日本プロゴルフ協会公認・吉田ゴルフスクール|愛知県春日井市・小牧市

日本プロゴルフ協会ライセンスを取得したスペシャリストが質の高いゴルフ指導を行います

Grn

HOME ≫ ブログページ ≫

ブログページ

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part7

2018081208372930732

今までの説明で、下半身を上手に使う前にすべきことがあり、テークバックからダウンスイングまでの効率のよいエネルギーの作り方があっての下半身の技術だということが分かったと思います。インパクトまでにある程度のエネルギーがないのに、下半身はどう使う?と考えてみても良くなる実感はなかなか湧いてはこないのです。ここ最近「がに股」の考え方が多く取り入れられるようになったのは、切り返しのエネルギーを作り出すためであり、ある程度の飛距離が出ているプロゴルファーが、飛距離を伸ばそうとしてインパクトで何かしようとしても手遅れなのです。

海外のコーチ達は、インパクトゾーンの時に***腰の高さが変わらないなように、前傾姿勢と軸を保ちながらスイングする。***下半身を安定させる分、軸を安定性させる。***「がに股」ではなく、右足をダウスイングで捻り込んでいくように、すると下半身が暴れずに、スイングの上下動が抑えられて軸が安定性する。***できるだけ、インパクトでは重心を下げて、スウェーすることなく強い回転で飛ばす。 などと、様々な表現をコーチによって使いますが、その前にちゃんとしたエネルギー作っておかなければ、このようなコーチ達の表現だけでヘッドスピードが上がって、ボールの飛距離が伸びるわけはありません。スイング作りの順番としては気持ちよく振れる素振りや、自分なりに筋肉の張りをスイング中に生かせてるか?気持ちよく軸のなかで回転して、ブンっと振れているか?ヘッドスピードを計った時に、少なくとも素振りでは満足するスピードがでているのか?ということをこなしてからこその、下半身の技術なのです。プロゴルファーでも、下半身の使い方に悩んでいて気持ちよく振れないのであればスイング調整の取り組みは間違っていると自覚してください。

プロゴルファーで、スイング改造、スイング調整をしようとしていて下半身をどう使うかと悩むケースは、たくさんあると思いますが飛距離に満足していて安定させるという時と、飛距離を伸ばしたい時と考え方が全く違うということを理解していないと、満足する結果にはたどり着きません。もちろん自分のスタイルは見失ってはいけませんが、スイング改造の何かに取り組んでいて1年間モヤモヤするというのはプロゴルファーとしてはコンセプトが無くなってしまって選手生命が途絶えてしまう恐れもでてきます。一流選手はのびのびと、気持ちよく一年間試合にで続けているので選手として晩年を迎えても引退しない人が多いということを、日本人プロゴルファー達は、危機感をもって取り組んで欲しいと、私は強く思っています。

次回、下半身の使い方でも特殊な、地面を蹴って膝を伸ばしながらヘッドスピードを加速させる技術に対して説明したいと思います。取り入れかたが難しく、コーチによっても賛否両論です。私は、基本的に上手に取り入れられるのであれば賛成なのですが条件付きでレッスンで説明しています。やってはいけない人、やっていい人といますので気をつけなければいけません。静かに下半身を使うということと、正反対なので今までの説明と矛盾しているように思えますが、条件があえばプラスになるプロゴルファーもいます。ーーつづくーー

2018年11月13日 10:08

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part6

medium_20150203a

世界の一流選手は、テークバックからダウンスイングで効率良くエネルギーを作り出すことができるので、スイング中の下半身を静かに使うということが今までの説明で理解できましたでしょうか?今回のテーマは本当に難しいテーマですが、日本のプロゴルファーは世界のレベルに追い付くには目を向けなくていけないことだと思います。

