レッスン生のHさん74歳にしてエイジシュート達成!?おめでとうございます!!

私のレッスンを長く受け続けて頂いておりますレッスン生Hさんが、2025年5月22日に74歳でスコア74でのプレーで、エイジシュートを中部国際ゴルフクラブにて達成されました。
ゴルフレッスンを生業としているゴルフコーチとして、エージシュートを達成していただくということは最高の喜びであり、感極まるものが込み上げてきた感情になったことは言うまでもありません。
2007年頃から現在に至るまでの約17年、私を信じて、私のレッスンを受け続けて頂いているのですが、上手くなることを諦めないそのメンタルの強さは、私のレッスンを受けている歳月の長さ、で皆様もご理解頂けるのではないでしょうか。
はじめてHさんとお会いした当時はスコア90台で安定していました。
そこから約17年かけてエイジシュートを成し遂げたわけですが、私とHさんは何をしてきたのか?
その逸話を皆様にお話しさせて頂きます。
Hさんがどんな方なのか?を言い表すと、、名調子で落ち着いていつも話す名俳優といった感じです。
何かのドラマや映画のワンシーンで、そのストーリーの大切な場面で、何かのセリフを皆の心に届くような語り口で出演していたでしょ?と思わせるような味のある雰囲気を持っています。
そして、エイジシュートを達成するぐらいの方ですから当たり前のことなのですが、強い信念をいつも抱いている。
Hさんと私はゴルフの話しだけでなく、色々な世間話しや人生論を、17年間の間、本当に沢山お話しをしたと思います。
この長い時間をかけてきた雑談もHさんのゴルフ上達に関係していて、ゴルフの深い所にある大切な要素を、こういう雑談で私はHさんにお伝えしてきました。
その様々な会話の中から上達の糸口をつかんでいくHさんは豊かな感性を持っているということは間違いのないこと。
なぜなら、結果として、事実としてエイジシュートを達成したのですから、、
このブログを読み続けていただいている方には分かる通り、私は強烈に自分の世界観を持って、その自分の世界観を大切にゴルフの仕事を続けています。
プロゴルファーやアマチュア競技ゴルフ上級者へコーチングするためには、どんなことにもびくともしない強い世界観を持たなくては、コーチングをし続けることはできません。
そんな世界観を持った私に、負けないぐらいの世界観をHさんは持たれていて、世界観と世界観がぶつかり合う、、のではなく、お互いの世界観を尊重し合う形でレッスンを約17年進めさせて頂きました。
というわけで、Hさんへのレッスンは言葉の選び方がとても難しく、Hさんの世界観に浸透していくような表現の言葉を選び続けることは、まさに前頭葉の脳細胞は全集中を強いられ、その経験が私のコーチとしてのレベルを長い時間をかけて引き上げて頂けたことは間違いのないことです。
そんなHさんには、色々と心から感謝しています。
では、実際にHさんにどんなレッスンをしてきたのか?というと?
17年の月日をかけてきたので、一言では説明はできるものではありませんが、敢えてテーマを作るなら、
「超効率のスイングを一生かけて求めていく」
という感じです。
今となっては、Hさんは仕事を完全にリタイヤされていて豊かな第2の人生を送られていますが、レッスンを受け始められた17年前はまだ仕事は現役で、お仕事をしながらのゴルフレッスン通いだったので、私のレッスンを受け始めてから10年はとてものんびりとレッスンを受けられていました。
のんびりと17年レッスンを受けることの凄まじさ、、と言ったら、皆さん、、その月日を想像していただけたらその凄さが理解できるかと思います。しかも、今が一番ゴルフが上手くなっている、、
そして、私とHさんとの最初の上達への道での関門が、、「夏バテ対策」だったのです。
夏になると、「吉田コーチ!夏バテでチカラが入らないので、それなりのレッスンでお願いします。」
と言われて、それをどうするかを2人て悩んでいたことが、今でもありありと私の頭の中で思い出されます。
その「夏バテ」をどう克服していげばいいのか?
それを悩みに悩み、ありとあらゆる工夫をこらし続けて気がつけば17年経っていたという感じで、17年は長いようであっという間でした。
そして、その「夏バテ対策」など数々の工夫したことが、Hさんのエイジシュートに繋がったわけです。
今でも、私とHさんのレッスンの会話の中で、あの「夏バテレッスン」を思い出してください、、という会話が時折出てきます。
どれだけ夏バテで体力が奪われていても、パチンと芯には当てること!
