ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part9
Cさんタイプの説明をするまえに、一生懸命にやっていた趣味などを、何で辞めてしまうのか?飽きてしまうのか?を考えてみようと思います。
前回の回の質問を皆さんなりに考えてみていただいたでしょうか?
では、私の考えをお話ししていくことにします。
なんで辞めてしまったのか?飽きてしまったのか?
それは上達が止まって楽しく無くなったから、
勝てなくなるから、
評価が上がらないから、
だからやる気が無くなって飽きてしまう。
では、それはなぜなのか?
それは、結果的に合理的な理に適った技術を身につけられなかったから。
では、何故合理的で理に適った技術を身につけられなかったのか?
それは、正しい技術を身につけるための基礎という土台がきちんとしていなかったから。
きちんとしたものに、きちんとしたことを重ねていかなければ、いつかは重ねても剥がれ落ちる時期がきてしまいます。
だから基礎って大切なのですね。
年数が経てば経つほど、その基礎の質、覚えた基礎が理に適っているのかで、年数が経ってからもそこから上達するかどうか?、成長するのか?が決まってしまいます。
あと、もう1つ大切なことがあるのですがこの話しを読み終えた時に理解出来ているはずです。
もう1つ大切なこと?
もっと分かりやすく例えましょう。
世界中からどんなチームを組んできても、どんな機材を持って来てもいいので、決められた同じ形のティッシュペーパーと同じぐらいの大きさの積み木を縦に積み上げていく大会があったとしまします。
優勝償金は100億円。大会の期間はまるまる1週間。
積み上げて30秒キープできたところまでを記録とし、この後崩れても何度でもやり直しができるとします。
もちろん1つ1つの積み木は精密に少しの歪みもない全て同じ形の立方体と仮定します。
積み木を縦に積み上げる場所は、土、小石の荒れ地。もちろろん自然の大気の風も少し吹いている環境です。
積み上げるための土台も自分達で整地して設置しなくてはいけません。土台の素材は木の板でも、鉄の板でもなんでも構いません。荒れ地の上に直接積み上げてももちろんオッケー。
では、どういういったチームが優勝するのでしょうか?
Aチーム
とにかく平坦そうな場所に木の板を置いて、何度も何度も体当たりで積み上げてくチーム。
崩れたらとにかくやり直すことを繰り返す。
きっとこのチームは一週間あるのにもかかわらず、最初の数時間で崩れてしまうパターンが決まってきて、数日経つと諦めてしまうことが予想されます。
Bチーム
ある程度きちんと水平器を使って土台を作って、時間をかけてゆっくり、ゆっくり丁寧に積み上げていくチーム。少し手先が器用で、体力、気力、集中力は人並み以上の人が集まったチームがこのBチーム。
きっとこのチームは一週間あるうちに、何回か積み木を崩して、何回目かに数日かけてかなり積み木を積み上げていくことになるでしょう。
でも、かなり積み上げたときに、ほんの僅かな風によって、あっーー!!くそーー!!バシャーーんと高く積んだ積み木が崩れ去ることが予想されます。
Cチーム
優勝償金100億を狙って、世界中からその道のエキスパートを集めてきたチーム。
構造計算する人、精密に水平を測る機械のスペシャリスト、世界中の世界遺産を何年も何年もかけて修復している職人の鏡のような積み上げ係りの職人。
そして、、、自然の風から積み木を防ぐための壁を即座に作り上げていくその道のプロ。
きっとこのチームは、積み木を積み上げる前の土台作りに数日かけることでしょう。
超精密に1ミクロンも違わない水平を測りだし、磨きに磨いた鏡のような鉄の板をその上に置くまでに時間をかける。
そして、土台ができたら積み上げるプロが時間をかけて積み上げていく。
そして、そして、積み上げるのと同時に風を防ぐための周りの壁も作り上げていく。
どこまでも積み上がる積み木は一週間経っても、積み上げている最中で時間終了となることも予想されます。
はい、どのチームが優勝するでしょう!?
ってC チームに決まってますよね。
こんなの当たり前です。
では、これをAさんタイプ、Bさんタイプ、Cさんタイプに置き換えてみてください。
その中でも、Cチームが土台を作るのに時間をかけたことが、ゴルフのなかでは基礎の練習。
経験豊富な職人が積み上げるのが、経験豊富なコーチがレッスンしていくということ。
そして、何よりも風を避ける壁を作る作業が何よりも大切。
その風を避けることが、ゴルフだと余計な情報やアドバイスを避けることと同じになるのです。
この例えのなかの風というのは、余計な情報やアドバイスのことの例えだったのです。
以外と、この風を避けることと同じである、余計な情報、アドバイスを避けることがきちんとできる人が少ないのが、ゴルフの世界。
どれだけ丁寧に積み重ねても、手間ひまかけても、それを崩してしまうのが吹き荒れる風、そう、余計な情報やアドバイスなのです。
凄く活躍していたプロゴルファーが、突如調子を崩すしてしまって、成績が低迷して、成績が戻らないケースはよく聞く話です。
その理由の多くが余計な情報と余計なアドバイス。
私は、プロコーチとしてそのような、調子を壊してしまって戻らなくなってしまった一流選手に何が大切だったのか?と深く考えてきました。
輝かしい未来が途端に陽炎のように消えてしまうという、とても残念でもったいない出来事が多く起こってきてしまいました。
そういうことを考えた先に私の辿り着いたコタエは、その人その人の良いところ、いい癖を守ってあげることが一番大切だということ。
余計な情報や、アドバイスを聞いてしまうと、自分の良いところ、直してはいけない良い癖のまでも、直そうとしてしまう。
そういうときに、優しく諭すように、無理に変えないで、そのままいつも通り、自分らしく戦えばいいんだよと、語りかけることが一番大切なのではないかと思うのです。
それでは、話しをCさんタイプの説明に戻しますね。
→→つづく←←
2023年09月14日 07:57