まずテークバックから速く動かすことによって、その反動で切り返しで左肩と,左広背筋と,右の股関節により張りを作り出すというテクニックは最近の海外の試合をみていると、明らかにテークバックからフィニッシュまでテンポが速くなっていることが確認できます。また、飛ばし専門のドラコン選手たちは、テークバックを速くすることで飛距離を伸ばすということは当たり前のテクニックになっているのですが、欧米の一流選手達もテークバックが速くなってるのは、ドラコン選手達と同じ目的であると言えます。ローリーマキロイ選手は自分のスイングで大切にしていることは?ということに対して「テークバックで左腕をピンと伸ばして左肩にしっかりと張りを作る」と公言していますが、ローリーマキロイ選手のようなメリハリのある力強いスイングが憧れの人が多いのではないでしょうか?テンポ良くスイングを作っていかないとマキロイ選手のようなスイングは完成しません。なぜなら、左腕をしっかりと伸ばしてスイングの切り返しを作るのは、ゆっくりでは無理だからです。筋肉モリモリの腕と、肩を、腕を伸ばしたまま美しいトップオブスイングを作るのには、テークバックに速さが必要なのです。ゆっくり丁寧にテークバックを上げたいと、言っているようではプロとして世界で戦うことはできません。

スイングの切り返しで、筋肉の強い張りをつくりだしたら下半身の使い方がとても大切になります。そして、欧米のコーチ達は、ここで自分のオリジナルな理論を展開することになります。

 「がに股」にするこということがここ最近ではトレンドのようにピックアップされていますが、スイングの切り返しで作った「張り」、いわゆる巨大なエネルギーをさらに増幅するために、「がに股」にするということを理解しなくては海外の一流選手のようなスイングを作ることはできません。ダウンスイングで、「がに股」にして膝をより深く曲げることで、切り返しでできた「張り」を、さらに、深く張りを作ることで信じられない程のエネルギーを増幅させるのです。

 余談なのですが、日本では腰をよりリードするということを言われてきましたが、腰をリードするのと、がに股にするということは全く違います。腰をリードしても上手に切り返しの張りを生かすことはできません。「がに股」の中にこそ軸がぶれず、効率よくエネルギーを作り出せるので、静かに下半身を使うことができます。ちなみに、「腰をリード」と日本では表現しますが欧米では「ヒップターン」と表現します。ヒップターンという表現の方が「がに股」にしたあとで言葉として自然だからです。「腰」というのはお尻の上のクビレのことであって本来なら「お尻」や「骨盤」をリードすると表現しなくてはいけないのを、日本では腰をリードすると言われきたことが、いかに曖昧なイメージであったことが分かると思います。
ーーつづくーー

2018年11月08日 16:52

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part5

2018102417064694027

10年前の日本選手のスイング連続写真の資料を見直してみると、やはり下半身を積極的に先に回してリードしすぎていることが確認できます。インパクトの際におへそが目標方向に流れていて、軸が傾き過ぎているからです。おへそが流れ過ぎていてはプロゴルファーとしてのヘッドスピードはでません。それに対してやはり、ドローもフェードも必要に応じて打ち分ける海外の一流プロは、昔からスウェーをしないで下半身を静かに上手に使っています。日本のプロはその技術に追い付いていないのです。メジャー大会である、マスターズが開催されるオーガスタコースに日本人選手が初めて出場すると、球筋を打ち分けることが求められるので大会が終わって帰国すると悩んでスイングをどうしていいのか分からなくなってしまうということが、今までに実際に起こっていたのです。マスターズはティーグラウンドに立つと、木がせりでていていたり、ドックレックしたホールがいつくか有り、ドローとフェードを打ち分けないとセカンドショットがグリーンまで距離が残りすぎて勝負にならないのです。スイング中の下半身を静かに使う技術があると、安全に300ヤード以上飛ばしながら、フェードとドローを打ち分けられるのです。

静かに下半身を使うということは、インパクトまでに十分にエネルギーを作り出して、インパクトまでに300ヤード飛ばすためのヘッドスピードが確保されていなくてはいけません。世界の一流選手は最初のアドレスからテークバック、ダウンスイングでのパワーの出し方が全然違うのです。

