ゴルフ場で打ちやすいスイングに成りたい!?part6
ゴルフが本当に上手くりたいのでしたら、まずは目標スコアを安定させることが最優先に練習していかなくてはいけません。
スイングを良くしたい、
綺麗なスイングを作りたい、
という目的だけだとスコアは全く安定しません。
何故ならどれだけスイングを良くしても、本番コースでは、ほとんど思う通りにはなりませんから、思う通りにいかない中でどうやってスコアメークをするかどうかを学ぶことのほうが、スイングを作るより先に覚える必要があるからです。
ミスは絶対にするという前提で、アプローチとパターでリカバリーしてパーとボギーをとる。
スイングというものは複雑で、上級者でも、プロゴルファーでも完成はしません。この世の中でスイングを完成させているプロゴルファーはいない。それほどまでにスイングというものは複雑で難しいのです。
その完成しないなかで、今はこのあたりで折り合いをつけておく。そして、その折り合いをつけたスイングで少しはスコアメークをしておかないと、どんなスイングが実戦で打ちやすいのかが、ずっと分からなくなってしまいます。
悩んでスイングを作り上げている最中に折り合いをつけてスコアメークをすることと、
スイングを完成させることを優先して、こだわりすぎて結果に繋げることができないことの違いが分かる人は、結果に繋げられる人。
ゴルフだけでなく、仕事でも勉強でも結果に繋げることは同じ。
上手く行かないなかで何かのかたちにしていく。
理想ばかり言って、結果に繋げられない人は、結果に繋げるための色々な要素の折り合いがつけられない。
スコアメークができないゴルファーは、とりあえずスイングを綺麗にしておけばいい、とりあえず何かの練習ドリルをしておけばいい、と実戦に繋げるための努力や工夫を怠ってしまっていてスコアにならないのです。
ただ、練習場に通っていたらいつかはスコアが良くなるだろうなんて考えでは、折り合いや工夫をしないかぎりコースでは打ちやすくなることはないのです。
英語は喋れないけど、もっと単語と文法を覚えたらいつかはしゃべられるようになるだろう、、、どうですか?単語と文法だけを覚えて上手く話せるようになりますか?
英語を喋るための練習と、文法を覚えるのはどう違いますか?
それと、実戦のためのスイングを作るのは、全く同じなのです。
ただ練習場に沢山行きさえすれば上手くなるという考え方と、学校に行って英文法を6年間しっかり覚えたら喋られると考えるのは同じ。
実戦のためのトレーニングは、別にしていかなくては実戦で役に立つ実力はつかないのです。
完成はしてないけどスコアメークはできる折り合いをつけたスイングと、
理想を求めた究極のスイングと違う2つのスイングを同時に作っていくのが、
プロゴルファーの世界なのですが、スイングの折り合いを作れず、究極のスイングを求めすぎると、プロゴルファーでも成績がガタ落ちになるのです。
今までに、結果が出なくなってしまったプロゴルファー達は、上手くいないなかでも結果を残せるような折り合いをつけたスイングと、
自分にとっての妥協しない究極のスイングが混合してしまい、スコアの折り合いをつけられなくなってしまったのです。
だから、一人で練習するより、冷静な判断をするコーチをつけたほうが結果的に対して折り合いがつけられるので、スポーツ選手として息が長くなるわけです。
結果を出しながら、改善する。結果を出しながら究極を求める。
一人だけで沢山練習している時に気をつけ無くてはいけないのが、コースではできないような難しいスイングの練習をしないこと、
飛距離ばかり気にして実戦のための練習をする習慣が無くならないようにすること、
と言ったように練習場のための練習場だけでしか出来ないスイングを練習しないようにすることです。
私は、ダブルボギー以上はほとんど打たない。結構パーはとれる。ボギーを減らすためにショット力を上げなくてはいけない!というレベルの人は、今回のテーマのお話しは聞かなくても、自分できちんと練習できて来た人です。
バランスよく練習しなくては、こういう事はなかなか言えることではありません。
そうでない人は、今の練習を続けていても今のまま。実戦のためのトレーニングはまた別でやらないといけない。
練習の内容を余程工夫しなくては、スコアという数字は変化しません。
スコアの良し悪しは、練習の内容の点数と置き換えて考えてみること。
単調な練習では点数が悪くなり、バランス良く練習すると点数が良くなる。
勉強や仕事の効率を上げるのも同じこと。バランスが大切。
スコアが良くないなら、練習のバランスが良くないということだから、スコアが良くなることから逆算して練習すること。
スコアが良くなることを切実に考えているのなら、難しいスイングの技術なんて後回しになるはず。
スコアが良くなることから逆算して練習するのと、コースに行ってみなければ打てるかどうか分からない練習するのと、
何が違うのか?どのように練習の内容が変わるのか?
