ゴルフスイングの中で大切な骨盤と股関節の動きを理解してますか!?part4
今回のテーマはゴルフスイングに於いては股関節と骨盤の動きがとても大切だということを説明してきました。
ちゃんとした現実的な話しをすると、ゴルフはスポーツなのですからこの股関節と骨盤の動きで飛距離やスコアが違ってきます。
どうでしょうか?他のスポーツでも下半身の強さは大切ですよね?
小学生、中学生、高校生と段階を経てスポーツのレベルが上がるのは、下半身の強さとスポーツでの結果が比例してるからです。
そうではないですか?
股関節と骨盤の動きに応じて目指す目標、目指すスイングを決めていかなくてはいけません。
もし、凄く綺麗なスイングを作りたい!沢山飛距離を伸ばしたい!のであれば、スイング軌道とかフェースコントールとか、それ以前に股関節と骨盤の動きを学ばなくていけません。
下半身の動きが少なくて弱いのに、その上に乗っている上半身、腕、クラブの動きで悩んでいるなんてバカらしいと思いませんか?
動画で一生懸命スイング軌道やフェースコントールを治そうとしても、全く変わらないのは股関節と骨盤の動きから変えないとスイングの見た目は全く変わりません。
スイングを動画でチェックしたことがある人ならこのことは分かりますよね。
一度、マキロイ選手やタイガーウッズ選手の股関節と骨盤の動きだけを動画で観察して真似して見て下さい。
物凄い運動量です。
それを真似してみて、その下半身の動きに対してスイング軌道やフェースコントールがあるということを理解すれば、スイングを大きく変えるということは下半身のトレーニングやストレッチからしないと全く変わらないということが理解していただけるのではないでしょうか?
私はゴルフコーチとしてジュニアゴルファーから大人のゴルファーまで数多くのレッスンしてきましたが、この股関節と骨盤の動きで出来上がるスイングは決まっていることを深く経験してきました。
本当に綺麗なスイングを作りたいのなら股関節周りの筋肉の量と柔軟性を上げなくては出来ないのです。
でも、それを聞いて落ち込む必要はありません。
そもそも、ゴルフで生活していくプロゴルファー出ない限り、そんなに綺麗なスイングを作り上げる必要はあるのでしょうか?
自分の骨格、筋力、柔軟性のなかで無理の無いスイングを理解して楽しめたら、それはそれでいいのではないでしょうか?
なので、私はアマチュアゴルファーの方達にはなるべくスイング動画は撮らないほうがいいと勧めています。
何故かと言うと、どれだけスイング動画をとっても股関節と骨盤の動きでスイングは決まっているので、治してはいけないような所まで気になってしまって、スイングが無茶苦茶になってしまうことのほうが多いからです。
土台の「ろくろ」である股関節と骨盤がきちんと出来ていないのに、テークバック、ダウンスイング、フォロースルーのスイング調整なんて出来ると思いますか?
スイングが綺麗とか綺麗じゃないとかよりも、自分の体に合った打ちやすいスイングで、パチン!!といつもいい打球音がしていれば私はそっちのほうがゴルフが楽しいと強く思っています。
本当に綺麗なスイングにしたいのなら、ファンクショナルトレーニングという筋肉を機能的に動かくトレーニングをしなくてはいけません。
ファンクショナルトレーニングは時間も手間もかかるので、私は一般のゴルファーにはあまりおすすめはしません。
いやいやどれだけ手間がかかっても綺麗なスイングをしたいという人は、ゴルフの練習量と同じか倍の時間をファンクショナルトレーニングをする覚悟がある人は目指してもいいと思います。
綺麗なスイングを作り上げるのは茨の道だということは想像にかたくないことです。
ほとんどのプロゴルファーだってマキロイのようなスイングになりたくても成れなくて、自分の骨格、筋力なりのスイングで試合で戦っているということをアマチュアの皆さんは知るべきです。
だからこそ、人と比べずに、下半身の強さ、股関節と骨盤の動きの量に応じて自分なりに、きちんと身の丈に合った練習さえしていけば、かなりのレベルまで上達することができます。
私のレッスンが必ず結果に繋げるのは、そういう本当に大切な基本から作り直してその人の骨格なりのスイングにして、絶対にコースで打ちやすくするからです。
自分の骨格なり、筋力なりのスイングで気持ち良く打てることが先ずは大切。
そうではないですか?
では、なんで自己流ではある段階から上達が出来ない人が多いのか?
自分に合ったスイングを見つけられないからです。
隣の芝生は青く、スイング動画を撮りすぎて、スイングを整形しすぎてしまう。
そして、打ちやすいスイングからかけ離れたスイングになって、どんなスイングが良いのか全く分からなくなる。
だからこそ、スイング動画はなるべく撮らないで、自分なりに打ちやすいスイングを大切にすることが大事なのです。
スイング動画を撮って自分の気なった所が本当に治すべきところなのか?
本当は気になったところではなく、全く違うことで上達ができるのでないか?
股関節と骨盤の動きがきちんと出来ていないのに、スイング軌道を気にしているのことは意味があることなのか?
スイングで悩んでゴルフをするのが辛くなっていて、本当の基本である股関節と骨盤の動きを知りたい人は、いつでもご相談ください。
これほどまでにスイングはシンプルでよかったのか?と驚くはずです。
既に私のレッスンを受けて頂いている方達は、私が股関節と骨盤の動きをやってみせて、それを真似して頂くことをやっているかと思いますが、如何にこの動きが大切なのかを今回のテーマで再確認してください。
結局はどれだけ頑張って練習したとしても、本当の基本を理解しておかなくては後悔してしまう。そういう後悔した人達を、私はゴルフコーチとして沢山見てきているのです。
どれだけ練習しても直に調子の波がくるゴルフスイング。
その調子の波を抑えるためには、日々の練習で基本を大切にしていくしか方法ないのです。
→→おわり←←
2024年11月30日 06:34