その一流選手達が行っているパワーの出し方を簡単に説明しますと、①テークバックを速くする②テークバックが速いことを利用して、左肩、左広背筋、右の股関節に上手に張りや捻れを作り出す③作り出した筋肉の張りや関節の捻れを増幅するために、さらにトップオブスイングの切り返しでがに股にして右足を捻り混んで地面を押すようにしたり、右の腹筋を前のめりになるように縮ませたりして強大な筋肉のバネを作り出す。④ダウンスイングの初期に弓矢を放つようにして巨大なエネルギーを作りきる。⑤ダウンスイング後半からインパクトフォロースルーでは加速を見守るように「静かに下半身を使う。」

このように考えると、スイング中に静かに下半身を使うという言葉が成立します。一流選手の連続写真をみるとトップオブスイングの左肩、左広背筋、右の股関節をみるとこれでもか!というぐらいに捻りあげられていて、なおかつ流れのなかで自然と力みを感じずにスイングするということが観てとれます。インパクトまで下半身をリードしているわけでなく、切り返してからフィニッシュが0.1秒~0.2秒しかないなかで、切り返しでのパワーを一瞬にして作り出す動きが、がに股、前のめりになる、胸と,お尻が,先に回るように見えるのですが、打っている本人は一瞬すぎて自分でもなにがおこっているのか分からないというのが、本当のことなのです。それぐらい巨大なエネルギーと目に見えないほどのヘッドスピードを作るということは、インパクトの時にどうしているかどうか考えていてはできないということを理解しなくてはいけません。ちなみに冒頭の写真の選手はスコッティ チャンプ選手で、平均飛距離が340ヤードを越えるのですが、躍動感溢れる切り返しを感じるのではないでしょうか?この形が全てなのです。

次回からのブログで、この技術的な要素を補足してみたいと思います。とても難しい技術ですが日本のプロゴルファーは、この技術を身に付けないと、けして海外の長くて難しいコースでは勝負することはできないのです。日本人と体格が変わらない選手でも余裕をもって飛距離をだしていることにたいして、悔しさを感じなくてはいけないのに、現状で満足しているようでは活躍する可能性はありません。

2018年11月05日 10:08

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part4

114191L

なぜ、海外の一流選手達はとても難しいコースで簡単にアンダーパーを出せるのか?それは、スイングそのものの考え方が違うからです。日本のトーナメントを観ていると優勝争いをしている数名の選手は調子がいいという理由で、日本のコースではバーディーをたくさんとることができますが、メジャートーナメントや、海外の距離が長くて難しいコースだとパーオンもできずにアプローチで凌いで、我慢できずにボギーをポツポツと重ねてしまいます。そして予選の2日間が終わると凌ぎきった選手が1人、2人だけギリギリ予選を通過するものの決勝の2日間でもショット力が足りないため、バーディーを取ることができないまま終わるのです。それに対して、海外の一流選手は強力な弓矢を放つように、ティーショット、セカンドショットをいとも簡単に狙っていくのです。アーチェリーの選手がマトを確実に打ち抜くようにです。どれだけ難しいコースでもピンを狙っていく海外の試合はとても刺激的です。

そしてテーマであるスイング中の静かな下半身の使い方が、弓矢の弓を放つときに、解き放たれる弓を邪魔しないようにするようにするということはどういうことをすればいいのでしょうか?それを考えることこそが、体格が日本人選手と違わない、海外の選手達が、難しいコースのなかで、ピンを攻めるということが求められるなかで、性質の違ったスイングを形成していくことを理解できるのです。

本題に入ります。スイング中に下半身を静かに使うということは、インパクトゾーンの前に巨大なエネルギーを作り出すことが必要ですね。「テークバック」から「切り返し」をして「ダウンスイング」に入る時に、筋肉を弓矢の弦のように、筋肉がバネになる要素を最大限に生かすことができれば、後は加速していくクラブヘッドを見守るように、下半身を静かに使うことができるのです。そう、一流のコーチ達はそのシステムのなかで独自の理論を、一流の選手たちにレクチャーしているのです。しかしながら、下半身をどんどん先に回して身体をねじりあげてインパクトの直前まで筋肉の張りを作るという欧米のコーチはほとんどいません。インパクトの時に体がきつくて余裕のないスイングでは精度を上げることができないからです。切り返しの瞬間でエネルギーを作りきって涼しい顔でインパクトゾーンを作るのと、インパクトギリギリまできつい体の使い方をして疲れるスイングをするのとでは4日間の試合のなかでは、精神の疲労度が全く違う訳です。

