問題を解いたり、医学書を自分で書き記すことをした、「頭の整理の天才」です。ゴルフは論理性が強いので、「デカルト」の著作「方法序説」はとてもゴルフには関係のあることだと私は思っています。スイング全体のバランスを壊さないように1つのことを取り入れるということは、安直にしてはいけません。せっかく良くなったスイングを台無しにしてしまうことになるかもしれないので、新しい練習には慎重になってください。スイングには1から10までの流れがあるということを忘れてはいけません。
2018年09月26日 06:33

上手に上達するために必要なこと☝️

前回のブログのテーマが、何故ゴルフが上達しなくなる場合があるのかを様々な観点から説明してみましたが、今回は逆に、どう練習していけばいいのかを説明したいと思います。

技術を覚えること、情報を暗記することをどうやって効率的にいくのかを考えてみると、どうすればゴルフが上達するのかが理解しやすいと思います。皆さんが学生の時に勉強をどのように覚えたのか、学校のスポーツの部活をどのようにして上達したのかを思い出してください。限られた時間のなかで段階を踏んだプログラム、カリキュラムの質によって成長が決まってしまいます。自分独りで、教科書や参考書を利用して3年間のなかで効率的に計画を立てる、スポーツ部活動の中で、施設や用具を与えられて、独りで3年間の中で大会で活躍する、、、なんてことは、なかなかできることではありません。やはり、良き指導者、教育者の中で成長していくことが必須となります。そして、ゴルフに関しても同じことがいえます。勉強の「教科書」、「参考書」は、ゴルフで言うと、「レッスン書」「ゴルフ雑誌」に当てはまり、「試験問題」は「ゴルフ場」に例えることができます。ゴルフが上手くなりたいと思っても、なにからしていいのか分からない、とりあえずやってみたけど実戦に生かせない、のはある程度の練習の計画が必要となるわけです。

効率的に上達するには、練習のプログラムが必要となります。いわゆる「段取り」をするわけですね。どんな練習ドリルをどの量で、どれぐらいの期間するのか?ここで皆さんにしっかりと理解していただきたいのが計画もなく、同じドリルをずっと長い間やり続けたり、少しやってみて分からなければすぐに違うことをやってみたり、、するのは練習のやり方としてはよくありません。もちろん、基本練習はどれだけ上達したとしてもやり続けなくていけませんし、新しいドリルを試してみてすぐに実感できることもあるかもしれません。しかし、スイングというものはいくつものパーツによって組み立てられているので、1つのことを覚えたとしても意味がないことの方が多く、何個か覚えたときに初めて打ちやすくなるというように考えながら、短期間に効率よく複数のドリルを組み合わせていくものなのです。そのために、独りで頑張って練習しても、作っている途中で何をしていいのかわからなくなることが多いのはそのためです。

練習のドリルというのはやって3週間程で変えていくのが理想です。もちろん、早く理解できたり、忙しくて練習できない時はペースは調整しますが、適切に自分にあうドリルをこなしていけば短い期間で成長するものです。ある程度まで、レッスンを受けてみてスイングを身に付けていくコツを知ることも大切ですし、独りで練習していて変わらないと思う人は、やっているドリルが間違っていたり、同じドリルをやり過ぎて壊してしまっていることを認識する必要があります。

ゴルフに限らず、野球、サッカー、フィギアスケートなどの一流アスリートも、コーチ、トレーナー、栄養士、スケジュールマネージャーとの役割分担をして限られた時間を有効に使っている人がほとんどです。高いレベルを維持するには、バランスよく練習しなくてはいけませんし、調子を崩してしまうと戦えなくなってしまいます。例外としてベテランの域まで来ると長年の経験で自分にあうことを自分で決めて練習することもあります。でも、いい経験をしてきたからこそできることですね。

自分でバランスのよい練習をするためにはどうすればいいのか、よく考えてみることも時には大事です。かたっぱしから目についたドリルを試してみたりする人でも、趣味として時間をかけてもよいという人でも、自分でなんとなく目についたドリルをしていては成長はできません。少し謙虚な気持ちで、簡単な練習ドリルでも、身につけるということを優先して実戦に繋げられるようにしたら壁は破れるかもしれません。

