パターの重要性!!本当に理解していますか!?part2
何故パターにおいては技術的なことよりも感覚的なことのほうが重要なのかを説明していきたいと思います。
分かりやすく言い換えてみると、パターでボールを真っ直ぐ転がす為に技術的なことを練習したとしても、感覚的な距離感の練習しないと3パットは無くならない。
感覚的な距離感を先に練習しないと、真っ直ぐ転がす練習をしてもスコアに繋がらないのです。
そのパターにおいての感覚的な距離感とは何なのか?をまずは説明していきます。
ボール2個とパターを用意してみてください。
最初に1球目を、パターでボールを大体でいいので50センチを打って転がしてみてください。
50センチというのはドライバーの長さの大体半分です。
2球目を少しずらして、1球目をより10センチ遠くにパターで打って転がしてみてください。
どうでしょうか?
意外と難しいはずです。これができなければパターの本質を理解できていないことになります。
このドリルがきちんとできる人は、2メーター以内のショートパットがある程度入れられる人だと思います。この10センチの違いのタッチが分からないとショートパットを確実に入れることはできない、ということを理解しなくては、いつまで経ってもショートパットのカップインの確率は上がることはありません。
コースに行ったことが無い人が、パターが上手くなるための段階として、グリーンにボールが乗ったら2パットで入れられるようにならなくてはいけません。
ところが、練習用のパターマットでたくさん練習したとしても、コースでは全くそのパターマットの練習の成果がでることは無いのです。
何故なら、最後のショートパットを沈めるために、ショートパットを入れるための転がるラインを読まなくていけませんし、ショートパットが一番入るためのタッチの強さを実戦で覚えなくてはいけないからです。
どれだけパターマットで練習したとしても、ラインの読み方なんて分かりませんし、パターマットは強めに打てば入るようになりますが、本番では強めで打って外してしまうと返しのパットがひどく遠くなって、行ったり来たりの往復地獄になってしまいます。
なので、私は何百人と沢山初心者のゴルファーをコースデビューさせてきましたが、パターンに関してはコースでラインの読み方や、パターのタッチの強さを教えなければ、初心者がパターにとって大切な要素を理解することはほとんどできないのです。
もちろん、ある程度のパターの基本や打ち方は練習場でもどこでも教えられるのですが、ラインを読んで、そのラインに合ったタッチを理解させるためには本番のコースでしかできるわけないのです。
だから、私のレッスンを受けている初心者の方達には、なるべく早い段階でコースに連れていってパターの侘び寂びを一度理解してもらうことがベストだと、たくさんのレッスン経験から感じています。
初心者のゴルファーが、1年間、家でパターマットを練習したところで、ラインを読めるようになるのか?優しいパターのタッチを覚えないと、行ったり来たりの往復地獄が治らないということが理解できるのか?
私のコーチとしての経験では、初心者にショートパットを入れさせることをレッスンすることは本当にコーチとして難しいことを経験してきているのです。ショートパットもラインを読まなくてはいけないことを理解できるようになって初心者から脱却できる、、
パターの打つ強さによってもパターのラインの読み方は違います。強く打てばパターのラインは曲がりませんし、弱く打てばラインは曲がるラインになります。
この強さだと、このライン!とパターのライン読みには決断力が必要です。
なので、パターマットで練習することより、先程ご紹介した、10センチの違いを打ち分けられるように練習してもらったほうが、初心者や、中級者の方は3パット以上打ってしまうことを解決できるようになりますし、技術的なことよりも、タッチ等の感覚のほうがまずは大切だということが理解できるようになります。
10センチの距離を打ち分けるのに、技術が必要でしょうか?
どうですか?
10センチを打ち分けるのは、感覚だと思いませんか?
パターマットで真っ直ぐ転がさないと!って強めのタッチでパターマットを練習していたところで、ショートパットの微妙なタッチを理解することは初心者には無理なのです。
3パット以上をしてしまう人が、どれだけパターマットで練習したところで3パットを解決できないのは、技術の前にタッチを覚えなくてはいけないからです。
それに対して、コース経験豊富な上級者にとっては、、パターマットの練習はとても大切、、というよりもしなくてはいけないのですが、それは何故かと言うと、、
→→つづく←←
2023年11月02日 16:49