昔、タイガーウッズのコーチだったブッチ ハーモンは「バンプ」というお尻をダウンスイングで横にスライドするという理論を主張していましたが、今では静かに下半身を使うという考え方でリッキーファウラーにレッスンしています。やはり、考え方が変わっているということを如実に物語っている実例が、「バンプ」という考え方が今ではないということで理解することができます。そして、欧米のコーチたちがどのようにスイング中の下半身を選手たちにレクチャーしているのか?次回、説明していきたいと思います。ーーつづくーー

2018年10月29日 11:03

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part3

なぜ一流選手のコーチ達は、スイング中静かに下半身を使うということを主張する人が多いのでしょうか?最近ではインパクト時に膝を伸ばし、地面を蹴る反動力の考え方もありますが、これはまた後で説明します。膝を伸ばす反動力はとても足の力が必要なのと、体の負担がとても大きいので、飛んでもなく飛ばせるとともにリスクが伴います。なので、一流のコーチ達は地面の反動力をレッスンするのは慎重にすべきだという人ばかりなのです。でも、地面の反動力はちゃんと説明するので、先に静かに下半身を使うほうが主流であることを説明します。

プロゴルファーは3日間、4日間と連続で戦わないといけないので、安心感のあるショットになるように練習していかないと何年も選手を続けることはできません。ショートアイアンを楽に打つように、ドライバーを毎ホール打てなくては、体と精神が疲れてしまい流れにのることができないのです。まるで、弓矢の名手が精神を統一して、強力な弓をギリギリと引いて、後はスッと弦を離すと弓矢が目に見えないスピードで目標に突き刺さる、というぐらいシンプルにならないと難しいコースで簡単にアンダーパーをとることはできないのです。

一流選手はが弓矢を解き放つようにテークバックからダウンスイングで、膨大なエネルギーを作り出して、インパクトゾーンでは弓矢が加速するようにのを邪魔しないように体を無駄に動かさないようにする、ということが下半身を静かにインパクトゾーンで使うということとリンクするのです。しかしながら、日本のゴルフの歴史ではインパクトの瞬間も積極的に腰をリードさせたり、右足を蹴るといったことを乱暴に取り入れたために飛ばすと曲がる、曲がるから軽く振ろうという構図ができてしまい海外で活躍する日本の選手が数えるほどしかいないという現象を作ってしまったのです。そこで体格が違う、筋力が違うという言い訳は通用しません。なぜなら、アメリカツアーの名鑑をみてみると日本人と身長体重が変わらない人はたくさんいるからです。スイングの技術、考え方そのものが違うということに日本のプロゴルファーは気づかなくてはいけません。つまり、スイング中に静かに下半身を使うということがよく理解できていない選手が日本には多いのです☝️ーーつづくーー
 

2018年10月26日 08:33

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!part2

ダウンスイングアダムスコット 

プロゴルファーにとってスイングの下半身の使い方は、スイング全体のコンセプトによってもちろん違います。また、欧米の選手達は、スイングコーチをつけることが多いのですが、そのコーチたちがどのように選手達にスイングを伝えているのかを調べてみると本当に様々な考え方があると分かります。もちろん、私もコーチですし、私の考えもあります。ですが、最近はゴルフクラブの進化とともに、もっとアグレッシブなスイングの考えかたが確立し始めているということにたいして、いい考え方は取り入れるという姿勢も必要だと思っています。

今回はあくまでもプロゴルファーのスイング中の下半身の使い方ということですので、そこはちゃんと区別してください。アマチュアの方はスイングのヘッドスピードに応じて、自信をつけさせるためのレッスンプログラムがありますし、それは別の機会に説明します。逆に、ゴルフの情報誌やインターネットでプロゴルファーがやっているからといって説明されている通りにやっても、筋力が足りないと、スイングがバラバラになってしまうことがあるので、真似してはいけないこともあるという視点で考えてみてもいいと思います。目安としてミート率を考えずにがむしゃらに振って、男性なら素振りでヘッドスピードが48m/s以上、女性なら40m/sなら参考になるのが今回のテーマです。プロゴルファー、プロを目指す人はとても大切なことが一流選手の下半身の使い方です。

