コースマネージメント。この言葉を上手に人に伝えることはどんなことなのか?レッスン書など技術的なことを興味深く書き記している本はあるのに、コースマネージメントを分かりやすく親しみやすいように書いてあるものはあまりないように思えます。1、基礎体力、目標、モチベーションによってコースマネージメントが違う。2、現状のレベルに応じて必要なコースマネージメントマネージメントが違う。3、性格気質によっても違う。4、コースの種類(山岳コース、リンクスコース、フラットで距離の長いチャンピンコースなど) によっても違う。など、様々な要素があるため、ある人からコースマネージメントのことを言われても共感できないかもしれません。私はレッスンの際にコースマネージメントのことをよく言うのですが、その人にとってなるほどと思ってもらえるように言葉を選びながら気をつけてアドバイスしています。ただ1つアドバイスするときのポイントとして安心感を与えるために言うということです。1人1人、その人にとってのコースマネージメントを必要な時に、必要なことをタイミングよく言うことができると必ずスコアアップに関係します。ざっと簡単に説明してみます。100を切るためには、見た目の距離に惑わさせれず、ミスでも転がっていくことを実感すればグリーンの側までいくにはナイスショットが必要ないことがわかります。はるか彼方にあるグリーンは100ヤードを3回、4回転がしていけばたどり着けるので、どんなに遠く見えても落ち着けるようになります。90を切りたい人は50ヤードより短い距離をグリーンのどこでもいいので楽に乗せられるようになると楽になります。振り幅が間違っていることがほとんどなので目安になる振り幅をつくることがポイントになります。コースで正しい振り幅を覚えることは手間がかかりますのでじっくり取り組むことが大切です。80を切りたい人はグリーン回りを安心感のある簡単なアプローチを身につけることが必須となります。どんなに一生懸命にアプローチを練習しても難しいことを練習していてはコースマネージメントができなくなってしまいます。一度簡単なアプローチがわかると色々なことに気が回るようになるので上達するための一番大切なことといっても過言ではないかもしれません。上級者、プロゴルファーに対しては流れを乱している要素を改善する必要があります。調子が悪いときのマネージメント、攻め時に攻めるためのマネージメント、状況によってクラブの選択を変える、パターのラインの決め方を見つめなおす。など、コースレッスンを分析して様々な角度から改善します。自分なりのコースマネージメントを見つけられるような余裕がないとスコアを安定することがむずかしい。コースマネージメントは大切です。
2017年11月02日 09:13