たくさん練習しても思った通りのスイングにならないのは何故!?part6
何故!?自分の骨格通りのスイングを、自分の体の関節の柔軟性、可動域なりの自分のスイングを受けれらくて、自分が理想と思うスイングにしたいのか?
もともと、自分が理想とするスイングそのものが自分の体に見合っているのか?
もっと言うと、その理想のスイングは何故?自分にとって理想とするようになったのか?
その理想のスイングかなんとなくカッコいいな、綺麗にだな、と思ったことがあって、その思いが時間と共に膨らんで、私はこのスイングが好き!となっているのでしたら、その理想のスイングを目指すこと自体上達の遠回りになってしまっているのかもしれません。
自分の骨格や関節の使い方が似ているプロゴルファーのスイングを好きになって、共感して参考にすることはとてもいいのですが、果たしてそこまで理解していて好きになっているのかが問題なのです。
前の回で、本当の綺麗なスイングは、関節の可動域を広げるトレーニング、筋肉の柔軟性、強さを上げるトレーニング、そして体幹そのものの強さをかなり高めることをしないと、できないことを説明しました。ある程度は、自分の骨格なりの、筋力の強さ、関節の可動域を受け入れて、自分なりのスコアメークができるスイングを練習するほうが、私はよほどゴルフが楽しくなると思います。
本当にプロゴルファーみたいなスイングにしたいのなら、気が遠くなるようなトレーニングをしないといけません。もちろん、私はその指導をすることができますが、全くおすすめしません。
とても時間と努力が必要ですし、とても大変です。
良い例えかどうか分かりませんが、
ダイエットしたい人が体重をスリムな適正値まで戻すまで、
体重を増やしたい人が筋肉だけで5キロ増やすための努力、
股関節の股割りストレッチで胸がつくまで柔らかくなる、
そういうことよりも数倍手間と努力が必要になります。それほどまでに、ゴルフは中級者になってからそれよりも上達するのには時間と努力が必要です。
ゴルフの場合はダイエットした後に、筋肉をつけた後に、関節を柔らかくした後にそこからスイングの技術をつけていかなくてはいけませんので、その技術をつける作業のほうが途方もない労力がいることを誰よりも知っています。そして、必ずスコアメークをしなくてはいけない、、
だから、プロゴルファーの体を維持するということは、並々ならぬ時間と手間がかかるのです。
全てのスポーツのなかで、適した体にするのには、最も手間のかかるのがゴルフといっても過言ではないのかもしれません。
色々なスポーツをやってきて、トレーニング方法もたくさん知っていても、ゴルフが上手くなるためのトレーニングが何よりも手間がかかるというとで途方に暮れてしまうことになります。
芸人でもあり、一流陸上選手だった武井壮さんは運動神経抜群ですが、ゴルフだけ激ムズだといつも言っていることがその証明と言えますね。
それほどまでに、ゴルフの体を作るのは難しいのです。
綺麗なスイングを作るための体幹の強さを測る基準として、
①垂直に立ち腰に両手を当てて、脚を股関節から膝を伸ばしたままゆっくりと上げます。体幹を全くぶらさずに、顔も少しもブレないように脚全体が地面と平行になるまで上げて、地面に足がつかないスレスレまで下すことを、1カウントとしてそれか何回できるか?
ゆっくりイーチ、ニーイ、サァーン、とカウントするペースです。反動をつけて脚を上げてはいけません。
それを両足別々で、よろめかずに上げた脚を地面につけないで、30回連続を、1分の休憩を入れて3セットでできたのなら、美しいスイングを作るだけの体幹を持ち合わせていることになります。
プロゴルファーのトレーニングはこれを3セット以上することを、他のトレーニングと併用して取り入れるのですが、こういうことをたくさんしなければ現役選手として生き残ることはできません。
②シンプルにバーベルスクワットが何キロまでできるのか?になりますが、この体幹の測り方は、正しくやらないと腰を痛めてしまうので、専門家がいないとやってはいけませんので気をつけてください。この測り方はおすすめしませんし、一応目安として書いておきます。
男性では自分の体重の重さからマイナス10キロ、
女性は30キロの重さ、
の重りがついたバーベルを足を肩幅の広さで担いで、おしりを膝の高さまでゆっくり落す動きを、10回できたのなら美しいスイングを作るための、体幹の強さを持ち合わせていることになります。
私は100キロの重りで、フルボトム10回を3セットしていますが、これが一番トレーニングの中でキツくて嫌です。腰を膝の高さではなく浅めに落としてトレーニングしても意味が薄くなってしまうので、正しいフォームをトレーナーから教えてもらわなければ、このトレーニングはいないようにしてください。
どうでしょうか?本当はもっと、たくさんのトレーニング種目はあるのですが簡単に確かめるためには、①の測定をしてみると、アスリートとしての体力があるか?ないか?を測ることができます。
何度も言いますが、綺麗なスイングでなくても、自分なりの少し癖のあるスイングでもかなりのレベルまで上達することができます。
綺麗でリズミカルなスイングを作るためには、それなり筋力、関節の可動域が必要です。
ある程度のスコアのレベルになっていて、スイングをもっと綺麗にしたいと思うことを優先して練習しているのでしたら、専門的なパーソナルトレーニングを別に受けなくてはスイングの見た目が変わることは、まずありません。
そしてスイングを綺麗にしている最中は、実戦では役に立たなくなってしまいます。綺麗にしてから、何十ラウンドとしなくては、改造したスイングに慣れて、腕前が鍛えられていかないことは、想像に難しくないのではないでしょうか?
先に述べた、スコアを良くする方法はいくらでもあるのに、、
その、スコアメークするスコアの結果よりも、自分なりにスイングを綺麗にしたい!と思って上達が遅くなってしまう理由は、人のエゴイズム、心の弱さが関係していることを、説明していくことになります。
いいですか?、、心して聞いてください。全てを受け入れること、、そういう気持ちで聞き続けてください。
全てを理解したら、またやる気に満ちあふれていくことになるでしょう。
逃げ!!はよくありません。逃げずに受け入れるのです。
自分の思う理想のスイングと、自分の骨格通りのスイングは違うのです。
話を進めていきます。
→→つづく←←
2024年04月09日 16:13