欧米の選手と日本の選手との下半身の決定的な違いは、欧米の選手達は加速するヘッドを邪魔しないように下半身を静かに使うという表現が主流です。体が大きいからそのような表現を使われていたと日本人は考えられてきました。なので、上体と下半身の捻れができるようにお尻をひたすら先に先に回して捻れの差を作るということが日本のゴルフ史では当たり前のように言われてきました。しかし、そうではなかったのです。今から20年以上もまえにデビット レッドベターという有名なコーチが日本で紹介されて、ブームになった時期がありましたが、お尻をどんどんリードして上半身との捻れをつくれという風潮のあった日本では、レッドベターの上半身の回転をじゃましないように下半身を静かに使うというのは、海外の体格がなければ結局できないと思ってしまい、体格が小さいからといって受け入れられることがなかったと、私は考えています。ちなみに、体格が小さくても下半身を静かに使う、安定させるために使うということはできるのですが、そのことを説明していきたいと思います。ーーつづくーー

2018年10月18日 15:23

【プロゴルファー、上級者編】プロゴルファーでも悩むスイング中の下半身の使い方?!

ジャスティン トーマス インパクト画像

今回はプロゴルファーがどのようにスイング中に下半身を制御しているのか、又は使用しているのかを説明していきたいと思います。ゴルフスイングを追求すると必ず悩みの壁にぶち当たるのが下半身の使い方です。このテーマは日本人プロゴルファーが、世界に通用するようになるために必須科目でもある話なので、試合で結果のでないプロゴルファーはとくに向き合って欲しいテーマです。今どのように一流のコーチ達がスイング中の下半身の使い方を説いているのかを知ると様々なスイングシステムがあるのだとわかると思います。ちなみに、複数のスイングシステムをこのブログで何回かに分けて説明しますが、どの下半身の使い方が正しいのか?ではなく、どれが自分にあっているのか?なので固定観念は持たずに取り組まないといけないのが下半身の使い方なのです。飛距離を飛ばしきれない人、スイングが安定しない人は意味を間違えて覚えてしまっていることが多いので、レッスンとしては下半身の使い方は重要です。

ちなみに、欧米の一流コーチ達でも、コーチによって表現が変わるのが下半身のレッスンなのですが、以外と積極的に下半身を使いなさいという人は少なく、日本では腰のリードを積極的にしてクラブと手首のタメを作りなさいという考え方が今だに根強く残っており、欧米のコーチ達が腰のリードという表現をあまりしないということと根本的に考え方が違っている風潮があります。日本人プロゴルファーが世界に活躍するためには、この下半身の使い方は考え直す必要があるのです。ーーつづくーー
 

2018年10月12日 10:25

ーー初心者の方へーーゴルフ場に行ったことない人が、ゴルフ場へ行くために知っておきたいこと?!

最近、ゴルフを始めてコースに行くために必要なことを教えて欲しいと,沢山のかたからのリクエストが多いので、今回はゴルフ場に行くために必要な知識をまとめてみたいと思います。ゴルフ人口が減少しているなかで、ゴルフを楽しんで、ゴルフが好きになる人が少しでも増えるようになるといいなと想いを込めて書いてみます。私は初心者は出来るだけ早めにゴルフ場に行ったほうがいいと考えていまして、空振りをしないで、少し打てるようになればコースデビューしたほうが、どういうことを練習しなくてはいけないのか分かるのでいいと思います。どれだけ練習してもゴルフ場には傾斜がたくさんあるので、最初は全然うまくいきません。ですが、勇気を出して行ってしまえば、何とかなるものです。面倒見の良い人に連れて行ってもらうか、早くゴルフ場に連れて行ってもらえるレッスンを探してみるのもお勧めです。ちなみに、私のレッスンでは始めたばかりの人でも、すぐにコースの雰囲気を知るために連れていくこともできるので依頼したい方はいつでもご連絡ください。

