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ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart5

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 ツアートーナメント選手のスイングとドラコン選手のスイングはどのように違うのでしょうか?

掘り下げてお話ししていきます。

 ドラコン選手達がツアートーナメント4日間競技に参加したらどうなるのか?

 こう仮定してみると問題の答えが浮き彫りになってきます。

 ティショットで思いっきり振ってドラコン専用のスイングで4日間持つのでしょうか?

答えはもう言わなくても分かりますよね。

 ドライバーをめちゃくちゃ飛ばしても、2打目からはツアートーナメント選手と差が出てしまう。

ゴルフはトータルバランスのスポーツです。

 セカンドショット、アプローチ、パターの何かのミスでボギー以上のスコアも打ってしまっていてはツアートーナメント選手にはなれません。

OBを打ったら競技としてその場で即終了。

 絶対にコントロールしていることが大前提のトーナメント選手に対して、ドラコン選手達は4日間の試合では太刀打ちできません。

ゴルフは上がってなんぼの世界。


 実は、ドラコン選手達がプライベートでプレーする時は、かなり控えめに打つことのほうが多く、全力で打つことはまずはありません。

 まず、ボールの行方が飛びすぎて見えなくなることが多いですし、少し曲げてしまうと、隣のホールの人まで簡単に届いて当たってしまいます。

 飛んで曲がるというのはとても危ないですし、皆に迷惑をかけてしまうのです。

 なので、ドラコン競技でないときのドラコン選手達は、何度も打ち直しになってスロープレーになったりしないためにも、曲げると危ないので、迷惑がかからないようにかなり距離を落としてコントロールします、、

 じゃあ、初めから迷惑がかからないなかで、18ホールのなかで使えるドライバーショットを練習すればいい、、というのが競技ゴルフの世界。ドラコン選手でなければ、、バランスよく練習しなくてはいけない。

 やっぱり、スコアメークというものはコントロール出来ていて、再現性のあるスイングがあって初めてできるもの。

 もっと言うと、、やっぱりスコアメークの要はパター!!3メーターぐらいから10メーターぐらいのバーディーパットを4日間で何回入れられるのか?がツアートーナメントの世界。

 トーナメント観戦をしていると、パターが入るかどうか?それを固唾を呑んで見守るのが楽しいわけであって、ドライバーショットはあくまでもコントロールできているかのほうが重要になってくるのがトーナメントの世界。

 自分がプレーしていると飛距離は気になるものですが、観戦している側からするとパターのほうが大切だと感じる。

パターをたくさん入れるってとても大変。

 ドラコン選手のなかには、競技ゴルフで上手く行かなくて、たくさんの種目の練習するのが疲れてしまったからドラコン選手に成った人もたくさんいるのは事実ですし、ドライバーが凄く飛ぶだけではツアートーナメント選手には成れません。

 時として、ドラコン選手の技術が巷で流行ったりしますが、やはり時間が経つと流行りは終わる。

 何故かと言うと、ドラコンの技術というのは諸刃の剣。スイングの安定性、スイングの再現性を結果的にボロボロにしてしまうことのほうが、、多い。

 いやいや、楽に飛ばせられるなら、そのほうが軽く打った時に飛ぶから、飛ばしの練習は意味は有る!
という意見もあります。

ちなみに私もそう思います。

 理想論を言えば、飛ばせるだけ飛ばせるようになったほうが上手くなります。飛ばし方を深く知ることは、結果的にスイングのことを深く理解することになるからです。

 但し、余程の自制心がある人に限ってはという限定的な話しになってしまいますが、、

 飛ばしの練習をして、コントロールを磨いてを交互に練習できる人は、飛ばしの練習は絶対にしたほうがゴルフの極みに近づくことでしょう。

 でも、物凄い振って練習して、その後に軽くリズムカルなコントロールショットをできるようなレベルの練習は元々上級者でないとできませんし、そんなことができるならパープレーでプレー出来ているはずです。

 全力でドライバーを打って練習した後にスイングがめちゃくちゃになった経験はありますか?めちゃくちゃになったまま帰るのではく、軽く打ってスイングを整えてから帰る。めちゃくちゃになった後にスイングを許に戻すことできますか?

 だから飛距離アップの練習はとても怖いのですよね?