レッスンをしていて本当に難しいのが、その人のレベルや体力や経験によって、どのドリルを、どれだけの量で、どれだけの期間をするのか?そして、ドリルをバランスよく計画していくことだということを皆さんに理解していただけましたでしょうか?ゴルフだけでなく、仕事でも、勉強でも、他の趣味でも成長するということは同じということを忘れないでください。

2018年09月20日 17:12

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part7

タイガー

どれだけ練習しても練習とコースで感覚が違うのに、原因が分からない人が多いのは何故でしょうか?よくコースための練習ではなく、練習場だけの練習になってはいけないとは言われますが、そのギャップを埋めるための工夫をしないと練習が苦しくなってしまいます。

練習とコースとのスイングの感覚のズレが生じるのは、
・コースの傾斜地になると体重の配分がアドレスで変わるので、体の回転量が減ることに気づいていない。

・現在取り組んでいるスイングを修正するための練習ドリルが自分にあっていない。(できないからといって、身に付くまで何ヵ月もドリルをやると危険です。本当に自分にあったドリルをすればある程度変化は感じられるものなので、無理に合わないドリルを続けてはいけません。)

・コースでのスイングのヘッドスピードが極端に落ちていて、練習場のヘッドスピードのイメージで振れていると勘違いして飛距離がでないと感じる。

・ショートゲームの練習の仕方が、本番の状況を踏まえて出来ていない。難しい技術の打ち方を覚えてしまっている。

・本番のコースになると、自分の打ちたい方向と狙いがズレてアドレスしてしまう。

・全部ナイスショットを求めてしまう。(ゴルフはミスショットも含めてパーをとるゲームです。あらゆる傾斜地で正しくアドレスしてボールと体の距離を安定するには相当の訓練が必要であるとともに、アドレスのズレで少しミスショットになるということにたいしては仕方ない場合もあり、深く理解してください。スイングでなく、アドレスに原因があるケースが多いです。)


他にも、色々な原因は考えられますが、普段の練習で本番のことを想定して良い練習をするということは、上手くいかないなかで確実にできることを選択していけるかという、聡明な考えが必要となります。

ある上達レベルまでは、できるだけシンプルなハーフスイングだけで達成できますし、もちろんコース経験が少ない人は、傾斜地で体の回転が弱くなるということを踏まえて練習しないと、どれだけ練習してもコースに打ちのめされてしまいます。コースにいったことのない人は、レッスンでいち早くコースに連れていって貰える所を探して、コース実戦を一度経験すると最初の一年を早く上達することが可能です。

ベテラン、上級者の人でずっとスコアが良くならない人は、勇気を出して、プロゴルファーにコースでのスイング診断をしてもらうことをお勧めします。ピンポイントでコースで打ちやすくなるような、改善ポイントが分かると、とても楽にプレーできるようになるかもしれません。


情報が溢れる日常のなかで、自分にあったことを選び出すということは至難の業です。必ず、コースで実感しやすいことから、取り組んでいかないと、訳が分からなくなったときにどうすれば良いのかわからなくなってしまいます。色んなプロゴルファーのレッスン書をたくさん試したけど、どれも自分に合わなかったという人は少しだけ冷静になってください。実際に試したことが出来ているかどうかもわかりにくいですし、コースには傾斜地もあります。スイングには、リズムとテンポの要素もあります。テークバックからフィニッシュまで1.4秒でスイングは終わりです。様々なバランスで構築されているスイングにたいして、当て推量でドリルを試してしまうことにたいしては、よく慎重になってからにしてください。

なかなか上達しないと感じる人は、スイングの改善だけでなく、コース戦略の作戦の立て方で変わる人もいます。本当はすでに実力があるのに、コースマネジメントが間違えてしまっている可能性もあります。

ほかスポーツで、コーチによって飛躍する選手がたくさんいる訳ですが、、どういうことをしたから飛躍できたのかを、想像してみてください。技術だけではないことは分かりますね。監督、コーチの「采配」が良いと強くないチームでも勝ってしまうことがあります。今あるものを生かしきるということも、考え方の1つであるということを、謙虚な気持ちで考えなおしてみるのもいいかもしれませんね。