 まず、ゴルフ場へ行くためには、予約をする必要があります。ゴルフ場には、パブリックコースとメンバーコースがあり、パブリックコースは誰でも予約を取ることができます。メンバーコースは、ゴルフ場の会員権を購入して会員になると会員になったゴルフ場の予約を取ることができます。でも、最近はゴルフ人口の減少とともに収益を確保するために、メンバーコースでもインターネットで「ゴルフ場予約」と検索すると簡単に予約が取れる所も増えてきています。ネットで予約が取れるゴルフ場なら、直接電話をしても予約対応してもらえます。

 予約する際に、自分を含めて2人から4人の人数が必要となります。1組4人までなので、5人以上で予約を取ると2組以上に分けられます。ひと昔前は、1組3人以上が原則必要だったのですが、ここ最近ゴルフ場によっては、2人でもプレーできるようになってきました。1人だけでも予約を取りたい人は、会員権を購入すると、ゴルフ場がメンバータイムの枠を作っているので、メンバー同士でプレーすることもできます。本当に少ないのですが、会員じゃなくても、ネットで1人でも予約が取れるゴルフ場もあります。ある程度ゴルフ場に慣れたら武者修行として1人でも行ってみると面白いかもしれませんね。1人の場合はスコアが110を切れたらチャレンジしてもokです。

 ゴルフ場を予約するときに、迷うのがどのゴルフ場を選ぶのかだと思うのですが、6000円~30000円までとプレー料金も様々です。最初はリーズナブルな6000円~9000円の所で、近場がお勧めです。安いからといって遠いところを選んでしまうと、かえって交通費がかかってしまいます。ゴルフ場はホテルや、旅館の値段と似ているので、同じ感覚で選んでみると分かりやすいと思います。少しリッチな気分を味わいたいのなら、自分にとっていいホテルや旅館だなと思う価格帯を選ぶと満足すると思います。

次に、ゴルフ場にいくまでに用意するものです。*ゴルフクラブ *ゴルフウェア *帽子 *ゴルフシューズ *ゴルフグローブ *ゴルフボール(最初は12個以上)*ゴルフティー(最初にドライバーを打つためにボールをリフトアップする道具で、最初は刺すものではなく、ポンと置けるタイプがお勧めです) *ジャケットまたは、ブレザー(ゴルフ場に入る時に着用します。ゴルフ場によっては着用しないと白い目で見られます。いわゆるドレスコードですね。)

ゴルフクラブはレンタルできるゴルフ場がほとんどですが、できましたら練習してきた自分のゴルフクラブでプレーするのが理想です。
 ゴルフウエアに関しては、何を選んでいいのか分からない人は、ゴルフ量販店やデパートのゴルフブースで選べば間違いないでしょう。デザインも大切ですが、窮屈なサイズだとスイングがしにくいので気をつけてください。
 帽子はマナーとして被らないといけません。ボールが飛んできたときに頭を守る危険防止の意味もあるので自分の好みのものを選んでください。
 ゴルフシューズもゴルフ量販店で選ぶのがおすすめです。スパイスのものと、ソフトスパイクとありますがどちらでも構いません。ゴルフシューズを履かないと、傾斜から滑ってスイングできませんので絶対に普通のシューズではゴルフ場に行ってはいけません。一度買うと、結構長く使うことにもなるので頑張ってこだわるのもアリです。
 ゴルフグローブは練習の時に使っているものでも構いません。人によっては、ゴルフ場の時だけ練習場とは別に綺麗なグローブを使用する人もいます。
 ゴルフボールは、最初は速く振れる人ほど無くなってしまうことがあるので12個以上は用意してください。プレー中に無くなってしまったら、一緒にまわっている人に貰ってもルール上は大丈夫です。
 ゴルフティーはドライバーを使う時に使うものと、アイアンを打つときに使うものと2種類用意します。プロは1種類で刺すときに浅く刺したり、深く刺したりしますが、最初は刺しこむ深さが分からないので、ドライバーはポンと置くタイプのものがシンプルで使いやいと思います。アイアン用のティーのものは短ければなんでも構いません。