そういう芯に当たるドリルをとてもない時間をかけてHさんはやりきったというわけです。
もちろん、アドレスのバランスや、ボールの前後左右の位置が正しくなければ、練習ドリルの意味は薄くなってしまいますので、私が常に17年間、そいうこと全てをチェックしながらコツコツやってきたのです。
今となっては、芯に当てるための勘が体に染み付いて、ちょっとやそっとでは調子が悪くなったとしてもパチンと打てるようになった。
基本が体に染み付いたということです。
こういう時間をかけて正しい技術を体で覚えた人のことを「匠」と言いますが、Hさんはまさに「匠」の境地へとたどり着いたわけです。
夏バテを克服することが、、エイジシュートに繋がったなんて、よく考えてみると面白い話しですよね。
そして、もう一つHさんと私がいつも意識して取り組んできたこと。
それは、メンタルのバランスを大切にすることです。
Hさんと私との決まった合言葉があるのですが、その合言葉とは何か?
それは、、
「謙虚と感謝の気持ちを忘れない」
何年もこの合言葉をお互いに言い合って来たことは、私にとっても多大なる恩恵を受けることになりましたし、Hさんにとってはスコアメークが上手になることに繋がったのです。
長い月日のなかでメンタルを安定させるということは、いざ実践してみると簡単なことではありません。
調子が良い時にに自分を戒めて、調子が悪い時は自分を客観的に見て踏みとどまる。
この良い時と悪い時の波を穏やかに修めてくれる言葉が、「謙虚」と「感謝」を常に忘れないこと。
Hさんへレッスンしている時に、調子が良くなりすぎているときは控えめに練習しましょう、、調子が悪い時は基礎練習に戻れば必ず良くなりますよ、、と17年間言い続けることによって、競技ゴルフでのメンタルのコントロールのやり方をHさんは理解したのです。
いざ実戦の試合で良いスコアでプレーする結果を残す。
ゴルフはやはりメンタルの安定が重要なスポーツです。
言うのは簡単ですが、実際に試合でスコアを良くすることはなかなかできることではありません。
調子が悪い時でも、ボールをある程度前に飛ばせられていたらショートゲームでカバーできるんだよ、、
調子が良すぎる時に、調子に乗って振りすぎると、振りすぎた罰としてスイングのバランスが壊れるんだよ、、
こういうメンタルを、何十ラウンド、何百ラウンドして養っていくのが、ゴルフのメンタルを養うということなのですが、本当に理解するには身を持って経験していくほかありません。
自分の人生を振り返ってみてください。
あの時に、「謙虚」と「感謝」の気持ちを大切にしていれば、、あんなことにならなかったのに、、
ということは自分の中でありませんか?
分かってはいるのに、人には必要のない欲ばりな欲がありそれが人生を狂わしてしまう、その報いをうけることを業といいます。
「因果応報」とは良い行いをすれば良い結果が、悪い行いをすれば悪い結果が、長い時間をかけて巡りに巡って自分に返ってくるということ。
Hさんと私は、この世のなかの「因果応報」の仕組みを理解しようと、お互いに「謙虚」と「感謝」という言葉を言い合ってきたのですが、それが本当に本当に素晴らしいことだったと、Hさんはエイジシュートをもって私に教えてくれたのです。
ゴルフの調子が良すぎる時は控えめに、ゴルフの調子が悪すぎる時は基本に戻る。
皆さんこれをできますか?
ゴルフを続けると良いことが有る。
それは、1つはゴルフは運動なので健康になるということ。
そして、もう一つはメンタルが安定しないとスコアメークなんて全くできないことが分かり、「謙虚」と「感謝」の大切さをスコアという数字を持って常に自分を戒めてくれること。
74歳になっても成長できるということを、身を持って教えくれたHさんに対して私は本当に深く尊敬しています。
言わずもながな、、パターとアプローチのレッスンは17年間のなかで、エイジシュートを達成するまでに、どれほどしたのか?ということは、皆さん分かっていることですよね。
私はHさんに17年間、基本練習とメンタルの安定とショートゲームをレッスンし続けました。
そして、この場を借りて、私は敢えて、、敢えてHさんに言いたいことがあります。
まだまだHさんはゴルフを上手くなれます。
プロゴルファーの世界を研究している私には、Hさんのゴルフをまだまだ研ぎ澄まさせることができる自信を大きく持っています。
より楽に、より楽しむために、さらにゴルフを磨いていく気持ちを強く持って頂きたい。
ショートゲームも、もっともっと上手く成れます、、
そして、数え切れないほどのエイジシュートをこれからも積み重ねていきましょう。
最後に更に皆様を驚かせる偉業をHさんがしたことをご報告して、結びの言葉とさせて頂きます。
2025年6月12日中部国際ゴルフクラブでのグランドシニア杯、、にて、、
「スコア73」でスコア74からベストスコア更新されました。そして、エイジシュート2回目達成!!
どうでしょうか?
Hさん!!さすがです!!
粋ですね!!
2025年07月07日 16:43