今回で、どれだけ練習しても上達する実感がない?!シリーズは終了となります。敢えて、厳しい目線で進めて参りましたが、本当にマンネリ化したものを、プラスになるように改善するということは簡単ではないということを提案したいという気持ちが、皆さんに伝わればいいなと思い、書いてみました。これからも、様々な視点でゴルフのことをブログで書いていこうと思っています。難しいこと、誰にでも当てはまるようなこと、スイングを表現するときの言葉のジレンマ(意味を間違いやすいこと)の解説、ショートゲームのことなど、書くことはいっぱいあるのですが、いっぱいのことがあるからこそ、できるだけシンプルでいるセンスを大切にできるようになって欲しいという意味で書き続けていきます。本当にゴルフは奥が深いですね。

2018年09月12日 15:21

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part6

タイガー

スポーツの中で本当に難しいのが、モチベーションを維持していくことです。モチベーションとは「人がなにかをするときの動機付けや目的意識」なのですが、何かにたいしてやる気を起こすというのは、人の心のなかで複雑な要素が化学変化を起こすかのように、なんとも捕らえようのないものです。

モチベーションを維持するということは、人に、自分の楽しいことや、興味のあることを同じように感じてもらうことをどうすればいいのか?を、考えてみると、とても難しいことだと分かります。人に、押し付けて興味を持たせようとしても、簡単に興味を持つことはなかなかありません。皆さんも、人に自分の気持ちを伝えようとしてもうまく伝えられないという経験があると思います。そして、人に対してでなく、自分に対しても同じこととして、モチベーションを維持し続けることを考えてみると分かりやすくなります。上手くいかなかったり、つまらなくなってしまった時に、自分がなんでゴルフが好きなのか、ゴルフをする意味を自分のなかで考えなおすということは、人に同じ事を説得するぐらい難しいことなのです。

もともとゴルフを始めた理由は人それぞれです。そのなかでプロゴルファーになるのが目的だったり、アマチュアとしてかなりのレベルになることが目的でないのでしたら、どれだけ上達するのか、上達したのかを人と比べ過ぎてしまうと、結果がでないとやる気を無くしてしまいます。競技ゴルフを楽しんでいる人は、もちろん楽しむために競技をしているわけですが、必ず上には上がいます。必ず人によって上達の壁ができることは当たり前のことです。趣味としてゴルフを楽しむには、自分にとって自分なりの目標が必要です。自分なりの目標が正しく立てられるからこそ、正しい練習プランを考えていくことができます。ただ、やみくもに練習していて、上達がとまっていると感じている人は、他人は、関係なく、まずは自分をよく理解して、自分なりの楽しみ方を深く考えなおしてみてください。

ある程度ゴルフを楽しんできて、ベテランになってから上達が止まってしまったと思う人は、自分にとっての目標の立て方や、改めて自分を生かせるようなゴルフスタイルを考えなおしてみることをお勧めします。モチベーションというのは、正しい目標を作れて、自分なりの楽しみ方を忘れないことで保つことができます。

ベテランの人、上級者の人が初めてレッスンにいらした時に、一番大切なのがモチベーションがあがるような目標、練習ドリルを作り上げていくことだと思っています。「レッスンを受けてもダメだった」、「レッスンを受けたことがなくて、癖を直されるのが怖い」という人も、技術的なことだけでなく、「やる気」をでるようにしていくのもレッスンなので、一度でも私のレッスンにいらして相談に来てください。楽しいゴルフを忘れていたのを思い出すきっかけになるかもしれません。なぜ、プロゴルファーでもコーチをつけるのか?という意味を少し考えてみると、技術だけでなく、モチベーションを保つという意味であることがご理解いただけたかと思います。
「最初の頃の楽しさ」を忘れないということこそが、本当にセンスが問われるのかもしれませんね☝️