 ゴルフ場に行くときの手順としては、車でゴルフ場に着いたときに、ゴルフ場の入り口の前にゴルフクラブを置きます。車を駐車場に置いたらジャケット、又はブレザーを着てフロントにチェックします。あとはロッカールームに行って荷物をしまったらあとはスタートです。あと、ゴルフ場に行くときの服装としてはジーンズや、ジャージ、スウェットは絶対にNGです。少しフォーマルな格好か、ゴルフウェアで行くと間違いありません。ゴルフはイギリスの貴族のスポーツだったので、その名残や伝統で服装はラフすぎてしまうとドレスコードに引っ掛かってしまいます。少し良いところのホテルや、レストランに行く時にだらしない格好をしていくと浮いてしまうのと全く同じだと理解していただけると分かりやすいと思います。どうしていいのか分からなければ、ゴルフウェアを着て、その上にジャケットやブレザーを羽織れば間違いありません。

 以上、簡単にゴルフ場へ行くために知っておきたい知識を説明してみましたが、最初は知らなくて間違えてしまうことはしょうがないことです。まずは、一度ゴルフ場へ行ってみる!という気持ちを勇気を出して実行してみてください。

ちなみに、私は初めてゴルフ場に行った時にあまりに楽しくて、感動しすぎて、ゴルフの虜になって、ゴルフを仕事にしてしまいました。ゴルフは本当に知れば知るほど奥が深くて楽しいスポーツです。初心者のかた全てに健闘を祈っております。

日本プロゴルフ協会所属 吉田誠吾

2018年10月10日 00:14

プロゴルファーとして一流で居続けることの難しさ!?part3

レベルの高いプロの世界では、結果を出し続けることは容易ではありません。横並びの実力の中から飛び抜けるためには、実力や勢いや運も見方につけて戦い続け、自分のオリジナルのスタイルを確立することができたなら安定する時期が出来てくる訳です。その中で、旬な勢いを持っている選手や、実力者である選手と時間を共にすることで、自分に足りないものを見つけることができるのです。日本人選手は欧米のレベルの高い試合にでるとあまりにも全てのレベルが違うので、その違いを埋めることができないと諦めてしまう傾向があります。しかし、欧米の16歳~19歳のアマチュア選手でも、プロに混ざって結果を出すことも良くあるということは、ジュニアの時から揉まれていれば実力はつくということになりますし、石川遼選手も16歳でトーナメント優勝しましたが、そのような選手は世界では当たり前のように毎年生まれてきているのです。石川遼選手も、もっと早い時期にアメリカに行くことができていたのなら、、今現在世界レベルで戦えていたと私は考えています。日本で実力をつけてからということが、世界では石川遼選手と同じ年の選手が世界でメキメキと実力をつけているという現実からみると、良い考え方ではなかったのかもしれません。ピッチャーの斎藤佑樹選手が早稲田大学で4年間過ごした後に、プロに転向したということと同じように思えてしまいます。
また、 イタリア人のF モリナリ選手は小さな体格でも全英オープンに勝ってしまいました。F モリナリ選手を見ていると、日本人の体格でも通用すると勇気づけられますし、逆にやはり技術やスイングそのものの考え方、そしてコースの攻め方が根本的に違うということが露骨に証明されてしまうことにもなりました。
体が小さくても、フィギアスケートのような体の回転のキレや、攻める時は攻めるタイミングの読み、集中力が三昧に達したときのバーディーパットを入れる数、ミスした時のリカバリーは、世界の強い選手と回らないと今の日本選手は強くなりえません。難しいセッティングになると、日本の試合では全然ピンを攻めません。海外の試合では、よほどグリーンが固くならない限りどんどんピンにショットを絡めてきます。そういう視点でゴルフの試合を観戦すると、世界レベルというのはコースマネージメントが攻撃的なのだとわかります。日本人の平均身長、平均体重と変わらない選手もたくさんいるということを踏まえて日本のゴルフ界は成長しなくてはいけないのです。世界で戦って日本に戻ってきている石川遼選手はいち早く世界に戻らないと、輝きを戻すことは難しいことが想像できます。日本に戻ってきて、また世界に行くということは前例はありません。私は石川遼選手を応援していますし、好きな選手の1人です。日本で調整しても、強い選手に揉まれるという考え方ができないと駄目だということに、早く気づけるかどうかが、石川遼選手の復活がの決め手となるのかもしれません。