 そしてこのテーマの話しの落ちを書いて、このテーマを終わりにしたいと思います。

 ツアートーナメント選手のスイングにあって、ドラコン選手のスイングに無いもの?

それを考えてみたら答えは出てきます。

それは、コントロールと再現性。

ドラコン選手は物理と科学の世界。

 ドラコンはインパクトまでのヘッドスピード、打ち出されたボールスピード、ボールの打ち出し角度、ボールの回転数。

 全身の筋肉を限界まで使い切って、限界ギリギリのなかでの勝負。

 逆に言うと、陸上競技の投擲種目と同じで、毎回良い記録なんて出るわけがない。

集中力や興奮するレベルや心理状態にも左右される。

毎回限界ギリギリで安定なんてするわけありません。

 ツアートーナメント選手のスイングは、まずは同じ球筋が何回打っても打てることが大前提。

 そのためには、少し控えめに、余力を残して、自分のスイングの隅々まで神経を張り巡らしてスイングをコントロールしなくてはいけません。

 そして、、ツアートーナメント選手とドラコン選手の決定的に違う所は、、アプローチ。

 何故?ドライバーを飛ばせても、アプローチは上手くならないのか?

 それは、インパクト以降のクラブのコントロールの技術、考え方が全く違うから!なのです。

 ドラコン選手からアプローチをレッスンして欲しいと思いますか?

 ドラコン選手が上級者やプロゴルファーにアプローチをレッスンしているのを見たことはありますか?

 アプローチはクラブの抜け、クラブの振り抜く方向、クラブの最後の納め方が要です。

 簡単に言ってしまうと、ドラコンはインパクトまで、ツアー競技はインパクト以降のクラブの使い方の世界、といえるわけです。本当はそんなに単純じゃありませんが大きく考えるとそうなります。

 よくドラコン選手の中で、飛ばしに必要なのはインパクトまでで、インパクト以降はどうでもいいというドラコンスイング理論を説いているケースがありますが、4日間のツアートーナメント競技でインパクまでだけを意識してスイングしていたらミスのオンパレードになってしまいます。

 傾斜地からどうクラブを振り抜くのか?疲れてきたり、スイングの調子が悪くなってきた時にもスコアメークをするためには、インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂びを知らなくてはいけません。

インパクト以降のクラブの振り抜き方の侘び寂び、、、

 クラブの軌道のことをクラブパスといいますが、物凄いスピードになるダウンスイングからフォロースルーのクラブパスと飛んでいくボールを精密に噛み合わせることは簡単ではありません。

 皆さんもドライバーを練習していて、どうやって振ればいいのか?なんで急に思いもよらぬ方向に飛んで行ってしまう時があって、その理由が全く分からない?ようなことは沢山経験してきましたよね?

 闇雲にめちゃくちゃ速く振って、凄いスピードでクラブをボールにぶつけた所で、物凄い勢いで何処かに飛んでいってしまうだけで、ボールをコントロールする感覚は絶対に生まれません。

 コントロールというのは、ダウンスイングからフォロースルーのバランス、振り抜き方の技術ののノウハウを知らなくてはコントロールは出来ません。

それは、皆さん練習してきて分かってはいますよね。

 でも、その振り抜き方の侘び寂びが全然分からない、、練習していてそう思いませんか?

 私がコントロールショットや、アプローチを上級者やプロゴルファーにレッスンするときには、まずは見本として打って見せて、その後に手取り足取り体で教えることを良くします。

 その時に、インパクト以降のクラブの振り抜き方をレクチャーする為には、余程の修練を積んで来なくてはいけません。

例えば、ドラコン選手がレッスンに来たとしますね。

 めちゃくちゃ飛ばせるし、飛ばしの技術は理解していることは重々承知なわけです。

ではアプローチをしてくださいと、ドラコン選手に言うとどうでしょうか?

 ヘッドスピードが速くないアプローチの世界では、ドラコンの技術は全く関係ありませんよね。

そこでドラコン選手に何が足りないのか?というと?

 そうです、クラブを振り抜くヘッドスピードが少なければ少ないほど、インパクト以降の振り抜きかたの技術が必要になってくるわけです。

 いつでもどこでも、気楽に寄せられるアプローチをレッスンするためには、飛ばしの技術とは全く別の世界のリズムとコントロールの世界を研究して学ばなくてはいけないのです。

 この話を聞いても、飛ばしたい、飛距離を伸ばしたいというのでしたら、スコアメークは辞めて飛ばしだけを追求すればいいのです。

それがドライビングコンテスト競技。

スコアが気になる?