2018年09月11日 15:31

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part5

タイガー

グリーン上のカップにアプローチの練習が何故大切なのか?あえて考えてみると、以外となるほどと合理的に理解できるかと思います。

グリーン周りのアプローチのコツをつかみきると、いい意味で適当にできるので、安心感が生まれます。安心感があると、別にショットでボールをグリーンに乗せなくても、別にいいかなと思います。ちょん、とアプローチするだけと思えるからですね。そして、、そう思えると、リラックスしてショットの成功率が高まります。気持ちのいいショットを打てると、ワクワクしてきて、パターがたくさんはいる、、と良いプレーの流れの循環が生まれます。

こんなことは、分かりきっているとベテランのゴルファーは思うかもしれません。しかしながら、レッスンの実情としては、アプローチのゴルフのなかでの位置付けをきちんと、コースマネジメントとして築き上げている人はなかなかいません。自分にとって、本当にアプローチを寄せて、ワンパットできる距離は何ヤードですか?何ヤードからアバウトにアプローチしますか?と自分の力量に対して、凄く簡単なアプローチを覚えてしまえば本当はとても簡単に自信がつきます。少し厳しい言い方になってしまいますが、アプローチが苦手な人は、やみくもに受け売りの練習ドリルを、難しく意味をとらえてしまって自分の首を締めているように見えてしまいます。けして、技術ではなく、「考え方」が上手になるだけでアプローチはとても楽になります。

もちろん、アプローチは実際にさまざまな技術が存在しますし、それぞれのコースの状況によってプロゴルファーは使い分けします。でも、それは絶対にボギーを打たないためであって、3つ、4つボギーを打ってしまってもいいのなら、アプローチの技術を使い分ける必要なんてありません。本当に寄せられる近い距離を、簡単に寄せられる1つのアプローチをちゃんと覚えるだけで、72でプレーすることも可能です。

アプローチが苦手だから、ショット力を鍛えている人はある意味、修羅場地獄におちいります。体の調子が少しでも悪ければ、必ず調子が崩れる時もあります。アプローチと向き合うことから逃げている人、もしくは難しいアプローチ技術を覚えてしまって簡単に寄せられなくなってしまった人は、どれだけ練習しても、「考え方」を変えなくては改善することは難しいと思います。

アプローチのレッスンはとてもデリケートです。リズム、流れ、柔らさ、いいイメージを見ながら具体的に安心感が生まれるようにレッスンしていきます。レッスン書を読んで、アプローチが上手になることはあまりないのは、アプローチが音楽に似ているからです。レッスン書を読んで、楽器を新しく覚えようとしても美しい音楽を奏でることは無理ですよね。やはり、見本の生きた音楽がないとリズムや、流れや、柔らかさは理解できません。アプローチをレッスンするということは、楽器を楽しく上手に奏でることとそっくりなのです。「左脳」ではなく、「右脳」を使うような考え方、練習の仕方をちゃんとできていますか?

2018年09月07日 09:28

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part4

タイガー

私はゴルフを含めスポーツの世界でよく思うところがあります。それは、「上手になるためには時間がかかる」ということに対して、私は「正しいことを適切にすれば時間はかからずに上達する」と思っています。スポーツコーチをしていて、ゴルフは何故か他のスポーツに比べて、コーチング技術が遅れています。欧米では、17歳でプロツアーに優勝することもあるのに、日本では松山英樹選手を除いて若いプロが堂々と欧米のツアーで賞金を稼ぐことができないのは、日本のゴルフ環境も深く関係していることは、否めません。高校生まで勢いあふれる才能に恵まれた選手も、日本独特のレッスン形態に壊されていくのを、とても強く感じます。その1つとして自分に合わないドリルをずっと続けてしまう風潮があることです。ある意味ゴルフスイングは複雑なので、様々な要素のある一部分をピックアップしてセンセーショナルにゴルフ理論を誇張して主張してしまうと、皆ゴルフに悩んでいるので、「今なにをしたらいいのかわからないから、とりあえずやってみる、、、」となってしまい、さらに迷いの奥深くに潜り込んでしまいます。練習のドリルなんていうのは、自分にあったことを期間を決めて適切に取り組んで、身に付いたら、身に付いたことを実戦に生かす!ことが本当のドリルです。もし、もともと出来ているのに、、出来ていないと勘違いして続けてしまうと、スイングのバランスを壊してしまい、またそれを直すということの2度手間になってしまいます。いい例えではないかもしれませんが、ある症状にたいして、別の薬を飲まなくてはいけないのに、間違ったお薬を飲み続けて健康なところを薬で病んでしまうことに似ているのかもしれません。