全身全霊で一流の流れに乗り続けることの厳しさ、そしてその厳しさに揉まれ洗練された姿に私達は、憧れと美しさを感じるのです。どれだけ、お金を持っていても、容姿端麗だとしても、息を飲むような技術を持ち合わせるのには本人の努力しかありません。人生を賭けて勝負する一流アスリートは、儚くて、壊れやすい宝石のようにかけがいのない存在です。少しのよそ見をしないで、最後までリスクを恐れず真っ直ぐにゴルフを見続けられるような選手がもっと日本人選手のなかで誕生することを私は切に願っています。松山英樹選手、小平智選手、畑岡奈紗選手達はリスクを恐れず、純粋にゴルフに向き合えているかけがえのないアスリート達です。ー夢を追いかける者に捧ぐー



2018年10月08日 20:31

プロゴルファーとして一流で居続けることの難しさ!?part2

4239a679

一流のスポーツ選手は一流の世界でしか高い技術を維持することはできません。前回のブログで、松山英樹選手、畑岡奈紗選手、小平智選手が今世界で活躍しているなかで、もし日本の試合だけで1年間過ごしたらどうかなるかを考えてみると、一流選手に必要なものが見えてくるとお伝えしましたが、実際にどうなるのか考えてみましょう。

世界の一流の世界と日本とのレベルの差は賞金額で考えてみるとある程度の指標になるかと思います。男子では日本は優勝賞金は2000万円、世界の一流の集まる試合は1億4000万円と7倍違います。日本の年間賞金ランキング1位は約1億8000万円、世界1位は約8億円と約4倍の差となります。 ただ、1億8000万円だと世界の賞金ランキングは60位あたりとなりますので、日本で1位の実力があってはじめて世界に挑戦ができるように考えることもできます。このように考えると、ゴルフ界では日本との世界の差というのは大きなものであると理解できると思います。

そうした背景のなかで、一流選手が日本の試合に1年間出続けると、どうなるのでしょうか?やはり、高いレベルで実力を維持することはできなくなります。難しいコースでどんどんバーディーを取ることが求められる世界のレベルに対して、コースの距離が短くて、ラフもそこまで長くなく、グリーンの固さや、ボールの転がるスピードが遅い日本コースのなかでは、どうしても世界へ向けてどうやって成長していくのかが見えなくなってしまうのです。よく、世界の一流のすごさを感じた日本のプロゴルファー達は、「世界の難しいコースで成長しないと、世界には通用しない。若いうちから海外の難しいコースで育つ必要がある。」とジュニアゴルファーにメッセージを送ることが多いのですが、日本の中では育ちきれないということを身をもって経験するのですね。レベルの高い環境の中で時間を過ごさないと自分に足りないものも感じることができず、スイング技術にたいして何を追求していいのか分からなくなるのです。スポーツアスリートは自分の能力を発揮しきるためには、高いレベルのなかでしか育ちきれないものなのです。全身全霊で、もがきながら、肌で必要なものを吸収するぐらいの心構えが無くては世界レベルには到達できないのです。

そして、一流であり続けるために難しいコース以外で必要なことはレベルの高い選手にが身近にいるかどうかも大切です。なぜ大切なのかということと、どれぐらい世界と日本の選手が違うのか次回説明してみたいと思います。ーー続くーー


 

2018年10月04日 06:34

日本プロゴルフ協会公認 吉田ゴルフスクール

ご予約はお問い合わせホームから

春日井王子ガーデン・東海地区校

奥の深いゴルフのはなし

モバイルサイト

吉田ゴルフスクールスマホサイトQRコード

吉田ゴルフスクールモバイルサイトへはこちらのQRコードからどうぞ!