それならまずはドライバーを飛ばす前にやることがある。

 リズムやテンポを安定させてコントロールすること、アプローチやパターを先に上手くなること、ある程度体調を管理して健やかな体をキープすること。

 スコアが安定していてゴルフにマンネリを感じてきたら、安定が無くならないように飛距離アップをすること。

 飛距離アップの練習をしていてスコアが悪くなったら、飛距離アップは辞めて、コントロールの練習に戻ること。

 ツアートーナメント選手はパープレー以上の良いスコアでプレーしながら、その中で飛距離を出していくのですが、4日間連続で続く試合の中でドライバーの飛距離を出すということは、とんでもなく大変なことだということは、誰でも想像はできます。

 ごく少数のツアートーナメント選手はドラコン選手の技術を取り入れてみようとすることは無くは無いのですが、同じリズムで同じテンポで精密なコントロールをし続けることのほうが大切だと思っているツアートーナメント選手のドライバーの飛距離の考え方と、ドラコン選手の飛距離の考え方は違うわけです。

 もっと言うと、、4日間パープレー以上でプレーする為には強靭な忍耐力と体力のペース配分とパターのラインを読み切り続ける集中力、精神力が必要なのです。筋力トレーニングだけでは足りない、それ以外のトレーニングも必要なのがツアートーナメント選手の世界。

 一番難しいのが、、パターのラインを読み切り続けること、、

 こうやって、具体的に違いを書いてみると、闇雲にドライバーを飛ばせるように練習してもスコアとは直結しないという理由が分かっていただけたのではないかと思います。

 ちなみに、私のレッスンを受けている方達は私が趣味でドラコンの練習をしていることは有名です、、

 なんでドラコンの練習をしているのか?というと、、楽しいから!そして、、最新ドライバーと最新シャフトのテクノロジーを味わえるから!というだけの理由で独り勝手にドラコンを楽しんでいます。ゴルフクラブオタクの私にとって、最新ドライバーを楽しむために飛距離アップの夢を見ることは絶対に必要なので、こればかりは誰から何を言われようが続けるつもりです。

 ドラコンは怪我したり、スイングの調子が悪くなるから、ゴルフコーチとしては皆さんにおすすめはしません。

 自分は気持ちよく好き勝手にドライバーをぶん回してるのに、人にはスコアメークをして下さいなんて、虫が良すぎる?

 いやいや、私は競技ゴルフをレッスンするコーチなので、どれだけドライバーをぶん回したとしても、いつでもある一定のレベルのコントロールショットはできるように、日々訓練はしています。

 コントロールショットの練習9割、ドラコンの練習1割といった感じで練習しているのですが、それが私の練習の内訳です。

 コントロールができないのに、ドラコンの練習をする?なんてそんなことはしませんし、ありえません。

 ゴルフは色々な角度から考えていくと、結局はパーを取ることが目的のスポーツです。

パーが取れないのに?飛距離アップ?

パーがとれないなら!まずはアプローチとパターでしょ?

 ポールのコントロールが出来ないのに、飛距離アップしようとしてるなんて、、

練習の順番は大切だとは思いませんか?

スコアメークはスコアメーク、飛ばしは飛ばし。

スコアメークして飛ばしたい?

 それなら、どれほどの練習をしなくてはいけないのか?想像をしてみてください。每日でも足りないぐらいになってしまいます。

 そうプロゴルファーの世界になってしまう。每日練習していても一流になれるのは一握り。
ほとんどのプロゴルファーはどうやったら結果が出るのか悩んでいるのです。

それだけゴルフは難しいスポーツ。

 楽しむゴルフで、そこそこのスコアでいいなら、限られた時間のなかでバランスよく練習すれば済む話し。

 私のこのブログを読み返してみれば、そういうことがいっぱい書いてありますので、忘れてしまった人や、読んでいない方は是非とも読み返してみてください。

書いても書いても書き足りない、、

ゴルフのことを書き始めるとどれだけでもかけてしまう。

ゴルフは本当に奥が深いですね。

→→おわり←←

 
2023年10月18日 07:11

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