本当はシンプルな基礎だけでもかなり上達することができますし、スイングも綺麗になります。自己流で綺麗なスイングにたどり着くということは、基礎を深く理解していないとそうそうできることではありません。自己流で、レッスン書だけで綺麗なスイングでプロゴルファーのようなスイングになった人は身の回りで見たことがあるでしょうか?もし、いるのでしたら、、たくさんの上手な人とたくさんゴルフをして「トライ アンド エラー」 を試行錯誤でやりきれた人か、天才の人、だけだけかもしれません。

レッスンの際に私は、「このドリルは3週間だけして、あとは、別のドリルをします。」だとか、バランスがさほど崩れていないような人には、プロゴルファーもやるような基礎練習を深く伝えることをしたりと、ドリルによって崩してしまうことを恐れながらレッスンを進めていきます。もちろん、私はレッスンに自信をもっていますが、時として、その人にたいして練習ドリルを間違えてしまい、数週間プラスに変化がない場合は、、「合わない練習ドリルを選択してしまいました」と間違いを認めて、効果の出るドリルをたくさんのドリルから選びなおします。自己流でたくさんのドリルをやってきた人にたいして、どのドリルが、どのように意味をとらえ間違えてしまったのか見抜くのにはかなりの経験と観察力が必要ですし、とても労力を必要とします。たくさんのドリルをしてしまった人にたいしては尚更です。間違いを認めることは本当に勇気のいることですが、ゴルフスイングは本当に複雑なので、少しでもそのようなことがないように私は今でも研究するようにしています。

今、そこそこスイングの調子がいい人や、何をやっても駄目になってしまっている人、これから始める人は本当に練習ドリルには気をつけてください。「数打ちゃ当たる」なんてことはそうありません。もともと、シンプルなスイングだけでもかなりのレベルまで到達できるということを理解してください。

宮本武蔵の「五輪の書」には、「何々流と飾り立ててるより、とにかく簡単に勝てばいい」と書いてあることを私はよく思い出します。何度も読んできて、これからも「五輪の書」を読み返すことと思いますが、基本を大切にするというのが「最強」であるということをいつも教えてもらえる、私にとって大切なレッスン書です✨

ちなみに、競技ゴルフでなく、楽しんでゴルフをするという人には癖も味と思って、楽しみ続けてください。この話は、あくまでもどこまでも追求したいという人に対して、少し厳しめに提案しているテーマなので、すでに楽しむことを完結している人にとっては、余計なお世話かもしれません。私は、求められない限り自分からレッスンはしません。その人にとっての大切な楽しい趣味をぶち壊してしまっては、本末転倒だからです。本当にゴルフを嗜んでいます、と言える人は素敵な人だと思います。ーー続くーー

2018年09月06日 06:41

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!part3

タイガー

スイングを作っていくうえで大切なことの一つ、、身近にいいスイングをする人がいるかどうかです。どれだけ、2次元のスイング動画や連続写真を見たとしても、直接肌で感じるスイングの細部、スイングのリズム、テンポや柔らかさ、躍動感は100%理解することはできません。でも、本当にいいスイングをする人は限られていて、自分のスイングとの比較をする機会はなかなか無いのが実情です。レッスンにおいては、リアルタイムにいいスイングを見ながらダンスを覚えるように一時的に練習することは上達のために絶対に必要となります。

