パターの重要性!!本当に理解していますか!?part3
経験豊富な上級者になるとパターマットでの練習はとても必要になってきます。
初心者、中級者はパターの距離感のタッチさえきちんと練習すれば、ボギーやパーが取れてある程度のスコアメークはできるようになることは前回説明しました。
タッチが分からないのに強めにパターマットでカップに入れる練習をしても、行ったり来たりの往復地獄になるだけ、、
ですが、上級者になると話が違ってきます。
何故かと言うと、時としてバーディーを取りに行かなくてはいけないからです。
上級者というと人によって定義が違ってきますが、私の思う上級者の定義はチャンピョンコースのバックティでほぼスコア80を切れる人。
そして3パットのをほとんどしない人。
きっちり、しっかりとパターのラインを読み切れる人が上級者であり、ラインを読めるからこそ、そのラインに乗せるためのパター練習をパターマットでしなくてはいけないのです。
逆に、ラインが読めないのなら何度も言いますが、タッチだけに集中することで解決できます。
パターのラインを精確に読み切るにはコース経験がとても必要になります。
パターのラインをどんなシチュエーションでも読み切れるようになるにはどうすればいいのか?
それはたくさん色々なコースのグリーンで経験を積むことしかできません。
芝の種類、
グリーンの硬さ柔らかさ、
芝の長さ、
グリーンが濡れているのか乾いているのか、
コース設計者のグリーンの起伏の癖。
プロゴルファーになるためには、膨大な様々な沢山のコースをプレーして、ラインの読みを学ばなくてはいけませんので、とても時間と費用と労力がかかります。
ラインの読み方にセンスがなければプロゴルファーに成れないのですが、成った後のプロゴルファーの世界はパターの巧みさで成績が決まります。
プロゴルファーのパターが上手いのは、信じられないほどの練習量から成り立っているのですね。
アマチュア上級者も膨大なラウンド数を経て、経験を積んでラインを読めるようになれば、あとは精密なパターの技術が求められるようになるのです。
ラインが読めるのなら、パターマットの練習はとても大切。
ラインが読む自信がないのなら、タッチの練習が先ずは優先すること。
厳しい言い方になってしまいますが、パターの技術を追求して、パターを真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出す!とか、
ボールの位置は私にとってここだ!とか、
私に合うパターを色々買って探さないと!とか、
言っている人に対して私が思うこと、、
それは、まずはコースでパターのライン読み切れていますか?
ラインが読めないのに技術的なことを追求してもパターが入るようになるのでしょうか?
なのです。
パターの3パットが無くならない、入らないと言っている人は、タッチやラインの読み方の練習が足りないからです。パターマットでどれだけ練習しても上級者レベルでなければあまり意味はありません。
最初にご紹介した、パターの名手である谷口徹プロも、ラインの読みができなければどんなパターにしたって入るわけない。逆にパターなんて、パターのラインの読み方が上手くなるかどうかだけ、ということを語っているのですが、私も全く同感です。
こんな人はいませんか?
パターはまずは真っ直ぐ転がす練習をしないといけない!!
こう言っている人は、経験が浅く、ゴルフの試合でいいスコアを出したことが無いという人。
真っ直ぐ転がす練習をする前に、まずはタッチの練習!そして、ラインを読む練習!
そして3パットを全くしなくなったら、そしたら真っ直ぐ転がす練習!
本当の真の上級者であれば、ラインの読み方さえ上手くなければ、どんな打ち方であろうが、どんなパターであろうが、ある程度までのスコアでプレーできることは皆が知っています。
パターを変えたらパターが入るように成るのは、パターのタッチやパターのラインの読み方がきちんと出来ている人であって、パターを変える前にパターの練習を沢山して経験を積まなくてはいけません。
沢山練習して気分転換とマンネリを防ぐためにパターを変えるのでしたら、パターを変える意味は十分あります。
何でパターのことを私が書くのをためらってきたのか、理解していただけましたか?
もちろん!ラインを読めているのであれば、
そのラインのタッチで打つための、
そのラインに乗せるための細かいパターの技術的なアドバスはすることができます。
人によっては、
アッパーに打つ、
ダウンブローに打つ、
ボールを左に置く、
ボールを右に置く、
ボールを遠くに構える、
ボールを近くに構える、
タップ式で打つ、
ゆっくりとストロークで打つ、
グリップの握り方、
アドレスの体のポジション等、、、
その人のラインの読み方、好み、戦略によってパターのアドバスは皆違ってきます。
だからこそ、本当のパターをレッスンするためには膨大な時間を使って話し込み、コースで観察して、ラインによってどうズレているのか?を分析しなくてはいけないのです。
パターのストロークが真っ直ぐ引けない、、
パターのストロークが真っ直ぐ出せない、、
と悩んでいて、カップに対して1メーターも強く打ちすぎていたり、弱くなっていたりしているのなら、そもそもパターが上手くなるための上達の順番が間違えてしまっていることになります。
私の身近な人で、アマチュアの全国大会を優勝したことがある人が、
「アマチュアはタッチを合わせるだけでいい。バーディーパットを入れに行くための練習量なんてアマチュアレベルではしてはいない。」
と言っている人もいるぐらいです。あくまでもこれは、その人の意見ですが、、
本当に誰にでも入るようになるパターのレッスン書がない理由が、今回の説明で理解していただけたでしょうか?
もしそんなレッスン書があるなら、プロゴルファー達が何百万円でも何千万円でも買うことでしょう。
年間賞金を5億円10億円稼いでいる超一流プロゴルファーが有名なパター専門のコーチをマンツーマンで年間契約すると、その諸費用が幾らかかるのか?想像してみてください。
パターのレッスンはそれほどまでにデリケートで、複雑で、超一流プロゴルファーでも悩んでいるのがパターなのです。
私はコーチとして、パターやアプローチのコーチングレッスンは得意としています。だからこそ、自信があるからこそ、誰にでも当てはまるパターやアプローチのレッスンが無いことを深く経験で知っているのです。
子供に人生のアドバイスをする機会があったとするなら、どうでしょうか?
その子の性格や環境ややる気のど具合によって、アドバイスは違いますよね。
それと同じなのがパターのアドバイス。
その人の骨格、性格、好み、癖によってアドバスが違って、時間をかけて分析して修正していくことが、パターのレッスンだということを、知っていただきたくて今回、思い切って本当の話を書いてみました。
パターは、技術よりもまずはタッチ。
技術よりもラインの読み方が上手くなること。
真っ直ぐ打つ練習をどれだけしたって、ラインが読めなければ意味がないとは思いませんか?
タッチや、ラインの読み方を勉強したい!
そういう本気で上手くなりたいような人は私のレッスンに、いつでも相談しに来てください。
→→おわり←←
2023年11月05日 07:15