人は自分のことだと理解できないことでも他の人のことだと客観的に、冷静に理解することがあります。
ある一説では、専門家やその道のエリートでも自分のことになると、チンパンジー並みの判断しかできなくなるという研究結果もあるそうです。自分に対して冷静に判断することは専門家でもなかなかできない。
だから、分からないことでも、別の例に例えると客観的になり分かりやすくなります。
Aさん、Bさん、Cさんと分けて、特徴的なそれぞれの練習の考え方を分かりやすく書いてみます。
最初は別の人だと思って読んでみて、後から自分がどれに当てはまるのか考えてみる。そうすると、自分のことを客観的に見つめられるようになるきっけになるかもしれません。
Aさん
「オレは中途半端が嫌いで、やるからには極めたいタイプの性格をしてるんだよね。時間がかかってもいいから1から順番にきちんとスイングを作り上げていく覚悟はできている。例えスコアに直に繋がらなくても、綺麗なスイングでないとオレ、嫌だから、綺麗なスイングが出来上がるまではスコアはお預け。意外と、オレ忍耐力結構あるし、上手くなる気しかしない。人の可能性なんてインフィニティ。趣味なんだし、究極的に理想を求めるマインドがないとゴルフなんて飽きちゃうよ。
でも、月に1回しかゴルフには行けねえ。その分、練習は仕事の後とか、休みの日にいっぱいするから、絶対に上手くなること決定。めちゃくちゃ練習場には行ってる。早く綺麗なスイングになって、ドライバーも皆が驚くほどのビックドライブ実現したい。
ん?そういえばゴルフ初めてから3年経ってた。なんでコースだと練習してることが全くできないんだろ。不思議。でもオレは綺麗なスイングが再優先。この哲学、絶対に曲げねえ。もっと練習場でめちゃくちゃボール打てば、いつかはオレ覚醒して、光輝くと思う。」
Bさん
「私は効率を求めるタイプ。無駄なことを頑張るのは好きではないので、結果に繋がることばかり練習したいと、日々、効率的に工夫をしています。無駄なことをしないためには、コースになるべく行って、出来なかったことをいっぱいメモして、その実戦での問題点の解決を再優先に取り組むようにしています。次のラウンドでスコアメークに繋がることが練習では大切。上達の効率を上げる為には小さなミスは後回しで、大きなミスをしたところだけ反省する。アマチュアは日々の生活のなかで練習時間は限られているしね。限られた時間のなかで実戦的な練習を続ける毎日。でも自己流だからスイングの癖が残る。いつかは綺麗なスイングをしてみたいなぁー。自己流には限界があるのだろうなぁー。」
Cさん
「オイラは何をしても中途半端。体は丈夫で少しはチカラあるけど、どんくさいし、自分では何もできない。何か言われないと、自分からは何もしないタイプだから、1人で練習場で練習しても上手くなる自信は少しもない。覚えも悪いから、誰か教えてくれるゴルフの先生をきちんと見つけて、ゆっくり何年もかけてマイペースでやりきるつもり。オイラにはなにもとりえはないけど、決めたことは長く続けることならできるから、コツコツ先生の言われた通りにやる。言われたことはちゃんとやるから、できたら優しくて怒らないゴルフの先生がいいな、、、長く教えてもらうなら間違いの無いゴルフの先生を選ばないといけないから、まずは練習より先生探しを頑張ってみる。どうやって探すんだろ?オイラ、本当にゴルフ大好きだし、ゴルフしか楽しみないから、ゴルフに関してだけは言われたことはきちんとやる!と覚悟はしっかりとした。もし良いレッスンがあるなら、そこに投資してみよう。どうせなら、プロゴルファーや上級者も沢山教えてる先生にしてみようかな、、、」
どうでしょうか?
この3人の3年後、5年後、10年後で誰が一番上手くなっていると思いますか?
→→つづく←←
2023年08月25日 07:16