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ツアートーナメント選手とドラコン選手の求めるスイングの違いpart3

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 ドライビングコンテストでドライバーの飛距離を競いあう、ドラコン選手達の求めるスイングは?

 それはとにかく、ヘッドスピードと打ち出されるボールスピードを限界まで上げること。

 ドライバーの飛距離の三代要素は、ボールスピード、インパクト時のボールの打ち出し角度、飛んでいくボールの回転数。

 もちろんドラコン用のスイングを身につける必要はありますが、ヘッドスピード、ボールスピードをまずは極限まで高めなくてはドラコン選手になることはできません。

 ドラコン競技はヘッドスピード58m/sから68m/sの世界。

 ヘッドスピードのことについてあまり知識が無い方へ説明すると、
m/sとはメーターパーセカンドと読み、1秒に何メーター進むのか?という速さの単位です。

日本女子プロゴルファーで40m/s〜45m/s、
日本男子プロゴルファーで48m/s〜53m/s、
アメリカ男子プロゴルファーで51m/s〜58m/s。
アマチュアゴルファーとしては、
女子で31m/s〜38m/sぐらいで距離に換算すると130ヤードから210ヤード、
男子で37m/s〜46m/s180ヤードから260ヤード
の中でゴルフを楽しんでいるという感じです。

 アマチュアゴルファーでプロゴルファーと同じぐらい飛ばせる人は、いわゆる飛ばし屋と飛ばれる人達ですが、前回の回で説明した通りプロゴルファー達は余力を残して精密にコントロールして飛ばしているので、同じ飛距離でも性質が異なります。

 どうでしょうか?ドラコン選手達のヘッドスピードの凄さが少し理解できましたか?

 ドラコン選手達のドラコンの練習の基礎は筋肉トレーニングをしてヘッドスピードをひたすらに上げること。ヘッドスピードを上げきったら、弾道計測器でボールスピードとボールの打ち出し角度とボールの回転数とにらめっこしながらスイング軌道の修整をすること。ヘッドスピードを上げきらなくてはドラコン競技へ参加できません。

 それに対してトーナメントツアープロはアプローチの感覚、精密さを見失わないことが大前提でドライバーの練習をするわけですが、ドラコン選手達のスイング練習はドライバーの一発の距離を求めるので、練習の内容は全く違うわけです。

 もともとゴルフというのはスコアを競うスポーツなので、
そのスコアをの為にアプローチ、パター、バンカー、深いラフからのショット、そして傾斜地からショットをコントロールすることを、まんべんなく隈なく練習しなくてはいけないから難しいわけですが、ドラコン選手は選手としてはドライバーの飛距離だけ練習するので、私は陸上の投擲種目とドラコン選手は同じジャンルのスポーツだなと考えています。

 陸上の投擲種目の選手は体格に恵まれた人しか大会の上位にはいけませんが、ドラコン選手達は、ドライバーという道具を駆使しなくてはいけませんので、そういう意味ではテクニカルな要素もあるのがドラコン競技。

 ただ、結局ドラコン選手も世界大会になると、、体格勝負になってしまい。身長190センチの腕が長くて筋肉モリモリの選手達に、日本のドラコン選手達はため息をつくばかり、、やっぱり陸上筋肉の投擲種目と同じなのか?というのが今の現実です。ハンマー投げの室伏広治さんがドラコン選手をしていたらドラコン世界大会にいけたのでは?と私は想像してしまいます。

 そんなドラコン選手達のスイングのタイプは、

全身筋肉バネ人間になってパワーでねじ伏せるタイプ、

体幹を極限まで鍛え上げて腕やシャフトのしなりで飛ばすタイプ、

スイングの効率が良くバランス良く総合的に飛ばすタイプなど、
ドラコン選手にもタイプが分かれます。

 いづれにしても体幹の強靭さがなくては飛ばしを楽しむことはできませんので、どのタイプでも体幹の強さを持っているかが飛ばしの大前提となります。

 ただ、ドラコン世界大会ともなると全てのタイプを兼ね備えていないと優勝できませんので、ドラコンは奥が深いとも言えますね。

 ドラコン競技の世界記録は、、なんと、、
マイク ドビン選手の551ヤード、、

 マイクドビン選手は身長203センチ体重140キロ。最高ヘッドスピードは、、73m/s。

 なんというか、、ここまでくると陸上競技の投擲種目の金メダルを取るぐらいの身体能力、、

 室伏広治さんみたいな日本人が現れて、ドラコンをしなくては世界のドラコンには通用しないのか?

 
 次回は、トーナメントツアープロのスイングと、ドラコン選手のスイングを具体的にテクニカルな要素を踏まえて説明していきたいと思います。今回はあまり長く説明しても、アマチュアの皆さんは実感しにくいことでしょうから簡単に説明していくつもりですが、皆さんにとってのドライバーのコントロールとパワーの折り合いを理解するためには必要なテーマかもしれませんので、是非とも最後まで読んでいただけたらと思います。

→→つづく←←
2023年10月06日 22:59

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