また、スイングに変化を求める時は、鏡を見ながら具体的にスイングを理解していくこともとても大切です。よく考えてみると、 、鏡で見ながら直すべきところを具体的に作れないのに、ボールを打ちながら変化することはありえません。(初心者の方は別ですね。初心者の方は最初の半年は練習するだけで上達します。あくまで、ある程度の経験をした人に限ります。)ボールを打ちながらスイングを調整すると、たまたまいい音がして飛んでいったスイングがいいと判断してしまい、どんなスイングがいいのかわからなくなってしまいます。ある程度のレベルの人はスイングを正しく修正しようとしても、目に見えて変化することが難しくなります。その人の体格やレベルに応じてスイングの覚えるところは違いますが、自分の打ちやすいスイングに対して、プロゴルファーのようなスイングを自分でゆっくり鏡を見ながら作れるようにすると、練習のモチベーションも高まり、ゴルフが楽しくなってくることは間違いありません。でも、本当に鏡を見ながら、自分のスイングを作れる人は、そういません。立体的にフォームを形成することは、絵を模写して、写真のように書き写すような観察力が問われます。しかもスポーツのフォームは変えようと思った箇所には、複数の別の箇所も関係を持っているため、これをこうして、あれをああして、そして、ここがこう動く💦と複雑です。多少は思う通りのフォームにならなくとも、バランスを壊してまでスイングを変えていくことはリスクが伴いますのでビジョンがない人は癖も尊重しなくてはなりません。計画的にスイングを変えていかないことには満足のいく結果にはなりずらい訳です。ただ、思いつきでスイングを改造していくなんていうのは良くないことです。

私はコーチとして、様々なプロゴルファーのフォームを立体的に記憶しているので、レッスンのときにはそれを、まず体で体感してもらうことをよくします。レッスン書やインターネット動画を見て練習するよりも、一発で自分のスイングとの違いが分かるからです。でも、本当に難しいのですが、自分の癖を急に直しても打てなくなることのほうが多いので、あくまでも目安として正しい動きを体感してもらうだけです。「いつかは、こうなるといいですね」と言いながら、癖も考慮してレッスンをしていくことをしないと、自信を無くさせてゴルフが楽しくなくなってしまいます。スイングをプラスに変えていくということは本当に深く理解していないとできないことなのです。なので、ある程度のレベルまできてもなにをしていいのかわからなくなるのです。アマチュアの人がアマチュアの人に、自分はこうしたら打ててるからとレクチャーしても必ず良くなることはそうありません。なぜなら、スイングは頭のてっぺんから爪先まで複雑なバランスのなかで成り立っているからです。ーー続くーー

2018年09月01日 07:13

どれだけ練習しても上達する実感が無い?!Part2

タイガー

前回のテーマに引き続き、練習しているのに上達しない状況になってしまっていることを、どうすれば解決できるのかを順番に考えていきたいと思います。

癖を固めることによってゴルフはスコアがある程度よくなるのですが、、、ミスをすることにシビアになるタイプの人はそれでは満足出来ずに自分でスイングを変化させようとします。私はゴルフのコーチなので、様々なレベルにたいして、様々なタイプのスイングがあることを理解しています。なので、癖が強いスイングの人でも、ちゃんと利にかなっている癖ならあえて直さなくてもいいとも思っています。もちろん、誰でも綺麗なスイングを作りたいという気持ちを持っていると思いますが、綺麗な体幹の回転を作ってからでないと綺麗なスイングになることはありません。ぶれた回転軸の上にどれだけ腕とクラブの動きを調整しても、体幹の乱れにより全てが不安定になるからです。ちなみに、体幹の回転のレッスンは本当に繊細で、鏡を見ながら綺麗にしていくのは手間がかかります。だからといって、体幹の動きを綺麗にすることを面倒くさがって、クラブの動きばかり気にしていては本末転倒です。

スイングを変えて行くときに、上手くいかなかったときは基本に戻ることと、なぜ変えるのか明確なコンセプトが無くては、上手くいくわけがありません。例えていうなら、基本とコンセプトが無いままスイングを変えるということは、ジャングルのなかに地図とコンパスを持っていかないのと、とても良く似ています。基本とコンセプトは地図とコンパスということですね。スイングを変えてもとに戻せなくなった人は泥沼地獄にいる気持ちになってしまうことでしょう。ーー続く
 

2018年08月27日 20:32

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