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この世に特に飛ぶドライバーなんてあるのか!?part13

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 続いて、ホンマ。
 
 ホンマといえば、ツアーワールドというブランドで有名ですが、経営不振による事情で、去年から男子契約プロのほとんどが契約解消を迫られました。この出来事が、日本メーカーがいかに苦しい状況下に置かれていることが理解できるかと思います。

 ホンマは2005年民事再生法により経営破綻。ジャスダックから上場廃止され、暗黒の時期を5年間過ごすことになります。
2010年、中国ファンドのマーライオンホールディングスにホンマが買収されることになり、中国の会社になりました。このときのマーライオンホールディングスの役員がゴルフ好きでホンマのブランドに精通していたことが買収のきっかけと言われています。当時、ツアーワールドのブランドが立ち上げられたのは、経営する会社が変わったからなのです。

 2015年、2016年イ ボミ選手が名器ツアーワールドTW727 により賞金王になることで、一時ホンマは勢いを取り戻すことになりますが、やはりゴルフ界の市場縮小の打撃を受け、ホンマの製品開発に勢いが無くなってしまいました。

 中国の会社になってしまったということを知っている人は少いのではないでしょうか?

 2010年以前、ホンマが倒産する前の山形県酒田市の酒田工場で作られた職人の手作業で作られたシャフトが高価で、1セット70万円というものがあったことが懐かしいものです。買収した中国ファンドもこの工場だけは、ホンマの象徴なので残すことに決定し、今でも酒田工場は存命しています。

 横浜ゴムのゴルフブランド、プロギア。

 プロギアといえば1984年からヘッドスピードを元にクラブのシャフトを決めることを常に提案してきたメーカー。
今では当たり前になっていることですが具体的にヘッドスピードでシャフトを区別することは昔は革新的なことでした。
 分かりやすくいうと、速く振れる人はこれ、速く振れない人はこれといったアバウトな感じで選んでいたのを、ヘッドスピードで選んでもらうということをしていたのはプロギアだけだったのです。ヘッドスピードを数字にすることも昔はしていませんでした。
 小平智選手、谷原秀人選手、矢野東選手がプロギアと契約をして、プロギアの販売促進をしてきたきたことで有名ですが、2020年からやはり、横浜ゴムもゴルフ部門を縮小し、契約選手をサポートすることが困難になり、メジャーな選手達が離れてしまいました。
ですが、2023年から谷原秀人選手がRS JUSTというブランドモデルに惹かれ、また再び戻って来ることになり、少し話題になっています。
 谷原秀人選手は去年、海外のトーナメント機構であるLIVゴルフを優先して、選手会長の立場をないがしろにしてしまい、バッシングを受けてしまいましたが、また成績を上げて名誉挽回をしてほしいものです。彼はいい性格をしているのに、少しぶっきら棒な所があります。第一線にいるうちに日本のゴルフ界のために一花咲かせてくれることを信じています。

 ちなみに、最近では、RS JUSTの3番ウッドがプロゴルファーのなかで人気があり、試してみる価値は多いにありそうです。私もコースで今度試してみるつもりです。

つづいて、マルマン。

 マルマンといえば、日本バブルに栄え、あの高級ブランドマジェスティが有名です。フルセットで揃えると100万以上します。
 高ければ高いほど買うタイプの人が、この世の中には少数派として存在していますので、一番高いのが一番いいんじゃない??それくださいな、と売れているブランドです。
 気をつけなくてはいけないのが、本来どこのメーカーも定価で最新モデルで揃えても55万円程で揃います。それに対して、今のご時世、割引は絶対にしますので新品で45万円程。それに対してとにかく一番高いがいいかもしれないから、100万円のマジェスティセットを買おうとする人は少し考えてから買うようにしてください。
もちろん、マジェスティというブランドを好きなら別ですが、私は過去のマジェスティの色々なモデルをたくさん打ったことがありますが、飛び抜けていいと思ったことはありません。
 たくさんのメーカーを説明してきましたが、高ければいいというわけではないことは、今回のテーマで、もう言わずもがなですね。

 マルマンさんに一言。過去にツアーコンダクターとかベリティみたいな、いい製品を作っていたのですからマジェスティだけに絞るのではなく、芹沢信雄プロが契約していたあの頃の情熱をまた取り戻して欲しい!私はそう願います。ツアーコンダクターはいいブランドでした!

