フルスイングよりハーフスイングのほうが飛んでしまうことがある?!
上級者の方でも飛距離を伸ばすときにフルスイングよりも、ハーフスイングでレッスンしたほうが驚くほど飛距離がのびるケースがあります。ゴルフトーナメントでもアイアンショットではハーフスイングを多用するプロが増えています💡もし、ハーフスイングをしているのを知らないという方がいたら、トーナメントをよく見てみてください。かなりハーフスイングをしているのが分かると思います。なぜ、ハーフスイングをするのかというと、スイングが安定するということと、調子が良くないときはプロゴルファーでもフルスイングと飛距離が変わらなくなるからなのです。実際にプロでも振り遅れてしまったり、下半身の疲れで軸がぶれてしまい調子が狂うことは当たり前のようにあります。調子が狂うとハーフスイングのほうがインパクトからフォローにかけてボールがフェースに乗る時間が増えて、効率の悪いフルスイングよりも飛んでしまうのです。ただ、レッスンを長年しているなかで正しいハーフスイングを行える人はほとんどいないのがが実情でした。フルスイングでなければ飛ばないと思い込んでいたり、ハーフスイングで飛ばす要素を知らないからです。ハーフスイングを理解するためにはノーコックにします。(ノーコックというのは手首を縦に曲げて使わないということです。)①ハーフスイングのなかで遠心力を感じる。②なるべく大きなアークで左右対称をイメージする。③脇を締め、体の回転をクラブに伝えるようにする。言葉では簡単なのですが自分のハーフスイングを鏡を見ながらチェックすると、左右対称にするのは難しく歪んでいるのにどう直すのか悩む人が多いのがレッスンの現状です。シンプルな動きなのに上手くできない、、そこをレッスンで上手にお伝えすることは簡単ではありません。ある女子プロをレッスンしたときに、本当のハーフスイングを1からレッスンしなおして平均飛距離を上げたこともあります。実は、フルスイングでなくハーフスイングでないと固まってしまった自分の癖を直していくということが、プロゴルファーでも無理なケースがあるのです。きっと、ハーフスイングなんて分かってるよと思っているアマチュアの方でも、遠心力がしっかりと出しきれているハーフスイングを身に付けると今までのフルスイングよりも飛距離が出てしまうことに驚くことでしょう。分かってると思っていることでも、さらにその深いところまで追求するということ!それが基礎練習であるハーフスイングで距離を伸ばすということなのです。
2018年03月03日 20:27