ゴルフレッスンをスーパーコンピューターが行うことはできるのか??
レッスンを行うにあたってまず一番大切なことは、、スイングの診察、診断です。1人1人のスイングというのは様々なスイングで、そのスイングから様々な球筋を打っています。始めたばかりのゴルファーはまずは慣れていくことでレベルアップしていきますが、ある程度の経験を積んだゴルファーにはどのような球筋にするのかをある程度決めないと、スイングを治して行くということは根本的にできません。分かりやすく言いますと、プロゴルファーでも打ちたい球筋が、ドロー、フェード、ストレート、高弾道、中弾道、低弾道と好みによって違います。その打ちたい球筋から逆算してスイング調整を提案していくのです。プロによっても調整の仕方が違います。アマチュアの方も打ってみなければわからない、、ではなく、プロゴルファーとスイングの治しかたは同じなのです。そのような要素があるなかで、もしスーパーコンピューターに決め込まれたプログラムを組み込んでレッスンさせたならどういうことになるでしょうか?途方もない膨大な量を組み込むことになります。球筋とスイング軌道、フェースのローテーション、構えの角度、ボールの位置、関節の可動域、使用しているゴルフクラブのヘッド、シャフト等、たくさんの要素が絡み合ってスイング全体と球筋を構築しています。そして、どの順番で治すとレッスンを受けている人の自信を損なわずにできるのかがとても大切なことなのですが、それはレッスンの受けてによって感じかたも好みも違います。ということは、スーパーコンピューターにレッスンさせる前に、まずはレッスンの完璧なプログラムのノウハウがあるかどうかが大切になってしまいます。もしそのようなことができるなら、ゴルフにかぎらず、どんな種目のスポーツ、音楽、演技のレッスンもスーパーコンピューターができてしまうことになってしまいます。人に対してレッスンをするというのは相手に実感させて、納得させて、実力をつけるということなので、様々な経験と相手の心を読む感性が必要であると言えると思います。そして、もっとゴルフレッスンで難しいのが練習の経過によって筋肉量や柔軟性が変化するということを計算にいれなくてはならないことです。その変化の読みをいれていくことをスーパーコンピューターにさせるということは想像することはできません。人に技術や感性をレクチャーするということは複雑なのです。人に技術を伝えるということは奥が深いですね☘️
2018年04月10日 09:50