 フォーティーン。

 フォーティーンのメーカーイメージは、今ではアイアンとウェッジのメーカーという印象が強くなってきましたね。
 2010年にアイアンの溝に規制が入ってからと、創設者竹林隆光さんがお亡くなりになった時に、売れ行きが少なくなっていきましたが、アイアンウェッジのファンはたくさんいますので、継続して新製品を出し続けるように私は応援します。

 1981年、フォーティーンはクラブデザイナーの故人竹林隆光さんにより立ち上げられました。フォーティーンといえば竹林さん。中空アイアンの設計と、長尺ドライバーは有利だと昔から主張していたのですが、今となっては当たり前になってしまいました。40年も前から中空アイアンと長尺ドライバーの構想を持っていたということは、先見の明があり、穏やかな人柄とは裏腹に、情熱を持ち得ていた人だと分かります。

 私は竹林さんに直接お会いしたことがあるのですが、上品なインテリタイプで、物静かな方でした。その当時、アマチュアエンジョイタイプの人には、ユーティリティより7番ウッドをすすめること、上級者を目指す人はユーティリティーがいいと言っていたことを鮮明に覚えています。素敵な人でした。

最後に、地クラブメーカー。

三浦技研、
エポン、
Jビーム、
Masuda goif、
エミリッドバハマ、
フソウドリーム、
カムイワークス、
ジャスティック、
グランプリ、
など日本各地に拠点を置く、量販店に製品が並ばない小規模メーカーのことを言います。地域に根ざしながら存続しているので、その土地のゴルフクラブということで地クラブと言われています。地酒というのと同じですね。

 量販モデルに対して、拘って作り上げているので、その拘りに共感した人は、その地クラブのファンになっている人もいます。

 今となっては、ドライバーは大手メーカーの研究技術が突出して進歩してしまったので、地クラブメーカーのドライバーは売れなくなってしまいました。でも、モデルによっては名作もあり、飛ぶ地クラブのドライバーはいくつか存在します。
 もともとアイアンの鍛造や研磨の製造技術が高い地クラブメーカーは、アイアンに関しての精度は天下一品なので、大手メーカーから製造委託を受けて作り上げてきたモデルも多数存在します。その技術を知る人にとっては喉から手が出るほど欲しいアイアンモデルもあり、大手メーカーから発売されているものの、製造は委託された地クラブメーカーだったりすると、とても売れます。

 三浦技研と、遠藤製作所のブランドであるエポンは、数々のアイアンの名作を作り上げてきたことで有名ですし、どんなアイアンが三浦技研や遠藤製作所で作られてきたのかを調べてみると面白いですよ。

 私が20年前、テーラーメイドのファイアーソールというブランドを使っていたのですが、それが三浦技研による製造だったことを覚えています。とても素晴らしく、そのアイアンで試合の成績が良くなったことから、三浦技研の技術の凄さを実感しました。そこから三浦技研のアイアンのファンになりました。三浦技研のモデルは5つ以上所有したことがありますが、当たり外れがなく、いいアイアンでした。
 タイトリストの鍛造モデルのアイアンは一時、遠藤製作所が製作していたこともあり、その時のモデルは素晴らしかったとはクラブマニアのなかでは有名です。

 
 はい、これでクラブメーカの説明終わり。長かったですね。
 説明できなかったゴルフクラブメーカーもたくさんありましたが、市場で主要なメーカーを私なりに説明してみました。

 次回、まとめのお話しにて、このテーマは終了です。私の本音の意見を書いて終わりにしたいと思います。

→→つづく←←
2023年03月25日 13:43

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