この世に特に飛ぶドライバーなんてあるのか!?part4
ではテーラーメイドについてお話ししていきます。
テーラーメイドと言うと、何と言っても、タイガーウッズ選手、 マキロイ選手、シェフラー選手が契約しているキングメーカー。
世界のスーパースター達が試合で使用していますので、テーラーメイドの性能がいいということは既に証明されていますよ。皆さん何か自社製品に問題ございますでしょうか?というメーカーです。
私にとってタイガーウッズ選手は、スーパースターなので、タイガーウッズ選手が使っているものに対して文句は言いません、というスタンスをとっています。ということでテーラーメイド社に対しては、常に好意的です。
ただ、2021から2023年にかけて、私はテーラーメイドの製品の数々を試しに試したのですが、テーラーメイド社に思う所はいくつかあります。
後ほどそのことを詳しくお話ししますが、テーラーメイドの上級者モデルに関しては、間違いなく凄い性能なんだけど、、使い手を選ぶ要素があります。
もともと、テーラーメイドといえば、ゴルフ界に1979年からメタルウッドを普及させたことで有名です。
メタル?金属?ん?チタンじゃないの?
と思っている人は、ゴルフを始めたのが比較的最近ということになります。
メタルというのは、ステンレス、いわゆる鉄!ですね。チタンはチタニウムなので、鉄ではありません。正確に言うと合金になるのですが、そこまで取材して話すとなると、パート10まで言ってしまうので、合金の種類とか比率の話は、割愛させていただきます。
そのメタルとチタンの前はの素材は?
それは、パーシモン。パーシモンっていうのは柿の木です。柿の木を乾燥させて、削って、打つフェース面に、樹脂の板を装着しているクラブを打っていたのです。
今のクラブも個体差はありますが、木なので、さらに個体差が激しく、当たり、ハズレのクラブが顕著に表れてしまっていました。
パーシモンの時代は240ヤード飛ばせたなら、プロゴルファーでもかなりの飛ばし屋だったのですが、メタルドライバーで270ヤード、今のチタンドライバーで300ヤード。
プロゴルファー達の飛距離は約30ヤードずつ何十年もの時間をかけて、時代と共に変化してきたのです。
そのパーシモンからメタルドライバーに変えてしまった、ゲームチェーンジャーのメーカーがテーラーメイドなのです。
日本でメタルウッドをいち早く使って、賞金を稼ぎまくったプロゴルファーが、ジャンボ尾崎さんなのですが、ジャンボ尾崎さんは元々プロ野球選手のピッチャーだったことは有名ですね。
当時メタルウッドは日本では開発されていなかったので、テーラーメイド社のドライバーをジャンボさんも使っていました。そして、後日書く予定のブリジストンのメーカーでツアーステージというブランドをジャンボ尾崎さんは、昇華させたのです。
メタルウッドが普及したてのころ、パーシモンに愛着がありすぎる人達からは、邪道だ!コントロールなんてできないだろ!パーシモンの打ち味の気持ちよさと言ったら最高なのだから、パーシモンを使わないゴルフなんて、醤油のないお寿司みたいなものだ!と言われていたのですが、
破天荒なジャンボ尾崎さんが、
これ飛ぶよ!飛ぶから俺使うよ!俺先に使っちゃうよ?皆、お先!
って他のプロゴルファーより、30ヤード、40ヤード飛ばして、めちゃくちゃ試合で勝ってしまいました。
それで、日本にテーラーメイドって凄いんだねって改めて深く認知されるようになったのです。
そして、テーラーメイドは、前回紹介したキャロウェイのグレートビッグバーサと市場で20年以上もバチバチに競いあったのです。
だから、テーラーメイドとキャロウェイは今になって巨大な資本を持つようになり、一流選手を囲い込み続けることができているということになります。
会社というものは、何年も何十年も情熱を持ち続けて初めて、一流になり得ることができます。
クラブメーカーに対して、我々、ゴルフクラブファンが応援し続けるのは、
もう進化しないでしょ、飛距離なんて変わらないよ、どれも一緒だよ、
って普通なら思うのに、敢えて夢を見て、敢えて情熱を持って、敢えて新しいことを試すことを、
してくれるからです。
マンネリのなかで、色々なアンチの意見の中で、敢えて何かを続けることは誰にもできることではありません。
テーラーメイドの過去のモデルを話し始めると、発売された製品が多すぎて、とても内容が長くなってしまうので、できるだけ簡単に説明を削って、簡潔に私の印象に残っているものを説明してきたいと思います。
→→つづく←←
2023年02月18日 13:34